愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

日本-サウジアラビア(アジアカップSF)

2007-07-26 01:06:27 | 日本代表
観戦日 7/25(水)       
 
愛丸’s チェック        
みなさんが思ってる通りです。
なんですかあれ。
オシムのやりたいサッカーがよーくわかりました。
バイタルエリアでいっぱいボールを回すことに生きがいを感じてる選手たちを集めて、そこでのボール回しを披露するサッカー。
ディフェンスなんか、な~んにも教えれてない。
あの3点目はあまりにも醜すぎ。
確かに、ハウサーウィのスピード、テクニックはすばらしいもんだったが、代表のCBふたりが同じフェイントに引っかかって、川口はニアを抜かれる始末。
あれで日本の勝ちが無くなった気がする。
サイドの守備もぬるぬるだし、仕掛けられるとズルズル下がる。
2点目のクロスの際、遠藤は何がしたかったの?
ちゃんとついていけよ。
やっぱり前半の押してる時間に点が取れなかったのが痛かった。
あれだけフィニッシュにいかないと点は取れないよ。
勝負するってことを知らんのか!
どこかで局面を打開せんことには、どうにもならん。
そういう魂のこもった選手はいないのかな~。
大久保あたりおもしろいと思うんだけど・・・。
ミドルを打ってもつめてない巻とか、点を取るって気はあんのか?
ピッポみたいなFWがほしいな~。
そもそもこの代表に魂が感じられない。
メンタルの面では中東、他の東アジアのチームには遠く及ばない。
ちゃんと国家を歌って、気持ちを高ぶらせ、日の丸を背負ってる重みを感じてプレーしてる選手が何人いるのか。
ここで代表を考え直すいい機会が訪れたのかもしれん。
下の代からもどんどん呼んで、オシムチルドレンのジェフ組を減らし、もっと魂のこもったサッカーをできる選手を呼んでもらいたい。
言いたいことは山ほどあるが、書き入れないので、みなさんのご意見に頼りたいと思います。
こんなレベルで不甲斐無い試合をして負けるようなチームがW杯に出れるとは思えない。
オーストラリアに勝って、逆の山も韓国じゃなくてイラクって運は日本に来てたのに・・・。
オシムはこのまま続けた方がいいのかな~?
クーペルみたいな守備ありきの監督がいいんじゃない?
自分の勝手な希望ですが、アギーレにやってもらいたい。
アトレチコとの掛け持ちとかしてくれんかな~。

スコア 2-3

<得点者> 
日本      中澤、阿部
サウジアラビア カフターニ、ハウサーウィ×2
~愛丸's MVP~
ハウサーウィ(あの身体能力には驚いた。スピードもテクニックも今の日本DF陣には厳しい選手だった)

イラク-韓国(アジアカップSF)

2007-07-25 22:23:08 | 各国代表戦
観戦日 7/25(水)       
 
愛丸’s チェック        
どっちもひどい内容だった。
アジアのベスト4ってこの程度のレベルだったのか。
高温多湿でなおかつこの日は雨まで降る最悪のコンディション。
いつものプレーができないにしろ、どっちも策がなさすぎ。
韓国はベストメンバーじゃない。
パクがいたらもうちょっと攻撃のバリエーションは増えたかもしれんが、決定力が・・・。
イ・チョンスは年々下手になってるイメージが。
日韓W杯の時がピークだったか。
もっとサイドで起点になればいいのに。
中にはチョ・ジェジンがいるわけで、そこを狙ったクロスって考えはなかったのか。
左には前にチェ・ソング、後ろにキム・チウとテクニックがまずまずの選手がいたから、イが右でしっかりプレーできてたら。
中、中で色気を出しすぎ。
こいつ、そこまで自分でなんでもって選手じゃない。
勘違いも甚だしい。
もっとチームてなんとかやれたら、負ける相手ではなかった。
日本にとっては韓国の敗退は喜ばしいことだが。
ベストメンバーじゃなかったわけで、この大会を本気で取りにきてるわけではなかったのか。
イラクはチームとしては2流のチーム。
トップのマハムードってのがいいらしいが、この試合ではなにもできなかった。
あの若い韓国DF陣に押さえ込まれてるようだと・・・。
選手層も薄そうだし、戦術的にも完成度が低い。
選手自体のレベルも低いし、こちらが決勝に来てくれてよかった。
日本の相手ではない。
DF陣の安定感もなく、高原にかかれば2、3点はいけるはず。
日本が決勝に出る前提の話をしたが、必ずやってくれるだろう。
オーストラリアよりはやりやすいはず。
それでは、日本戦のキックオフの時間なので、このつまらん試合の観戦記はこの辺で。
がんばれ、日本!!

