テムテムな日常

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「幽霊ホテル」5週目

2010-03-12 | タイドラマ「RongreamPii/幽霊ホテル」
第15話
その男は20年前にも、暴れるブリラックの魂を沈めるため仏像を持ってきたティアムでした。「パンとは古い知り合いで、今日ここへ来たのは、パンが夢に現れ、娘を助けて欲しいと言ったからだ」と理由を話し始めます。サラピーにそっくりなパッタマーが再び狙われることになるのではというティアム。パッタマーにお守りのプラを渡します。ブリラックの魂を再び沈め、もう誰にも悪いことをしないようにするためにはどうすればいいか一同頭をひねります。そしてティアムがひとりの僧侶のことを思い出します。その僧は、マユリーとも親交のあった人物でした。一向は僧のもとへ向かいます。

寺は寂れすっかり荒れ果てていました。「何をしにきた?」と不審な男に声をかけられ驚くパリンヤーたち。僧に会わせて欲しいと頼みます。男に連れて行かれた先は、墓でした。諦めきれず「弟子はいないのか?」と男に尋ねます。弟子はいないと言う男は、そのまま立ち去ってしまいますが、マユリーは幼い頃、僧に会ったことがあり、弟子がいたこと、そしてその弟子こそがさっきの男だと思い出します。あわてて後を追いかけ、「あなたしか私たちを助けられない」と頼み込むのですが、男は「もう弟子ではない。自分にはかかわらないでくれ」と家に入ってしまいます。

マーリサーは、深夜部屋でブリラックの魂と遭遇。大騒ぎになります。パッタマーが「封印のプラを持っているから大丈夫」と言いますが、取り乱したマーリサーは「よこしなさい!」とパッタマーからプラを取り上げようとします。プラを取り上げたマーリサーは、恐怖のあまりホテルから出てしまいます。このときをブリラックは待っていたのでした。ウィスートはパッタマーを連れて逃げ出します。一方、嵐のため足止めを食っていたパリンヤーたちの前に、見違えるように身なりを整えた昼間の男が現れます。夢で僧からお告げを受けた男は、トゥームと名乗りブリラックの魂を封印することを約束します。

逃げるパッタマーとウィスートの前にブリラックが現れます。「私からまた逃げるつもりか」と凄むブリラック。「お前は私のものだ」と言うブリラックに、ウィスートは「パッタマーを絶対に傷つけさせない」と正面から挑むのですが、ブリラックの霊力でパッタマーを取り上げられてしまいます。「彼を放して!!」と訴えるパッタマー。「その男が好きなのか」というブリラックに、はっきりと「私はこの人が好き」と答えるパッタマー。逆上したブリラックはウィスートを痛めつけます。パッタマーがいくら訴えても、ブリラックは攻撃をやめません。ウィスートの意識が次第に遠のいていきます。

光輪を背負う僧の姿・・・これって世界共通のイメージなのかも。

生前、慈悲のかけらもなかったブリラックをたった一人諌め、改心させようとした高僧が、ブリラックの死後幾度となくパリンヤーたちを守ってきてくれてきたのですね。僧の弟子だったトゥームが、どういう理由であんな堕落した生活を送っていたのかは語られませんでしたが、夢のお告げに出てきた僧は、金色に光り輝き後光が差していて・・・すごく仏教的ないいシーンでした。ブリラックの魂を沈めるため、再び心を入れ替えたトゥーム。これからパリンヤーたちを助け導く存在になっていくのでしょう。トゥームは自分のことを「アージャーン(師)」と名乗っていましたが、これは僧侶というよりは呪術師のような位置づけなのでしょうか?僧衣はまとっていませんでしたよね?ウィスートがピンチです。早くなんとかして!!


第16話
ブリラックに痛めつけられるウィスート。そこへトゥームに連れられたパリンヤーたちが到着。トゥームとブリラックの力比べになります。術を使いブリラックを動けなくするトゥーム。トゥームに促され、パリンヤーたちはひとまず安全な場所へ逃げます。ブリラックも負けずにトゥームの術を跳ね返します。トゥームは結界を使いブリラックを封じようとします。「これで終わりだと思うなよ」と不敵な笑いを浮かべるブリラック。逃げようとしたトゥームでしたが、力を使いすぎたのか途中で倒れてしまいます。僧院にトゥームを運びいれ、パリンヤーたちは今後のことを案じます。

朝、家の前で倒れているマーリサーを発見した母親。「お化けが!」とわけの分からないことをいう娘を介抱します。ホテルでまたなにかあったのではと案じるチンチャイは、急いでホテルへ向かいますが、誰もいません。窓から中に入り、様子を伺いますがホテルは無人です。今度はマーリサーの体を使おうとするブリラック。マーリサーの家へと向かいます。目を覚ましたマーリサーに声をかける母親でしたが、なんだか様子が変です。「私はおまえの娘などではない」というマーリサー。母親に近づけた顔は、ブリラックの顔でした。再びマーリサーの体に入ったブリラックは、ゆっくりと起き上がります。

