江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

トップをねらえ!の思い出。

2016年08月19日 22時11分28秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、江戸です。今日は昔のアニメについて語ってみましょうか。


●トップをねらえ!

     
 現在大ヒットしている『シン・ゴジラ』の庵野秀明が初めて監督した作品ですね。序盤は人型ロボットのパイロット養成学校を舞台にした『エースをねらえ』等をパロディにしたスポ魂物でした。それが宇宙に舞台を移し、強大な宇宙怪獣と戦うスーパーロボット物になり、最終的にはウラシマ効果を用いて1万2000年もの時を超える壮大なストーリーが展開されます。

 そんな訳で前半と後半ではかなり作風が違うので、その辺は好みが別れると思いますが、個人的にはやはり主役ロボ・ガンバスターが登場する後半の方が好きですね。ガンバスターは万単位の宇宙怪獣を単独で撃破するだけの実力を持っているので、しばしばロボットの最強論議に名前が挙がりますよね。

 また、最終話における最終決戦が凄い。戦闘描写がほぼ止め絵なんだけど、人類の最終兵器であるブラックホール爆弾(バスターマシン3号)を死守する為の総力戦というシチュエーションが熱過ぎる。そして、ブラックホール爆弾を起爆させる為に取り残され、地球に帰還するまでに1万2000年もかかったガンバスターと、それでも帰還を待ち続けた人類というラストシーンは泣けますなぁ。間違いなく傑作と呼べる作品だと思う。


 そして続編。


●トップをねらえ2!

     
 続編なんだけど、キャラクターデザインやバスターマシンなどのデザインが違う上に、世界観もかなり変わっているので続編としてはなかなか受け入れられないという人もいるかもしれませんなぁ。でも、前作のラストにはちゃんと繋がるので、やっぱり正統な続編ではあるのですがね。

 ただ、ぶっちゃけピークは庵野秀明が絵コンテをやった4話ですな。この回では色々と物語の秘密が分かるのだけど、特に衝撃的なのが宇宙怪獣の実力ですな。前作では万単位でもガンバスターに勝てなかった為にザコのような印象でしたが、今作での描写では「こんなの勝てねぇよ!?」と絶望するレベル。もう、星を貫通するビームとか、色々と強さの基準がおかしいわ……。まあ、それ以上に復活したバスターマシン7号の強さも凄かったが。星を真っ二つにするしなぁ。

 で、その後は最終決戦とかあるのだけれど、さすがに惑星サイズの宇宙怪獣とか出てくると、逆に凄さが伝わりにくくなってしまい、ちょっと戦闘は盛り上がりに欠ける部分がありましたねぇ(サイズが表現力の限界を超えていたというか)。しかも結局、あまりにも敵が強過ぎるので、根性論とノリで無理やり倒したみたいな感じになっちゃってるし。それでも、主役コンビのノノとラルクの百合っぽい関係や、別れとかはなかなか良かったですけどね。

 ともかく、前作と比べるとちょっと落ちるような気もするけれど、これはこれで良作だと思う。というか、最近はここまで壮大なSFロボットアニメって見た記憶があまり無いから、またこういう作品が作られないかなぁ。

 なお、今回でアニメや映画のDVDのストックは切れた。今後は新たに買った時しか語れないなぁ。



 じゃ、今日はここまで。
コメント
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