スコア 0-0(PK4-3)

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
N・アベス(PKをひとつセーブしたから)

チェコ-アルゼンチン(U-20W杯ファイナル)

2007-07-24 13:22:39 | 各国代表戦
観戦日 7/24(火)       
 
愛丸’s チェック        
3位決定戦同様、GLで同グループにいたチーム同士の戦い。
この2チームは開幕戦を戦いエンパテ・ア・セロだった。
あのチェコのDFをアルゼンチンの攻撃陣でも崩せなかったらしい。
初戦だったわけで、この頃よりは両チームともチーム状態は良くなってるはず。
チェコは強豪を倒し続け、アルゼンチンは自分たちの力をまざまざと見せつけ圧勝を続けた。
この両チームの戦いが凡戦になるわけがない。
チェコの屈強なDFをアルゼンチンがいかに崩すかが鍵。
スペイン戦みたいに、完全に守備一辺倒でいくかと思われたチェコだったが、カロウダを使ってきて、攻撃にも重点を置いてた。
引いて守るだけじゃ優勝は無理。
これにフェニンが絡んだチェコの攻撃はなかなか魅力的。
アルゼンチンは守備の要、ジャコブとカアイスがサスペンションでいなかったが、M・サンチェス、メルカドがしっかり代役をこなした。
メルカドは本職は右SBだが、フェニンの挑発に屈しそうになりながら、不慣れなポジションを最後まで全うした。
ファシオがしっかり高さで対応できたのも良かったか。
こんな頑張った急造のDF陣もカロウダのドリブルに引きつけられ、フェニンにマークがひとりになったとこを、個人技でやられた。
あのフェニンの振り向きざまの左足ボレーはゴラッソだった。
ふたりで取った点。
まさかのチェコ先制。
これでますますチェコDFが強力になるかと思われた矢先、アルゼンチンは見事にやってくれた。
中盤で相変らず輝きを放ってたバネガがチェコDFの穴を見つけスルー一閃。
これにアグエロが反応して、落ち着いてゴール。
2分で振り出しに戻した。
ここからはほぼアルゼンチンペース。
アグエロ、M・モラレスのキープ力は抜群で、チャンスにはなかなか至らなかったが、チェコDFを疲れさすにはもってこいだった。
ここに元気者アコスタを投入し、流れが一気にアルゼンチンへ。
ダイヤゴナルに入ってきたアコスタが角度のない位置からシュート。
これはペトルがなんとかセーブしたが、これでCKに。
このCKをショートで始めて、ボールを受けたサラテが中に切れ込んできて押さえの効いたいいミドル。
これがポストをかすめゴールに。
これが決勝点に。
時間は83分。
ほとんど仕事ができてなかったサラテがでっかい仕事をこの時間でやってのけた。
時間も時間だっただけに、チェコは延長を考えてたかも。
隙ができたのか。
この時間でアルゼンチンがリードを奪うともうチェコはどうしようもできない。
ペカルトの高さを使いたいだろうが、ボールがマイボールにならない。
時間だけが経過して、試合終了。
アルゼンチンが連覇達成。
トーナメントでの試合しか見れなかったが、強さうまさは他を圧倒してた。
ひとつ世代が上なんじゃなかと思えるぐらい大人のサッカーを披露した。
攻撃ばっかりに目がいきがちだが、ジャコブ、バネガの中盤の守備、DFラインの安定感、GKのレベルの高さ、アルゼンチンを優勝に導いたのは守備にあったのかもしれない。
それにハイレベルな個人技を持った前線の選手の頑張りでつかんだ優勝だったか。
ゴールデンシューにMVPのダブルを達成したアグエロには拍手を送りたい。
このファイナルはカピタンも務め、チームの大黒柱に。
なんかふた周りぐらい大きく感じた。
更なる活躍を望む。
M・モラレスもブロンズシューにMVP争いでは次点、これも誉められる。
160cmしかないからだで簡単に倒れることなく頑張ってる姿には感動すら覚えた。
なんにも表彰はされなかったが、ほんとのMVPはバネガにあげたい。
直前までリベルタで激しい戦いを強いられたのに、この大会でもそれ以上の活躍。
ジャコブとのセンターコンビはそのままフル代表でもやっていけそう。
いいとこずくしのアルゼンチン、やっぱり優勝するのにふさわしいチームだった。
北京への切符もつかんでるから、オリンピックの連覇も見えてきた。
このメンバーにメッシ、ガゴ、イグアイン、ガライなんかが入ってくるわけで、今からワクワクする。
ほんとに優勝おめでとう。

