6月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1071
ナイス数:72
宇喜多の捨て嫁 (文春文庫)の感想
仕物(しもつ)、謀殺、暗殺、返り忠に尻はす腐臭と、まぁ読んでて気が滅入る。戦国の世の命の軽さと権力闘争の愚かさよ。全員不幸になって終わる。好意的に取れば、妻が自害してから狂った(どうでもよくなった)と同情もできるが、娘たちを不幸にした史実が事実。相容れない。本書では、最初に戻って小梅が不憫だった。
読了日:06月30日 著者:木下 昌輝
銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しい この世界の小さな驚異の感想
この宇宙が誕生してから138億とか146億年前とかいってるのに、500億年先の未来を語るところからぶっ飛んでいる。エッセイなんだけど本職の科学者のエッセイなんでアタマのいい人の普段の思考回路がどんなふうになってんのかが垣間見えて興味深い。エッセイの中でカルダシェフ・スケールとか普通にでてきて、こんな大人にわたしは・・・なれないって。関係ないけど、シラードはもっと評価されていいと思う。
読了日:06月23日 著者:全卓樹
黒石 新宿鮫Ⅻの感想
大沢節が炸裂、といったところ。過去の事件の続編だったが昔すぎて忘れた。全般的に地味だったけれど惰性で読める。阿坂課長の登場シーンが楽しみ。そういえば、晶は今なにやってんだろうね。
読了日:06月23日 著者:大沢在昌
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