ガキのころの記憶。
小学生、それも低~中学年のころ、夕方6時になると決まってテレビの前に座らされた。
理由はNHKの「こどもニュース」を見るために。
※正式な番組名が「こどもニュース」だったかどうかは不明
うちの親も、どこで誰にどう吹き込まれたんだか知らないが、
「これからの子供は広く国際情勢に通じてなくちゃいけない」
みたいな信念を持ってこの番組だけは徹底的に見させられた。
が・・・、あれからウン十年。
そのときのニュースネタも番組構成もアナウンサーも何一つ覚えちゃいない。そのせいかどうかはわからないが、国際情勢には疎いったらありゃしない
だがこのとき、俺に大きな財産ができた。
このニュースの後の番組、これが今思い出しても珠玉の名作ぞろい。ざっと思いつくままにあげるだけでも
新・八犬伝
ネコジャラ市の11人
プリンプリン物語
と。
もう少し年配の世代なら、ここで真っ先に「ひょっこりひょうたん島」の名前が挙がるだろうが、さすがにその時代は知らない。
とにかくこれらの番組が結構面白かったんだよなぁ。で、俺だけでなく同世代の連中も、かなりの高確率でこれらの番組は見ていたようで。
そんな中、どうしても共感を得られない番組。っちゅうか、「そんな番組あったっけ?」というのがある。
実は俺も記憶がおぼろげだ。
未来から来た転校生。
その秘密を知ってしまった同級生の女の子は、必死になって彼を未来へ戻そうとする。
やっとの思いで戻れるとなったとき、彼に記憶を消される。
みたいな内容。
それでラストの記憶を消される寸前で女の子が転校生の名前(ケン)を叫び続けて
ケェン ケェン ケェ~ン ケェ~~ン・・・・・(バタッ)
っていうのが印象的だったんですよねぇ。
ただこの番組の話をしても「あぁ、俺も見ていた」っていう風に話が広がったことは一回もないんですよ。本当にそんな番組あったっけな?と不安になっていたんですが・・・。
ところがさすが現代。
と、ちゃんと存在を示している。
ほう、やっぱりあったんだ と喜ぶのもつかの間。
その原作が筒井ヤスタカの「時をかける少女」だと。そう、あの原田トモヨが主演した映画と同じ。
確かに時空を超えて旅するという意味では同じだけど・・・、あまりにも設定が違うような
どうやらこの番組、今となってはテープの類は残っていないそうで。
これ・・・、だれかリメイクしないかなぁ?かなり面白かったんだけど