勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

咀嚼(そしゃく)

2005-07-01 23:59:59 | Weblog
 テレビのスポーツ番組が好きでよく見る。特に最近は日本人選手の活躍で大リーグの試合を見る機会が多い。大リーガーに限ったわけではないが、試合中に選手がよくガムを噛んでいるのを見るが、あまり好感の持てるものではない。
しかしである。このガムを噛むという事で集中力が上がるというのだ。
 
 3年前、英国の学者が、ガムを噛むと記憶力や集中力が高まるという研究結果を発表したそうだ。足の筋肉の運動能力も高まり、大脳のうちの、ものごとを判断したり次の行動を計画したりする部分がよく働くようになるという報告もあるという。
彼らがガムを噛みながらスポーツをするのはこんな理由があったのか。
         
                朝日新聞から
 
 こんな実験もある。よく噛まないと食べられない硬いえさで育てたネズミと、噛まなくてもいい軟らかいえさで育てたネズミを使って、迷路の中でえさを探すテストをしたら、よく噛んだネズミの成績がずっとよかったという。
よく噛んで食べるという事は、脳の「脳幹」から大脳や運動神経などいろいろな場所に刺激が伝わっていくらしい。

 よく噛む、つまり咀嚼(そしゃく)とは、我が大辞林によると「①食べ物をかみ砕くこと。②文章や言葉をよく考えて充分に理解し、味わうこと」とある。

 この意味を咀嚼して、スポーツ選手のガム噛みも許しちゃおう。そして物事を咀嚼するにも大脳の働きを良くするための咀嚼をしなければいけないんだな。
2005.07.01