愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ユベントス-サンプドリア

2009-10-30 19:41:41 | セリエA
観戦日 10/30(金)       

愛丸’s チェック
前節、やっとカンピオナートで勝利を収めたユーベ。
ただ、得点はあまり取れてない。
CLのマッカビ戦でも1得点、前節のシエナ戦も1得点。
あのメンバーをもってしたら、まだ得点は取れてもいいはず。
カンナの復帰で、守備は安定感を増してきたし、点がもっと取れれば、楽に勝てるはず。
1トップ、2シャドーの4-3-2-1を基本軸にするのか、それとも、中盤をロンボにした4-4-2か。
今後のユーベが楽しみ。
サンプはこのユーベを押さえてスタンディングでは2位。
首位のインテルにはホームで勝利を収めてる。
この勢いで、3位ユーベも敵地で叩きたいところ。
叩けないまでもしっかり勝ち点1が奪えるようなら、サンプの強さは本物ってことになるが・・・。
カッサーノ、パッツィーニの爆発に期待。

試合は、ユーベの一方的なものになった。
2位、3位の直接対決で、この勝者が、インテルの最大のライバルに。
その戦いで、ユーベは力の違いを見せつけた。
好調アマウーリがドッピエッタを決めれば、ジョビンコ、ヂエゴのドブレファンタジスタも見事に競演。
やっぱりユーベは、この4-3-2-1が魅力的なサッカーを展開してくれる。
強固な守備を売りに、手堅いウノ・ゼロをよかれとしてるチームが、ファンタジー溢れる攻撃サッカーを手に入れた。
ラニエリが監督のままだったら、こんなおもしろいサッカーは展開できなかっただろう。
サンプの弱点を見事につき、ジョビンコが活き活きとプレー。
サンプの右SBスタンケビチウスが全く守備で機能しておらず、これが2位のチームのディフェンダーかと目を覆いたくなるようなできで、穴以外の何者dめおなかった。
ジョビンコ、グロッソで、どれだけ、好機を演出したことか。
ヂエゴもここがよく見えてたし、効果的なパスをどんどん通した。
ジョビンコは左からのカットインを武器にしてるし、スタンケビチウスの不甲斐無さで、より活きた形に。
よかったのはアマウーリも同じ。
なかなか点が取れずに苦しんだいたが、1つ取ってからは、これで3試合連続のレテ。
うまさに強さもあるプリマプンタで、それをいかんなく発揮。
こぼれ球への反応の速さで取った1点目、高さと強さ、うまさが揃った2点目。
ヤクインタともトレゼゲとも違うタイプだし、今だったら、この男をプリマプンタに据えるべき。
この前3人がしっかり機能したのは中盤で、カモ、シソコ、F・メロが攻守で手を抜くことなく仕事をしたから。
ここでのボール奪取からのシュートカウンターで、威力を発揮してたし、中盤の選手のできでは前も機能しないかもしれない。
守備では1点を奪われたが、カッサーノには最後まで仕事をさせなかったし、パッツィーニが仕事をしたのもあの得点シーンだけ。
サイドでは絶えずユーベが主導権を握ってたし、ここまでやれば、負けるわけがない。
ユーベには、今後、この布陣で戦ってもらいたい。
ターンオーバーで4-4-2ってことでいいと思う。
サンプはとても2位のチームのパフォーマンスではなかった。
ホームゲームが観戦できなから、ホームでどんな戦いをしてるのかわからないが、この試合だけでは、他のプロビンチャのチームと変わらない。
ここがってストロングポイントもないし、安定した守備が売りってことでもなさそう。
ほんとに、スタンケビチウスの守備がざる同然で、これなら、どんなチームでも攻略できそう。
デル・ネーリも見かねて交代させたが、代わりに入ったのが、カッチャトーレというセリエAデビューの選手。
ってことはこの男がレギュラーなわけで、よくもまあこんなプレーで2位にいれたもんだ。
パロンボが出場しておらず、このサンプの魂がいなかったのも響いたかもしれんが、それならカピターノのカッサーノがなんとかすればよかったんだが・・・。
完全にユーベのDF陣に押さえ込まれた。
90分ノーインパクトで、全く試合に参加できてなかった。
この男が目立つような展開にならないと、サンプは結果が出せないのか。
ってことは、どのチームもこの男をしっかり抑えにかかるわけで、サンプの勢いもここまでのような。

スコア 5-1

<得点者> 
ユベントス   アマウーリ×2、キエッリーニ、カモラネージ、トレゼゲ
サンプドリア  パッツィーニ    
~愛丸's MVP~
アマウーリ(ヤクインタのかげに隠れ、ちょっと勢いを失っていたが、ここにきて大爆発。高さ、強さ、うまさ3拍子そろった1トップにもってこいのプリマプンタ)

フィオレンティーナ-ナポリ

2009-10-29 22:49:33 | セリエA
観戦日 10/29(木)       

愛丸’s チェック
CLでも壮絶な打ち合いで勝ち点3をゲットしたヴィオラ。
この勢いをカンピオナートでも発揮したい。
アルテミオ・フランキでは今シーズン負けてないし、いい試合ができるはず。
この試合はしっかりターンオーバーしてくるみたいで、どんあサッカーを展開するか。
相手は難敵ナポリとは言え、ナポリは今シーズン、アウエーでは全敗。
そんなチームに取りこぼしはないだろう。
ホームでは負けなしのナポリだが、前述した通り、アウエーではひとつも勝ち点を上げれてない。
前々節にドナドーニは解任されたし、チームはまだ混沌としてるはず。
そんな中での苦手なアウエーでのヴィオラ戦。
戦力ではそう見劣りしないが、アウエーだったってことで、気持ちが後ろ向きなってると、この試合も・・・。

