プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

米朝協議が膠着するなか「朝鮮不信」を煽動・助長・拡散する米国メディア

2018-11-14 18:01:48 | 政治経済

米ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)が12日付で、シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)の報告書を引用し、「北朝鮮が16個の隠された基地から弾道ミサイルを開発している。北朝鮮が巨大な欺瞞戦術を使っている」と報じ、米朝会談の進展を望まない米国支配階級(日本の安倍政権も同じムジナ)に迎合した。しかし、トランプ大統領がフェイクニュースと直ちに否定して波紋が広がっている。軍事・安保専門家によれば、同記事と報告書の主張には歪曲と捏造があり、まるで朝鮮が首脳会談後も非核化と関連した約束を全く履行せず、核開発と核隠匿を追求し続けているかのように印象操作する狙いがあるという(http://www.koryojournal.news/?p=2088)。

NYTが引用したCSIS「報告書」の衛星写真はすべて、民間の衛星メーカーである「デジタルグローブ」が朝米首脳会談開催以前の3月29日に撮影された衛星写真であり、レポートが言及したミサイル基地も、すでに数回のミサイル発射が行われた公開された基地である。つまりCSISは、すでに知られているミサイル基地を、まるで「新しい、隠された秘密基地」が発見されたかのように主張したわけだ。そしてNYTは、このCSISの「報告書」を引用し、朝米交渉において朝鮮が「大きな詐欺」を働いているとの捏造報道を行った。

これに対し、トランプ大統領は直ちに否定して見せた。

「北朝鮮のミサイル基地開発に関するニューヨークタイムズの話は不正確だ。 言及されている施設について我々は十分に把握している。 何も新しいことはなく、通常の範囲を超えていない。 フェイクニュース。 何か悪いことが起きれば私が最初に知らせることになる!」

朝鮮半島の雪解けは米国の支配階級の核心的利益に背馳する。米国の保護のもと侵略戦争の過去を頬かむりし、朝鮮半島の冷戦をさんざん利用してきた日本の戦犯勢力も同じムジナである。これらの勢力の妨害を克服し民族の自主的平和統一に向かうことは、いかに困難があっても歴史発展の必然である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。