何年か前に高見山に登ったことがある。 えらく 急登で 途中投げ出したくなった覚えがある。 その山に一度私の友達を連れて行きたいと思っていた。
以前登ったときは杉谷登山口から 昔の伊勢街道を通って小峠 急登をあえぎながら尾根に出て 結構長い尾根歩きの末に頂上 帰りはたかすみの湯に降りると言うプチ周回コースだった。 それを思いますと 体力の落ちている私はどうしても腰が引けてしまう。
良し 大峠からの短いコースにしよう。 標高差300メートルぐらいだ。
と言うわけで11月26日朝6時半我が家を出発。 前に行ったときは室生寺方面から行った覚えがあるので そのつもりだったけれど ナビ君に相談したら 大台から行こう・・・って言う。地図を見ると確かに距離的には近そうだけれどねぇ・・・・・ ほんとうかなぁ?
高速は無料区間も入れて快適・・・・?な気はしたのだけれどその後行っても行っても山の中
奥伊勢? 伊勢でも十分山の中なのに 更に奥があるんだ・・・・とか大台ヶ原の大杉谷コースへの道を見つけて感動したり 今度はこのコース歩いてみたいね
きっとあれだよ・・・ととんがった山を見ては高見山と名付け・・・・違った 高見山は関西のマッターホルンって言われるぐらいとんがった山だからね すぐ解ると思ったけれど
結局いくつかの山といくつかのを通り抜けていよいよ高見山トンネル そこをそれて山道をクネクネ クネクネ クネクネ いったいどこまで行ったら・・・ 更に細い道の分岐でん?と思えば 高見山あっち の表示が あはは あっち。。。って 初めて見たよこんな表示
白雲に峰はかくれて高見山 見えぬもみちの色ぞゆかしき 本居宣長
大峠の登山口には鳥居がある 頂上にお社があるからその入り口と言うことか・・・
雲行きが怪しくなってきた。 それでも今日はちょっとわくわく。 この山は樹氷で有名で 雪が降れば 風が木々に雪や氷の粒をつけ霧氷になるかも知れない。 山友のレポートで紅葉と樹氷のコラボレーシャンを見たことがある。それは感動的な写真だった。だから今日も・・・・
でも 気持ち暖かいかなぁ?
登りは比較的ゆっくりだったけれど 山の形を見てもそう楽に行けるはずもなく だんだん急になってくる。 標高差300ぐらいだからがんばらないと
すっかり葉を落とした木々は寒々としていて この山の名物とも言える冷たくて強い風を運んでくる。 ぶるぶる
下界ではまだ紅葉真っ盛りでもこの山ではほとんど無く 散り忘れたかのような紅葉一つ。
一度展望の良い場所に出る。ベンチも置いてあるけれど ここで座っていたら凍えそう。 上から「元気やなぁ」と 初老の男性二人が降りてくる。 いやいや もう降りてくるあんたたちの方が・・・・
見えなかったピークが又見えてきて まだまだ先があることを思い知らされる。
少しずつ急になってくる。
何の木だろう? 木の間を縫うようにジグザグと登っていく。 この時期はどこからも展望があられるので退屈はしない。
真ん中あたり山の中の小さな切り開いた点のような箇所から登ってきたと思われる。
走ってきた道も見える。
着きました。 山頂 昔反対から来たときにこの先はどうなっているんだろう?と思った。 今その道が繋がりました。 大昔から歩かれていた道です。