パッタマーの前に現れたマーリサー。昨夜嵐のなかひとりで出て行ってしまったマーリサーを気遣う言葉をかけるパッタマーでしたが、マーリサーは「プラを返しにきた」と言います。「大切なものなの。ありがとう」というパッタマーでしたが、マーリサーが足を引きずって歩いているのをみて、ブリラックに乗り移られていることを悟り、すぐに大声で助けを求めます。マーリサーは、パッタマーを守ろうとするウィスートを一撃。パッタマーを連れ去ってしまいます。ブリラックに再びパッタマーを奪われてしまったことで動揺するウィスート。助けに行こうとするウィスートを一同なだめます。

ブリラックに捕らえられ意識を失ったまま眠り続けるパッタマー。ホテルを調べに来たチンチャイでしたがなにも見つからず家に戻ります。家には気を失った母親が。「マーリサーが・・・お化けが・・・」とうわごとを言いおびえる母親に、なにかあったと直感するチンチャイ。マーリサーは砂浜でふと我に返ります。そばには女の幽霊たちが。ぼろぼろの姿で母親の前に戻ってきたマーリサー。混乱し取り乱す二人に、チンチャイもどうしていいか分かりません。一方意識を取り戻したパッタマー。そばにはブリラックがいます。「私の妻になれ、サラピーのかわりに」というブリラックに、パッタマーは混乱します。

捕らえられてしまうパッタマー。一応丁寧に扱われているんですよね。

トゥームの力を借りてブリラックと戦うことになるパリンヤーたち。冒頭の呪術比べはドラマならではの描写なんですけど・・・やはりまだブリラックのほうが一枚上手か?!そしてとうとうブリラックがパッタマーを連れ去ってしまいました。ブリラックが普段いる部屋は立ち入り禁止なので、誰もパッタマーを探し出すことはできないかも。「サラピーに代わって」と呼びかけていましたが、やはりブリラックは今でもサラピーのことを愛しているわけで・・・なんかちょっと切なかったですね。連れ去られたパッタマーを探しにいくといってきかなかったウィスート。このふたりの関係ももうちょっと進展して欲しいですね。パッタマーを取り返すことは果たして出来るのでしょうか?今のところ、やはりまだブリラックのほうが強いような気がするのですけど・・・。


第17話
母サラピーに代わって妻になるよう命じるブリラックに、パッタマーは「ありえない」ときっぱり拒絶。「絶対にこの気持ちは変わらない」というパッタマーに、ブリラックは少し寂しげな表情を見せ、消えてしまいます。一方、寺で瞑想をしていたトゥームの脳裏に、大振りの剣が浮かびます。「ブリラックは、剣に宿っているのではないか」と言い出すトゥーム。しかしその剣を探すにはホテルへ戻らなければなりません。その頃チンチャイは、一連の事件が幽霊の仕業によるものだとは考えられないながらも、なにか手掛かりがないかと古い記録を探しに向かっていました。

ブリラックが処刑に使っていた剣には、首をはねてきたものたちの怨念がこもり、強力な力を持っていることが古い記憶から分かります。チンチャイも剣を探しにホテルへ向かいます。トゥームの呪術で姿を隠しホテルへ入るパリンヤー、ウィスート、トゥーム、そしてティアム。マユリーは、外で術を施したろうそくの番をしていました。「火が消えたら術も解ける」と言われ、ろうそくを見守っていたマユリーでしたが、そこへ現れた半狂乱の姉マーリサーともみ合いになるうち、ろうそくの火が消えてしまいます。火が消えたことを感じたトゥームは、「すぐにここからでなければ」と言います。

パッタマーはブリラックの部屋にいると踏んだウィスートは、急いでブリラックの部屋へ向かいます。パッタマーを助け出し、ひとまず逃げることに。しかしブリラックに見つかってしまいます。「邪魔者は殺す!」と凄むブリラック。「その人を殺してはダメ。私は彼を愛している」というパッタマーの言葉に、一瞬怯むブリラックでしたが、ウィスートを海へ放り投げてしまいます。一方ホテルから逃げ出してきたパリンヤーたちは、チンチャイと出くわします。「なにがあったのか、なにをしていたのか言え」と言うチンチャイに「今そんなことをしてる場合じゃない」と返すパリンヤー。ひとまず逃げます。

