テムテムな日常

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「幽霊ホテル」7週目

2010-03-26 | タイドラマ「RongreamPii/幽霊ホテル」
第23話
霊界に赴いたものの、ブリラックに突き飛ばされたマユリーの魂は、体に戻れなくなってしまいます。必死にマユリーに呼びかけるパリンヤーの声に答えるマユリーでしたが、パリンヤーには届きません。諦めかけたそのとき、マユリーは自分を導く光に気付き、ようやく戻ってくることができます。マユリーからパッタマーがブリラックに捕まっていることを聞いたパリンヤーたち。どうすれば自分たちもブリラックのもとへ行けるか方法を探ります。チンチャイたちも交え考えているところへ、葬列が通りかかります。運ばれていく棺おけを見て、ティアムにはある妙案が浮かびます。

文献によると、ブリラックは通常のやり方では埋葬されなかったとのこと。ブリラックを再び手厚く埋葬することによって、魂が清められるのではないかと考え付いたティアムに、パリンヤーは「やってみる価値はある」と同意。マユリーが島に残り、仏に祈りを捧げているなか、パリンヤーたちは船を出しホテルへ戻ります。ホテルのメイドたちも準備を進める中、ブリラックの側近プーンがやってきます。プーンの姿を見て驚くメイドたち。プーンは怪しい薬を使いメイドたちを眠らせ、パリンヤーたちの計画を邪魔しようとします。プーンの存在に気付いたマユリーは警戒を深めます。

プーンはマユリーが経文を唱えるのを邪魔しようとします。そっとプーンから逃げようとするマユリーですが、プーンに追われることに。森の中を経文を唱えながら逃げ続けます。しかしとうとうプーンに追いつかれ、プーンの持つ薬によって眠らされてしまいます。一方ブリラックの墓を探すパリンヤーたちは、暗闇の中なんとかブリラックの名前が刻まれた墓石を発見。恐る恐るながらも墓を掘り起こします。しかし棺おけの中にはブリラックの遺骨も遺品もなく、瓦礫や石しか入っていません。どういうことだと混乱する一行の前に、怒りに満ちた表情のブリラックが姿を見せます。

「恨みを晴らすまで、絶対お前たちを許さない」とパリンヤーたちに凄んでみせるブリラック。ものすごい力でパリンヤーたちの動きを封じます。身動きの取れないパリンヤーたち。隙を突いてブリラックのまえに飛び出したティアムは「私はあなたはサラピーを見初め、そしてパンがサラピーを連れ去ったところからすべて知っている。もうこんなことはやめにして欲しい」と必死になって訴えます。しかしブリラックの怒りは収まりません。振り上げた杖を思い切りティアムの胸に突き刺します。刺されながらもティアムは最期の力を振り絞り、ひそかに持ってきた法衣でブリラックを縛りあげます。そのままティアムは魂となって、ブリラックと共に霊界へ向かったのでした。

壮絶なティアムの死。無駄にはできません。

ティアムの壮絶な最期。パン亡き後、ブリラックとの関わりがあった数少ない人物のひとりだったわけですが、とうとうパリンヤーたちを守ることと引き換えに自分はブリラックと共に冥界入りしてしまいました。このままブリラックを封じることが果たして出来るのでしょうか。たしかブリラックの入れられた棺おけは、プーンがこっそり持ち出してホテルに隠したんでしたよね?隠し部屋となっているため簡単には見つからないかもしれないけど・・・見当違いのところを探し続けるパリンヤーたちが気の毒です。予告でプーンと対峙していましたけれど、プーンがパリンヤーに本当のことを言うとは思えないですし・・・お話もクライマックス!続きが気になります。


第24話
ブリラックの墓探しから戻ってきたパリンヤーたちは、寺で眠り込んでいるマユリーたちを発見。騒いでいる一同の様子をこっそり見ていたプーンは、再び眠り薬を使い、ウィスートたちを眠らせてしまいます。不審に気付いたパリンヤーは、寝入ってしまったふりをしてプーンを捕まえようとしますが取り逃がしてしまいます。霊界で棺おけに入れられたままのパッタマーの魂は、体力が限界に近づいていました。現世で眠り続けるパッタマーの異変に気付いたマユリーは「これが最後です」と、自分が再び霊界へ出向きパッタマーを連れ戻そうと瞑想に入ります。

