第11話
市場で朝食をとっていたマーリサーたち。食事のまずさに「ホテルへ行って洋食を食べるのはどう?」と母に提案します。その話を聞いていた市場のおやじから、ホテルのパンという男が殺人罪で警察から逃げていると聞かされ、マユリーはパリンヤーを心配します。父が殺人犯だと決め付けられ、娘のパッタマーはいてもたってもいられません。兄パリンヤーとウィスートが父の行方を捜しに出かけます。その頃パンは、流れ着いた地方の村でゴミ箱から食べ物を漁っていました。村人に見つかり追われるパンを見て、ブリラックの魂が「逃がしはしない」と不敵に微笑みます。
パリンヤーのことが心配で様子を見に来るマユリー。心配してもらったことに対し、心から礼を述べるパリンヤーでしたが、またしてもマーリサーが邪魔にはいります。夜、野営をしていたパンの前にブリラックが現れます。「どうか勘弁して欲しい」と必死に訴えるパンを杖で殴りつけ、「私から逃げられると思うな」と脅します。父の居所も分からず、パッタマーは心配でたまりません。庭に出て一人涙を流すパッタマーを、ウィスートが慰めます。ブリラックの魂に追われるパンは、車にはねられてしまいます。眠りについていたパッタマーでしたが、父の夢をみて飛び起きます。
翌朝、パンが交通事故にあい病院にいるという知らせを受けた一同はすぐさま病院へ向かいます。パンがブリラックのせいでこんな目にあっていることを知っているプルアンは「悪霊め、出て来い!」と当り散らします。その言葉に逆上したブリラック、今度はプルアンに乗り移ります。病院のベッドでパンはなにかにおびえ尋常ではない様子でした。ブリラックに乗り移られたプルアンの姿にさらにおびえます。混乱しベッドに拘束されるパンに乗り移ったブリラックは紐を引きちぎりふらふらと歩き出します。庭に出ていた杭を見つけたブリラックは、パンの姿のまま、杭の上へ飛び降ります。
警察官のチンチャイは一連の事件にどうも腑に落ちないものを感じていました。パンの葬儀には、村人たちもやってきてパンを侮辱する言葉を投げつけていきます。すべての事情を知っているプルアンは耐え切れず、村人に殴りかかってしまいます。パンの棺に火がつけられ、みんなでパンの冥福を祈ります。「絶対にうらみは晴らす」とひそかに誓うプルアン。深夜、魂となったパンはホテルへ戻ってきます。入ろうとしますが女の幽霊たちがなかへ入れさせません。「入れてくれ」と懇願するパンの前に現れたブリラックは「一家末代まで根絶やしにしてやる!」とパンの魂を追い払います。
まさかこんなに早い段階で死んでしまうとは!!
ブリラック・・・やりすぎではないでしょうか?これではあまりにもパンが気の毒です。確かにもともとの原因はパンがサラピーを匿い逃げたことではありますが、嫌われる原因を持っていたのはブリラック自身なのですから。ブリラックに操られ、とうとう命まで奪われてしまったパン。強大な力を持つブリラックにはきっと力で敵うことはできないでしょうけど、パンにはパンを慕う家族がいます。きっと次に狙われるのはパッタマーなんでしょうけど、どうかパンも魂となってパッタマーを守る存在になってもらいたいものです。それにしても、ちょこちょこあらわれてはいちいちムカつくマーリサー、パリンヤーももっとはっきり拒絶すればいいのに!見ていてイライラしますね。
第12話
酒を飲んでブリラックの私室に入るプルアン。「悪霊め、出て来い!」と怒鳴り散らしますが、本当に現れたブリラックの姿に驚いて腰を抜かしてしまいます。部屋に戻りおびえるプルアンに、一同困惑を隠せません。一方マーリサーは、父親を亡くしパリンヤーが気落ちしているだろうからとホテルへしばらく泊まると言い出します。一人で娘を聞かせるが心配な母親は、妹マユリーも一緒に行かせることに。ホテルへ現れたマーリサーに「今ちょっとごたごたしているのに」と言葉を濁すパリンヤーを尻目に、マーリサーはさっさと部屋を取ってしまいます。
美人ではあるけれど横柄な態度のマーリサーに、ホテルの従業員たちも困惑気味です。夜になり、マユリーが眠っていることを確認したマーリサーは、一人でパリンヤーの部屋をノックします。「幽霊が出たの。怖くて眠れないから一緒にいて」と強引に迫るマーリサー。パリンヤーは「このホテルに幽霊なんていません。どうか僕をこれ以上煩わせないで」と、あからさまな好意を寄せてくるマーリサーをきっぱり拒絶します。すごすごと部屋に戻るマーリサーでしたが、姉の不在に気付いたマユリーからパリンヤーの部屋に行ったことを咎められ、激怒します。