スコア 1-2

<得点者> 
チェコ    フェニン
アルゼンチン アグエロ、M・サラテ
~愛丸's MVP~
バネガ(同点弾に繋がるスルーは芸術的だった。それにやっぱり守備。ジャコブがいなくてもしっかりやれた。危険なとこにはいつもバネガがいた)

オーストリア-チリ(U-20W杯3位決定戦)

2007-07-23 22:30:04 | 各国代表戦
観戦日 7/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
どちらもセミ・ファイナルよりはいい出来だった。
いい感じで肩の力が抜けてた。
特にオーストリア。
チェコ戦ではどうしようもない状態だったが、レギュラーのDF陣が戻ってきたら、それなりの守備を披露。
あのチリの攻撃をしっかり受け止めてた。
バイタルエリアを空けすぎてた感はあったが、最終ラインで食い止めるディフェンス。
ボランチとの連携がうまくいってれば、もっと楽に守れたのに。
それでも流れの中では失点はしなかった。
GKルクスの活躍もあったが。
ヴィダルのいいシュートも見事な反応でセーブ。
あのシュートはほんと入っててもおかしくなかった。
オーストリアは攻撃もまずまず。
チェコ戦ではダラダラ感だけが目立ってたが、この試合では切れが感じられた。
トップをオコティーに代えたのが良かったか。
このFW、なかなかスピードがある。
エースのホッファーはフィジカルで勝負するFWだけに、チリDFはちょっと面食らった感があった。
3バックのサイドのスペースをつかれるシーンが多かったが、こちらのDF陣も最後の段階でなんとか食い止めた。
中盤の選手が、もっとオコティーに絡めてれば得点シーンもあったかも。
何度かチャンスを作りはしたが、GKトセッリがファインセーブでこれを防いだ。
QFまで無失点できただけのことはあった。
そう考えると、いかにアルゼンチンが強かったかがわかる。
チリの攻撃に関しては、やっぱりヴィダンゴシ。
アルゼンチン戦より多くボールに絡めてチャンスを演出。
持ちすぎの感はあるが、あのテクニックがあるとそう問題ではない。
回りもそれがしっかりわかってる。
この男とメディナのコンビはなかなかのもん。
これにもっとヴィダルが絡めてれば、魅力は倍増だったのに。
アルゼンチン戦でのイライラがまだ完全に払拭されてなかったのか。
得点はセットプレーからだったが、この時のキックの精度、合わせのうまさ、高い技術が集約されてた。
オーストリアはEUROに向けて、これからどんどんよくなっていってもらいたい。
これぐらいではまだまだ。
スイスと比べると相手になんない。
開催国としての最低ノルマの達成はかなり難しいとは思うが、予選免除ででれるんだからきっちり準備してもらいたい。
チリは上の世代とうまく融合できれば、おもしろい存在になる。
いい指導者が引っ張ってくれれば。
攻撃面では申し分のない選手揃い。
サ・サコンビで暴れまわった時以上の結果を出してもおかしくない。
後は精神面。
切れるのが早いような気がするからそこだけが問題。
先制されても、落ち着いて逆転を狙っていけるようなチームになることを期待する。

スコア 0-1

<得点者> 
チリ   マルティネス
~愛丸's MVP~
トセッリ(無失点を続けてたのは伊達ではなかった。そんなに大きくはないが、反応はぴか一。C・ブラボのライバルになり得る存在)

チリ-アルゼンチン(U-20W杯SF)