海に放り投げられたウィスートは、海中で意識を取り戻します。海底に光るものを見つけ、拾い上げてみるとそれは古い剣でした。一方意識を失っていたチンチャイは、マーリサーに起こされます。すっかり気がふれてしまったマーリサーを病院へ連れて行きます。剣を探しに言ったものの結局見つからず、剣は屋敷にはないのでは?と言い出すマユリー。そこへ剣を持ったウィスートが戻ってきます。ブリラックに海へ放り投げられたおかげで剣を見つけたことを話すウィスート。剣は強い力を放ち、強力な霊力が宿っていました。この剣こそがブリラックの剣だったのです。

でもたしかこの剣って、2振りありましたよね。

パッタマーに「妻になれ」と迫ったものの、またサラピーのときと同じようにきっぱり拒絶されるブリラック。「あなたのような悪霊を好きになるなんてありえない」ときっぱり言うパッタマーに、少し寂しい表情を見せるブリラックにちょっと同情してしまいました。歪んだ愛の形が、結局は自分も回りも苦しめていることになっていることに、ブリラックはまだ気付いていないのですね。そしブリラックのあの剣ですが、まさか海中にあったとは。しかし処刑に使っていた剣は2本。もう1本もどこかになるはずです。ブリラックの悪行の末命を失ったものたちの憎しみや怨念の詰まったあの剣こそが、ブリラックの魂を正しい方向へと導くのでしょうか?次の展開が気になります。


第18話
また再び事件が起きるに違いないとふんだ警察官のチンチャイたちは、深夜こっそりホテルの周りを探ります。どこかへ向かう様子のパリンヤーたちを発見し、こっそりあとをつけます。呪術師トゥームはとある場所へ一同を連れて行きます。そこはかつてブリラックが存命だった頃、処刑場だったところでした。呪文を唱え、例の剣に霊力を宿らせるトゥーム。一部始終をチンチャイたちも見守っていました。一方なにやら不審な動きを察知したブリラックは、トゥームが怪しげな術を施していることを知ると、自分のそばにいつもいる女の幽霊たちに命じ、じゃまをしに行かせます。

トゥームの呪術により、ブリラックの剣で処刑された数え切れないほどの魂が蘇ります。とても自分たちだけでは歯が立たないと察した女の幽霊たちは、ブリラックに助けを求めます。パリンヤーたちの前に現れたブリラックは、魂たちと戦うことに。もちろんブリラックは普通の悪霊ではありませんが、あまりにも敵が多いため次第に消耗していきます。様子をこっそり見ていたチンチャイは、あまりの出来事にわが目を疑いますが、ブリラックめがけて発砲。しかしブリラックに倒されてしまいます。とうとう魂たちをすべて片付けたブリラック。パリンヤーは剣を抜き、ブリラックと対峙します。

ブリラックめがけて振り下ろした剣が、ブリラックの体を切り裂きます。体からあふれ出た怨念は空へ上っていき、とうとうブリラックを倒します。ブリラックを倒すため集まってきた魂たちを浄化するトゥーム。パッタマーが監禁されていた部屋からも邪気が消え、パッタマーは迎えに来たウィスートからブリラックの消滅を聞かされます。改めて無事を喜び合うパッタマーとウィスート。すべてを見届けたチンチャイは、「信じられない」と言いつつも、一連の事件がブリラックの魂によるものだということに理解を示します。パリンヤーはチンチャイに、マユリーとの交際を正式に申し込みます。

改めてトゥームに感謝の気持ちを述べるパリンヤーたち。村人たちの間にも、ホテルから悪霊が消えたことはすぐ話題になり、ひまをとっていた従業員たちも戻ってきます。パッタマーとウィスートは改めて平和を喜び合い、パリンヤーはマユリーに結婚を申し込みます。すべてが滞りなく、順調に過ぎていこうとしていました。ある夜、かつてブリラックの側近だった男プーンのもとへブリラックの魂がやってきます。「私に代わって、あいつを殺せ!」というブリラック。「誰のことですか?」と恐れおののきながら尋ねるプーンに、ブリラックは呪術師トゥームの名前を口にします。

怨霊のすべてがブリラックめがけて振り下ろされます!!

やっぱりそう簡単に話は終わりませんでしたね。ブリラックとトゥームの霊力勝負、今回はトゥームの勝ち、ということで終わりましたが、やはりブリラックは消滅していませんでした・・・せっかくすべてがまるく納まりかけていたというのに。パリンヤーとマユリーも無事に結ばれるようだし、パッタマーとウィスートもなんだかいい感じ。ところで、ブリラックが処刑に使っていた剣は2本ありましたよね?もう1本はどこへ行ったのでしょうか?まだ消滅していなかったブリラックを倒すのに、ほかに方法はあるのでしょうか?予告では、トゥームも葬り去られてしまっていましたけど、これから先パリンヤーたちを助けてくれる人物はいるのでしょうか?まだ物語りは終わりません。

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