ヴィオラはダイネッリの故障離脱が響いてた。
ガンベリーニとコンビを組んだのがナターリだったが、それがなかなかうまく機能しなかった。
裏を取られるシーンは多かったし、フィジカルでもまけるシーンが目立った。
試合にそうそう出場してないし、試合勘ってのも問題だったが、足をつっての退場だったし、いつものDF陣だったら、フレイもそうそう忙しくならなかった。
このフレイがこの試合はどれだけチームを救ったことか。
ドメネクにかなりアピールしてるみたいだが、それだけのパフォーマンスはできてる。
マッジョに決められてしまったが、あれはどんなGKでも防げないだろう。
あの失点シーンは、あそこにマッジョを進入させたDF陣が悪い。
サイドに開いたデニスもフリーだったし、やっぱりDF陣がばたついての失点。
いつもの布陣で挑んでいれば、こんなに危ない場面は多くなかったはず。
ただ、CLのデブレツェニ戦でも3失点したみたいに、そんなに強固なDF陣ではない。
ヴィオラの課題はここ。
ガンベリーニまで失うことになると、全く機能しなくなってしまうだろう。
長いシーズン、全てをハイパフォーマンスで戦えるわけもなく、CLでの決勝トーナメントに進出するようなことがあると、このカンピオナートでぼろがでそう。
攻撃では完全に左の中盤に固定されたバルガスが好プレーを。
やっぱり攻撃が好きみたいだし、SBでプレーするよりも活き活きとプレーできてる。
前線の選手、ヨベティッチなんかともうまくコンビネーションが取れてるし、このままここでプレーを続けた方が・・・。
決定機を決めれなかったことで、この敗戦につながったわけだが、プレーの質はわるくなかった。
ジラを休ませたことも影響したんだろうが、ムトゥが代わりを務めてたわけで、ここはそう大差はない。
高さって面では劣るかもしれんが、また違った味があるわけで・・・。
ここをうまく活かせなかった。
この敗戦で、今シーズンのアルテミオ・フランキ不敗神話が途切れてしまった。
ナポリは、ここまで全く結果が出せなかったアウエー戦で初勝利。
パフォーマンスもよかったあし、これがアウエーに弱いチームのサッカーだとは思わなかった。
このサッカーがやれてるのに、どうして今まで勝てなかったのか不思議。
前線の基点にクアリアレッラ。
ここでしっかりキープできてるし、抜け出そうというプレーもできてる。
これに、その下で広範囲に動けるラベッシとハムシクがいるのがでかい。
ここを誰が見るか、ヴィオラはこれがうまくできなかった。
スピード、テクニックとも申し分ないし、フィニッシュの精度も高い。
この試合でも、しっかりその力は発揮できた。
ただ、決定機は作るが、フレイの牙城をなかなか崩せずかなり苦労した。
ハムシクががんばってもらったリゴーレも、クアリアレッラがフレイに止められてしまうし・・・。
流れを変えたのが、選手交代。
このリゴーレ失敗でパフォーマンスが落ちたクアリアレッラに代わってデニスを投入。
これがズバリ的中。
うまくサイドに流れての低いクロスを、中に入ってきたマッジョがつま先でボールを軽く浮かせ、セーブに出てきたフレイのニアを抜くティロ。
それまでバルガス対策で守備一辺倒だったこの男が、いいところで仕事をした。
ナポリはこのアウエーでの初勝利で、勢いに乗るはず。
あのメンバーだし、もっと上に行ってもおかしくない。

スコア 0-1

<得点者> 
ナポリ   マッジョ    
~愛丸's MVP~
ラベッシ(ひさびさにプレーを見たが、あの運動量とスピードはかなり魅力的。もっと前でのプレーでも輝けるはず。代表でもおもしろい存在になりそう)

セビージャ-エスパニョール

2009-10-29 21:06:37 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/29(木)       

愛丸’s チェック
上位2チームを追うセビージャ。
マドリーに初黒星をつけたし、CLでも絶好調。
ただ、この試合では出れない選手がわんさか。
カヌーテ、L・ファビアーノの欠場が痛い。
ネグレドを獲得しといてよかったって思ってるだろう。
かつて機能した4-2-3-1で、エスパを葬り去ることができるか。
充実してるチームはだいたい何やってもうまくいくもの。
エスパは、まだ攻撃のシステムを模索してる感じ。
ベルドゥ、俊輔の獲得、デ・ラ・ペーニャの復帰で、中盤の攻撃的な選手が供給過多。
ポチェッティーノはこれをどう組み合わせていくか。
トップが人材難なだけに、チャンスを多く作るだけでは点は取れない。
守備にも気を使わないといけないし、なかなか難しい問題。

