税金は本来、特定の歳出とひもが付くことはない。国家のどの経費にも使われる一般財源が原則である。特定財源、すなわち使いみちを特定した税金は例外であり、それには特別の事情がなければならない。道路特定財源の代表格、揮発油税も本来は一般財源であった。その揮発油税の収入を、もっぱら道路整備に振り向ける仕組みをつくったのは、のちに土建国家の象徴的存在となった田中角栄議員らの議員立法(1953年)であった。19 . . . 本文を読む
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