BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

《残暑バスターズ》

2010-09-13 07:46:11 | ご報告
ダービーパパの知人の材木屋さんが廃業され、大量の木材を頂いた。それも木材研磨機と共に。
まだフィールドに持ち込むと雨に濡れるので、ケンさん納屋の軒先に下ろさせて頂いた。
良質な木材も多く、今後の造作が楽しみだ。



今日は《残暑バスターズ》を結成してのフィールド整備となった。
作業員&作業犬(?)のための林内ドッグランは多くのワンコで賑わい、まさにドッグランの風景となった。
バスターズの男子は敷地内の整備に、女子はワンコと遊んでいて頂いた。



常連のメンバーはメインドッグランで、ユンボの掘り返す土からクズ藤や竹の根っこを拾い上げる地味な作業についた。
これを丁寧に行わないと来春の芝生に大きく支障を来す。6時間もの作業でも、メインドッグラン全体の1/100しかできない。
それでも、「やれば終わる」の実体験を積み重ねてきた常連メンバーは黙々と作業を続けるのであった。
そんな地道な作業の中で、小鉄&ウランパパの「行動」が安らぎと笑い、さらにヤル気を維持させてくれる。
このクズ藤の根っこは「葛餅(クズモチ)」や「葛湯」「葛きり」の原料となる。
根っこを精製し、デンプンを取り出して「葛粉」を作るのだが、これがまた大変な作業の割には精製量が少ない。
しかし小鉄&ウランパパはすっかりハマったらしく、ご自宅で試行錯誤をなさっている。だから目の色を変えて良質な
葛の根っこを選択・仕分けなさるのだが、その選択眼も次第に研ぎすまされ、「良さそうなの有りましたよ」という
ピケボンパパの差し出す根っこにも、「ウ~ン・・・ちょっと細いかな~」と判断が厳しい。
そうしたチョットした宝探しがあると、地味で単純な作業にも意味が出て続けられるから不思議なものだ。



さて、今日の作業も終わり、「では帰りましょう」となった時、ジェイブル家のAMGが機嫌を損ねてエンジンがかからない。

皆さんも気をつけた方がいい。愛車の中では決してクルマの乗り換えの話はしない事だ。
愛情を注いだクルマには心がある。だから、「手放される」と察するとアタをするのだ。
ほら、ワンコに留守番させると「アタうんち」をされるでしょう? あれと同じだ。
ダービーパパも長年乗った愛車を手放す当日にエンジンがかからなくなったし、
私のジープも家内と車内で「フィールドも整地されてきたし、乗り心地の良いクルマに乗り換えようか」と話したとたん、
帰りのガソリンスタンドでセレクター・ワイヤーが切れてレッカー車を呼ぶハメになった。
だから、もしかしたらジェイブルご夫妻も「妙な話」を聞かれ、彼女(AMGちゃん)にアタをされたのでは?

~で、ケンさんの四駆軽トラ・流星号で国道まで牽引しようとしたが、さすがにAMGは重くて敷地内の坂を登れない。
そこでユンボ君の登場。ショベル部分にロープでAMGを結び、ダービーパパの見事な操作で坂を登り切った。
その後は流星号でケンさんの家まで牽引し、レッカー車の到着を待った。
ジェイブルご夫妻も同乗したロメオ&リンダパパのボルボは満員状態で帰路についた訳だが、
車中では、「いかにAMGと言えども、ユンボ君や流星号に助けられちゃった訳ですね」という会話に笑いが響いた。

ダービーパパも私も「アクシデント」が大好きだ。アクシデントは男を鍛えてくれる。色々なアイディアや経験が
会話の引出しに貯まって行くし、今後のトラブルの参考になる。難解なアクシデントを越える度に、
「ッザーケンナヨッ!」という落胆の感情が湧かずに対処方法を考える事ができる。
だからトラブルに動じない男になれると信じて疑わない。
そう言った意味でダービーパパはスーパーマンであり、充分に尊敬に値する人物なのだ。



手造りのDOX Field では様々なアクシデントやハードルにブチ当たる。お手伝いの皆さんも、そんな経験を積み重ねられ、
お顔つきが精悍になって来られた気がする。(ただ日焼けしただけ?)
いずれ訪れるかもしれない天変地異に対応できるような、そんな「男」を目指して頑張ってますっ!