ヴァンディッツ札幌Z(ぜぇぇ~っと)

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バックヤードビルダー

2004-05-22 21:16:35 | サッカー一般
歳を取ってからの麻疹(ハシカ)は重いと聞いていた・・・。が、これほどとは。


 先日、ふとしたはずみで「ミニの中古車」の画像を目にしてしまった、それが運のつき。

「ミニ」といって、どんな車か想像つくだろうか?私が言いたい「ミニ」は英国車で「ミニクーパー」などと言ったタイプ、思いっきりミーハー的に言えば「ミスター・ビーンが乗っていた車」である。
 ※現在新車として発売されている「ミニ」は、BMW系列から発売されている物で、
形は似ているが思いっきりコンセプトの異なるものとなる、そうだ。  なんで今頃になってこんな車(失礼!)が気になったかというと、あるサイトを見てのことだった。
 
 製造中止から数年が過ぎ、忘れ去られようと、あるいは「懐かしの名車」としかならないミニを、はじめから作り替える、といった趣旨のことが書かれた車屋さんのHPだ。

そしてそのサイトの一角にはこんなフレーズが踊っている。


私達が約束できるのは、ディーラーが無くなってしまった今こそ、情熱というスキルでminiを守り続けるということです。
 ただ単純にminiを売るのではなく、むしろ修理したり作り直すことにポリシーを置く、本国イギリスのバックヤードビルダーを自負します。そして、あなたのminiを、いつまでも守り続けることに意義を感じてます。
 テナことを言っても、根っから「私立文系」人間の俺。把握できる最高のテクノロジーは「ZIPPO」、というのが現実。自動車の構造なんて、とっても理解なんか出来るモンじゃない!

で、分解されたミニの写真を見ながらこんな現実逃避的(?)なことを思い出してしまっていたのである。 あれは・・・、今から15年くらい前になるんだろうか?今の嫁さんと一緒に「テルメ」なんていう札幌のレジャープールへ行ったときのことである。
※「昔の嫁さん」はどこへ行ったの?なんていう古典的な突っ込みはヤメテね!

30才を目前にしたとは思えないギャーギャー騒ぐウチら二人の横を、静かに通り過ぎる父娘の姿があった。
その父親、落ち着いた風貌、引き締まった体、多分「40才です」といわれたら素直に信じた事だろう。が・・・、
  どこかで見たことがある!


だが、どんなに記憶の糸をたぐり寄せても「彼」のことが思い出せない。あきらめかけたとき・・・、女の子の浮き袋に書かれた名前が目に入った。

 

  あいつだ・・・。

 それは中学の時、サッカー部のエース、いや全校生徒憧れの的だった同級生。
確か彼は、地元名門私立高校に特待生として入学し、全国大会でもキャプテンとしてベスト8まで勝ち残ったはずだ。そしてその後は東京にある名門大学で華々しく活躍いていたのだが・・。  それから5~6年、落ち着いた風貌・かわいらしい娘さんを手にした彼の体は・・・。もちろん同世代とは比較にならない、だが「現役スポーツ選手」にはほど遠い姿が。

 結局のところ、サッカー選手がサッカーに関われるのは現役時代のみなのか?そんな疑問だけが残った。  サッカーを愛し、サッカーに人生を費やしてきた選手達。彼らが現役を退いてもなお、サッカーに携わる道はほんの数通りだ。

① 中学・高校の教員となること。
   これとて、「うまくいけばサッカーを教えられる」程度のものだが。

② 社会人・同好会でプレーを続けること。
   もちろん、それを許してくれる職場かどうかがカギとなるが。

③ 少年団などの若年者を教えること。
   まったくの「手弁当」。ただ、これこそが「プレーヤーの本望」ではないか?と最近感じる。


「サッカーの発展」という美辞の元、新しい選手を育て上げ、そして見捨てていく時代はもういいのではないか?少なくとも「古(いにしえ)の知恵」なきところに「新しい息吹」は起きない。 永遠の眠りについている勇者達へ。



 私達が約束できるのは、ブームが去ってしまった今こそ、情熱というスキルでサッカーを守り続けるということです。
 ただ単純にサッカーを楽しむのではなく、むしろ治療したりプレー出来る場を探し出すことにポリシーを置く、本国イギリスのバックヤードビルダーを自負します。そして、あなた自身が、いつまでも走り続けることに意義を感じてます。


こんなコトをボケ~っと考えさせられちゃいました。ネッ、「ミニ」ってスゴイ車でしょ?

