第2話
ヨートクワンは、父親が若い女性を後妻にとることがどうしても許せません。「あんな子供をこの家に入れるなら、僕はこの家から出て行く!」といい、荷物をまとめ家を出てしまいます。ひとまず恋人セーンカムの家に行きますが、家を出ることを話すと「私よりも自分のことが大切なのね」とセーンカムに別れを切り出されてしまいます。一方タットダーオの家には、タットダーオを探す不審な男が現れ、叔母のティアンは警戒します。パッタナーとの結婚が嫌で、夜こっそり家出をしようとしたタットダーオでしたが、ティアンに見つかってしまいます。「バンコクのブッサヤー家に言って、お父さんのことをもっと知りたい」と言うタットダーオに、ティアンは同情し、バンコクまで付き添うことに。しかし二人の前に、昼間の男が現れ、銃を向けます。
どうにか男から逃げ延びたタットダーオたちでしたが、バンコクへ行くにはお金が足りません。困ったティアンは友人のバーンに相談。バーンもちょうど主人をバンコクへ送るところだと言います。車に乗せてくれるよう強引にバーンに頼み込むティアン。そして理由は分からないながらも命を狙われかけたタットダーオを気遣い、髪を切って男装することを勧めます。過去の自分と決別し別人となることを決意したタットダーオ。自分で髪を切り落とします。身支度を整えたタットダーオは、バーンと、バーンの主人のまえに現れますが、なんとバーンの主人とは先日橋の上で出会ったヨートクワン、つまり自分の結婚相手パッタナーの息子だったのでした。
驚いて家に戻ってしまうタットダーオ。散々待たされたヨートクワンは苛立ち、車を出そうとしてしまいます。慌ててバーンが止めに入り、ティアンもタットダーオの無礼を詫びます。「僕が悪いんです。すみません」とタットダーオも早速男言葉で謝ります。ヨートクワンの隣に座ったタットダーオは、いつ自分のことがばれるか気が気ではありません。途中トイレ休憩に立ち寄り、トイレに入ろうとしたタットダーオでしたが、ヨートクワンに「男便所はこっちだ」と無理やり連れて行かれてしまいます。「もう無理!」と不安を訴えるタットダーオ。「なにか隠し事があるのか」とバーンに怪しまれ、ティアンは苦し紛れに「タットはお母さんを殺されて、裁判のお金が必要。バンコクに着いたらすぐに仕事を探さなくては」と嘘をつきます。
ブッサヤーの秘書プワンは、事故で怪我をしながらも生きていました。タットダーオが描いたブッサヤーの絵を、ブッサヤーの息子テームに見せます。サインを見て、プワンはタットダーオがブッサヤーと最初の妻との間にできた娘であることを話します。そこへ現れた母親のドゥアンは「余計なことは知らなくていい!」とプワンを怒鳴りつけます。「遺産なら欲しいだけあげる。ブッサヤーの遺言書はどこ?」とこっそりプワンに詰め寄るドゥアン。ブッサヤーとは長い付き合いで、ドゥアンの不貞もすべて知っているプワンは「遺産なんていらない。私はいつまでもブッサヤー氏に仕えるだけだ」ときっぱりドゥアンの要求をはねつけます。一方、タットダーオとヨートクワンもふとしたことから口論に。ヨートクワンは先に車を出してしまいます。
まだ男装がしっくりこないタットダーオ。胸を隠すのがカワイイ。
タットダーオの描いたブッサヤーの絵を家に飾ろうとするテーム。姉のトームは「血も付いてるし、こんな絵飾らないで!」と怒ります。口論になったところに祖母と、叔母テムドゥアンが割って入ります。「いい絵ね。どこにでも飾ればいいわ」という祖母に、腹を立てたトームは「父さんが亡くなって、いずれ私がこの家の当主になる。そうなったら誰にも文句は言わせない!」と怒鳴り散らします。一方ヨートクワンの車においていかれたタットダーオたちはひたすら歩き、疲れ果てていました。食事をとっていたヨートクワンたちにとうとう追いつき、タットダーオは自分の非を詫びます。「おまえは仕事を探しているそうだな。そういえば、ブッサヤー家で使用人を探していたようだが・・・」と言いかけたヨートクワンの言葉に食いつくタットダーオ。「なんでもします!」と急に元気になります。
