~あらすじ~
我が家の子供、現在5年生。小学校1年の時から「◎◎サッカー教室」なるものに通っていた。なんてことなくサッカーに興じる子供、それで満足していた。が・・・、昨年(2003年)4月にその団体が急に「少年団を結成します」なんていうことを言い出した。それから約1年、大会有り、こぎれいなユニフォーム有り、テナ感じであっという間に1年が過ぎた。
そして1年を過ぎた今年5月、子供が「足の痛み」を訴えだした、オスグッドの可能性が。が、そこでコーチが言った言葉「次の大会が終わるまで待ってくれ」。この言葉を聞いて、この少年団(正式にはクラブ)を退会する決心がついた。
だが世の中そんなに甘いものじゃない。一度色の付いた(少年団登録をしてしまった)、そして足が完調じゃない5年生を快く引き受ける所は少ない。地元少年団、名門クラブチームの練習に参加させてもらったが、どこもしっくりこず。
てな訳で、今現在在籍させてもらっているのが「☆☆サッカースクール」。夏の間は週1回の練習のみ。そして冬場は週2回。大会があるわけでなし、他の子供達と「チームメート」関係になるわけでなし。でも、今のうちの子には丁度イイ。基本中の基本から教えてくれるから。
さて昨年、「◎◎少年団」在籍中にいろいろと不可解なことがあった。「身体の入れ方」、「トラップの仕方」そんな基本的なことがどうにもよく分からない・・・。もちろん俺自身素人である以上仕方がないといえばそれまでなのだが、それを教え込まれる子供はたまったものじゃない。「家用のトラップ」と「◎◎用のトラップ」を使い分けてたりして。
このほかにも、大会での審判の判定、これまたよくわからん。俺がガキのころは手が胴体と一体となっている場合、「ハンド」の反則は取られなかった。が、どうやら肩に触れただけで笛が鳴る・・・ように思えた(この辺、客観的な見方ではないかもしれません)。
結局、そんなこともあってサッカーとフットサルの審判講習を受けてみたのだが、やっぱりよく分からない・・・。
現在子供が通っている「☆☆サッカースクール」、元Jリーガーをはじめとするコーチ陣、全員が「元プロ選手」といっていい経歴です。で、話はちょっと遡りますが、冬季スクールが始まった11月、まずは練習メニューに驚かされました。
俺、少年団の練習メニューってある程度固定化されたものだと思ってたんですね。どっかの名門スクールが出版した内容だったり、マリノスやFC東京から出されている教則本に基づいていたり・・・。
それが、ここでのまず始め、「ボールの止め方」だったんですよ。もちろんただ止める訳じゃない。「次のプレーを意識したボールの止め方」ナンですけどね。その後も「ボール2個を使ったドリブル」・「パス交換」・・・ETC。本当にどれも「当たり前」、で、参加しているのは有名少年団の準レギュラークラス。こんな内容で子供達飽きちゃわないかな~なんて心配をよそに全員結構真剣に取り組んでいました。
そして徐々に内容も高度になり、「フェイント練習」。シザースやらなんやら(この辺の名前、本当に分からない・・)やって、その一つとして「マルセイユ・ルーレット」。これ、かつてジダンがやって一世を風靡した、なんて話を聞いているんですけど、実際に子供達が何事もないようにやっている・・。スンゴイモンですよ~。
そんなこんなである日、この日はヘディングの練習です。
まずコーチが手本を見せます。そして、
コーチ:「みんな~、わかった~?これ君らのお父
さん達の時代のヘディングだよ~」
俺 :「ヘッ?ナンテことないヘディングじゃない?」
そこには両足をそろえ、身体をエビのようにそらしてヘディングする姿がありました。 そして次に形を変えて、またヘディングを始めました。
その様子、言葉で書くのはとっても難しい・・・。なんて言うんだろ?
・足は一歩前に踏み出した形
・手は「前へ習え」みたいに前に突き出す
・ボールを受ける瞬間、手を引き「タケチャンマン」のよう、ウ~ン、「せんだみつおのナハ
ナハ」の方がわかりやすいか?
確かにJリーグでも外国でもこんな風にやっている・・・。
コーチ:
「いいか~。試合中、誰もいないところでヘディングなんて言うことはないんだぞ~、必ず誰かと競り合う。その時身体を守るためにも打つときは手で身体をガードするんだ。そしてボールを強く打つためには身体を堅くしないと飛ばない、そのためには手で勢いをつけるんだー」
ウ~ん、言われればそうだ。俺等の時代、そう「エビぞりヘディング時代」は相手のことやらなんやら考えたこともなかった。「練習のための練習だった」のかな?
今回のことで結構真剣に悩んじゃっています。
「お父さんコーチの限界」なのか「俺が無知」なだけかは分からないけれども、俺が子供に教えることは毒にしかならないんじゃないか?って。
どこの少年団・クラブでもこれくらいのこと当たり前に教えているんでしょうか?いや、そうあって欲しい。でも・・・。
俺がたまたま見た少年団やクラブ、試合の勝ち方に繋がるプレーはずいぶん熱心に指導していたけれども、「身を守るプレー」ってあんまし記憶にないんですよ・・・。
「元プロだから優れた指導者だ」。そんなステレオタイプなことを言う気はありません。経歴やらはどうでもいい。俺が指導者に望むのはやっぱりこういうことだな。
目先の勝利に捕らわれず、生涯楽しめるサッカーを教えてくれ!
