加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

一年経ちました。

2012-03-11 | 心静かに
東日本大震災。
あれから一年経ちました。

あの日、あの時。
芝居の稽古に行くにはまだ時間があると、自宅で少し昼寝をしようかと横になった途端、グラグラグラ・・・。
本棚からは書籍がなだれ落ち、母親の遺影は床に落ち、外の壁にはひびが入り、庭の大きな柿の木が根元からゆっさゆっさとゆれた。

老夫婦だけで暮らしている近所の何軒かに電話をかけて無事を確認するも、なかなか連絡がとれない勤務中の妻は結局職場に泊まる事に。
親戚の大学生は就職活動で来ていた横浜で立ち往生。通信事情の悪い中で数時間かけて連絡を取り、横浜でなんとか落ち合い、我が家に迎えて不安な一夜を過ごした。

2週間後に控えた舞台公演を開催するか否か。演出家をはじめ、みんなで悩んだ毎日。
「僕たちにできる事は何か。」
不安を覚えた方々に、少しでも笑顔を戻してもらえればと、公演の開催を決定。

一方で、東北出身の出演者がいて「親と連絡が取れない」という衝撃的な事実。
親を探しに変わり果てた故郷へ帰るも「行方不明」。
つらい事実を受け止めながら稽古に励む日々。

公演本番の数日前、稽古場に届いた「親、無事!」の連絡。
「ありがとうございました!」
湧き上がる稽古場に、頭を下げた本人の顔はクシャクシャ。

絆が深まったかもしれない。
防災意識が強くなったかもしれない。
復興や支援に対する気持が溢れているかもしれない。

でも。
あんな怖い思いはしたくない。
ただ、そう願う。

忘れてはいけない。思い出さなければいけない。
東日本大震災だけではなく、阪神淡路大震災も新潟大地震も釧路沖地震も。
或いは台風で被害を受けた多くの地域がある事も。
コメント (2)
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あの頃の!?

2012-03-11 | 温故知“旧”
少し前に近所にできた喫茶店。今時に言うならカフェ
もともとは中小企業の事務所だった場所で、コンクリートの壁をそのまんまにした、素朴な手作りの雰囲気を残してある店内。女性に人気があるようです



そこにある書架にあった古い本。
「なぜなにクイズの学校~小学校3年生」(小学館・290円)



290円なる値段と言い、巻頭カラーの劇画タッチと言い、

 

白黒ならぬくすんだ赤や青のモノトーンのページと言い、



そして・・・ケンちゃんこと宮脇康之の写真が、まさしく「あの頃」つまり僕らが子供だった頃の物だと物語っていますねぇ~

そういや、「なぜなに」って言葉もあまり聞かないですね、最近は。それとも児童用の書籍にはまだ使われているのかな
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