セビージャは、4-2-3-1が機能しなかったわけではなかった。
チャンスはかなり作った。
ただ、これが点に結びつかなかった。
ネグレドに決定力がないわけではないし、その他の選手の動きが悪かったわけでもない。
スピードで振り切る場面あり、高さで勝つ場面ありで、いつ点が入ってもおかしくなかった。
それが無得点だったのは、カメニがばか当たりしたから。
このGK、乗せるととんでもないセーブを連発する。
ポカもあるにはあるんだが、この試合は全くそのそぶりもなかった。
ここまでしっかりプレーされると、セビージャはどんどん追い込まれていってしまう。
コースを狙うがあまり枠を捉えなかったシーンがどれだけあったか。
J・ナバス、ペロッティのサイドアタッカーもマドリー戦ぐらいのできだったし、途中出場のD・カペルも久しぶりに切れのあるところを見せた。
ここまでサイドが機能したのに、点が取れなかった試合がこれまでにあっただろうか。
それぐらいいい攻撃を展開した。
トップ下のヘナトもタイミングのいい飛び出しに、パスワーク、セレソンに呼ばれてもおかしくないでき。
それでも点は入らないわけで、勝負とはこんなもん。
セビージャが先に試合をしてたが、結果、マドリーが不甲斐無いエンパテ・ア・セロだった今節、ここは勝っておきたかった。
カヌーテ、L・ファビアーノがいたら簡単に点は入ったのかもしれんが、このふたりがいなかったわけで、これはどうしようもない。
数的優位になって、エスパはより中央の守りが強固になり、攻撃陣を増やしても、決定打にはならなかった。
これだけ攻めて、カウンターを食らうシーンもあったが、エスパがセビージャにお付き合いしてくれて、なんとかエンパテ・ア・セロ。
決められてたりしたら、カーサで敗戦ってことも。
カメニには憎き相手だが、あの攻撃陣には感謝の気持ちだろう。
勝てる試合を勝てないと、上のふたつ、特にバルサには追いつくことはできない。
エスパはよく集中して守りきった。
カメニがばか当たりだったこともあるが、DF陣もしっかり集中して自分たちの仕事を全うした。
パレハがドブレ・アマリージャで退場になったことで、より守備意識が高くなった。
こういった数的不利な状況が、好結果を生むことはよくある。
両ラテラルが攻撃に参加することもなく、この試合はしっかり守りきるってことが目標だったか。
それでもあれだけ崩されたことは、今後の課題。
上がらないラテラルだったが、ここを突破されるケースが多く、ピボーテとの連携なんかをもっと高めないと。
攻撃では、やっぱり攻撃的な中盤が多すぎる感が。
ポチェッティーノもあれこれ考え、ポジションを入れ替えたりしてるが、これが機能しない。
いろいろ悩むぐらいなら、デ・ラ・ペーニャに頼るのが一番。
後半投入されたが、守備に重点を置きたいが、この男は守備には手をあまり貸さない。
ただ、決定的なパスは2つ通してみせた。
これをカジェホン、L・ガルシアがしっかり決めれば、サンチェス・ピスファンで勝つことができた。
このできを見ると、俊輔がまずいらない。
真っ先に交代させられるが俊輔だし、ポッチェティーノもそう期待を寄せてるって感じもしない。
やっぱりベルドゥの方がいいし、デ・ラ・ペーニャは別格。
スピード、強さではカジェホンだし、チームを支える存在ではL・ガルシア。
早く、この布陣で固定した方がいい。
デ・ラ・ペーニャが使えないときに俊輔って感じでいいのでは?

スコア 0-0

<得点者> 
 なし    
~愛丸's MVP~
カメニ(シュートセーブ10本ってのはすごすぎる。ここまで止めれるものかと驚いた。シュートが正面をつくシーンもこの男の神通力か)

ローマ-リボルノ

2009-10-29 19:04:31 | セリエA
観戦日 10/29(木)       

愛丸’s チェック
まだ状態がピリッとしないローマ。
トッティがけがで欠場中で、やりたいサッカーが展開できないんだろう。
ラニエリ就任で、ちょっとはよくなかったかに思えたが、ミラン戦はリードを守れずの敗退。
ミランにはこの敗戦で勢いを与えてしまった。
ローマも何かのきっかけで、状況を一変させたいところ。
オリンピコでのリボルノ戦だし、難しい試合にはならないだろうから、ここはいい形で試合を終えたい。
リボルノは1シーズンで昇格してきたが、未だ白星なし。
ミランとのドローなんかはあるが、やっぱり欲しいのは勝ち点3。
この試合からコズミが指揮を執ることになるが、果たしてどこまでチームを帰ることができるか。

ローマはELの後ということで、何人かターンオーバー。
中盤の左にファティを起用。
左なのかセンターなのかピサロの代役だったが、この男がノーインパクト。
後半もある程度引っ張ったが、交代で投入したのがJ・バチスタだったことを考えると、こちらを先発でもよかったはず。
得点ってことを考えたら、誰がどう見てもJ・バチスタだし。
実際、この男は、かなり得点機に顔を出した。
ただ、点は奪えず。
ミラン戦でトップ起用がずばり的中したメネーズだったが、この試合では全く輝けず。
引いてくる相手に対して、有効的な仕掛けができてない。
相手がリボルノってことで、いつでもやれるって慢心があったのかどうかわからないが、明らかに運動量が少なかった。
ヴチニッチを前に張らせ、この男が、周りを仕掛けるってパターンがひとつも見れなかった。
しっかりやるべきことをやらないと、点は奪えない。
デ・ロッシの展開も、ペロッタの飛び出しも決まらず、ローマは最後まで攻めあぐねた。
デ・ロッシなんか気持ちの入ったプレーが少なかったし、疲労なのか、なんなのか、トッティ不在時のカピターノがこれでは・・・。
守備では一瞬のほころびから失点し、これが最後まで響くことに。
カウンターから右をプルゼッティに突破され、マイナスのクロス。
これをタバーノにしっかり決められてしまった。
ドニのニアサイドを抜くティロだったが、これはドニのポジショニングに問題あり。
クロスへの対応を考えたのか、ファーサイドに山を張ったのか、しっかり集中してれば、ニアは抜かれないはず。
攻撃、守備、両方とも緩慢なプレーが目立ったローマ。
バックアッパーもプリマベーラ上がりの選手ばっかりで、相手に脅威を与えるような選手交代もできない。
グベルティも悪い選手ではないが、ビッグクラブで輝けるほどの経験もない。
やっぱりローマにはトッティがいないとダメなのか・・・。
最下位のチームに初勝利を献上してるようだと、今シーズンはEL圏も難しくなってくる。
リボルノはコズミの魂が乗り移ったかのようなできで、ローマを完封。
3バックというよりも、5バックプラス中盤センターのふたりで、しっかり壁を作った。
集中力も最後まで衰えなかったし、監督交代がずばり的中。
リボルノに足りなかった気持ちの部分をコズミが補ってる。
ビッグクラブ相手のアウエー戦で、ベテランを多く使ったのも、見事にはまった。
リードを奪い、なおかつデ・ルチアが遅延行為プラス抗議でロッソをもらいひとり足りなくなった状況で、チームに落ち着きを与えたのがベテラン。
A・フィリッピーニなんかは、多くのローマの選手につっかかり、時間は使うは、相手をイライラさせるはで、見事な働きっぷり。
カウンターからは、猛然とモーロが中央を上がってきたりと、気持ちを全面に押し出して戦う選手が多かった。
なかなか体力面で多くを望めないベテランだが、こういった経験を生かすことには長けてる。
この試合で、これだけチームのためにやってくれれば、御の字だろう。
ここまでセリエという舞台でやってきたずる賢さや、気持ちの持っていき方、全てが有効に発揮された試合になった。

