実は先日の「高円宮杯第16回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会」の時以来、考え込んでしまうことがある。この大会、結果としてはコンサU-18がヴェルディユースに立ち向かい、そして最後は実力の差が現れ敗れ去った、というものである。もちろんコンサU-18のガンバリを何一つ否定する気はないし、ヴェルディの「強さ」を嫉妬しようというセコイ感情もない。
だが、ある人の「ひとこと」が気になる・・・・。
その「ある人」とは、知り合いのジュニアユース指導者。彼がこの試合を見終えて、えらく複雑な表情をしていた。
そして彼が発した言葉は、
「北海道では出来ない・・」というものだった。
何が出来ないのか?ヴェルディとコンサとではそんなに差があるのか?その差は追いつきようがないほど絶望的な差だと言うのか?そんな思いを胸にし、聞いてみると。
彼曰く:
今日のヴェルディ、先発で何人1年生入っていた?2年生は?
いいか、この意味分かるか?先発でこれだけの下級生を出すっていうことは、同じポジションの3年生は・・・。道内でも先発に1・2年生を出すことはある。が、それは「来年に向けて経験を積ませるため」とか「特別に光った奴がいたとき」の話だ。
いくら実力主義のJクラブ・ユースといえども、コンサといえどもココまでのことはそう出来ないだろう。ましてや高校部活では絶対に無理だ。
余計な補足はしない。彼の言わんとしていることはよく分かった。
昨日の北海-帯北戦。特にどちらを応援しようという意図はなかった。予想ではプリンスリーグ2位、そしてこれまでの大会結果からして帯北優位だと思っていた。
ちょっと余談を書くならば、最近こんなコトを感じている。
TVの解説者は盛んにこういっていた。「蘭谷の1強時代は終わった。道内戦国時代が始まっている」と。確かにそうなのだろう。でも織田信長が登場し得ない戦国時代だ、と感じている。というのは、チームの作り、これからの方向性、共通点があるようでない。具体的にはこうだ。
・ 地方都市私立高校
一時期見られた「本州からの越境入学」はあまり見られない。現在、地元少年団がそのままの形で進学する例が見られる。そう、少年団時代からのポジション、戦術、人間関係のまま高校世代へ。
・ 札幌地域私立高校
オンリーワン的高校が不在。結局「札選」クラスの子供達、少年団・ジュニアユース指導者のアドバイスの元、高校進学。結局その高校指導者のネットワークが鍵に。そしてまた秀でた子が分散し、益々の「戦国時代」へ。
・ 札幌地域公立高校
賞味期限4~5年。そう、優れた指導者がいる内は私立高校とも戦えるが、その教諭の転勤に伴って急速に弱体化。また、札幌市内普通課高校は総じてレベルが高い。「文武両道」の子でないと・・・。
※これらは、もちろん私見に過ぎません。ただ、各選手の出身少年団を調べてみると頭ごなしに否定は出来ないと思いますが。
さて昨年度の同大会、北海には2年生GK・エースストライカーがいました。彼らは3年生になっても順調に成長しているようです。そしてメンバーのほとんど、やはり3年生。1・2年生は数えるほど。あれほどの部員を抱えていても、やはりこの大会でベンチ入り出来る下級生は・・・。(別に闇雲(やみくも)に下級生を出せ!と言っているのではない。それくらい勝つために非情になれるか?ということを感じている。)
もう一度書きますと、昨日北海が勝っても帯北が勝ってもどっちでもよかった。ただ、こうだけ思っていました。
「もう、準優勝はいらない」と。
先日の高円宮杯でのコンサ準優勝、これを否定はしないけれどもとっくに俺らの時代にやってることなんですよ、そう昭和53年に。あれから約30年、どこをどう考えても北海道のサッカーって数段レベルアップしています。優勝出来ない訳がない。優勝できないとするならば、何か根本的な原因があるに違いない。そこにメスを入れないことには・・・・。
なんとか俺が生きている間にこんなコメントが聞きたい。
「全国で優勝するのよりも、道内の予選を勝ち上がる方が難しかった」と。
だが、ある人の「ひとこと」が気になる・・・・。
その「ある人」とは、知り合いのジュニアユース指導者。彼がこの試合を見終えて、えらく複雑な表情をしていた。
そして彼が発した言葉は、
「北海道では出来ない・・」というものだった。
何が出来ないのか?ヴェルディとコンサとではそんなに差があるのか?その差は追いつきようがないほど絶望的な差だと言うのか?そんな思いを胸にし、聞いてみると。
彼曰く:
今日のヴェルディ、先発で何人1年生入っていた?2年生は?
