昨日、以前同じ職場で一緒に働いていたKさんとメールのやり取りをしていたら、なんとKさんの現・上司がうちの父ちゃんの元・上司だったことが判明・・・いやはや世間とは、とても狭いものだなぁ・・・と改めて思ってしまいました。
京都市内だけでも数え切れないほどの介護施設はありますが、こんな偶然はとくに珍しいことでもないようで、父ちゃんの働いている老健の利用者が私の元職場である特養に移ってくる・・・といったことも、私の在籍5年間のなかに3回ほどありましたし、新規採用職員さんが誰かの元同級生だったり・・・ということもしょっちゅう。介護職に携わる人間は数多いはずなのに不思議ですね。
そう考えると、この職業に「守秘義務」があるのは当然・・・利用者同士がいつどこでどんなふうにだれとリンクしているか分からないのですから。我が家は夫婦二人そろって同業でしたが、家では仕事の話はいっさいナシ。利用者の話も無意識のうちにタブー・・・そうはいってもお気に入りの利用者(っていうか、特定の利用者がお気に入り、という状況もあまり好ましいものではありませんが)のことを話したいなぁと思うときだってたまにはあるので、そんなときは細心の注意を払いつつ少しだけしゃべったり・・・今にして思えば、毎日他人と接する仕事をしていて、楽しい話が家で家族とできない・・・というのはちょっと寂しいことだなぁと思っています。
介護の仕事をしている人のブログを読ませてもらっていると、たまに「これは見る人が見たら個人情報まるばれやん」という状況もたまに見かけます。もしそれが公になったとしたら・・・なにか処罰の対象になるのでしょうか。大切な家族をホームに預けている人にとったら、自分も知ってる人物かもしれないお年よりがブログのネタになっている、という状況はどう映るのでしょうか。
介護職員のモラルが問われる昨今、プライバシーについてもう一度きちんと考えてみなければ・・・意外とこの業界、狭いです。