スコア 0-1

<得点者> 
リボルノ   タバーノ    
~愛丸's MVP~
A・フィリッピーニ(36歳のベテランが、プレーというよりも、相手をうまくコントロールする術を遺憾なく発揮して初勝利に貢献)

バルセロナ-サラゴサ

2009-10-28 22:27:10 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/28(水)       

愛丸’s チェック
前節のバレンシア戦で連勝が7で止まったバルサ。
それに加え、CLではなんとカンプ・ノウでルビンに敗れる大波乱。
バルサのグループで、一番格下と思われたチームにカーサで負けるとは・・・。
メッシの状態も上がってこないし、ミスからの失点も目立つ。
この悪い流れを、サラゴサ戦で断ち切ることができるか。
サラゴサの試合を久しぶりに観戦。
昨シーズンはセグンダで戦った。
ただ、1年でプリメーラに戻ってきたのはさすがサラゴサ。
降格したときのメンバーがそれなりに残ってるし、プリメーラでの経験はそれなりにある。
気落ちしてるバルサが相手だから、相手のミスを待って、しっかり守ることができたら、勝ち点1は持って帰えれるかもしれん。

バルサに、ルビン戦の敗戦のショックは微塵もなかった。
逆にあの敗戦をバネにのびのびとプレー。
サラゴサはいいリハビリ相手になった。
この試合のヒーローは、メッシでも、チャビでも、イニエスタでもなく、間違いなくS・ケイタ。
イニエスタとうまくポジションチェンジをし、3トップの左に入ったり、中盤から前線を追い越して中につめたり。
セットプレーでの高さもそうそうな武器になる。
ズラタンとのコンビもいいし、昨シーズンくすぶってた力を今シーズンは遺憾なく発揮。
セビージャ時代よりも輝きを増してる。
左のインサイドハーフは、この男で決まり。
アンリがけがで復帰できない今、S・ケイタとイニエスタの左のコンビが主軸になる。
S・ケイタと同様にズラタンもCLの不甲斐無さの鬱憤を晴らした。
サラゴサのDF陣がひどかったのもあるが、FKと流れの中からと2点をゲット。
あのFKはかなり強烈だった。
けがでスタンド観戦だったD・アウベスのキッカーの座も奪う勢い。
カリーソはそう悪いGKではない。
そのカリーソの手をはじく強烈なFKで、ズラタンもそうとう気持ちよかったことだろう。
この試合でのバルサの一番の収穫はメッシにゴールが生まれたことかも。
途中、チャンスを棒に振るシーンもあったが、なんとか1点ゲットすることができた。
代表戦でのプレッシャーからか、そこからかなり調子を崩してたが、ドリブルの切れも戻ってきたし、自分で仕掛ける気持ちもだいぶ戻ってきた。
全盛期のできではないが、ゴールすることもできたし、ここからいつものメッシになってくるはず。
6点を奪った攻撃陣は問題が、ないが、守備にはまだ不満が。
この試合は絶対にセロで終わらせるべきだった。
それが、またミスからの失点。
一度はエベルトンのシュートをV・バルデスは防いだが、そのこぼれを叩き込まれた。
あの失点はいただけない。
ペップもそうとう怒るだろう。
その後も危ないシーンはあったし、気が抜ける展開ではあるが、絶対王者は、こういう失点はしてはいけない。
サラゴサは、全く見せ場がなかった。
アジャラ、ディオゴがいないDFラインは誰も統率できてないし、中盤でのプレッシャーも皆無。
バルサをリトリートして押さえ込もうってのはどんなチームでも無理だろう。
そこまでの守備陣だったら、なんとかトライしてもいいんだろうが、サラゴサクラスのチームでは・・・。
ここはなりふり構わず、高い位置からのプレッシングが必要だった。
中盤でスペースを与えず、ボールフォルダーに必ず誰ががつっかかるぐらいのディフェンスじゃないと。
これをやらずしてバルサを押さえることはできない。
それをやらなかったってことは、サラゴサは鼻っからこの試合を捨ててたのかも。
攻撃でもスピードのあるエベルトンを先発させず、アリスメンディの1トップ。
バレンシア時代に右のラテラルに回された男を、1トップに置いても・・・。
点も取ろうって感じではなかった。
実際、エベルトンを投入しての得点だったし、試合開始から使ってれば、なにか違った状況が生み出せたかも。
期待してた選手がいなかったサラゴサのレベルはこんなもんか。
アジャラがいたところで、今のバルサを押さえることはできなかっただろうが、ズラタン当たりをイライラさせることはできたかも。