夢の途中に

2004-05-09 21:17:59 | サッカー一般
道内アチコチを訪れるたびに思う。

こんな立派なグラウンドがあるのに・・・。


 人口数千人の町や村の河川敷、そこには大体パークゴルフ場や遊具場に混じってサッカー場があったりする。もちろんそこ以外にも校庭や公共(役場が管理していると思われる)グラウンドがあったりする。
 結局その町や村に、5~6カ所の『サッカー場』があるにもかかわらず、実際に練習や試合を見ることは滅多にない。 一方、札幌をはじめとする都市部。Jリーグ効果やらワールドカップの余波か何かはわからないけれども、「サッカー人口」は増えているように感じられる。

 だが・・・、大人でも子供でもいい。仲間7~8人が集まって「今日、サッカーやろうぜ!」なんて言ったところで、肝心の場所がない。せっかくのグラウンドも予約でいっぱいだ。

 別にこれは
「郡部の無駄なサッカー場をつぶして都市部に新しく作れ!」ナ~んてことを言いたい訳じゃない、公共事業でもあるまいし。

 さすがに私もそんなことを言うほど横暴な人間でもないし、またフットサルに関しては郡部でも同じような状況だからだ。
ただ感じていたこと。

 「何かイビツだ!」  平成16年5月8日。私はサッカーの4級審判の資格を取るために、白石区の東札幌にあるコンベンションセンター(?)とかいうところへ行った。

 土曜日の夜ということもあってか、集まったのは約280名。ほとんどが若者だった。
講習会の内容は・・・、Jリーグの迷プレー・珍プレー集を協会のヒトの解説付きで見た、ってところだろうか。もちろん「大笑い」するためではない、オフサイドや反則の取り方を説明するためにだ。

 だが、このビデオの解説よりも驚いたことがあった。

 サッカー  3,768名   フットサル  1,097名

 なんの数字だかおわかりになるだろうか?
そう、道内の審判の数である。

もう少し細かく言うと、
   サッカー  1級 4名 2級 100名 3級 871名 4級 2,793名
フットサル 1級 2名 2級  54名 3級 473名 4級   568名

なんだそうだ。

 そして続けてこう言われた。
  
「みなさんも早く3級を取れるよう、ガンバッテください。」

 チョット説明すると、4級から3級へはこういった手順を踏まなければならない。
 
 ・ 筆記試験(70%以上の正解) → これは何とかなるだろう。
 ・ 体力走(12分で2,2キロ走る)→ 時速11キロ平均、つらいことはつらいが。
 ・ 公式試合10試合以上経験
 ・ 公式試合による実地試験

 てな手続きによってめでたく3級審判となるのだそうだ。

 


チョット待ってくれ!
4級審判の継続だけでも年に1回は、札幌へ講習を受けに行かなくちゃならない。その費用だけでもタイヘンだ。その「実施試験」も、でかい街でやるんでしょ?


 思うに4級審判を取っても「ペーパードライバー」ならぬ「ペーパー審判」は結構いると思う。そして継続しない(出来ない)人もかなりの数に登るんじゃないか?
 そして「公式試合10試合以上」。こんなこと、どっかの団体にでも所属していなければ不可能だ。その辺のオヤジに笛を吹かせてくれるほど、世の中甘いモンじゃない。

フットサルの審判数から推察すると、道内212市町村(だったっけ?)のうち、無医村・・・、じゃなかった「無審判」地域も結構あるんじゃないか?そうなると、郡部の「あのグラウンド」で練習している選手達は・・・。
1996年頃、道内のタクシーにはこんなステッカーが貼られていた。

 「夢の始まり ~コンサドーレ札幌~」と。


 夢から現実へ。それはコンサがJ1で優勝すること・・・。

 それはそうなのだろう、でも・・・。

 道内どこのグラウンドへ行ってもレフリーのホイッスルが鳴り響き、どんな街でも気軽にサッカーに興じられる、それこそが・・・。


まずは、一度ボールを蹴ってみましょうよ。

きっとそれが現実への第一歩なのだから。

ヴァンディッツ北海道 ~北海道サッカーの発展を細々と願う~

2004-05-08 21:19:28 | サッカー一般
この1年間、いやヘタしたらこの10年くらい漠然と考えていたこと。

「サッカーは廃(すた)れていくんじゃないか?」

 こんな危惧が頭の中にあるんですよ。まぁ、これがこのサイトを作ろうと思った理由の一つなんですね。かといって、たかだか「素人オヤジ」が背伸びして

「日本サッカー界を憂う!」 なんてほざいてみても仕方がないし・・・。
ということで、自分の出来ることはナンだろう?てな訳で、今自分が暮らす北海道のサッカー界で

・どうやったらもっと盛り上げれるか?
・ここが変だぞ?

みたいな感じで書いていけたらな~、なんて思っています。

ちなみに「ヴァンディッツ北海道」、これは漫画「俺たちのフィールド」に出てくるチーム「バンディッツ東京」のパクリです。そんなに深い意味はありませんので。