勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

高齢者とは?

2005-07-27 22:06:09 | Weblog
 日本人の平均寿命がまた延びて、女性85.59歳、男性78.64歳で5年連続で過去最高を更新したという。これは喜ばしい事なのだろうか?
ハムレットではないが、生きながらえることが孝か不幸か、それが問題だ。

 ところで「高齢者」とは何歳からを言うのだろうか?
60歳以上の男女を対象にした調査によると、「70歳以上」との答えが46.7%と半数近くを占めたという。

若い方はご存じないと思うが、童謡にこんなのがある。

    『船頭さん』
1.村の渡しの 船頭さんは
  今年六十の お爺さん
  としはとっても お船をこぐ時は
  元気いっぱい 櫓がしなる
  ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ
2.雨の降る日も 岸から岸へ
  ぬれて船こぐ お爺さん
  今朝もかわいい 仔馬を二匹
  向う牧場へ 乗せてった
  ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ
3.川はきらきら さざなみ小波
  渡す にこにこ お爺さん
  みんな にこにこ ゆれゆれ渡る
  どうもご苦労さんと いって渡る
  ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ


 そうなんです、この唄が作られた頃は60歳はお爺さんなのです。
ということは、60歳の女性もお婆さんなのですよ。
しかしこれは昔の話、「冗談じゃ~ない」と粋がってもしかたありませんが、いつまでも若く元気でいたいものです。

 きんさん、ぎんさんが百八歳になった時、初めて知った言葉がある。
「茶寿」・・・百八歳を祝う言葉だそうだ。
そこで長寿を祝う言葉をいくつか。

「還暦・かんれき」 (60歳)  ・・・十干・十二支による組み合わせの干支が一回りすること。
「古稀・こき」   (70歳) ・・・杜甫「曲江詩」の中の「人生 七十 古来 稀 (まれ) なり」の句から「古」の字を分解して七〇と読む。
「喜寿・きじゅ」  (77歳) ・・・「喜」の字を略字の「七」 3つで表し、それを七十七と読む。
「傘寿・さんじゅ」 (80歳) ・・・「傘」の字を略字で八と十で表す。
「米寿・べいじゅ」 (88歳) ・・・「米」を八十八と分解する。
「卒寿・そつじゅ」 (90歳) ・・・「卒」の文字を略字で九十と書く。
「白寿・はくじゅ」 (99歳) ・・・「白」は百から一を引いて99。
「茶寿・ちゃじゅ」(108歳) ・・・「茶」の文字を分解して、草冠の十・二つの二十と下の旁(つくり)の八十八を足して108になる。
「皇寿・こうじゅ」(111歳) ・・・「皇」の文字を「白」と「王」に分け、「王」を更に一と十一に分け、白の99と王の12を足して111歳になる。


 この外にもまだあるようですが、一般的にはこの年齢のお祝いをするようです。
果たして何処まで祝えるのだろうか? 間もなく誕生日が来るが、もう歳はいらない。どなたか貰ってくれませんか。
2005.07.27