勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

誓約書

2009-08-23 23:45:48 | Weblog
 問題の理事会が開催された。理事会に引き続き、来月から始まる大規模修繕工事に先立って、住民への説明会も同時に開かれることになっていた。

 理事会のテーマのひとつが落書き問題。詳細に調査した結果は、おおむね二人に絞られた。ひとりは小学生の女の子、数回にわたっていたずら書きをしている。この子に関しては、両親への忠告を喚起する文書を送付することとした。

 もうひとりが、前述の大人の女性。理事会への出席を促す郵便を送付していたが、理事会の時間には現れない。しかし、大規模修繕工事は自分の生活に関わる問題である。続々と現れる住民の中に問題の母娘の姿があった。少しも悪びれる様子もない。母親は途中で退席したが、説明会の終了後の彼女の行動を見守った。入り口にいる管理会社の担当者とのやり取りの後、彼女は居残り、席に着く。

 そして始まった彼女との話し合い。口先だけの謝罪の言葉は誠意も反省も感じられない。他の理事からもそれを指摘された。
「あなたは、名前を公表するという貼り紙にも関わらず、挑戦的な言葉で落書きをしていますが、それは公表してもいいということですね」の問に「いいです」との返事。
しかし、話が進むにつれて理不尽な論理によりその言葉を翻す。

 「再びこのようなことが起きたらどうしますか?」の問にも、「そのときはここから退去します」と答えた。
「では、そのことを踏まえて誓約書を書いてください」というと、またまた理不尽な理由を並べて拒否を始めた。「二度としないというならサインできるはずでしょう」と言っても応じない。

 他の理事の人たちも反省のなさに呆れ、誓約書には「理事会の退去勧告も含む」という文言を追加して、誓約書にサインをさせた。

 大人にあるまじき落書きと、滅茶苦茶な論理。こんな人間が自分の生活圏、それも、同じ階の住人であることが不愉快極まりない。