2007-07-23 19:52:58 | 各国代表戦
観戦日 7/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
アルゼンチン、2大会連続でファイナル進出を決定。
チリとの南米対決をうまさで制した。
技術面では五分五分。
守備面でもあまり大差はなかった。
チリはここまで無失点。
堅い守りとテクニシャンがしっかりゴールを奪うサッカーでここまで勝ち進んできた。
それがこの試合では・・・。
アルビトロを完全に敵にまわした。
ドイツのシュタルクさんはちょっとカードを出しすぎた。
これでイライラしたのがチリ。
特にヴィダルはどうしようもなかった。
自分はなかなかファールを取ってもらえず、ちょっとの接触で相手にはファールを与えてしまう。
あれだけイライラしたら、自分の持ってるものの半分も出せやしない。
いいプレーヤーなのに、ちょっと残念だった。
こういうアルビトロの厳しい部分を味方につけたのがアルゼンチン。
この点がうまかった。
さすがアルゼンチンと思わせるプレー。
マリーシアってやつか。
あのずるさは下の世代でも一緒。
これはリーグで培われたものだろうが、アルゼンチンの人間には脈々と受け継がれてる伝統みたいなもん。
敵にまわすとほんとにやりずらいチームだろう。
ここまでマリーシアがくるとカチンバって言うらしい。
ふたりも退場に追いやり、試合は完全にアルゼンチンが握ってた。
攻め込まれても、決定的なシーンは作らせず、そこからのカウンター狙い。
チリは3バックでなおかつ数的不利なわけでスペースはいっぱいあった。
ここにスピード、テクニックとも申し分ない選手たちが入ってきてプレーすれば、おのずと結果は出てくる。
メキシコ戦ほどアグエロもM・モラレスも切れは感じれなかったが、それでもしっかり仕事はこなした。
良かったのはバネガ。
高い位置でのボールカットに、そこからの展開。
非の打ち所がなかった。
先制点のアシストはゴラッソだった。
もうガゴに追いついたかも。
この試合でもジャコブとのコンビは抜群でファイナルも期待したいところだが、ジャコブはこの試合でのイエローでサスペンション。
これプラス、カピタンで守備の要、カアイスもサスペンション。
ちょっとまずいことになってる。
チェコもなかなかのテクニシャンがそろってるから、アルゼンチンの楽勝ムードではない。
それでも前線の質の差でなんとかしてくれるとは思うが・・・。
この試合よりもいいパフォーマンスに期待する。
チリはほんとにいいチームだったが、精神的に幼かった。
乗ってる時は爆発的な攻撃を見せるが、ひとつ崩れると、ばたばたと行く。
もっと大人になれれば、きっと強いチームになる。
期待のヴィダンゴシは厳しいマークに苦しみ、なんにもできなかった。
この続きは3位決定とビジャレアルで見せてもらうとしよう。

スコア 0-3

<得点者> 
アルゼンチン   ディ・マリア、ジャコブ、M・モラレス
~愛丸's MVP~
バネガ(中盤からの展開力はこの世代では群を抜いてる。ボール奪取能力も高くもうちょっとで世界的なピボーテになりそう)

ウズベキスタン-中国(アジアカップ)

2007-07-19 21:47:11 | 各国代表戦
観戦日 7/19(木)       
 