瞑想に入るマユリー。パリンヤーたちも、ブリラックの墓探しに出かけます。警察官のチンチャイも協力。「ほかに方法はない」と自分に言い聞かせるように呟くパリンヤーでしたが、やはりなかなか墓は見つかりません。霊界に赴いたマユリーも、パッタマーを探しますがパッタマーの姿を確認することができません。マユリーの命でもあるろうそくの炎を消さないよう、メイドたちが見張っていたのですが、トッケーの泣き声に驚いて思わず火を消してしまいそうになります。墓探しを続けるパリンヤーは、とうとう今度こそそれらしき墓標を発見。墓を掘り起こします。

恐る恐る棺おけを開けてみるものの、またしても中身は石ころだけ。気を取り直して別の墓を探します。チンチャイたちも墓を探していました。ブリラックの名前が刻まれた墓を探し当て、空けてみますがやはり中身は石です。疑心暗鬼になりながらも他の墓をあたる一同。しかし墓を探しても探しても、開けても開けても中身は石ばかりで、いっこうにそれらしい死体の入った棺おけを探し出すことが出来ません。「開けても開けても石ばかり。いったいどういうことだ」とウィスートも声を荒げてしまいます。パリンヤーも、なにか裏があるのではと感づきます。

いくら探しても見つからないブリラックの墓。パリンヤーは「ひとりだけ墓のありかを知っている人物がいる」と言い出します。チンチャイと一緒にプーンの家を訪れます。いち早く来訪に気付いたプーンは、妻を連れて逃げようとしますがパリンヤーたちに見つかってしまいます。逃げ出したプーンを追うパリンヤー。プーンの鞄には、ブリラックの遺言状と古い地図が入っていました。一方霊界にいるブリラックは、ティアムに法衣で縛られ徐々に体力を失ってきていました。「いっそ殺されたほうがましだ」と言うブリラック。とうとう力尽き、その場に倒れこんでしまいます。

なかなかしぶといブリラックですが、とうとう観念したか?!

ブリラックの遺体を掘り起こす、というのもなんだかものすごく恐ろしい気がするのですが、当の本人たちは一生懸命。掘っても掘っても石しか入っていない棺おけばかり、というのはなにか事情があるのでしょうか。パッタマーも力尽きそうになっていますし、続きが気になります。とうとうプーンにたどり着いたパリンヤーでしたが、間に合うのでしょうか。ブリラックの残した遺言状と古い地図には、いったい何が残されているというのでしょうか。パッタマーを救うため、恐怖をおしてひとり霊界に赴くマユリー。あまり長時間肉体と精神が離れていたら、次第に衰弱し最後には死んでしまう、と言っていましたね。心配です。マユリー、間に合うのでしょうか。


第25話
縛られたまま倒れこんだブリラックは、そのまま消滅してしまいます。「勝ったのか」とほっとするティアム。「これですべてが終わった」と歩みを進めようとしたとき、再びブリラックの声がします。「私は王だ。誰にも負けない」と杖を振り下ろし、ティアムの魂を破壊します。一方プーンを捕らえたパリンヤーは、ブリラックの棺おけのありかを言わせようとします。なかなか口を割らないプーンに、銃を向けるウィスート。しかしそこへブリラックが現れます。助けを求めるプーンを「おまえも秘密とともに死ぬのだ」と殺してしまうブリラック。ひとまずパリンヤーたちは逃げることに。

そのころマユリーは、棺おけに入れられたパッタマーを発見しますが、棺おけの蓋がどうしても開きません。逃げるパリンヤーの前に現れたブリラック。「おまえの両親を恨むんだな」と凄むブリラックに「私を殺して気が済むなら、そうすればいい」と目を閉じるパリンヤー。ブリラックは杖を振り上げます。必死にパッタマーの閉じ込められた棺おけを開けようとするマユリー。パリンヤーの額にブリラックの杖が振り下ろされようとしています。まさにその瞬間、棺おけが開きます。マユリーとの再会を喜ぶパッタマー。「もう大丈夫。一緒に戻りましょう」というマユリーに連れられて歩き出します。

しかしそこへ戻ってきたブリラック。「よくも余計なことを!」とマユリーの首を絞めます。苦しむマユリーを見て、パッタマーは「あなたを受け入れてもいい」と言ってしまいます。「誓え!」とブリラックに促され、ブリラックのものとなることを誓うパッタマー。戻ってきたマユリーは、パッタマーの名前を口にし、そのまま意識を失ってしまいます。目を覚ましたマユリーは、パッタマーがブリラックのものとなることを受け入れたことを話します。「助けられなかった私を許して欲しい」と言うマユリーに、「あなたのせいじゃない。他にも方法がきっとあるはずだ」とパリンヤーは慰めの言葉をかけます。

パッタマーがブリラックを受け入れたことがどうしても信じられないウィスートは愕然とします。いてもたってもいられず、なだめるパリンヤーにも声を荒げるウィスートでしたが、マユリーは「あの棺おけのある場所は分かる」と言い出します。再び瞑想に入り、あの棺おけがホテルにあることを確信するマユリー。ブリラックは、パッタマーの魂を永遠に自分のものとするため、瞑想に入ります。マユリーも、棺おけがホテルのどこにあるのか探るため再び瞑想に入ります。パリンヤーたちは、パッタマーの魂を取り戻すため、強い決意をもってホテルに戻ってきます。

このあとひとりずつアップになっていましたが、なんかカッコよかった!!