スコア 6-1

<得点者> 
バルセロナ   S・ケイタ×3、イブラヒモビッチ×2、メッシ
サラゴサ    J・ロペス    
~愛丸's MVP~
S・ケイタ(この男がなんとハットトリック。どの点も見事なものだった。高さを活かしたカベッサに、中への飛び込み。今、バルサで一番好調な選手)

アルメリア-バレンシア

2009-10-28 20:53:20 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/28(水)       

愛丸’s チェック
フィジカル重視で戦うアルメリア。
これはH・サンチェスも明言してること。
なかなかこういったチームがリーガにはいないし、おもしろい存在になりそう。
早い選手も多いし、あのサッカーがはまれば結果は出せる。
バルサとのフエラ戦でも0-1と善戦したわけで、バレンシア相手のカーサ戦なら勝ち点3もって考えてるかも。
バレンシアは前節、あのバルサの連勝をストップした。
エンパテ・ア・セロだったわけだが、この勝ち点1をよしとするか、勝てなかったと悔やむか。
後者であってもらいたいが、果たして・・・。
ELでもエンパテだったわけで、いい結果を残せてるってわけではない。
ただ、リーガでは2試合連続の無失点。
これは誉められること。

アルメリアはH・サンチェスの言った通り、フィジカルでバレンシアを押さえ込むことはできた。
ただ、これが長く続かなかった。
ドブレ・ピボーテのベルナルテージョ、エンバミのフィジカル、ボール奪取能力、これがこのチームの支えか。
バレンシアは、ここをなかなか突破できなかった。
ただ、ここでボールを奪っても、このふたりに展開力ってのがないから、前線のスピードを活かせない。
どちらかが、もっと展開する力があったら、アルメリアはかなり強くなるはず。
相手が、強いチームだと、ここを守備的に振舞いたくなるのもわかるが、パスが出ないことには点は取れない。
トップ下のソリアーノも高さを武器にしてる選手だし、ここからの展開は望めない。
クルサ、Ju・オルティス、ピアッティとスピードで抜け出すタイプだし、ここにもパスは・・・。
となると、ピボーテからの展開がほしいところ。
中盤はボールを奪うだけ、誰かがつなげて、前が走る。
これでは効果的な攻撃は望めない。
ひとり、しっかりパスを出せる選手を冬にでも獲得できれば、魅力的なチームに変貌するはず。
中盤での守備が機能してる間はバレンシアに主導権を握らせなかったが、ここが疲れだして、プレッシングをかけれなくなった後半、P・エルナンデスにやられた。
スルーを一発ここに通されて、右を突破。
そこからのクロスをビジャのカベッサ。
この失点で、アルメリアはかなり意気消沈。
P・エルナンデスの突破から、次はヂエゴ・アウベスが飛び出して、この男を倒し、一発ロハ。
試合はこれで決まってしまった。
カーサで、立ち上がりからあれだけボールに行くサッカーをやってしまうと、息切れしてしまう。
あれが90分できれば問題ないんだが、なかなかそうもいかないだろう。
スタミナを付けるか、試合を落ち着かせるパサーを獲得するか、これがアルメリアの課題。
バレンシアは、この試合も完封し、これでリーガで3試合連続の無失点試合。
バレンシアの売りだった堅守が戻ってきた。
今シーズン獲得したデ・アルベール、ブルーノが期待以上の働きで、チームに安定感をもたらした。
アレクシスが練習中に問題を起こしてスタメンから外れる事態もあったが、これも痛手にはならなかった。
セサルもモヤの加入で、ふたり切磋琢磨してるし、守備にはそう問題がない。
攻撃も、アルメリアのフィジカルサッカーに苦労した時間も長かったが、相手の体力が落ちたところを見逃さなかった。
D・シルバ、マタがダメでも、P・エルナンデスがいる。
完全にホアキンをベンチに追いやった。
マタとのポジションチェンジも効果的だったし、あの裏への飛び出しも見事。
2つ、しっかり仕事した。
2点目も芸術的なループで上げたし、この男は乗りに乗ってる。
ビジャもけがから早い段階で復帰できたし、ここからバレンシアは突き進んでいってくれるはず。
ピボーテでアルベルダが復活もしたのも大きい。
どこか闘志を押し殺してプレーしてる時期が続いたが、今は、あの頃の自信を取り戻したみたい。
バネガとのコンビもいいし、中盤で、この男がしっかり仕事してくれれば、更に守備は安定する。
フエラで3得点、無失点、この上ない試合になった。
マドリーがうかうかしてる間に、ここを追い抜きたいところ。

スコア 0-3

<得点者> 
バレンシア   ビジャ、P・エルナンデス、マタ    
~愛丸's MVP~
P・エルナンデス(相手の力が落ちたところで、しっかり仕事をした。この男の裏への飛び出しが全て。2点目のループも見事だった)

ウエストハム-アーセナル

2009-10-28 18:40:42 | プレミアリーグ
観戦日 10/28(水)       

愛丸’s チェック
開幕戦に勝利して以来、勝ちから遠ざかってるハマーズ。
順位も19位と降格圏の真っ只中。
ゾラ監督はできに関しては悪くないと言ってるらしいが、結果が出ないことには・・・。
アプトン・パークでのロンドン・ダービーも苦しい戦いになることは必至。
ここをどう乗り切るか。
アーセナルはCLで不甲斐無いドロー。
勝てる試合をATに追いつかれてのもので、相手の戦い方に合わせてしまった感じ。
ただ、このプレミアでは消化試合が1試合少ない状態での3位。
チェルシー、ユナイテッドを射程圏内に捕らえてる。
激しい戦いになるであろうダービーでも、今の状態と、これまでの相性なんかを考えても、そう難しい戦いになることはないはず。
しっかり疲労が取れてれば、問題なく勝ち点3が取れる試合。

