江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ゴジラの思い出-ゴジラ(84)。

2012年02月18日 22時31分16秒 | ゴジラ
 ども、昨晩の深夜はテレビで放送していた『青の炎』を観ていた江戸です。一応原作を読んだ事はあるのだけど、ラストシーン以外は忘れていたので、どういう話だったのか思い出せてスッキリ。ただ、トラックに突っ込んだ後のシーンはちょっと蛇足だと感じた(あれって原作には無かったよね?)。個人的にはあのまま問答無用で終わらせてしまった方が、むしろ余韻が感じられて良かったと思う。
 それにしても、原作者の貴志祐介って当時はホラーばっかり書いているイメージがあったので、『青の炎』では「こういうのも書けるのか」と、ちょっと意外に思った記憶があります。『天使の囀り』と『クリムゾンの迷宮』はかなりシャレにならないグロ内容だったからなぁ……。まあ、『黒い家』は大竹しのぶの怪演のおかげで映画の方が怖かったけど……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタがありません。『SQ.19』はやっぱり入荷していないかぁ……。『ジャンプSQ.』は発売日に入荷するのに、『SQ.19』は2日遅れの入荷がデフォなんて訳が分からないよ。まあ、今回の場合は仮に発売日に入荷予定だったとしても、大雪で遅れた可能性が大だけど。
 ともかく、今日は久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ(1984年版)

     
 『メカゴジラの逆襲』で一旦終了したシリーズですが、9年の時を経て復活。この作品自体は昭和の物ですが、後の平成シリーズの一作目にあたる作品でもあります。ちなみに私が劇場公開当時に映画館にてリアルタイムで観た唯一のゴジラ映画。なので、シリーズ中でも特に思い入れの強い作品です。

 で、本作は原点回帰をはかっており、昭和シリーズ後期における人類の味方の正義の怪獣としてではなく、人類にとって絶対的な敵として恐怖の対象で描写されています。実際、世界大戦の引き金にもなりかけていますし、たった一匹で世界中を大混乱に陥れています。つか、近年のあの大事故の所為で、ゴジラのヤバさがより実感を伴って伝わってくるシーンが存在するので、ある意味ではシリーズ中で最も恐ろしいゴジラかもしれません。まあ、公開当時の私が一番怖かったのは、巨大フナムシの怪物・ショッキラスと、その犠牲となってミイラ化した漁師さんの姿でしたがね。

 そんな訳で、昭和シリーズ(特に子供向け路線)はリセットされており、完全に無かった事にされています。なので、本作は一作目の直接的な続編となっていて、30年ぶりに出現した2匹目のゴジラが日本を襲撃するという内容となっています。近代の発展した都市の中で暴れるまわるゴジラと、そんなゴジラに英知を結集して挑む人々の姿が見所です。

 まあ、近代兵器では殆ど歯が立たないのですけどね……(おそらく数百人単位で殉職している方々の姿に思わず涙が……)。ただ、映像としてはミサイルの命中率は上がっている気がする(笑)。昭和シリーズだと明後日の方向に飛んでいく事がかなりあったけど、それと比べると本作では驚くほど外れが少ないです。それと、個人的には首都防衛移動要塞スーパーXがかなり好きなので、これの勇姿も是非観ていただきたい。勿論、最終的には負けますが……つдT)。

 また、ゴジラと相対する日本政府の対応も見所の一つだと思います。近年の災害対策とかにも被る描写もあって、当時から色々と想定していたのだろうなぁ……と、感心させられます。その一方で、情報規制をした結果、被害を拡大させたりしているという初動の失敗はなかなか笑えない物がありますが……。それでも、ゴジラ対策にあたる三田村首相は、諸外国には言うべき事はちゃんと言うし、決断も早くてリーダシップもあったので、現実の政治状況から比べれば非常に羨ましい人材だったと感じますねぇ(なにせトップ同士の話し合いでアメリカとソ連を黙らせたくらいだし)。

 ともかく、シリーズの一作目として独立した話にもなっているので、ゴジラ映画を初めて観る人にはオススメかもしれません。勿論、出来れば初代を観ておいた方が良いと思いますし、シリーズのオマージュと思われる描写も多いので、他のシリーズを観ていた方が楽しめるのも事実ですけどね。特に照明弾に反応するゴジラについては、『ゴジラの逆襲』における「ゴジラは光を憎む」という設定を知ってようやく合点がいった感じ。

 それでは、次回の『ゴジラVSビオランテ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。

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4 コメント

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Unknown (ustet)
2012-02-19 16:34:48
今ならあのスーパーX、もーちょいリアルつーかそれっぽい見せ方できるんだろーけどね。始動の際、風で並木が揺れたり窓ガラスが吹っ飛んだり、スーパーXの“重量感”がないんだもの。
海外の作品なら(と、ここで海外を引き合いに出すのがいかにも昭和オタク的なアレで恥ずかしいけどw)サンダーバードの昔から、そーゆーとこは頑張ってたからね。
あの映画でも、ゴジラ初登場シーン(石坂浩二の美味しい場面w)でどしーん、と地割れ起こして見せたんだし、スーパーXも手抜きしないでほしかったよ。
Unknown (江戸まさひろ)
2012-02-20 00:05:44
ustet 様

>今ならあのスーパーX、もーちょいリアルつーかそれっぽい見せ方できるんだろーけどね。
私はスーパーXよりもゴジラの目の作り物感が気になりましたねぇ。まあ、あの時代の技術では仕方が無いのかもしれませんが。
親父の思い出 (ゆうてい)
2012-02-21 17:56:14
私にとっても、唯一映画館で観たゴジラです。

あまり面白くなかったのですが(笑)、親父に映画館へ連れて行ってもらい嬉しかったです。

むしろVS ビオランテが一番好きなんですよねぇ。

VS ビオランテのヒットにより、植物系の化物が流行ったような気が...。

PC-8801mk-2SR以降用の日本ファルコムのRPG「ダイナソア」で薔薇の化物が出たとき、やたらとテンションが上がりました(笑)。

Unknown (江戸まさひろ)
2012-02-21 23:18:56
ゆうてい 様

>親父に映画館へ連れて行ってもらい嬉しかったです。
私も家族で観にいきました。

>むしろVS ビオランテが一番好きなんですよねぇ。
平成シリーズなら、あれが1番好きという人が多いでしょうね。

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