プルアンたちは、ブリラックの魂を鎮めようと以前寺で会った怪しげな呪術師に相談。ホテルの部屋すべてに外から鍵をかけ誰も出てこられなくして、深夜こっそり呪術師と一緒に経文を唱えます。さっそく女の幽霊たちが相手になりますが、呪術を施した結界に入ってくることはできません。ブリラックも現れます。「その程度のもの、私には効かない」と不敵に笑うブリラック。結界をあっさりと乗り越え、さらに呪術師の耳を引きちぎってしまいます。叫び声にホテルにいた一同も目を覚ましますが、ドアを開けることができません。プルアンたちは震え上がり、急いでホテルに戻るのですが、ブリラックはプルアンを追いかけてきます。とっさに物置に隠れるプルアンでしたが、足を引きずりながら近づくブリラックの足音が聞こえてきます。
目の前に現れたブリラックにおびえるプルアン。扉を開けブリラックを中に閉じ込めたつもりでしたが、ブリラックは先回り。大声を上げるプルアンに、ようやく部屋の鍵を開けることの出来た一同が集まります。ブリラックはいち早く姿を消してしまっていましたが、いつまでもおびえ続けるプルアンを見て、パッタマーは「私がついてるから、兄さんたちはさきに休んで」と気遣いを見せます。混乱に乗じてパリンヤーとの関係を進展させたかったマーリサーでしたが、パリンヤーにちっとも相手にされず、パリンヤーはマユリーばかり心配するのですっかり機嫌を損ねてしまいます。
あやしげな呪術師の呪いでしたが、まったく歯が立ちませんでした。
今度のターゲットはプルアンのようですね。呪術でブリラックを封じようとしたものの、ブリラックにはまったく歯が立たないなんて・・・やはり封印されていた期間が長かった分、力も強大になっていったのでしょうか。ところで、呪術師のおやじの耳を引きちぎったあと、女の幽霊たちにその耳を与えていましたね。人肉を喰らう幽霊・・・なかなかオーソドックスな図式です。今のところ、ブリラックはパッタマーに対してはなんの攻撃もしていません。ブリラックが成仏する鍵はやはりパッタマー。パッタマーがそのことに気付くにはまだもう少し先になりそうですけど・・・予告ではマユリーがプルアン(もちろん中身はブリラック)に襲われていましたね。マーリサーとこれでまたひともんちゃくありそうですよ。
第13話
翌朝、ホテルの近くで村人から施しを受ける僧侶の前に、耳を引きちぎられ半狂乱となった例の呪術師が現れます。悪霊にやられたと言う彼の言葉は、すぐに村中の噂になり、警察官のチンチャイは、かつてブリラックがパンを恨みながら死んでいったことをパリンヤーたちに話します。パリンヤーとパッタマー、プルアンには、ブリラックから復讐される可能性があると言われ、不安を感じる一同。父パンが死んだのもブリラックのせいではないかと感づきます。プルアンに乗り移ったブリラックが、部屋に一人でいたマユリーに襲い掛かります。叫び声にパリンヤーが駆けつけてきます。
「何をしているんです!」と声を上げるパリンヤー。プルアンにはまだブリラックが乗り移ったままです。慌てて二人を引き離すパリンヤー。ブリラックは姿を消してしまいます。プルアンの行為を咎めるパリンヤーでしたが、プルアンにはなにがなんだか分かりません。誤解を解くことも出来ずホテルを出て行くことに。その後1通の手紙が届きます。父パンが死ぬ前に送ったものでした。手紙には、ブリラックの逆鱗に触れた両親のことが書かれていました。すべてのことは、ブリラックの怨霊の仕業だと知り、パリンヤーとウィスートは急いでプルアンを探しに行きます。
プルアンに乗り移ったブリラックは、従業員をひとり殴り倒していました。今度はその従業員に乗り移り、ホテルを出て行くプルアンに近づきます。車に乗り込んだプルアンは、従業員の様子がおかしいことに気付き、とうとう相手がブリラックであることに気付きます。必死に車から脱出、石で彼の頭を殴りますが、そんなことで相手はひるみません。もみ合いになりとうとうプルアンも命を奪われてしまいます。プルアンの行方を捜すパリンヤーとウィスートでしたが、森の中で変わり果てた姿のプルアンを発見します。そして丘の上に、そんな様子を黙って眺めている従業員が。
