洞爺湖一周を歩くという企画をテレビで見ましたが 特別に変わったところもなく 時間で動いている私達にはちょっと厳しい。
昭和新山と有珠山行こう。
昭和新山 写真で見たことあります。 記念写真の背景には噴煙をモクモク上げている溶岩の塊のようなものが写っていました。
あ これこれ
でもちょっと意外でした。 たとえば富士山の宝永火山のように有ると思っていたからです。
何でもこの昭和新山もともとは麦畑だったそうで ある日突然麦畑がもくもく持ち上がってきて溶岩ドームが出来たのだそうです。
だからこの土地国立公園ながら個人の土地なんだって
小さな山に見えるけれど標高398メートルもあるって・・・ちょっと信じられない。
ここまで成長するのに2年ほどかかったようですが 最近はちょっと縮んでいるとか
でも上から見るとこんな風
なかなか大きいです。
モクモクと湧いてきたように言いましたがもちろん何の兆候もなかったわけでは無く 湧水の温度が40度以上になったり 洞爺湖の中に大きな渦巻きが出来たり・・・・いろんな事が有ったようです。
丁度戦時中のことであまり報道できない事情があって 郵便局長だった三松さんがずっと観察記録を続けてきたんだとか
廃屋と言うわけではありません・・・・いえ 廃屋なんですが
地面が隆起して建物がぐにゃりと曲ってしまって 病院も アパートも 民家も みんなみんな
こんな風にして有珠山の麓の平地に広がっていたのどかな田園地帯は姿を変えてしまったようです。
自然の力ではどうにも出来ないことですが 怖いです。
有珠山 この山は私にも登れそうです。 しかし今日の同行者では無理です。
ロープウェーで上まで行ってみましょう。
地図の一番右側にロープウェーがあります。 所要時間6分
眼下の美しい景色を楽しみながらあっという間
出来る事なら外輪山展望台まで行ってみたいけれど
洞爺湖
湖の真ん中に島がいくつかあることが見える。 昨日の花火はあの島の左の方で見ていた。
それにしてもなんて涼しいのかしら? この夏 以上とも言える暑さにかなりまいっていたけれど今は天国です。
あの黄色いのはひまわりだろうか?
今日は羊蹄山の頭が雲の中
有珠山の稜線はぎざぎざ
この山(大有珠)の向うに オガリ山 有珠新山 北屏風山 小有珠と続く
展望台まで行ってみましょう。
シモツケソウ
知っている花があると嬉しいね。
イワガラミかな?
飾り花が一つしかないから
でも自信ない
ソバナ?
ヤナギランみたいだけれど 花びらが少しとんがっている。
北海道のヤナギランかしら?
初めて見る花かも知れない。
蕾は丸くて小さいけれど これが咲くとふわふわ
トウバナのような・・・でも花の模様が少し違うし 葉っぱも微妙に違う
細長すぎるよね
日本タンポポのように思う。
同行者はセイヨウタンポポって言ったけれど 萼がまっすぐでしたに反り返っていない。 個体差があるのかと いろんなタンポポめくってみたけれど みんなしっかり花を包んでいた。
展望台に着きました。 少しですが上り階段もあったので酔っ払いはぶうぶう言っています。
聞こえないふりをしましょう。
洞爺湖 新山側
じゃーん
これが噴火湾です。
左のせり出しているあたりは室蘭でしょうか?
ずっと向こうに霞んでいる島のように見えるのは 大沼公園あたりに違いありません。
まるで外海のような様子ですが湾なんです。 凄いスケールですよね
火口です。外輪山展望台が左の登山道にぽつんと見えています。
あそこまで・・・・
と思ったけれど 同意を得られるはずもなく「ごめん20分だけ時間ちょうだい」と言い捨てて 外輪山を駆け下ります。
噴火湾の様子が見えます。
とても良く整備されているので全く危険を感じません。
しかし 行きっぱなしというわけには行かないので 思いっきり近くまで言ったら戻ってくることにします。
ん? このときこの花をキバナノレンリソウと思ってびっくりしてしまいました。
キバナノレンリソウは信長が持ち込んだ外来種で伊吹山にしかないと思っていたからです。
で 今もこれを書くために調べたら ちょっと花びらが違うね。 丸くカールしている。 最近カールおじさんのところで見たヤブツルアズキにも似ている。
豆の形がレンリソウとは違う。
本当にいろんな種類があるんだね
似て非なる花も一杯で なかなか先に進めませんでしたが これ以上待たせることも難しく 元来た道を戻ります。
三人とも疲れてベンチに座り込んでいました。