ドゥアンは何者かと待ち合わせをしていました。相手はドゥアンの浮気相手で、その男はタットダーオを殺そうと家に現れた男でした。「タットダーオは始末した」と言う男に、ドゥアンは満足げにうなづき、金を渡します。一方タットダーオたちは、途中の山でキャンプをすることに。アウトドアには慣れているらしいヨートクワンから、タットダーオはさっそく水汲みをしてくるよう命じられます。すっかり男の子として扱われるタットダーオのことが、ティアンは気が気ではありません。与えられた時間内にどうにか水汲みをしてくるタットダーオでしたが、「こんな少しの水じゃダメだ」とバーンに言われてしまいます。「ちゃんとやりますから、ブッサヤー家で働かせてもらえるよう取り計らってください!」とタットダーオは必死に訴えます。
食事の時間に遅れて戻ってきたドゥアン。祖母はそれとなくドゥアンを責めます。さっそく母の味方をするトームは、昼間の絵を巡った口論を母に告げます。絵がタットダーオの描いたものだと知ったドゥアンは、すぐに絵を捨てるように言いますが、祖母は「この絵を誰が描いたかなんてどうでもいい。この絵は私の最愛の息子が最期に残したもの」ときっぱり宣言。絵を壁にもどしてしまいます。タットダーオのことを尋ねるテームに、祖母は、「前妻のジッタリーはばくち好きのどうしようもない女で、本当にブッサヤーの子供かどうか分かったもんじゃない」と話します。一方キャンプ中のタットダーオは、火の番をしながら外で寝るよう言われます。止めようとするティアンをさえぎり、外で寝るタットダーオに、ヨートクワンは寝袋を投げてよこします。
朝になり、水汲みに来たタットダーオ。しかしヨートクワンが水浴びをしているのを見てこっそり逃げ出そうとしますが、ヨートクワンは服を持ってくるよう言います。しぶしぶ裸のヨートクワンに近づくタットダーオ。服を渡し、いちもくさんに逃げ出します。チェンマイでは、パッタナーがタットダーオとの結婚に向けた準備を始めていました。ジッタリーはパッタナーにタットダーオがいなくなったことを伝えに行くのですが、なかなか言葉が出ません。パッタナーが席を外した間に、ブッサヤーの秘書プワンが現れます。タットダーオに会いに来たというプワンに、ジッタリーはタットダーオが家出したことを伝えます。「もしかして、遺言があるの?」と顔を輝かせるジッタリーに「タットダーオにしか言わない」とプワンは言葉を濁します。
祖母の部屋を勝手に移動しようとするドゥアン。「これからは私がこの家の当主だから」と言い張るドゥアンの剣幕に誰も逆らえません。キャンプ中のタットダーオは、ヨートクワンにブッサヤー家の様子を尋ねます。家族構成を教えられ、さらに話を聞こうとするタットダーオにヨートクワンは「どうしてそこまで知りたがる?」と不審な目を向けます。慌てて話をそらせようとしたタットダーオでしたが、そこへ電話が。「今から戻ってくれば、結婚式には間に合う。お父さんと仲直りして」というセーンカムに言葉を荒げてしまうヨートクワン。タットダーオは「花嫁も心変わりするかもしれません」ととりなすのですが、「あの女は金に飢えている。母親も同じだ」というヨートクワンの言葉に、ついむきになって言い返してしまいます。
いいもんわるもんがまだはっきりしない序盤から、おもいっきり悪役な二人。
今日はいろいろと補足がありますね。まず、ブッサヤーとジッタリーの関係。ブッサヤーは貧しい家のジッタリーと最初の結婚をするのですが、当時からジッタリーはばくち好きのろくでなし。ブッサヤーの母はそんなジッタリーを受け入れることができず、タットダーオが生まれてからもタットダーオがブッサヤーの子供だと信じず、追い出してしまったのでした。それでも死の間際までタットダーオの描いた絵を大切に持っていたブッサヤー。「タットダーオは本当の娘じゃない」と祖母から聞かされても、父の態度からテームはきっと本当の娘に違いないと確信していましたね。そしてそのテームと、姉トーム、テームは祖母や父を大切に思うよい子のようですが、姉のトームは母親に瓜二つ。