「こんなところで何をしている?」と従業員に尋ねるパリンヤーでしたが、「あいつが俺が殺した」と答える彼に混乱します。どういうことが尋ねるパリンヤーたちの目の前で、とがった棒を手にした彼は、「今にお前もこういう目にあう」と、いきなり棒を首に突き立て命を落としてしまいます。プルアンと、従業員の死をホテルのみんなに伝えるパリンヤー。警察官のチンチャイは、死人の相次ぐホテルにマーリサーとマユリーを家へ連れ戻そうとしますが、マーリサーは「私に指図しないで」と腹を立ててしまいます。ブリラックの怨霊のせいだと確信したパリンヤーは、戦う覚悟を決めます。
邪魔するものは皆殺し・・・生前の残忍さが蘇ります。
従業員のあの大男は、正直なんの関係もないわけで・・・たしかにパンやプルアンの手助けはしましたが、殺さなくてもいいのではないでしょうか?!もちろん、幽霊もののタイドラマでこの程度の死人は必要不可欠なんですけど・・・ちょっと残酷ですね。じわじわと追い詰められていくパリンヤーの精神状態が心配です。パンからの遺言代わりの手紙で、ブリラックがパンたちを恨む理由を知ったパリンヤー。パンにしてみれば仕方なかったこととはいえ、あまりにも深いブリラックの恨みに今のところどうすることも出来ずにいます。すべてを皆殺しにしようとしているブリラックから身を守るすべは果たしてあるのでしょうか?予告ではとうとうブリラックとパッタマーが対面していましたけれど・・・。
第14話
夜、改めてブリラックの私室だった部屋を確認するパリンヤーたち。飾られてあった写真から、パッタマーはブリラックが足を痛めていたことに気付きます。床にも足を引きずった後があり、改めて一連の事件はブリラックの魂に乗り移られたことによるものだと知ります。ホテルの従業員、そしてマーリサーとマユリーに「やはり悪霊がいることが分かった。責任は持てないので、出て行って欲しい」とパリンヤーは言います。しかしマーリサーは「私は悪霊なんて怖くない。出てこれるものなら、出てきなさいよ!」とたんかをきってしまいます。その言葉にブリラックは不敵な笑いを浮かべます。
荷物をまとめるマユリー。マーリサーは出て行く気などない様子です。部屋を出たマユリーの前にパリンヤーが。以前マユリーが渡したプラ(お守り)をマユリーに返そうとします。「きっとあなたを守ってくれるから」というパリンヤーに「あなたのほうが、守るものは多いはず」と答えるマユリー、パリンヤーはマユリーに、初めて自分の気持ちを伝えます。二人の様子をこっそり見ていたマーリサーは激怒。一同が避難しようとしているなか、マユリーを部屋に閉じ込めてしまいます。パリンヤーがマユリーを探しにいったあと、今度はマーリサーにブリラックの魂が乗り移ります。
ブリラックに乗り移られたマーリサーは、マユリーに近づきます。姉の無事を喜ぶマユリーでしたが、様子の違う姉に戸惑います。そばには女の幽霊が!幽霊たちに襲われるマユリーでしたが、マユリーのプラのおかげで部屋に入ることのできたパリンヤーに助けられます。マーリサーの姿のままパッタマーたちの前に現れるブリラック。マーリサーの体から出て直接パッタマーと対峙します。「あなたのように、人を愛することも知らず、心に憎しみしかない人になんか絶対に屈しない」ときっぱり宣言するパッタマーにブリラックは「今夜、お前の最愛の兄を殺す」と凄みます。
ブリラックに腕をつかまれ身動きの取れないパッタマー。部屋に入ってきたパリンヤーとウィスート。ブリラックにマユリーのプラを見せ近づくパリンヤーでしたが、ブリラックは仏の力をも跳ね返してしまいます。「今夜全員を殺す!」と杖を振りかぶるプリラックの前に立ちはだかるパッタマー。杖を振り上ますが、どこからか声が聞こえます。「王よ、殺してはいけない」その声にブリラックは聞き覚えがありました。躊躇するブリラックの隙を見て、一同はその場から逃げます。扉の外には、光り輝くプラを首からさげたひとりの男が。その慈悲の光に、ブリラックは再び封印されてしまうのでした。
「僕のこと心配してくれるの?」「兄さんを助けてくれる人がいなくなると困るから」・・・素直じゃな~い!!