愛丸’s チェック        
中国はイランとの試合をハイライトで見て、なかなかやるかと思ったが、実際フルで見てみると、そこらへんのチームとなんら変わらない。
アジアでも並のチーム。
日本、韓国が明らかにチームとしては上。
この中国代表がフルメンバーなのかどうかは不明だが、このままのチームなら日本は全く恐れることはない。
リ・ティエやらソン・チーハイはいなかったように思うが。
とにかく、日本とうんぬん言う前にGL敗退したわけで、もっと鍛えて来いってこと。
レベル的には完全に日本より下。
選手個々の能力も下回ってる。
あれだけイングランドでやってる人間がいるのに。
攻撃パターンが少ないし、攻撃、守備の分担をしすぎ。
現代サッカーからは遠く離れたサッカーをしてた。
この試合、引き分けでもGL突破だったから、こういうサッカーをしてたかもしれないが。
それにしても、SBが上がってこないサッカーも珍しい。
日本の右もうまく攻撃できてないが、あれはあの人だから。
あの人以外がやればちゃんと攻撃するわけで。
中盤でちょっとドリブルで持ち込んで、パス出すとこがなく、仕方なく蹴ってカットされるパターンが多かった。
後半の立ち上がりに、クロスバーを叩くいいシーンがあったが、ちゃんと崩したのはそれだけ。
守備面ではまずまずだった。
ただ、流れの中の守備だけ。
セットプレーでの守備は見れたもんじゃなかった。
3失点ともセットプレーから。
先制点は一番フリーにしたらだめな選手を簡単にフリーにしてたし、2点目もその失敗を活かしきれてない。
修正するってことを知らないのか。
まだ1点差なら引き分けでもいいわけでなんとかなったはずなのに。
GKを今までの選手と代えたことも影響があんのか。
中国の選手たちはたぶん能力はそれなりのものがあるはず。
だから、いい監督がつかんことには。
あの監督だとダメだろう。
ウズベキはやっぱりシャツキフ。
D・キエフでばりばりやってる選手なわけで、このレベルでは格が違う。
最悪のコンディションにピッチ状態でも、やることはしっかりやってた。
この男がキャプテンとして、チームを纏め上げてれば次もそれなりには戦えそう。
あとはトップ下にいたジェパロフ。
なかなか魅せてくれた。
この男とシャツキフがうまく絡めた時の攻撃はけっこう破壊力があろそう。
もっとピッチ状態がよかったら、中国は早い段階で、このコンビにやられたはず。
右のサイドのイブラギノフの攻撃性には目を見張るものがあったが、どうもキックの精度が低すぎる。
突破力もあり、いいとこに上げれれば、ひとつ上のランクに行けそう。
ちゃんと上げろよってシーンが多かったのは残念だった。
このグループはイランとウズベキが突破。
やっぱりイランは強いんだな~。

スコア 3-0
<得点者> 
ウズベキスタン   シャツキフ、カパゼ、ゲインリフ
~愛丸's MVP~
シャツキフ(やっぱり格が違った。ウズベキで唯一知ってた選手だったが、キャプテンとしてしっかりチームを支えてた。)

オーストリア-チェコ(U-20W杯SF)

2007-07-19 16:26:58 | 各国代表戦
観戦日 7/19(木)       
 
愛丸’s チェック        
それほど期待してない試合。
両チームの勝ちあがりっぷりを見ても、わくわくするようなサッカーができるはずもない。
0-0の守りあいになって、延長PKまであるかと思ってた。
この対戦はヨーロッパの予選の段階であってその時は3-1でチェコが勝ったらしい。
この情報を仕入れて、もしかしたらと思った。
そんなに点が入ることはなかったが、チェコがそこそこ見せてくれた。
相手がスペインほどの強豪でもないし、ある程度攻撃にも重点を置いてた。
その証拠に、カロウダが先発。
この男にはちょっとしたファンタジーを感じる。
中盤の前目でしっかりボールが持てるし。
これで、あの放り込むだけのサッカーをしないことはわかった。
そこまで来た~って感じのプレーを見れたわけではなかったが、明らかにスペイン戦よりはキープする時間が長かった。
いい味を出してたのは、トップのフェニン。
長身のわりには足元がうまい。
サイドでキープしてから、仕掛けて中に入ってこれる。
そこで起点になるだけのでくの坊ではない。
この仕掛けで、得たFKからしっかり先制した。
このFKをカロウダが蹴って、なんとかGKが弾いたものをファーでミコラがつめたもの。
角度のない位置でのFKだったが、オーストリアはマウス内にひとり選手を入れてたため、チェコの選手はつめやすかったろう。
オフサイドの心配がないし。
このオーストリアの守備が監督の指示だとしたら、ちょっといただけん。
この先制シーンでこの勝負が見えた。
オーストリアはよくここまで上がってこれたもんだ。
組み合わせがよかったのか。
レベルが低すぎる。
サスペンションやけがでレギュラーのDFがふたりいなかったっていう言い訳はあるが、それでも・・・。
チェコの2点目もオーストリアの守備はぬるかった。
右サイドで簡単にワン・ツーを決められ、あっさりクロスを。
ニアの選手はなんとかケアしてたが、ファーはフリー。
そのファーにいたのがフェニンだっただけに余計に不思議。
チェコで一番注意すべき選手なのに。
もっとこのレベルに残ってるべきチームがたくさんあるのに。
運ってのはあるもんだな~。
これでチェコはファイナル進出。
日本に勝ったチームなんだからこれぐらいはやってもらわんと。
あの守備力は高いレベルにある。
攻撃も高さを活かせれば、なんとかなるか。
相手になるのはアルゼンチンかチリ。
どちらもテクニックで勝負してくる。
高い個人能力をフィジカルでどう押さえ込めるか。
スペインと戦った時のようなサッカーで勝負してくるんだろうが、この2チーム、スペインよりも個人技ははるかに上。
オーストリアは来年のEUROの開催国。
GL突破が至上命題だが、下のレベルがこれだと、まず無理か。
この1年で救世主になれる選手が出てくるとも思えないし。
ヘルツォークみたいな選手がいてくれたら。
明日のアルゼンチン-チリはとんでもなく面白い試合になるんだろうな~。