母の連れ子である自分にとって、死んだ父ブッサヤーは金づるでしかないようです。手のひらを返したように祖母に辛く当たるトーム、これからもなにかやってくれそう。そしてドゥアンの横暴ぶりを心配する弟ウィトゥン。もうひとりの姉テムドゥアンにドゥアンのことを尋ねていましたが、テムドゥアンは「あの人にもいろいろあるのよ」ともはやすっかり呆れた様子。テムドゥアンの動向も気になるところです。ブッサヤーと最後まで一緒にいて、ブッサヤーが唯一心を許していた人間でもあるプワン、秘書でもあり、友人でもあるようで、タットダーオはプワンの存在をブッサヤーから聞かされていたようです。ブッサヤーとはもう何十年もの付き合いで、前妻ジッタリーのことも、後妻ドゥアンの不貞もすべて知っているし、財産に関する遺言を言うようジッタリーに迫られても口を閉ざしていたプワン。信用できる人のようです。この先タットダーオの味方になってくれることでしょう。
男装してヨートクワンと一緒にバンコクを目指すタットダーオ。本当は女の子だなんて思ってもいないヨートクワンに、まるで弟のように雑にこき使われていますが、肩に手を回されたり、裸のまま自分の前に現れたりするヨートクワンにいちいち驚くタットダーオがカワイイ。ヨートクワン、結構怒っているシーンが多くて、きつい口調でまくし立てる場面ばっかりですが、そんな中たまに見せるお兄さん的な優しさにぐっときますねぇ。「女から男になったのか、それとも男で女っぽくなったのか」とタットダーオの「男の子にしては不自然な弱々しさ」をからかっていましたけど、なんとなく悪態をつきながらも放っておけない感がありますね。そして問題の絶えないブッサヤー家。ブッサヤーの最期の遺言は、きっと物語の最後まで出てこないと思うんですけど、やはりこの遺言を巡ってさまざまな人間模様が描かれるようです。
ヨートクワンは、父親が若い女性を後妻にとることがどうしても許せません。「あんな子供をこの家に入れるなら、僕はこの家から出て行く!」といい、荷物をまとめ家を出てしまいます。ひとまず恋人セーンカムの家に行きますが、家を出ることを話すと「私よりも自分のことが大切なのね」とセーンカムに別れを切り出されてしまいます。一方タットダーオの家には、タットダーオを探す不審な男が現れ、叔母のティアンは警戒します。パッタナーとの結婚が嫌で、夜こっそり家出をしようとしたタットダーオでしたが、ティアンに見つかってしまいます。「バンコクのブッサヤー家に言って、お父さんのことをもっと知りたい」と言うタットダーオに、ティアンは同情し、バンコクまで付き添うことに。しかし二人の前に、昼間の男が現れ、銃を向けます。
どうにか男から逃げ延びたタットダーオたちでしたが、バンコクへ行くにはお金が足りません。困ったティアンは友人のバーンに相談。バーンもちょうど主人をバンコクへ送るところだと言います。車に乗せてくれるよう強引にバーンに頼み込むティアン。そして理由は分からないながらも命を狙われかけたタットダーオを気遣い、髪を切って男装することを勧めます。過去の自分と決別し別人となることを決意したタットダーオ。自分で髪を切り落とします。身支度を整えたタットダーオは、バーンと、バーンの主人のまえに現れますが、なんとバーンの主人とは先日橋の上で出会ったヨートクワン、つまり自分の結婚相手パッタナーの息子だったのでした。
驚いて家に戻ってしまうタットダーオ。散々待たされたヨートクワンは苛立ち、車を出そうとしてしまいます。慌ててバーンが止めに入り、ティアンもタットダーオの無礼を詫びます。「僕が悪いんです。すみません」とタットダーオも早速男言葉で謝ります。ヨートクワンの隣に座ったタットダーオは、いつ自分のことがばれるか気が気ではありません。途中トイレ休憩に立ち寄り、トイレに入ろうとしたタットダーオでしたが、ヨートクワンに「男便所はこっちだ」と無理やり連れて行かれてしまいます。「もう無理!」と不安を訴えるタットダーオ。「なにか隠し事があるのか」とバーンに怪しまれ、ティアンは苦し紛れに「タットはお母さんを殺されて、裁判のお金が必要。バンコクに着いたらすぐに仕事を探さなくては」と嘘をつきます。
