タイ・バンコクの争乱

タクシン派がどこかを占拠するのはここ数年の風物詩と思っていただけに実はあんまり気にしていなかった。

しかし、今回はよくみるとこの手の騒ぎの中心である王宮周辺に加えてサイアムスクエア辺りも占拠されてしまってる。こりゃ、大変だ。

そして、とうとう政権側が軍を投入して犠牲者まで出ちまった。その中にロイター通信・村本博之がいた。彼はタクシン派、つまり軍が銃口を向けている方角からカメラを回していたそうだ。

犠牲者は軍側にも出ているようだ。

個人的にタイのタクシン派vs反タクシン派（現政権）の争いは例えが変かも知れないけどヤクザの抗争みたいな構造と思ってる。双方が掲げる正義が独善的だからだ。
今のところ双方に矛を収める気はなさそうだけど、そろそろプミポン国王が仲裁に入る頃ではないかと考える。やはり流血の惨事になったことが大きい。