自分たちの手には負えないととうとうホテルをブリラックに明け渡そうとしたパリンヤー。全員に復讐することしか頭にないブリラック。最後扉の外にいた男は、以前も仏像を持って現れたティアムという男です。またお告げがあったのか・・・とにかく今回は間一髪のところでブリラックの手から逃れられたわけです。あの言葉は確か、生前嬉々として処刑を行うブリラックを見かねた村の僧侶がブリラックにかけた言葉。あの言葉にひるむということは、ブリラックのなかにも無慈悲な殺生の報いとして自分の人生が決まった、という意識がどこかにあるのかもしれません。そのわずかな罪悪感を打ち消すために、あえて残忍に振舞っているのかもしれません。宗教観っておもしろいですね。
市場で朝食をとっていたマーリサーたち。食事のまずさに「ホテルへ行って洋食を食べるのはどう?」と母に提案します。その話を聞いていた市場のおやじから、ホテルのパンという男が殺人罪で警察から逃げていると聞かされ、マユリーはパリンヤーを心配します。父が殺人犯だと決め付けられ、娘のパッタマーはいてもたってもいられません。兄パリンヤーとウィスートが父の行方を捜しに出かけます。その頃パンは、流れ着いた地方の村でゴミ箱から食べ物を漁っていました。村人に見つかり追われるパンを見て、ブリラックの魂が「逃がしはしない」と不敵に微笑みます。
パリンヤーのことが心配で様子を見に来るマユリー。心配してもらったことに対し、心から礼を述べるパリンヤーでしたが、またしてもマーリサーが邪魔にはいります。夜、野営をしていたパンの前にブリラックが現れます。「どうか勘弁して欲しい」と必死に訴えるパンを杖で殴りつけ、「私から逃げられると思うな」と脅します。父の居所も分からず、パッタマーは心配でたまりません。庭に出て一人涙を流すパッタマーを、ウィスートが慰めます。ブリラックの魂に追われるパンは、車にはねられてしまいます。眠りについていたパッタマーでしたが、父の夢をみて飛び起きます。
翌朝、パンが交通事故にあい病院にいるという知らせを受けた一同はすぐさま病院へ向かいます。パンがブリラックのせいでこんな目にあっていることを知っているプルアンは「悪霊め、出て来い!」と当り散らします。その言葉に逆上したブリラック、今度はプルアンに乗り移ります。病院のベッドでパンはなにかにおびえ尋常ではない様子でした。ブリラックに乗り移られたプルアンの姿にさらにおびえます。混乱しベッドに拘束されるパンに乗り移ったブリラックは紐を引きちぎりふらふらと歩き出します。庭に出ていた杭を見つけたブリラックは、パンの姿のまま、杭の上へ飛び降ります。
警察官のチンチャイは一連の事件にどうも腑に落ちないものを感じていました。パンの葬儀には、村人たちもやってきてパンを侮辱する言葉を投げつけていきます。すべての事情を知っているプルアンは耐え切れず、村人に殴りかかってしまいます。パンの棺に火がつけられ、みんなでパンの冥福を祈ります。「絶対にうらみは晴らす」とひそかに誓うプルアン。深夜、魂となったパンはホテルへ戻ってきます。入ろうとしますが女の幽霊たちがなかへ入れさせません。「入れてくれ」と懇願するパンの前に現れたブリラックは「一家末代まで根絶やしにしてやる!」とパンの魂を追い払います。
まさかこんなに早い段階で死んでしまうとは!!
