勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

泣き相撲

2014-04-26 23:56:37 | Weblog
 浅草寺境内裏広場には、九代目市川團十郎の歌舞伎十八番「暫」の銅像が建つ。1986年の復元だそうだが、この力強い像「暫」の主人公・鎌倉権五郎は前髪姿の少年だとか。


 その主人公のように強く健康に育ってほしいという願いから、銅像の前の広場では毎年泣き相撲が行われ、今年で24回目になるという。


 銅像前での法要後に行われる泣き相撲は、日大相撲部の学生さんの協力によるが、参加資格は前年に生まれた男女の赤ちゃんに限るのだそうだ。この行事に参加できるのは一生に一度というわけである。


 東西に分かれて60組120人が、泣き声の大きさを競うのだが、これがなかなかうまくいかない。すやすやと眠る子もいるかと思えば、嬉しそうに笑う子もいる。


 「泣け泣け」という行事の掛け声が響くが、どちらも泣かないときは、面脅しといって鬼の面で脅して無理やり泣かすのだが、赤ちゃんたちが土俵に上がると、あちらこちらから「かっわいい~」という声が上がる。


 そんな彼らのかわいい姿で、しばし癒されていただこうと、数ある画像の中から厳選してここに披露させていただくことにする。









 この泣き相撲には、過去にも何度か出かけたが、毎年十二代目市川團十郎さんが来賓として審査員を務めていた。しかし、昨年の2月に亡くなられ、残念ながらその姿を見ることができなくなった。

 下の画像は2007年に撮影した市川團十郎さんの画像だが、亡くなった時のアップも含めて今回が3度目になる。哀悼の意を込めて再度ここに紹介させていただこうと思った次第である。