テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

もしも日本で起きたら・・・

2006-09-20 | 雑談

今朝の新聞やニュースでは、バンコクでおきたクーデターのことが報道されていましたが・・・私も初めは「こりゃ一大事!」と思いすぐにストリーミングでタイのテレビをチェック!しかしテレビではいつもどおりの番組がそのままやっていて(あ、でもVTRが比較的多いような気も)・・・う~ん、あまりタイ国民にとっては深刻な状態ではないのかも。なにはともあれ、事態が平和的に解決されることを祈っています。

今回は、政局の不安定さが事態の悪化に繋がったわけですが・・・もしも日本で同じことが起こったとしたら・・・

・・・なんだか昨今の日本の「元気のなさ」を考えると、間違ってもクーデターなんて情熱的(と言っていいのだろうか?!)な出来事が起きるとは考えられません・・・。日本国民は、不満を感じていたとしてもそれを表に出して昇華することはなく、日々耐えるだけのような気もしますし、そもそも「軍隊」というものが(名目上)存在しないのだから、「力による制圧」という事態には陥らないような気もしますね。国民性の違い、と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、タイの若者たちは日本の若者たちよりは政局についてもきちんとした考え方を持っているように思うし、選挙に対しても真剣に参加しようとしている様子が伺えます。

もうすぐ首相が変わりますが、日本はいったいどこへ向かっていくのか・・・どんどん住みにくい世の中になっていく・・・とは言われていますが実際問題、そう感じて日々暮らしている人もいるのでしょうが、それこそ「切羽詰った状況」にいない大部分の人々は、こうした格差社会を人事のようにみていると思います。他人と比べることで個々のアイデンティティーを満たすことがごく当たり前の日本人にとっては、その格差を実際に体感しないと、結局のところなにも声をあげることはなく、状況を打破するために動くこともないのでしょう。そのへんの国民性を熟知したエライ人がぶち上げた現在の日本が「あの時代のあんな風潮はは正しくなかった」と評価されるのはいったいいつになるのでしょうか。

この少子高齢化の時代に、2人も子供を育てようとしている我が家は、世の中的に見れば完全に負け組なんでしょう。「このご時勢に子供を産むなんて、自殺行為だ」とはっきり言う人もいます。とはいえできることをやるしかないのですから、せめて暖かく見守ってもらえないものかといつも思っています。一人ひとりが声を上げることはもちろん重要ですが、一日一日を大切に、地に足を付けてしっかりと生きていくことがすべての基本。話はそれからだと思うのです。