猫の尾に見立ててその名がついたというネコヤナギは、温かそうな花穂を他のヤナギ類より一足早く咲かせることから、春を告げる植物と言われるとか。
まだ日陰には雪が残り風が冷たい東京だが、我が家のベランダに咲いたシマントネコヤナギが、春が近いことを教えてくれる。ネコヤナギは湿った場所を好み、水辺などに自生するという。シマントネコヤナギはその名の通り、四国の四万十川が産地のようだ。
四季折々に姿を変える植物は、休眠期には枯れて寂しい姿も、寒さの中にも季節を感じ、花を咲かせ、人の心を和ませてくれる。日本最後の清流といわれる四万十川に思いを馳せ、春を語るわけではないが、風に揺れる花穂の温もりを感じながら、春の訪れを待つとしよう。
まだ日陰には雪が残り風が冷たい東京だが、我が家のベランダに咲いたシマントネコヤナギが、春が近いことを教えてくれる。ネコヤナギは湿った場所を好み、水辺などに自生するという。シマントネコヤナギはその名の通り、四国の四万十川が産地のようだ。
◇ねこやなぎ◇
語るわけではない
動くわけではない
まして 火のように
燃えるわけでもない
しかし 私の心を
暖かくほぐす
そのひと枝
-星野富弘さん-
語るわけではない
動くわけではない
まして 火のように
燃えるわけでもない
しかし 私の心を
暖かくほぐす
そのひと枝
-星野富弘さん-
四季折々に姿を変える植物は、休眠期には枯れて寂しい姿も、寒さの中にも季節を感じ、花を咲かせ、人の心を和ませてくれる。日本最後の清流といわれる四万十川に思いを馳せ、春を語るわけではないが、風に揺れる花穂の温もりを感じながら、春の訪れを待つとしよう。