ブッサヤーの秘書プワンは、事故で怪我をしながらも生きていました。タットダーオが描いたブッサヤーの絵を、ブッサヤーの息子テームに見せます。サインを見て、プワンはタットダーオがブッサヤーと最初の妻との間にできた娘であることを話します。そこへ現れた母親のドゥアンは「余計なことは知らなくていい!」とプワンを怒鳴りつけます。「遺産なら欲しいだけあげる。ブッサヤーの遺言書はどこ?」とこっそりプワンに詰め寄るドゥアン。ブッサヤーとは長い付き合いで、ドゥアンの不貞もすべて知っているプワンは「遺産なんていらない。私はいつまでもブッサヤー氏に仕えるだけだ」ときっぱりドゥアンの要求をはねつけます。一方、タットダーオとヨートクワンもふとしたことから口論に。ヨートクワンは先に車を出してしまいます。
まだ男装がしっくりこないタットダーオ。胸を隠すのがカワイイ。
タットダーオの描いたブッサヤーの絵を家に飾ろうとするテーム。姉のトームは「血も付いてるし、こんな絵飾らないで!」と怒ります。口論になったところに祖母と、叔母テムドゥアンが割って入ります。「いい絵ね。どこにでも飾ればいいわ」という祖母に、腹を立てたトームは「父さんが亡くなって、いずれ私がこの家の当主になる。そうなったら誰にも文句は言わせない!」と怒鳴り散らします。一方ヨートクワンの車においていかれたタットダーオたちはひたすら歩き、疲れ果てていました。食事をとっていたヨートクワンたちにとうとう追いつき、タットダーオは自分の非を詫びます。「おまえは仕事を探しているそうだな。そういえば、ブッサヤー家で使用人を探していたようだが・・・」と言いかけたヨートクワンの言葉に食いつくタットダーオ。「なんでもします!」と急に元気になります。
ドゥアンは何者かと待ち合わせをしていました。相手はドゥアンの浮気相手で、その男はタットダーオを殺そうと家に現れた男でした。「タットダーオは始末した」と言う男に、ドゥアンは満足げにうなづき、金を渡します。一方タットダーオたちは、途中の山でキャンプをすることに。アウトドアには慣れているらしいヨートクワンから、タットダーオはさっそく水汲みをしてくるよう命じられます。すっかり男の子として扱われるタットダーオのことが、ティアンは気が気ではありません。与えられた時間内にどうにか水汲みをしてくるタットダーオでしたが、「こんな少しの水じゃダメだ」とバーンに言われてしまいます。「ちゃんとやりますから、ブッサヤー家で働かせてもらえるよう取り計らってください!」とタットダーオは必死に訴えます。
食事の時間に遅れて戻ってきたドゥアン。祖母はそれとなくドゥアンを責めます。さっそく母の味方をするトームは、昼間の絵を巡った口論を母に告げます。絵がタットダーオの描いたものだと知ったドゥアンは、すぐに絵を捨てるように言いますが、祖母は「この絵を誰が描いたかなんてどうでもいい。この絵は私の最愛の息子が最期に残したもの」ときっぱり宣言。絵を壁にもどしてしまいます。タットダーオのことを尋ねるテームに、祖母は、「前妻のジッタリーはばくち好きのどうしようもない女で、本当にブッサヤーの子供かどうか分かったもんじゃない」と話します。一方キャンプ中のタットダーオは、火の番をしながら外で寝るよう言われます。止めようとするティアンをさえぎり、外で寝るタットダーオに、ヨートクワンは寝袋を投げてよこします。
朝になり、水汲みに来たタットダーオ。しかしヨートクワンが水浴びをしているのを見てこっそり逃げ出そうとしますが、ヨートクワンは服を持ってくるよう言います。しぶしぶ裸のヨートクワンに近づくタットダーオ。服を渡し、いちもくさんに逃げ出します。チェンマイでは、パッタナーがタットダーオとの結婚に向けた準備を始めていました。ジッタリーはパッタナーにタットダーオがいなくなったことを伝えに行くのですが、なかなか言葉が出ません。パッタナーが席を外した間に、ブッサヤーの秘書プワンが現れます。タットダーオに会いに来たというプワンに、ジッタリーはタットダーオが家出したことを伝えます。「もしかして、遺言があるの?」と顔を輝かせるジッタリーに「タットダーオにしか言わない」とプワンは言葉を濁します。