いいか、この意味分かるか?先発でこれだけの下級生を出すっていうことは、同じポジションの3年生は・・・。道内でも先発に1・2年生を出すことはある。が、それは「来年に向けて経験を積ませるため」とか「特別に光った奴がいたとき」の話だ。
いくら実力主義のJクラブ・ユースといえども、コンサといえどもココまでのことはそう出来ないだろう。ましてや高校部活では絶対に無理だ。
余計な補足はしない。彼の言わんとしていることはよく分かった。
昨日の北海-帯北戦。特にどちらを応援しようという意図はなかった。予想ではプリンスリーグ2位、そしてこれまでの大会結果からして帯北優位だと思っていた。
ちょっと余談を書くならば、最近こんなコトを感じている。
TVの解説者は盛んにこういっていた。「蘭谷の1強時代は終わった。道内戦国時代が始まっている」と。確かにそうなのだろう。でも織田信長が登場し得ない戦国時代だ、と感じている。というのは、チームの作り、これからの方向性、共通点があるようでない。具体的にはこうだ。
・ 地方都市私立高校
一時期見られた「本州からの越境入学」はあまり見られない。現在、地元少年団がそのままの形で進学する例が見られる。そう、少年団時代からのポジション、戦術、人間関係のまま高校世代へ。
・ 札幌地域私立高校
オンリーワン的高校が不在。結局「札選」クラスの子供達、少年団・ジュニアユース指導者のアドバイスの元、高校進学。結局その高校指導者のネットワークが鍵に。そしてまた秀でた子が分散し、益々の「戦国時代」へ。
・ 札幌地域公立高校
賞味期限4~5年。そう、優れた指導者がいる内は私立高校とも戦えるが、その教諭の転勤に伴って急速に弱体化。また、札幌市内普通課高校は総じてレベルが高い。「文武両道」の子でないと・・・。
※これらは、もちろん私見に過ぎません。ただ、各選手の出身少年団を調べてみると頭ごなしに否定は出来ないと思いますが。
さて昨年度の同大会、北海には2年生GK・エースストライカーがいました。彼らは3年生になっても順調に成長しているようです。そしてメンバーのほとんど、やはり3年生。1・2年生は数えるほど。あれほどの部員を抱えていても、やはりこの大会でベンチ入り出来る下級生は・・・。(別に闇雲(やみくも)に下級生を出せ!と言っているのではない。それくらい勝つために非情になれるか?ということを感じている。)
もう一度書きますと、昨日北海が勝っても帯北が勝ってもどっちでもよかった。ただ、こうだけ思っていました。
「もう、準優勝はいらない」と。
先日の高円宮杯でのコンサ準優勝、これを否定はしないけれどもとっくに俺らの時代にやってることなんですよ、そう昭和53年に。あれから約30年、どこをどう考えても北海道のサッカーって数段レベルアップしています。優勝出来ない訳がない。優勝できないとするならば、何か根本的な原因があるに違いない。そこにメスを入れないことには・・・・。
なんとか俺が生きている間にこんなコメントが聞きたい。
「全国で優勝するのよりも、道内の予選を勝ち上がる方が難しかった」と。