ブリラック・・・やりすぎではないでしょうか?これではあまりにもパンが気の毒です。確かにもともとの原因はパンがサラピーを匿い逃げたことではありますが、嫌われる原因を持っていたのはブリラック自身なのですから。ブリラックに操られ、とうとう命まで奪われてしまったパン。強大な力を持つブリラックにはきっと力で敵うことはできないでしょうけど、パンにはパンを慕う家族がいます。きっと次に狙われるのはパッタマーなんでしょうけど、どうかパンも魂となってパッタマーを守る存在になってもらいたいものです。それにしても、ちょこちょこあらわれてはいちいちムカつくマーリサー、パリンヤーももっとはっきり拒絶すればいいのに!見ていてイライラしますね。
第12話
酒を飲んでブリラックの私室に入るプルアン。「悪霊め、出て来い!」と怒鳴り散らしますが、本当に現れたブリラックの姿に驚いて腰を抜かしてしまいます。部屋に戻りおびえるプルアンに、一同困惑を隠せません。一方マーリサーは、父親を亡くしパリンヤーが気落ちしているだろうからとホテルへしばらく泊まると言い出します。一人で娘を聞かせるが心配な母親は、妹マユリーも一緒に行かせることに。ホテルへ現れたマーリサーに「今ちょっとごたごたしているのに」と言葉を濁すパリンヤーを尻目に、マーリサーはさっさと部屋を取ってしまいます。
美人ではあるけれど横柄な態度のマーリサーに、ホテルの従業員たちも困惑気味です。夜になり、マユリーが眠っていることを確認したマーリサーは、一人でパリンヤーの部屋をノックします。「幽霊が出たの。怖くて眠れないから一緒にいて」と強引に迫るマーリサー。パリンヤーは「このホテルに幽霊なんていません。どうか僕をこれ以上煩わせないで」と、あからさまな好意を寄せてくるマーリサーをきっぱり拒絶します。すごすごと部屋に戻るマーリサーでしたが、姉の不在に気付いたマユリーからパリンヤーの部屋に行ったことを咎められ、激怒します。
プルアンたちは、ブリラックの魂を鎮めようと以前寺で会った怪しげな呪術師に相談。ホテルの部屋すべてに外から鍵をかけ誰も出てこられなくして、深夜こっそり呪術師と一緒に経文を唱えます。さっそく女の幽霊たちが相手になりますが、呪術を施した結界に入ってくることはできません。ブリラックも現れます。「その程度のもの、私には効かない」と不敵に笑うブリラック。結界をあっさりと乗り越え、さらに呪術師の耳を引きちぎってしまいます。叫び声にホテルにいた一同も目を覚ましますが、ドアを開けることができません。プルアンたちは震え上がり、急いでホテルに戻るのですが、ブリラックはプルアンを追いかけてきます。とっさに物置に隠れるプルアンでしたが、足を引きずりながら近づくブリラックの足音が聞こえてきます。
目の前に現れたブリラックにおびえるプルアン。扉を開けブリラックを中に閉じ込めたつもりでしたが、ブリラックは先回り。大声を上げるプルアンに、ようやく部屋の鍵を開けることの出来た一同が集まります。ブリラックはいち早く姿を消してしまっていましたが、いつまでもおびえ続けるプルアンを見て、パッタマーは「私がついてるから、兄さんたちはさきに休んで」と気遣いを見せます。混乱に乗じてパリンヤーとの関係を進展させたかったマーリサーでしたが、パリンヤーにちっとも相手にされず、パリンヤーはマユリーばかり心配するのですっかり機嫌を損ねてしまいます。
あやしげな呪術師の呪いでしたが、まったく歯が立ちませんでした。
今度のターゲットはプルアンのようですね。呪術でブリラックを封じようとしたものの、ブリラックにはまったく歯が立たないなんて・・・やはり封印されていた期間が長かった分、力も強大になっていったのでしょうか。ところで、呪術師のおやじの耳を引きちぎったあと、女の幽霊たちにその耳を与えていましたね。人肉を喰らう幽霊・・・なかなかオーソドックスな図式です。今のところ、ブリラックはパッタマーに対してはなんの攻撃もしていません。ブリラックが成仏する鍵はやはりパッタマー。パッタマーがそのことに気付くにはまだもう少し先になりそうですけど・・・予告ではマユリーがプルアン(もちろん中身はブリラック)に襲われていましたね。マーリサーとこれでまたひともんちゃくありそうですよ。
