ダンワールドから皆さまへ

体と心と脳の健康づくり
人と社会と地球の健康づくりをサポートします。

「不通則痛」と「不栄則痛」

2016-02-29 10:00:00 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

季節の変わり目になると体がだるくなったり、ちょっとした痛みが出たり、といったお悩みを抱える方は少なくないようです。

 

東洋医学の代表的な考え方に「不通則痛(ふつうそくつう)」「不栄則痛(ふえいそくつう)」というのがあります。

それぞれ「通ぜざればすなわち痛む」「栄えざればすなわち痛む」と読みます。

 

「不通則痛」という言葉は、気・血・津液(しんえき)の流れが滞ると、痛みが発生するということを説いたものです。

激しく痛む場合がこれに当てはまります。

津液とは、体内にある血液以外の正常な液体を全て指すとされ、リンパ液も含まれます。

 

これに対して「不栄則痛」は、気・血・津液が不足すると、それによって痛みが起こるという意味です。

このときの痛みはあまり強くはなく、鈍痛のことが多いといいます。

 

どちらの痛みにも共通する原因が、気・血・津液のめぐりの悪さです。

気・血・津液の不足や循環の異常がさまざまな不調をまねくのですね。

 

中でも「気」は、人体を構成している最も基本的な物質であり、生命を維持する源。

生命を支えるすべての原動力だとされます。

 

気エネルギーは、肉体的な健康だけでなく、メンタルヘルスや美容でも大事なキーワードです。

春に向けて気の流れをしっかりと整えて、元気モードにしていきたいですね!