スコア 0-2
<得点者> 
チェコ    ミコラ、フェニン
~愛丸's MVP~
フェニン(チェコのトップにはでかいのが毎年現れる。コラーほどでかくはないが、足元の技術はこっちが上かも)

浦和-ユナイテッド

2007-07-18 22:11:36 | その他
観戦日 7/18(水)       
 
愛丸’s チェック        
ユナイテッドはこれが今シーズンの初試合。
もっと若手中心のメンバーで来るのかと思いきやベストメンバー。
新加入組と南米組がいなかっただけ。
どうしてここまでのメンバーだったのか。
浦和が相手ならそこまでせんでも人は入るはずなのに。
いつだか、イングランドでやった4チームぐらいのトーナメントがいきなり中止になったののお詫びだったのか。
親善試合なだけに、昨シーズンを必死で戦ってた魂は感じられなかったが、のびのびとプレーはしてた。
C・ロナウドにはもっと魅せてもらいたかったが。
浦和DFに触らせないぐらいのドリブル、フェイントを披露してほしかった。
が、それでもC・ロナウドはC・ロナウド。
今シーズンも得点をどんどん取っていきそう。
あの逆転ゴールは見事だった。
中に切れ込んでくるスピードはちょっと日本人にはついていくのは無理か。
ルーニーは今シーズンから10番を背負うみたい。
この試合でも流石ってシーンは見せてくれた。
攻撃でも守備でも。
必死に戻ってチェックにいく姿には、シーズン中のルーニーが見えた。
このユナイテッドを見てて思うのは、やっぱりルーニーのパートナーが必要。
ボールを受けれる選手がベスト。
ギグスと組ませるのもいいが、ギグスはやっぱり中盤が活きてくると思うし、それにフルでは働けない。
若い、強いCFが望ましいか。
ナニ、アンデルソン、ハーグリーブスと中盤はもう補強は十分だろうから、ほんとFWを早く獲得したがいい。
浦和は自分たちのサッカーをユナイテッドにぶつけてた。
立ち上がりはなんか遠慮がちに見えたが、じょじょに仕掛けれるように。
特に相馬。
ちゃんと見たのはこれが初めてだったが、なんでオシムはこの男を代表に呼んでないのか。
これだけいい左のサイドがいるじゃん。
そうすると、駒野を右に回すことができる。
で、いらない選手を削除すると。
果敢に攻めに行く姿にはなにか感じるものがあった。
それとやっぱり伸二。
まだまだあのファンタジーは衰えてない。
中盤でいいアクセントになる。
今の伸二はオシムのやりたいサッカーにはあってないかもしれんが、山岸、羽生よりは使えるはず。
ほかにもまだまだいい選手がいて、浦和が強い理由がなんとなくわかった気がする。
もうこれからは、ただの親善試合として終わるのではなく、何かを吸収し、勝ちにいってもらいたい。
アジアを制するようなクラブがそろそろ日本からも出てもらいたい。
そうせんと、代表のレベルも上がってこない。
このあとはバルサも来て、横浜と試合するわけで、あのスペインサッカーを肌で感じた選手はもっと成長してもらいたい。
この試合、ほんとに見たかったのはナニだったのにな~。
残念・・・。