第13話
翌朝、ホテルの近くで村人から施しを受ける僧侶の前に、耳を引きちぎられ半狂乱となった例の呪術師が現れます。悪霊にやられたと言う彼の言葉は、すぐに村中の噂になり、警察官のチンチャイは、かつてブリラックがパンを恨みながら死んでいったことをパリンヤーたちに話します。パリンヤーとパッタマー、プルアンには、ブリラックから復讐される可能性があると言われ、不安を感じる一同。父パンが死んだのもブリラックのせいではないかと感づきます。プルアンに乗り移ったブリラックが、部屋に一人でいたマユリーに襲い掛かります。叫び声にパリンヤーが駆けつけてきます。
「何をしているんです!」と声を上げるパリンヤー。プルアンにはまだブリラックが乗り移ったままです。慌てて二人を引き離すパリンヤー。ブリラックは姿を消してしまいます。プルアンの行為を咎めるパリンヤーでしたが、プルアンにはなにがなんだか分かりません。誤解を解くことも出来ずホテルを出て行くことに。その後1通の手紙が届きます。父パンが死ぬ前に送ったものでした。手紙には、ブリラックの逆鱗に触れた両親のことが書かれていました。すべてのことは、ブリラックの怨霊の仕業だと知り、パリンヤーとウィスートは急いでプルアンを探しに行きます。
プルアンに乗り移ったブリラックは、従業員をひとり殴り倒していました。今度はその従業員に乗り移り、ホテルを出て行くプルアンに近づきます。車に乗り込んだプルアンは、従業員の様子がおかしいことに気付き、とうとう相手がブリラックであることに気付きます。必死に車から脱出、石で彼の頭を殴りますが、そんなことで相手はひるみません。もみ合いになりとうとうプルアンも命を奪われてしまいます。プルアンの行方を捜すパリンヤーとウィスートでしたが、森の中で変わり果てた姿のプルアンを発見します。そして丘の上に、そんな様子を黙って眺めている従業員が。
「こんなところで何をしている?」と従業員に尋ねるパリンヤーでしたが、「あいつが俺が殺した」と答える彼に混乱します。どういうことが尋ねるパリンヤーたちの目の前で、とがった棒を手にした彼は、「今にお前もこういう目にあう」と、いきなり棒を首に突き立て命を落としてしまいます。プルアンと、従業員の死をホテルのみんなに伝えるパリンヤー。警察官のチンチャイは、死人の相次ぐホテルにマーリサーとマユリーを家へ連れ戻そうとしますが、マーリサーは「私に指図しないで」と腹を立ててしまいます。ブリラックの怨霊のせいだと確信したパリンヤーは、戦う覚悟を決めます。
邪魔するものは皆殺し・・・生前の残忍さが蘇ります。
従業員のあの大男は、正直なんの関係もないわけで・・・たしかにパンやプルアンの手助けはしましたが、殺さなくてもいいのではないでしょうか?!もちろん、幽霊もののタイドラマでこの程度の死人は必要不可欠なんですけど・・・ちょっと残酷ですね。じわじわと追い詰められていくパリンヤーの精神状態が心配です。パンからの遺言代わりの手紙で、ブリラックがパンたちを恨む理由を知ったパリンヤー。パンにしてみれば仕方なかったこととはいえ、あまりにも深いブリラックの恨みに今のところどうすることも出来ずにいます。すべてを皆殺しにしようとしているブリラックから身を守るすべは果たしてあるのでしょうか?予告ではとうとうブリラックとパッタマーが対面していましたけれど・・・。
第14話
夜、改めてブリラックの私室だった部屋を確認するパリンヤーたち。飾られてあった写真から、パッタマーはブリラックが足を痛めていたことに気付きます。床にも足を引きずった後があり、改めて一連の事件はブリラックの魂に乗り移られたことによるものだと知ります。ホテルの従業員、そしてマーリサーとマユリーに「やはり悪霊がいることが分かった。責任は持てないので、出て行って欲しい」とパリンヤーは言います。しかしマーリサーは「私は悪霊なんて怖くない。出てこれるものなら、出てきなさいよ!」とたんかをきってしまいます。その言葉にブリラックは不敵な笑いを浮かべます。
