朝日に輝く南岳小屋 幸いお天気は良さそう。まだ槍ヶ岳方面へ戻る事は出来たけれど 大キレットに挑戦する気持ちを固めたのだろう。
槍を振り返る。
行く手を見る。北穂高が見える。頂上にあろう事か小屋が建っている。北穂高小屋だ。 唖然。こんなところにまで小屋を建ててしまう人間って。。。。しかしこれが無いと 困るには困る ありがたい存在だ。複雑な思い。
手前のピークが南岳獅子岩辺りだろうか? 大キレットの様子が見える。
大キレットの鞍部が2748メートル 北穂高岳3106メートル 350メートルの標高差 南岳3033メートルと言うことは累積500~600メートル?それを上り下りするのも容易ではないのにキレット?
どきどきしてきた。
美しい山並みを味わうのもこれでお預け。これからは足下に気を遣いしっかり踏みしめて歩かないと。
しかし ずいぶん降りていくんだなぁ これでキレットの長さが減れば良いかぁ?
すごいよ 上の方歩いている人 豆粒だもの。あそこまではいかんとあかん。違った きっとあそこから降りてきたんだ。矢印の先の白いのが人。
→左下に今から降りていく人が見えます。ここからあの尾根まで降りるらしい。
あんなせまいところ歩けるのだろうか?
いや それよりあそこまでどうやって降りる。
この写真では分からないけれど 真上から降りていく人を見るとこんなふう
鎖を使って降りている人が見えるけれど 降りてもちゃんと立てるかどうか・・・・やっぱり私には無理無理
矢印を見て 長いことこの写真は登っていると勘違い。 何処にいるかどうしても分からなくて。。。
これは大キレットを降りていくところなんだね。こりゃ厳しいわ
はは 直立してる。
この辺まできて緊張で気分悪くなってきたよ。
両側切れている尾根を歩くことはとても怖いのだけれど 写真で見るのよりは広いのだろうか?
どのくらいあるの?
せまいよ 50センチぐらい?
答えは返ってこなかったけれど かなりせまいらしい。疲れてくると畳のヘリでもつまずいて転ぶご老体の私には 人間業とは思えない。真ん中少し下に人が見えるのだけど。。。見えないだろうなぁ?
こんな道でも少しゆとりが出たのだろうか?
いよいよ飛騨泣きに近づくのだろうか?
人が登る こんな高いところまで登る
うっかりつまずく何てことは絶対許されない。
てっぺんに腰をかけて どうやって降りようかと 見ている人がいる。ここ登ったのもすごいけれど どう考えても降りられるとは思えない。
それにしても長い急降下だよ
だんだん怖いって感覚がなくなってくるのだろうか?
降りてきた 降りてきた
あら? 橋が架かっている。 最近三浦雄一郞さんが出ているニュースで割れ目を埋める橋をストックを手すり代わりにして渡っていたのを見て 二人で震え上がったんだった。
それがここにもある。驚き
もっと登る さっきの橋が下に見える。手前には 岩にしがみついて這っている人がいる。
一体この気の抜けない状況はいつまで続くんだ。
「途中で嫌にならなかった?」と愚問を承知で聞いてみる。
「帰らなきゃいけないもん しょうがないじゃん 只行くだけ」
ハイ そうでした。
壁のようにそそり立った岩ごろを登ってくる人が見える。その先にはさっきの橋が・・・
右側はカールが広がっているのか? やっぱり怖い。
鎖場がいくつかある。 息子には初めての体験のはず。
「僕は運が良かった。このお兄さんをペースメーカーとしてつかず離れず歩いていった。この人はベテランらしかったけれどとてもゆっくりで 時々話しかけながら うるさくもしないで良い感じで助けてもらった。」
そんな事を言っていた。 良かったね。
しかし これじゃぁ フリークライミングのようにさえ見えるんだけれど 良く行けたね
まだまだ気が抜けないけれど 北穂高小屋はもう一息。 右のピークに見えている。しかしまだまだ厳しい道が続く。
一気に穂高までと思って書き始めたけれど あまりに長くなって 重いので続きは又次の回で。
ものすごい迫力ですね。
もう、50年も昔のことですが、白馬から、唐松まで縦走した時にも、凄いキレットがありました。
今日はすみませんでした。
無事に義母の入院は
済ませましたが、
ばたばたと
一日かかりました。
レポ楽しく拝見してます。
北穂から覗いて、キレットは
きつそうでしたよ。
北穂~前穂は歩いているので
また楽しみにしてますね。
良く分からない山並みは
笠~弓折の稜線です。
ルートの状況がよく分かります。
このような岩場は遠くからみると怖そうですが、近くに行けばそれほどでもないです。足をかけるところもしっかりしています。
クサリ場や岩場ではあまり体をくっつけるとステップがわかりません。
できるだけ体を離し、頭の中でイメージしてから足を踏み出すと楽です。
また時々遠くを見て歩くルートを確認することも大切ですね。
それにしてもよい天気でした。
羨ましかったです。
私の時とは雲泥の差です。
今度は西穂~奥穂のルートを歩くよう息子さんに勧めてみてください。
monjさんも山男だったのですね?
もしも私がもっと若いうちに山に出会っていたら 登ってみたいと思うのでしょうか?
さてジオンさんもこの間穂高いってらした。 吊り尾根経由だったですよね?人のレポートを書いているわけですから 間違って書いてしまうかもしれません。 間違っていたら教えてくださいね。
知らないところを間違いないように調べながらのレポートなので 時間かかって・・・
この写真を見ているので山小屋さんのレポートは特別怖かったです。 息子は「写真が少ないことでどんな山だったか分かるだろ?」って言ってました。
口には出さないけれど かなり怖かったのだと思います。 今でもしょっちゅう滑落で亡くなった方のニュースが流れますもの。
お天気良いでしょ? 彼は本当に晴れ男です。色白なのに 最近では出かける度に日焼けして黒光りしています。
西穂高から奥穂高のルートはもっと厳しいのではありませんか? 登山マップによっては 破線になっていると言っていました。息子が出かける前に 親子の登山者が滑落して亡くなりました。
道幅せまいですよね?何度見ても 私には50センチほどにしか見えない。 あのナイフの刃先のような稜線で反対側から人が来たらどうしたら良いのだろう? うっかり躓きでもしたらそのまま滑落?一瞬一瞬に生死をかけるような恐ろしいことは出来そうにない。
それにしても独りで縦走とは。。。
実は私も良く独りで山歩きをすることはあります。それでもせいぜい里山です。 帰って気持ち悪いこともありますけれど
名無しさんは正真正銘の山やさんなんですね?