「ダイヤを囲むガラス」6週目

第20話
ジョーはナムを誘拐し、乱暴するところを携帯のカメラで撮影しようとするのですが、そこへナムの父が現れます。「誰に頼まれた！！」と痛めつけられたジョーは、とうとうゲーオの差し金であることを白状してしまいます。ナムの父親は、ナムを自分の部屋に連れて帰るのですが、ゲーオの仕業だといくら言っても、ナムはおろかピグンまで信じようとしません。せっかく助けてやったのにと、すっかり気を悪くしてしまいます。

怪我をしたジョーは、計画が失敗したことをゲーオに報告します。ゲーオは「このことは誰にも言っちゃダメ」とジョーにもう一度念押しをしますが、ジョーは「今は言わないでおくけど、明日はどうかな」などとゲーオを脅します。ゲーオとジョーが口論している様子を偶然見てしまったジアップは、その姿を携帯で撮影し、ノックに見せます。「あの人は、悪い人だよ。目を覚まして！」というジアップを、ノックは言葉巧みに誘惑し、ベッドに誘い、携帯を奪うことに成功します。

ゲーオとウィンの婚約の日、支度を済ませたゲーオはノックからの電話に呼び出されます。ノックに今まで自分がナムにしてきたことをばらされては困るゲーオは、スタンガンを隠し持ちノックに会います。そこでゲーオは携帯で撮影されたジョーとのやり取りを見せられてしまいます。追い詰められたゲーオは、ノックをスタンガンで眠らせ、携帯を奪います。

ゲーオとノックのやりとりを、ナムの父がこっそり見ていました。ナムの父はゲーオを気絶させ、連れ去ろうとするのですが、その場をピグンに見られてしまいます。ピグンはタクシーを拾い必死に追いかけますが、途中で見失ってしまいます。ゲーオを連れ去ることに成功した父は、「よくも俺の娘に・・・！」と気を失っているゲーオに乱暴をしようとします。



今日はナムとウィンの出番はほとんどなし。ゲーオとの婚約に親同伴で来たウィンを、物陰から見つめるナム。ふたりの目はあうのですが、もうどうすることもできず・・・という場面、せつなかったです。そしてナムの父。第19話でようやく父性に目覚めたか！と思ったのに、なんとゲーオに狼藉をはたらこうとするなんて。ナムの父とゲーオが本当の親子関係なんですよね・・・このときばかりは、ピグンよ、早くゲーオを助けてあげて！！と思いました。


第21話
ナムの父は、気を失っているゲーオを犯そうとするのですが、ふたりのあとを必死においかけてきたピグンに見つかってしまいます。ピグンは、ナムの父を止めるため、ゲーオが本当は自分達の子供であることをナムの父に告白します。はじめは全く信じようとしなかったナムの父ですが、自分の子供だと思って連れてきた子の足に、あの金の足環がはめられていたこと、赤ちゃんを交換しようと思ったけれど、心臓に病気があり自分の力では助けられないと判断したことをピグンから聞かされ、本当のことだと信じます。

ふたりが話している間に、ゲーオは目をさまします。落ちていた棒でナムの父を何度も殴りつけるゲーオ。ピグンは必死に止めようとしますが、ゲーオは聞き入れません。何度も殴りつけるうち、とうとう棒にささっていた釘が頭にささり、ナムの父は死んでしまいます。

「わざとじゃない」と呆然とするゲーオ。ピグンはゲーオにも、ゲーオの出生の秘密を話します。突然のことにゲーオは信じられず、混乱します。そんなゲーオを「私が始末をつけます。誰にも言いません」と慰めます。ピグンに連れられ、ゲーオは家に帰るのですが、ウィンの母は無断でいなくなったゲーオに怒り、帰ってしまいます。

ナムの父の所持品を持ち帰ったピグンは、こっそりそれらを処分するのですが、ナムにどこに行っていたのか問い詰められます。ピグンは「なんでもない！」とそれ以上を語りません。ノックと連絡を取ろうとしていたジアップは、不調を訴え倒れてしまいます。検査の結果、妊娠していることが分かります。



ゲーオとの婚約のために屋敷に来ていたウィンが、偶然ナムと出会い、ナムにネクタイを直してもらうシーン・・・いろんな想いが交錯する良いシーンでした。そのあとガーンと一緒に部屋を出て行くナムを、静かに見送るウィン、せつないですね。自分の出生の秘密を知り、呆然とするゲーオを「母」として慰めるピグンを、少しだけ受け入れたようにみえたゲーオでしたが、人を殺してしまったという秘密は大きすぎます。そしてジアップの妊娠で、ノックの態度は変わるでしょうか？


