「言うべきことは言ってくる。文氏にとっては厳しい会談になる」
こう息巻いて平昌五輪に乗り込んだ安倍首相だが、首相の言うことをごもっともと聞くほど今の韓国は小国ではない。いつまでも宗主国の面をすればバカにされるだけだ。
振り上げたこぶしは空振りの連続。韓国の文在寅大統領にはやり込められ、北朝鮮代表団よりも格下扱い。米国を笠に着たエラソーな態度でますます反発を招いただけだ。安倍よいしょメディアを利用してまで演出した“覚悟の訪韓”は成果ゼロ。日本の外務省もバカボンを抱えて苦労が絶えない。
「米国の威を借りた安倍首相の行動に、韓国側が腹を立てるのもムリはありません。韓国を見下しているのがあからさまで、外交儀礼的にあり得ない。そもそも、首脳会談後に共同記者会見を開かないのも異例ですが、日韓両政府のブリーフィングに食い違いが目立つのも前代未聞です」(天木直人氏)
五輪開会式出席に猛反対していたアベ支持層は、今度の訪韓が腰抜けなること自覚していたのかも知れない。