ハマーズが、このロンドン・ダービーで意地を見せた。
前半の入りはアーセナルに攻撃で優位に立つ場面を見せ、これはって感じを持たせたが、一度流れを渡してしまってからは・・・。
前半にあっさり2失点を喫し、この試合も難しいものになるかと思われた。
1点目なんかはグリーンのミスから生まれたもので、悪い流れを断ち切れないでいた。
それが、後半、ゾラの積極的な選手交代で、チームに火がついた。
ハインズ、ディアマンティを投入し、3トップに。
これで、C・コールも活き活きとしてきたし、チーム全体が行くぞって感じになった。
ここまで選手交代で流れを変えれるとは。
この3トップ、高さ、強さでC・コールがキープできるし、ハインズはスピードで仕掛けれる。
ディアマンティはテクニックが豊富だし、各自がそれぞれの持ち味を発揮。
C・コールのあの強さにはアーセナルのCB陣はかなり手を焼いてた印象が。
足元の技術もあるし、ここを押さえ込むのに精一杯。
ハインズのスピードに乗ったドリブルも威力があったし、サニャが簡単に振り切られるシーンも。
一番輝いたのがディアマンティ。
追い上げムードを盛り上げる1点目はこの男の左足でのFKから。
無回転で、威力のあるFKをマンノーネが横飛びでセーブにいったが、ボールの軌道が揺れてたため、しっかりセーブできず、ボールは中へ。
これをC・コールがダイレクトでダイビングヘッド。
このゴールでハマーズは完全にいけるってムードに。
そう時間が経たないうちに、C・コールがエリア内でソングに倒されPK。
マンノーネと蹴る前に激しい言い合いになり、熱くなって危ない感じをかもし出したディアマンティだったが、サイドネットにしっかり決めた。
ここからもハマーズペースだったが、パーカーが2枚目のイエローをもらって退場。
これが痛かった。
最後まで11人だったら、逆転もあったかもしれん。
またまた勝てなかったハマーズだったが、このドローは価値あるドロー。
これで勢いを取り戻せるか。
アーセナルは2点のリードを守りきれず。
2点差は危ないとよく言うが、相手が格下の場合、2点もリードしてれば、強豪チームがそう簡単に追いつかれるってことはない。
CLでもそうだったが、アーセナルはリードすると、どうも相手のペースに合わせてしまう。
自分たちのペースでしっかりポゼッションして戦えれば、何も問題はなかったはず。
アーセナルより、魅力的なパスサッカーができるチームはそうそういないわけで。
疲労ってこともあるんだろうが、それでもあのメンバーだったら、ハマーズに2点を追いつかれるってことはありえない。
油断もあったんだろう。
C・コールみたいな高さ、強さのFWを相手にすると、どうも慌ててしまう傾向が強い。
CB陣は変わってが、それでもチームとしての弱点が変わらないのはどうして?
それにスピード、テクニックのある選手が加わったもんだから、さらに慌てることに。
ソングのファールなんかも、実際はCBだけでの対応でどうにかするべきだった。
2点を取ったことは悪いことでもないし、問題は2点を取られたこと。
せっかくユナイテッドが負けてくれたのに、アーセナルも勝ち点3を手にできないとなると、またタイトルから遠のくことに。
けが人が少なくなれば、しっかりターンオーバーができるのに・・・。

スコア 2-2

<得点者> 
ウエストハム   C・コール、ディアマンティ
アーセナル    V・ペルシ、ギャラス    
~愛丸's MVP~
C・コール(前半、チームが流れに乗れない中でもしっかり自分の仕事ができてた。後半は、パートナーにも恵まれ、さらに力を発揮できた)

S・ヒホン-R・マドリー

2009-10-27 21:50:24 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/27(火)       

愛丸’s チェック
ビルバオ、マジョルカと好調な2チーム相手に連勝したヒホン。
この好調さで、マドリーをも食いたいところだろう。
そう簡単にはいかないだろうが、気持ちで負けないこと。
攻撃陣にけが人が続出してるし、しっかり中盤を押さえ込めれば、できないこともない。
チャンスは少ないだろうが、それを1つでも活かすことができたら。
マドリーはミランに負けたショックを引きずってないかどうかがポイント。
CLとリーガでコンペティションが違うとは言え、あの負けはけっこうショックだったはず。
C・ロナウドに続いてベンゼマも戦列を離れたみたいだし、どういった布陣で挑むのか。
フエラで難しい戦いには違いないが、相手はヒホン。
飛車、角落ちの状態でも普通に戦えば問題ないはず。
ラウルが魂全開で振舞えば、点は取れる。