荷物をまとめるマユリー。マーリサーは出て行く気などない様子です。部屋を出たマユリーの前にパリンヤーが。以前マユリーが渡したプラ(お守り)をマユリーに返そうとします。「きっとあなたを守ってくれるから」というパリンヤーに「あなたのほうが、守るものは多いはず」と答えるマユリー、パリンヤーはマユリーに、初めて自分の気持ちを伝えます。二人の様子をこっそり見ていたマーリサーは激怒。一同が避難しようとしているなか、マユリーを部屋に閉じ込めてしまいます。パリンヤーがマユリーを探しにいったあと、今度はマーリサーにブリラックの魂が乗り移ります。
ブリラックに乗り移られたマーリサーは、マユリーに近づきます。姉の無事を喜ぶマユリーでしたが、様子の違う姉に戸惑います。そばには女の幽霊が!幽霊たちに襲われるマユリーでしたが、マユリーのプラのおかげで部屋に入ることのできたパリンヤーに助けられます。マーリサーの姿のままパッタマーたちの前に現れるブリラック。マーリサーの体から出て直接パッタマーと対峙します。「あなたのように、人を愛することも知らず、心に憎しみしかない人になんか絶対に屈しない」ときっぱり宣言するパッタマーにブリラックは「今夜、お前の最愛の兄を殺す」と凄みます。
ブリラックに腕をつかまれ身動きの取れないパッタマー。部屋に入ってきたパリンヤーとウィスート。ブリラックにマユリーのプラを見せ近づくパリンヤーでしたが、ブリラックは仏の力をも跳ね返してしまいます。「今夜全員を殺す!」と杖を振りかぶるプリラックの前に立ちはだかるパッタマー。杖を振り上ますが、どこからか声が聞こえます。「王よ、殺してはいけない」その声にブリラックは聞き覚えがありました。躊躇するブリラックの隙を見て、一同はその場から逃げます。扉の外には、光り輝くプラを首からさげたひとりの男が。その慈悲の光に、ブリラックは再び封印されてしまうのでした。
「僕のこと心配してくれるの?」「兄さんを助けてくれる人がいなくなると困るから」・・・素直じゃな~い!!
自分たちの手には負えないととうとうホテルをブリラックに明け渡そうとしたパリンヤー。全員に復讐することしか頭にないブリラック。最後扉の外にいた男は、以前も仏像を持って現れたティアムという男です。またお告げがあったのか・・・とにかく今回は間一髪のところでブリラックの手から逃れられたわけです。あの言葉は確か、生前嬉々として処刑を行うブリラックを見かねた村の僧侶がブリラックにかけた言葉。あの言葉にひるむということは、ブリラックのなかにも無慈悲な殺生の報いとして自分の人生が決まった、という意識がどこかにあるのかもしれません。そのわずかな罪悪感を打ち消すために、あえて残忍に振舞っているのかもしれません。宗教観っておもしろいですね。
こんにちは
最近はBBTHAIの調子はいいですか?
PANUはここ2週間くらい全然見られないんですが、無線LANの状況が悪いからかなあ
今はThaiTVを契約してるんで分からんのですよ。すみません・・・。
「DOOTV」はどうですか?
http://www.dootv.tv/index.php
イギリスの鯖なので、もしかしたら回線悪いかもしれないけど
もし観れるようだったら、ここの動画数はすんごいです。
毎日満喫されてるようですね。
飲みすぎ注意です。
テレビがないんで、BBTHAIが見れないと
ローンレムピー状態なんです
まだカーテン無しなんですか??
最近観てるものが多くて・・・
いろいろと、視聴遅れ気味です。
頑張らないと!!
ベッドが買えないのでマットレスを床に置いて寝てます
食事テーブルも段ボール箱です
サークリットの新ドラマが始まりそうですね
ディンナムロムファイの続編でしょうか
チェリーが共演でノックが友情?出演するみたい
ポー、ナムプン、ユイらがタイ語のきれいな人に選ばれたみたいです、一緒にお祝いしましょう
ゴイちゃんのアクション物ですね。
チェリー出演ドラマ、今までしっかり観たことがないので、楽しみにしてます。
レオレオニーということは・・・ローム&エーンのあとかな?
タイ語のきれいな人って・・・あ~なんか、ナムプンとユイは分かるのですが。ポーは。。。そうなんか?!って感じ。
ナムプンは、怒鳴るセリフもチャッジェンですよね。