BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

動物取扱責任者の講習会 2017

2017-06-29 19:43:15 | ご報告
私が年に一度だけ電車に乗る日。
そうです。動物取扱責任者の講習会です。

今回のテーマは《動物の感染症》と、
《動物取扱業者における災害時の危機管理)》



感染症については皆様ご周知の通りだし、
愛犬の病気は獣医師の診断に従う以外ないので割愛。

「言われてみれば衝撃的」〜だったのは災害時の危機管理だ。
講習会では2011年に起きた東日本大震災の実態が報告された。
ペットの実情については報道規制がかかった、
公にされない悲惨な事例も伝えられた。
よって、ここでも文章にしないが、
愛犬に起こる悲劇を回避するためのアドバイスだけは伝えたい。

《犬の咬傷事故》
救護隊員は災害時の教育を受けており、多くの命を救うために、
まずは自身の安全を第一としている。
よって、環境が一変して興奮した犬の中には攻撃的になる
犬も少なくなく、そうした犬に救護隊員は近づかない。
また、犬自身に伝染病がなかったとしても、
自然動物には伝染病を保有する種類が少なくなく、
飼い犬が自然動物に接触しているとも限らない。
だから、救護隊員は攻撃的な犬には関わらない。

【お願いー1】
愛犬においては1頭でも多く確保され、収容されることを願うが、
災害時は人間の命と衛生を第一に考える。
救助されるための希望的可能性ではあるが、
愛犬は普段から「フレンドリーな犬」に育てることが大切。

【お願いー2】
愛犬用の「避難用具」を備えて頂きたい。
1. スリングバッグやケージ、クレードルなど。
2. 新鮮な飲料水とドッグフード。
3. 匂いの漏れないウンチ袋、ペットシーツ。
4. ペット名・住所電話などを記載した迷子札。
5. 消毒液・除菌スプレー・伸びる包帯などのファーストエイドキット。
* これらをセットしてリュックバッグに常備する。

ホテルでもあるDOX 店舗はソーラー自家発電であり、
常時 800リットルの熱湯が貯蓄されている。
よって、ドッグフードと飲料水は確保できているが、
災害の規模によっては決して安全とは言えない。
それでも危機管理としてスタッフがミーティングを行い、
起きた被害に対応するよう努めている。
今後は "SV" における災害時の危機管理を考えたい。

災害は起きなければラッキーだが、
起きた時に「何も用意していない」はダメだと思う。

「何も用意しないのなら、用意している人に頼ってはいけない」
〜それは言い過ぎかもしれないが、
それくらいの気持ちでいた方が良さそうだ。