第22話
ジアップの妊娠を知ったジョーは、相手であるノックに事実を知らせるようジアップに迫ります。しかし、ノックにとって自分は単なる遊びだと知っているジアップは「言えるわけがない」としか言えません。涙を流すジアップを、ジョーはもどかしい思いで見ることしか出来ずにいました。

人を殺してしまった事実におびえ続けるゲーオ。食事もとらず、部屋に閉じこもります。ほかの使用人から、ゲーオの不調を聞いたピグンは、それとなくゲーオの世話をしようとするのですが、ゲーオ付きの使用人に「どうしてあんたがこんなことをしてるの！」と罵られます。口汚く罵られるピグンに、ゲーオはつい「もうやめて」と言ってしまいます。

大切な婚約の日に逃げ出したことを母にとがめられ、ゲーオはウィンの家に謝罪へ出向きます。ウィンの母を待っていると、ノックが現れ、「何を隠している？」と詰め寄られます。もちろんあの日の出来事はノックになど言えるわけもなく、ゲーオは「本当はあなたと結婚したいの。時間をちょうだい」とうまく切り抜けます。

ナムの父が死体となって発見されたことは、すぐにニュースになりました。ゲーオはピグンを呼び出し、「母親だって言ったわよね。私が捕まらないよう守ってくれるんでしょう」と念押しします。ピグンは「心配しないでください」とゲーオを慰めます。ニュースはナムの耳にも入り、ナムは父の死を悲しみます。



「言えるわけないよ・・・」と静かに泣いているジアップがとっても可哀想。婚約の日に婚約者であるゲーオに逃げ出されてしまったウィンのことを、会社でみんなが話しているのを立ち聞きしてしまうウィン。「ゲイなんじゃない？」とまで言われていましたが、傷つくウィンを優しく励ますのはやはりナム。「あんなことになって、実はちょっとほっとした」とうっかり言ってしまうウィンに対し、「なんてことをいうの？」と戸惑うナム。せつないシーンでした。


第23話
死体の確認に行ったナムとピグン。死体を父だと確認し泣き崩れるナムとは対照的に、どこか冷静なままでいるピグンを、警察は不審に思います。父の葬儀の日、落ち込むナムに対し、ガーンは、「これからは、僕が一緒にいるから」と一生懸命に慰めます。

ナムの父の死について聞きたいことがある、と警察官がラダーの屋敷にやってきます。そのときナムたちはまだ葬儀をしているお寺から帰ってきていなかったのですが、警察がやってきたことでゲーオは動揺します。警察が事情を聞くためお寺へ向かうことを知ったゲーオは、自分もお寺へと向かいます。

警察は、証拠物として女物の衣類の切れ端を持ってきます。その切れ端は、ゲーオがあの日着ていたものでした。警察はナムを疑います。「あの日は婚約の儀式で、ずっと屋敷の中にいた」と証言するナム。ラダーやガーン、ウィンもみなナムの無実を証言します。ナムの父が見つかった現場には、ナムの父と血縁関係のある人物の血が残されていました。一部始終を聞いてしまったゲーオは、動揺します。

DNAを鑑定したいと、警察はナムに申し出ます。そんなことをされてはナムとナムの父に血縁関係がないことがばれてしまうピグンは必死に拒むのですが、ナムは「私は絶対に父を殺してはいません」と検査をうけることを快諾。一方、警察が証拠物として持っていた衣類の切れ端が、ゲーオのものではなかったかと気づいたガーンは、ゲーオの部屋へこっそり入り、その服を探します。



ゲーオがどんどん追い詰められています。もとはといえば自分が悪いわけですが、どうにか逃げ切ろうとするゲーオ。どうかこれ以上罪を重ねないで欲しいものですが・・・もう一波乱、二波乱くらいはありそうですね。ガーンに慰められるナムを見て、会場に入れず外にいたウィンとナムが外で出会うシーン。「どれだけ心配してるか分かるか？」と、自分の胸にナムの手を当てさせるウィン・・・カッコよかったです。


DNA鑑定という、科学的な物象を突きつけられても、ゲーオとピグンは逃げ切ることができるのでしょうか？？来週も目が離せません。ガーンの病気やジアップの妊娠など、サイドストーリーも気になります！！