料理は楽し ２４ ～ 築地正本 蛸引 ～

「こんばんは～、『丙午』さん、今日も美味しいお酒をお願いしま～す」☆

「いらっしゃいませ～、あっ!!そうだ!!」☆

「えっ!?なになに？」☆

「この前いらしてた“Ａさん”から預かってるものがあるんです」☆

「うんうん、覚えてる覚えてる、この前隣同士で包丁談義した方だよ、で、その時に今度『蛸引包丁』を持ってきますから見てくださいって、、、」☆


「その『蛸引包丁』を差し上げますって言ってました」☆

「はっ？」☆

「きょっと～んとしてますね（笑）」☆

「見せるだけじゃなかったの？」☆

「差し上げますって」☆

「お礼の電話しなくちゃ!!」☆








こんな素晴らしいものをいただいちゃって、もう興奮状態が止まらなくて（笑）☆







『蛸引包丁（たこびき）』は刺身包丁の種類で、柳刃包丁と蛸引包丁となっています☆


主に関東で使われて来ていて、江戸なまりでは「たこしき」とも言わてるんです☆

柳刃との相違点は全体的に薄いという点、先が平たいという点になりますが、一説によれば、喧嘩っ早い江戸っ子が喧嘩に使いにくいようにしたためだとも、、、☆





刃先から鎬（しのぎ）、峯にかけての凹凸がたまらなくきれいです☆






いいですね～☆





角（付け根）は、水牛を使っているんです☆



“Ａさん”ありがとうございました!!☆

『丙午』で待ってますね(^O^)☆