とうとうブリラックに屈してしまったパッタマー。無理やり誓わされていましたが・・・一度誓った言葉を覆すことは果たして出来るのでしょうか。あれだけ棺おけを探しまくって、結局は自分たちのすぐ近く、ホテルのなかにあった、というのがなんとももどかしい展開ではありましたけど、棺おけを見つけて、そこからブリラックとの最期の戦いになるのでしょう。パリンヤー、ウィスート、チンチャイ、他2名とホテルに戻ってきて門を開くシーン、なんかすごくかっこよかった!ストーリーはいよいよクライマックスです。憎しみを残したままの解決じゃなく、ちゃんとブリラックも納得した上での展開になればいいですね。


第26話
ホテル内をくまなく探すパリンヤーたちでしたが、それらしい部屋は見当たりません。ブリラックの部屋だからと、使用を禁じられていた部屋の前で覚悟を決めるパリンヤー。一同見守る中、扉を開こうとします。しかしそこへ行方の分からなくなっていたマーリサーが突然現れます。「死んでしまえ!」と取り乱した様子のマーリサーを必死に落ち着かせようとするチンチャイ。マーリサーの投げつけた壷が壁にあたり、壁を傷つけますが、その傷を見てウィスートは「この壁はなんだかおかしい」と言い出します。壁の後ろが空洞になっていて、そこになにかが隠されているのではというウィスート。

パリンヤーは壁を壊します。そこへ現れたブリラック。「邪魔はさせない」と、ものすごい力で二人を倒します。ウィスートが倒れた拍子に壁が抜け、そこには本当に隠し部屋がありました。島に残り、パリンヤーたちの安全を祈り続けるマユリー。寺の塔の裏から古い剣を発見します。その剣が、かつてブリラックが処刑に使っていた二振りの剣のうちの1本だと知ったマユリーは、パリンヤーたちのもとへ届けると言い出します。危険だからと反対するメイドを押し切り、船に乗り込もうとするマユリー。一方チンチャイは、村人にブリラックのことを話します。

「どうかみんなで力を合わせて、あの魂を鎮めたい」というチンチャイの言葉に、村人も同調。おのおの家にある仏像を持ち寄り、ブリラックの力を封じようとします。パリンヤーたちの不審な動きに備えて、再び棺おけに閉じ込められたパッタマーでしたが、外でブリラックがウィスートやパリンヤーを殺そうとしていることに感づき、必死に棺おけから出ようとします。ウィスートに杖を振り上げるブリラック。間一髪のところでパッタマーがウィスートを守ります。「これ以上人を殺し、傷つけるなんて耐えられない。私のことも早く殺してしまえばいい」というパッタマーに、ブリラックは一瞬辛そうな表情を見せます。

しかしすぐに気を取り直し、再び恐ろしい形相に戻ったブリラック。パッタマーは怯みますが、ブリラックは突然頭を抑え苦しみ始めます。外には大勢の村人が集まっていました。チンチャイによって大勢の僧侶たちも集まってきていました。ブリラックの魂を鎮めようと皆で一心に経文を唱えます。経文が聞こえてくるたびブリラックは苦しみはじめます。慈悲の光がホテルに降り注ぎ、部屋は金色の光に包まれます。村人と、僧侶たちの読経により、ブリラックはとうとう身動きが取れなくなってしまいます。

ウィスートが海の底から見つけたのと同じもの。ようやく見つかりました。

とうとう隠し部屋を発見しましたね。「今までずっと住んでいたけど、まったく気付かなかった」とパリンヤーも言っていましたが、それほど巧妙に隠された部屋、ということだったのでしょう。ウィスートは建築関係の仕事をしている、という設定になっていましたが「今まで何軒も家を建てて来たから分かる」というウィスートの言葉が生きていましたね。ブリラックを封じるため、大勢の僧侶たちが集まっていましたが、これで本当にブリラックは封じられるのでしょうか。剣を届けようとしているマユリーは間に合うのでしょうか。余談ですが、ウィスート役Ton、いいですね。ドラマデビューから1年あまり・・・表情に幅があるといいますか、いい役者さんになってきたなぁと今日改めて思いました。

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