我が家の子供、現在5年生。小学校1年の時から「◎◎サッカー教室」なるものに通っていた。なんてことなくサッカーに興じる子供、それで満足していた。が・・・、昨年(2003年)4月にその団体が急に「少年団を結成します」なんていうことを言い出した。それから約1年、大会有り、こぎれいなユニフォーム有り、テナ感じであっという間に1年が過ぎた。
そして1年を過ぎた今年5月、子供が「足の痛み」を訴えだした、オスグッドの可能性が。が、そこでコーチが言った言葉「次の大会が終わるまで待ってくれ」。この言葉を聞いて、この少年団(正式にはクラブ)を退会する決心がついた。
だが世の中そんなに甘いものじゃない。一度色の付いた(少年団登録をしてしまった)、そして足が完調じゃない5年生を快く引き受ける所は少ない。地元少年団、名門クラブチームの練習に参加させてもらったが、どこもしっくりこず。
てな訳で、今現在在籍させてもらっているのが「☆☆サッカースクール」。夏の間は週1回の練習のみ。そして冬場は週2回。大会があるわけでなし、他の子供達と「チームメート」関係になるわけでなし。でも、今のうちの子には丁度イイ。基本中の基本から教えてくれるから。
さて昨年、「◎◎少年団」在籍中にいろいろと不可解なことがあった。「身体の入れ方」、「トラップの仕方」そんな基本的なことがどうにもよく分からない・・・。もちろん俺自身素人である以上仕方がないといえばそれまでなのだが、それを教え込まれる子供はたまったものじゃない。「家用のトラップ」と「◎◎用のトラップ」を使い分けてたりして。
このほかにも、大会での審判の判定、これまたよくわからん。俺がガキのころは手が胴体と一体となっている場合、「ハンド」の反則は取られなかった。が、どうやら肩に触れただけで笛が鳴る・・・ように思えた(この辺、客観的な見方ではないかもしれません)。
結局、そんなこともあってサッカーとフットサルの審判講習を受けてみたのだが、やっぱりよく分からない・・・。
現在子供が通っている「☆☆サッカースクール」、元Jリーガーをはじめとするコーチ陣、全員が「元プロ選手」といっていい経歴です。で、話はちょっと遡りますが、冬季スクールが始まった11月、まずは練習メニューに驚かされました。
俺、少年団の練習メニューってある程度固定化されたものだと思ってたんですね。どっかの名門スクールが出版した内容だったり、マリノスやFC東京から出されている教則本に基づいていたり・・・。
それが、ここでのまず始め、「ボールの止め方」だったんですよ。もちろんただ止める訳じゃない。「次のプレーを意識したボールの止め方」ナンですけどね。その後も「ボール2個を使ったドリブル」・「パス交換」・・・ETC。本当にどれも「当たり前」、で、参加しているのは有名少年団の準レギュラークラス。こんな内容で子供達飽きちゃわないかな~なんて心配をよそに全員結構真剣に取り組んでいました。
そして徐々に内容も高度になり、「フェイント練習」。シザースやらなんやら(この辺の名前、本当に分からない・・)やって、その一つとして「マルセイユ・ルーレット」。これ、かつてジダンがやって一世を風靡した、なんて話を聞いているんですけど、実際に子供達が何事もないようにやっている・・。スンゴイモンですよ~。
そんなこんなである日、この日はヘディングの練習です。
まずコーチが手本を見せます。そして、
コーチ:「みんな~、わかった~?これ君らのお父
さん達の時代のヘディングだよ~」
俺 :「ヘッ?ナンテことないヘディングじゃない?」
そこには両足をそろえ、身体をエビのようにそらしてヘディングする姿がありました。 そして次に形を変えて、またヘディングを始めました。
その様子、言葉で書くのはとっても難しい・・・。なんて言うんだろ?
・足は一歩前に踏み出した形
・手は「前へ習え」みたいに前に突き出す
・ボールを受ける瞬間、手を引き「タケチャンマン」のよう、ウ~ン、「せんだみつおのナハ
ナハ」の方がわかりやすいか?
確かにJリーグでも外国でもこんな風にやっている・・・。
コーチ:
「いいか~。試合中、誰もいないところでヘディングなんて言うことはないんだぞ~、必ず誰かと競り合う。その時身体を守るためにも打つときは手で身体をガードするんだ。そしてボールを強く打つためには身体を堅くしないと飛ばない、そのためには手で勢いをつけるんだー」
ウ~ん、言われればそうだ。俺等の時代、そう「エビぞりヘディング時代」は相手のことやらなんやら考えたこともなかった。「練習のための練習だった」のかな?
今回のことで結構真剣に悩んじゃっています。
「お父さんコーチの限界」なのか「俺が無知」なだけかは分からないけれども、俺が子供に教えることは毒にしかならないんじゃないか?って。
どこの少年団・クラブでもこれくらいのこと当たり前に教えているんでしょうか?いや、そうあって欲しい。でも・・・。
俺がたまたま見た少年団やクラブ、試合の勝ち方に繋がるプレーはずいぶん熱心に指導していたけれども、「身を守るプレー」ってあんまし記憶にないんですよ・・・。
「元プロだから優れた指導者だ」。そんなステレオタイプなことを言う気はありません。経歴やらはどうでもいい。俺が指導者に望むのはやっぱりこういうことだな。
目先の勝利に捕らわれず、生涯楽しめるサッカーを教えてくれ!