プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

厳寒の中でも活気のある平壌 地方都市でも制裁の影響はない

2018-02-27 18:38:44 | 政治経済

オリンピックの喧騒のなか、極寒と経済制裁下の北朝鮮の人びとの暮らしはいかばかりかと気になっていたが、伊藤孝司さんが最新の状況をレポートしてくれた。

昨年8月から半年ぶりに、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へ20日の夕方に入った。飛行機から見た川や湖は凍てつき、大地は寒々としていた。例年よりかなり寒いという。だが市内に入ると、誰もが厚着をしているもののいつもと変わらない活気のある光景があった。走っている自動車の数も、減っていないようだ。
ホテルの部屋は暑いほど暖房が効き、お湯は勢いよく出る。夕食はおいしく、その食材は豊富だ。厳しい制裁を受けている国とは思えない。

地方都市でも制裁の影響はない。21日から咸鏡南道(ハムギョンナムド)咸興(ハムン)市に滞在している。半年前と季節は反対だが、平壌(ピョンヤン)市内と同じように街には変化はなく、極めて穏やか。2日続けて個人宅を訪れたが、室内は暖房が効いていた。制裁の影響は感じられない。
ホテルの客室からインターネット接続している。日本から平壌までの経由地の北京では、グーグルの検索やメールはできないなど制約があったが、この地方ホテルではメールのやり取りどころか、どのウェブサイトも見ることができる。

 

 


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