勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ある場所

2009-08-03 03:25:53 | Weblog
 土曜日の小田原の眼科の帰り道、花火までの時間がタップリとある。出かけるときは泣き出しそうだった曇り空も、診察が終る頃には晴れ間も見えてきた。そこである方のお薦めの地『ある場所』へ足を伸ばそうと決めた。
 サザンビーチちがさきのシンボルは、二人で円のそばの台に立つと切れ目のある「円」が結ばれるという「縁結びの輪」。残念ながらひとりの僕には縁がなさそうだが。
 そのモニュメントの向こうには青い海が広がり、円の真ん中、水平線に微かに見える点のような影は、サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」にも歌われた烏帽子岩。
 晴れ間が広がった土曜の午後のビーチには、色とりどりのパラソルと、静かな夏の海を楽しむ人のざわめきが心地よい。


エボシ岩が遠くにみえる
涙あふれてかすんでる
 遠く烏帽子岩を眺めながら、寄せる波音にしばし耳を傾けると、サザンの歌声も聞こえてきそう。
 目を転じると、涙があふれているわけではないが、江ノ島がかすんで見える。潮騒と潮の香りに癒されて向かったのは、タクシーに案内された、海の幸が美味しいという「えぼし」という漁師小屋のようなお店。
 美味しいと聞いて注文した生シラスの、生臭さもなく喉ごしのいい新鮮な味に舌鼓を打つ。そして獲れたての海の幸で腹ごしらえをして、再び小田原に向かって花火を楽しんだ一日だった。