テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

第一子の宿命

2006-09-21 | 雑談

相変わらず体調不良な日々を過ごしていますが、毎日は容赦なく訪れてくれるわけで、炊事洗濯、保育園の送り迎え、犬の散歩、ゴミだしなどやることはた~くさんあるのです。なかでもやはり一番大変なのは「子育て」・・・まぁ、当たり前といえば当たり前なのですが、息子ももうすぐ妹が生まれる、ということで、自分を取り巻く状況が今後変わってしまうことをなんとなく感じているようです。

今日もいつものように保育園までの道を歩いていたのですが、近所の人にこんなことを言われました。

「ゆきくん、もうすぐお兄ちゃんになるんやから、お母さんの言うことをよく聞いていい子にならなあかんのよ」

この程度のことはしょっちゅう言われるので私もいつものように「そうですね~」と軽く愛想笑いしてたのですが、なぜか息子、こんなことを言い出しました。

「赤ちゃんからみたらゆきくんはお兄ちゃんやけど、お母さんとお父さんから見たらゆきくんはゆきくんやで。お兄ちゃんやからいい子にしなあかん、なんて変やわ。赤ちゃんがいてもいなくても、お母さんの言うことは聞くもんやし、お兄ちゃんやからなになにや!っていうのはおかしいよ」

息子よ・・・それはと~ってもごもっともなご意見です。私も長女なので、常日頃「お姉ちゃんだから・・・」と言われて育ち、なにかあるごとに「お姉ちゃんのくせに」「お姉ちゃんなのに」といわれ続け、家でも名前で呼ばれることはなく、嫌な思いをし続けました。「姉」という立場は妹から見てのものであって、親にとっては思い通りに動かすための口実にしかないのです。同じことをしても妹ならほめられ、私なら出来て当然、という空気がいつもありました。

だから絶対に、息子は息子であって「お兄ちゃんだから」どうこう、という言い方はしないでいよう、と思っていました。兄妹で比較するようなことは絶対にしない。二人は完全に別の人間であって、それぞれの考え方や個性をもっているのだから。今のところ、息子は「自分は妹から見たらお兄ちゃん」だと思っているようですが、この先、私たちの思いとはうらはらに回りからとやかく言われることも多いのでしょう・・・自分は自分、妹は妹、親にとっては優越のつけられないかけがえのない存在だということをずっと心にとどめておいて欲しいと思いました。