ヒホンは、チーム全体でしっかり戦うことができた。
前半は、マドリーよりもチャンスは多く作れてたし。
これをひとつでも活かすことができてたら、大金星を上げられた。
かなりマドリーの裏のスペースをつくことができたし、サイドでの突破もうまくいった。
やりたいサッカーができてた。
ダイレクトパスの交換で、マドリーを慌てさせることもできたし、好調さがそのまま出た感じ。
ただ、点は取れなかった。
ここが、なかなか上位に進出できないところか。
リベラをピボーテに置いて、トップ下にはM・クエバスを。
このM・クエバスが、パスを出すというよりは、前線を追い越して得点を狙う感じで、マドリーは捕まえきれなかった。
もっと効果的な飛びだしができてたら、自慢の得点力を活かせたはず。
サイドでもL・モランがマルセロの空けたスペースを有効活用。
マドリーの弱点をつくことができた。
マルセロとの1対1も勝つケースが多かったし、もっともっとここをついてもよかったかも。
守備ではカカを押さえ込むのに苦労はしたが、点は許さなかった。
マドリーではカカだけをケアしてればいい状態だったし、この男にはスペースを与えなければ、それなりに押さえることができる。
フエラ・デ・フェーゴも取れてたし、DFラインに穴はなかった。
切れてたのがGKのJ・パブロ。
つきも味方した部分もあったが、ファインセーブを連発。
ここまでGKを乗せたら、なかなかゴールを割ることはできないだろう。
ただ、ちょっと調子に乗りすぎて、右から巻いてくるFKに目測を誤り、飛び出したはいいが、しっかりクリアできない場面も。
このGKはこんなタイプなのかも。
あれが失点に繋がらなかったのは不幸中の幸い。
マドリーがベストメンバーではなかったとは言え、セロに押さえたのは自信になるはず。
1トップを張れる選手が全てけがで離脱中のマドリー。
ここ数シーズン、ラウルは1トップでプレーしてない。
トップ下で、広範囲に動いて、トップの選手を利用しながらニアにつめて点を取るケースが多かったから、この試合ではラウルらしさを出せなかった。
トップ下にはカカが入ったが、ラウルが前にいない時間もあり、こうなると、カカは自分で仕掛けるしかない。
カカはスペースがあってのドリブルにはスピードを活かしてなかなかボールを取られないんだが、周りを囲まれた状況での単独突破ってのはそう得意ではない。
パスで逃げることもできず、これではカカらしさが出せない。
ニステル、ベンゼマ、イグアイン、C・ロナウドが離脱してしまうと、こういう布陣になるのもわかるが、これではそう怖さは感じない。
左のドレンテもやっぱり波があるし、グラネロも、この試合ではインパクトを残せず。
両ラテラルも、いつもほどのオーバーラップは見られなかったし、X・アロンソも自慢の展開力が・・・。
ミラン戦のショックと言うよりは、緊急事態への対応ができてない感じ。
守備ではやっぱりサイドの守備。
ここの改善は今すぐ必要。
ヒホンクラスのチームにもこれだけやられるんだから、ちょっと問題がありすぎる。
S・ラモスからは輝きが薄れてるし、マルセロも攻撃で絡んでなんぼの選手。
アルベロアが戻ってきたら、この男が左のラテラルをやるべき。
せっかくバルサとの勝ち点差が1に縮まったが、このエンパテでどうなるか・・・。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし    
~愛丸's MVP~
J・パブロ(横への反応はなかなかのものが。つきがあったのも事実だが、マドリーをセロに押さえたのはかなりの自信につながるだろう)

リバプール-マンチェスターU

2009-10-27 19:34:15 | プレミアリーグ
観戦日 10/27(火)       

愛丸’s チェック
前節、サンダーランドに不運な負けを喫したリバプール。
ゴール前に転がってたビーチボールに当たってのシュートが決勝点に。
ただ、取られたのはこの1点で、2点を取ればよかった話。
F・トレースがけがでスタメンを外れ、ジェラードも早々に交代となると、攻撃は機能しない。
それはリヨンとのCLでも同じだった。
ここをしっかり改善しないことにはラファの首が・・・。
ユナイテッドはバーンリーに敗れてから、ここまで1分けしただけで、あとは全て勝利。
しっかり結果を出せてる。
ただ、昨シーズンはビッグ4と呼ばれるチームとのアウエー戦は1つも勝ててない。
その点は気になるが、今のリバプールにはなんとかなるような。
オーウェンが、古巣のアンフィールドでどのような出迎えを受ける。

リバプールが、この大事な試合で魂を見せてくれた。
次期監督候補がかなり上がってる状況で、ラファはしっかり仕事をしてみせた。
ジェラードはけがでピッチに立てないが、F・トーレスは元気に戻ってきた。
この男がいるといないのとでは、攻撃の迫力がぜんぜん違う。
ユナイテッドのDF陣もあのスピードとテクニックは脅威だったはず。
そのF・トーレスが大事な試合で結果を出した。
ベナユンのスルーに抜け出し、スピードをパワーでヴィディッチを振り切り、テクニック満載のシュートを叩き込んだ。
全てがパーフェクトなゴール。
やっぱりリバプールには必要不可欠な選手。
ジェラードがいない中盤で、ゲームをコントロールしたのがベナユン。
トップ下でもいいパスワークを披露してくれたし、右に開いても、しっかりチャンスメイクできてた。
ボールキープすると、なかなか奪われないし、ここでかなりのタメが作れた。
カイトとのポジションチェンジも見事なもんで、ジェラードの穴をこのふたりで埋めることができた。
運動量も豊富だし、守備でもチームに貢献。
あの華奢なからだからは想像もつかないぐらいのスタミナがある。
この試合、途中からF・トーレスとカイトが2トップ気味になり、4-4-2にシステム変更。
ジェラードがいない試合ではこれが有効的かも。
動ける選手が多いし、フィジカルで押してくるDF陣のチームにはかなり使える布陣。
リバプールがよかったのは、魂のこもった守備。
ATでのあの全員がからだを張った守りには、ミランとのCLファイナルを彷彿させるものが。
からだを投げ出して、シュートをブロックしたり、相手をなぎ倒すようなタックルをしたり、泥臭い守備で失点を防いだ。
がんばって、がんばって凌いだ後、カウンターからエンゴグが2点目を決めたとき、レイナは逆サイドまで走っていってエンゴグに飛びついた。
アンフィールドも最高潮だったし、この勝利で何かが吹っ切れたかも。
ルーカス、シュクルテルと危なっかしい場面はあるにはあったが、無失点だったわけで、これはよしとしよう。
ユナイテッドは気持ちでリバプールに圧倒された感が。
オールド・トラッフォードでやれば、こうもいかないんだろうが、強さってものが感じられなかった。
ギグスにもここ数試合の輝きがないし、スコールズも不用意にボールを取られるシーンがあった。
こういったベテランが、このナショナル・ダービーとも呼ばれる試合で、気持ちを出してもらいたかったが・・・。
ルーニーもベルバトフもコンディションは悪くなさそうだったが、これってシーンは作りだせず。
後半投入されたナニに決定的なシーンがいくつか訪れたが、これがなかなか。
フリーで打てる場面でも、レイナの正面だったり、FKも並のキック。
崩しでも有効的な仕事はできなかったし、この男がもう一皮剥けてくれると、ユナイテッドの攻撃にも厚みが出るんだが・・・。
オーウェンもベルバトフに代わってピッチに立ったが、ブーイングに迎えられ、仕事はできず。
守備ではヴィディッチがまたまた2枚のイエローで退場。
これで今シーズン3回目。
ちょっとチームに迷惑をかけすぎな感じが。
エバンスがいるっては言っても、リオ、ヴィディッチのCBコンビほどの迫力は出せない。
もうちょっと冷静にプレーしないと。