祖母の部屋を勝手に移動しようとするドゥアン。「これからは私がこの家の当主だから」と言い張るドゥアンの剣幕に誰も逆らえません。キャンプ中のタットダーオは、ヨートクワンにブッサヤー家の様子を尋ねます。家族構成を教えられ、さらに話を聞こうとするタットダーオにヨートクワンは「どうしてそこまで知りたがる?」と不審な目を向けます。慌てて話をそらせようとしたタットダーオでしたが、そこへ電話が。「今から戻ってくれば、結婚式には間に合う。お父さんと仲直りして」というセーンカムに言葉を荒げてしまうヨートクワン。タットダーオは「花嫁も心変わりするかもしれません」ととりなすのですが、「あの女は金に飢えている。母親も同じだ」というヨートクワンの言葉に、ついむきになって言い返してしまいます。
いいもんわるもんがまだはっきりしない序盤から、おもいっきり悪役な二人。
今日はいろいろと補足がありますね。まず、ブッサヤーとジッタリーの関係。ブッサヤーは貧しい家のジッタリーと最初の結婚をするのですが、当時からジッタリーはばくち好きのろくでなし。ブッサヤーの母はそんなジッタリーを受け入れることができず、タットダーオが生まれてからもタットダーオがブッサヤーの子供だと信じず、追い出してしまったのでした。それでも死の間際までタットダーオの描いた絵を大切に持っていたブッサヤー。「タットダーオは本当の娘じゃない」と祖母から聞かされても、父の態度からテームはきっと本当の娘に違いないと確信していましたね。そしてそのテームと、姉トーム、テームは祖母や父を大切に思うよい子のようですが、姉のトームは母親に瓜二つ。母の連れ子である自分にとって、死んだ父ブッサヤーは金づるでしかないようです。手のひらを返したように祖母に辛く当たるトーム、これからもなにかやってくれそう。そしてドゥアンの横暴ぶりを心配する弟ウィトゥン。もうひとりの姉テムドゥアンにドゥアンのことを尋ねていましたが、テムドゥアンは「あの人にもいろいろあるのよ」ともはやすっかり呆れた様子。テムドゥアンの動向も気になるところです。ブッサヤーと最後まで一緒にいて、ブッサヤーが唯一心を許していた人間でもあるプワン、秘書でもあり、友人でもあるようで、タットダーオはプワンの存在をブッサヤーから聞かされていたようです。ブッサヤーとはもう何十年もの付き合いで、前妻ジッタリーのことも、後妻ドゥアンの不貞もすべて知っているし、財産に関する遺言を言うようジッタリーに迫られても口を閉ざしていたプワン。信用できる人のようです。この先タットダーオの味方になってくれることでしょう。
男装してヨートクワンと一緒にバンコクを目指すタットダーオ。本当は女の子だなんて思ってもいないヨートクワンに、まるで弟のように雑にこき使われていますが、肩に手を回されたり、裸のまま自分の前に現れたりするヨートクワンにいちいち驚くタットダーオがカワイイ。ヨートクワン、結構怒っているシーンが多くて、きつい口調でまくし立てる場面ばっかりですが、そんな中たまに見せるお兄さん的な優しさにぐっときますねぇ。「女から男になったのか、それとも男で女っぽくなったのか」とタットダーオの「男の子にしては不自然な弱々しさ」をからかっていましたけど、なんとなく悪態をつきながらも放っておけない感がありますね。そして問題の絶えないブッサヤー家。ブッサヤーの最期の遺言は、きっと物語の最後まで出てこないと思うんですけど、やはりこの遺言を巡ってさまざまな人間模様が描かれるようです。
taddaoが
がんばって男言葉使ってたり、
驚いたりしてるところが
カワイイですね。
Punchファンの人はそう思うんでしょうね。
私は、ヨートクワン(ジャオノーイ)役のポーが好きなので、ポーばっかり観てます(笑)。
お兄さんぽいポーがステキ~!!