ヴァンディッツ札幌Z(ぜぇぇ~っと)

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なぜボールの上に座ってはいけないのか? ~「サッカ~ボ~イズ 再会のグラウンド」を読んで~

2008-09-06 20:48:21 | サッカー一般
 う~ん、面白かった。この画像の「サッカ~ボ~イズ 再会のグラウンド」なんですが。

 今の時代、本当にありがたいもので(大変申し訳ないんだけれども)売れたんだか売れなかったんだかよくわからず、それで話題になったのかどうかも知らないような本でも文庫化され、それがあっという間に古本屋の「100円コーナー」に並んでしまう・・・。

 あっと、文句・不満・愚痴を書いてるんじゃないですよ。読む方からすれば「低価格で気軽に読める」イイ時代になったなぁという感想であり、(余計なお世話だけれども)書き手は大変だなぁという印象です。


 さてさて。

 これまた例によって内容をベラベラ書くのもゲスですんでオヒサルの文章をそのままパくりますと、


サッカー少年と、コーチ、そして、その家族たちのストーリー
どこの街にでもある少年サッカークラブ。
最後の大会を目指して、新6年生チームの卒業までの物語がはじまる。チームの低迷に怒りをあらわにする監督。輝きを失っていく選手。強豪チームから移籍してきた転校生。個性豊かなチームメイトたち。……そして、新たに加わった謎のコーチ。
桜の咲く春から、再び桜が芽吹くまでのサッカークラブの子どもたちと、コーチ、その家族たちの物語。



 そんでもってそのほかに、この作者の方のオフィシアルサイトもあるようです(ココ参照)。



 といった辺りで本題。


 実はこの本の中にこんなくだりがあるんです。


  コーチに成り立ての頃に、子供に「ボールに座るな」というコーチがいた。
 おれはそのコーチに聞いてみたんだ。なぜ、ボールに座ってはいけないのか?するとそのコーチはいった。自分もそう教えられてきたからだと・・・・。



 引き続き、「昔のボールは縫い目があったから座ると形が崩れたのだが、今のボールはそんな事もない」・「昔は練習中に水を飲むのも禁止されたものだ」といった記載に。

 もちろん「ボールに座る事の是非」を書いているのではなく、コーチという側からみた指導の「難しさ」について書いているんですが。


 そんでですね、(もちろんこの話の本質ではないんだけれども)俺がコーチだったらやっぱり子供たちに「ボールに座るな!」って言うと思うんですわ。

 前時代チックかもしれないけれども、ボールもユニもすね当てもソックスも「仲間だろ!」って・・・、いや「仲間」っていうのは変か?「自分の一部だろ!」って感じ?いやこれも違うなぁ。でもやっぱ「ボールに座っちゃイケマセン」って言うと思うんだよなぁ。これじゃぁ子供たちは納得しねぇな

 まぁガキどもを納得させるためにはこんな言い方になっちゃうかな?






  ほら、あの名選手も言ってるでしょ。






 ボールは友達     って。




 いやぁそれはそれとして、こんなことをグチャグチャ考えれるくらい面白い本でしたよ