スコア 2-0

<得点者> 
リバプール   F・トーレス、エンゴグ    
~愛丸's MVP~
ベナユン(高いボールキープ能力をユナイテッドが相手でもしっかり発揮。守備も積極的にこなすし、今、外せない選手に)

インテル-カターニャ

2009-10-25 16:41:39 | セリエA
観戦日 10/25(日)       

愛丸’s チェック
このカンピオナートではしっかり結果が出せてるインテル。
ただ、CLでの不調が、どこまで響いてるか。
いまだに勝ち星を挙げれない。
ジュゼッペ・メアッツァでのカターニャ戦だし、ここを落とすことは考えずらいが、疲れってのも気になる。
代表戦が終わって、カンピオナートを戦い、CL、それでこの試合だから、疲労はそうとう溜まってるだろう。
しっかりターンオーバーできればいいが・・・。
カターニャは前節やっと初勝利を上げた。
ただ、4節からずっとドローで負けてはなかった。
勝ちきれない試合が続いたが、カリアリに勝てたわけで、これで勢いに乗ってくるはず。
森本がトップでどれだけがんばれるか。
インテルの屈強なDF陣をむこうに回して、戦うことができたら。

インテルが省エネサッカーでしっかり勝ち点3を積み上げた。
カターニャを崩しきっての得点はなかったが、前半にきっちり2点を取って、カターニャの追い上げを防ぎきった。
過密スケジュールで、かなり厳しい状態なことは一目瞭然。
トップのエトーは前節を休んだだけで、なかなか休暇がもらえない状態。
D・ミリートがけがしてるし、仕方ないが、バロテッリがもっとやれれば問題ないんだろうが・・・。
そのバロテッリ、全くこの試合は乗れてなかった。
CLをサスペンションで出れなかったし、他の選手よえいはコンディションはいいはず。
それでもエトーの半分ぐらいしか動けてなかった。
自分がミスしても、ボールを追いかけることもしないし、フリーの動きも少ない。
自分で仕掛ける意志も感じられないし、ここがこの男がもう一歩上にいけない証拠。
気持ちを押し出さないと、周りがついてこない。
このままならエトーを休ませることはできない。
期待のアルナウトビッチがベンチに入ってたが、この試合は出番なし。
カターニャを完全に意気消沈させるような試合展開に持ち込めれば、使うこともできたんだろうが、そうもいかなかった。
どこかでしっかり休ませるべき選手を休ませるようなことがないと、シーズンを通して戦えないかも。
中盤ではビエラがチャンスをもらったが、決定機を決めきれず。
フリーでボレーを打ったが、ボールはクロスバー。
なかなか大事な試合では使ってもらえないが、こういうところで結果を出せないから。
この男が、アーセナル時代のパフォーマンスを見せてくれると、中盤も厚みが増すのに・・・。
DF陣ではコルドバが獅子奮迅の活躍。
ルッシオに疲労の色が見え隠れし、森本をしっかりつぶしたのはこのコルドバ。
サイドに流れてもしっかりついて廻ってたし、この世界的なCBにマークされると、森本も自分のプレーはできない。
J・セーザルのどこか集中に欠けて感が。
あのリゴーレを与えたプレーはしっかりキャッチしてればああならなかったはず。
そんな難しいボールでもなかったし、あれはJ・セーザルっぽくなかった。
CLで痛恨のドローを演じたわけで、気持ちが入りずらい試合だったとは思うが、なんとか勝ち点3は取れた。
これがインテルの強いところでもある。
カターニャは後半の70分過ぎから自分たちのペースで試合を進めることができた。
これが前半でも顔を出してくれればよかったんだろうが、さすがに相手はインテル。
個人の力でこられると、太刀打ちできない。
カターニャはカプアーノのクロスが全てだった。
左SBがあれだけクロスを上げる機会があったわけで、押し込まれてた試合ではなかった。
それをひとつでも活かすことができてたら。
確かに前半はターゲットが森本しかいないから、狙いずらいとは思うが、それでも、惜しいとか言うレベルでhもなく、完全に諦めるクロスだった。
3つばかしいいのが入ったら、森本も仕事ができたかもしれん。
森本は孤立するシーンも多かったが、ボールが来たときはそれなりに仕事ができてた。
楔を受ける動きだったり、カウンターからのスピードを活かした抜け出しだったり、インテル相手に臆することなく戦えた。
森本はこのカンピオナートでのプレーが全て代表のためになる。

スコア 2-1

<得点者> 
インテル  ムンタリ、スネイデル
カターニャ マスカーラ    
~愛丸's MVP~
コルドバ(ひとりしっかり集中してプレーできてた。この男も気が抜けてたらインテルはひどい状況に陥ったかもしれん)