スコア 2-2
<得点者> 
浦和     内館、小野
ユナイテッド キャリック、C・ロナウド
~愛丸's MVP~
相馬(今からでも代表にいってもらいたい。ユナイテッド相手だからここまで積極的だったのかしれんが、いいものを持ってる)

アルゼンチン-メキシコ(U-20W杯QF)

2007-07-18 12:32:55 | 各国代表戦
観戦日 7/18(水)       
 
愛丸’s チェック        
事実上のファイナル。
この世代では1枚も2枚も上のチーム同士の戦い。
このどちらかが、ここで姿を消すのはもったいなさすぎる。
逆の山の2チームが余計。
どっちかがそっち回ってれば、もっといい試合がたくさん見れたのに。
これもトーナメントの面白さと言えば面白さだが。
ドイツW杯、コパ・アメリカでも激突した両チーム、このU-20でも同じように白熱した展開になった。
U-17のW杯カンピオンと、前回のU-20のカンピオン。
南米っぽいテクニック重視の細かいパス回しからチャンスを演出する、見てて楽しいサッカーを披露してくれた。
いかに守りきるかではなく、いかに点を取るか。
両チーム、前線には人材が豊富。
アルゼンチンはアグエロ、ディ・マリア、M・モラーレス、ピアッティ。
メキシコはドス・サントス、ヴェラ、ヴィジャルス。
フル代表でもやっていけそうなメンバーばっかり。
ほんと見ててわくわくした。
主導権を握ってたのはアルゼンチン。
中盤の底ふたりがメキシコより勝っていた分、こういう展開になったか。
バネガはボカでの出来そのまま。
両サイドへのちらし、縦への楔のパス、持ってからの展開の速いこと速いこと。
ガゴほどのエレガンスはないが、着実に近づきつつある。
このままボカで経験を積んでいけば、ヨーロッパへの道も近い。
このバネガとコンビを組んでたジャコブがまた良かった。
この男がしっかり守備をこなしてくれるから、バネガも活きてくる。
同じ時期のマスケラーノよりも完成度は高いように思う。
両サイドへのカバー、相手がボールを持った時の潰し、リスクマネイジメント、ちょっと荒いのはたまに傷だが、これぐらいの気持ちじゃないと、このポジションは務まらない。
ここでのチェックのお陰で、カアイス、ファシオの負担はかなり軽減された。
あまり攻撃では目立たなかったが、インスアもなかなかの出来。
守備力とフィード力は抜けてた。
リバプールで見た時はまだまだ甘ちゃんに思えたが、同じ世代の人間相手ならこれぐらいはやって当たり前か。
もっともっとベニテスに鍛えてもらって、早くフル代表に選らばれてもらいたい。
攻撃では、個々の個人技とあのパス回しが融合し、チャンスを演出。
特にM・モラレス。
ちっちゃいからだで当たり負けせず、しっかりキープし、メキシコDF陣を手こずらせた。
持ってるものはかなりでかい。
あのアグエロが大きく感じるぐらいちっちゃい選手。
アグエロとの絡みはほんとにわくわくした。
この試合、けがでベンチだったM・サラテが最後に試運転を兼ねて登場。
ディ・マリアも高い個人技を持ってるが、もうひとつ足りないものがあるから、サラテの復帰は大歓迎。
これで連覇への準備は整った。
メッシがいなくてもやれることを証明してもらいたい。
メキシコは期待のドス・サントスがいまいち。
周りとの連携と守備に難がありそう。
ヴェラなんかはしかり下がって守備もするし、攻撃になったらうまく周りと絡んでチャンスを広げてる。
この気持ちがドス・サントスにもあれば、もっとメキシコは強かったはず。
その下にいたヴィジャルスのドリブルにも目を見張るものがあった。
ヴェラはもうアーセナルに籍があるらしく、このヴィジャルスもアーセナルが狙ってるらしい。
この逸材をどのように使っていくのか。
あのパスサッカーにとても合ってる選手のように思うが。
あとはベンゲル次第。
今後、世界で中心になっていくような選手たちが多かった試合は、スコア以上に熱いものだった。
放り込むことの少ない試合は見てて楽しい。
このパスサッカーが世界の流行になるような時代に早くなってもらいたい。
サッカーはでかくなくともできるぞ!

スコア 1-0
<得点者> 
アルゼンチン   M・モラレス
~愛丸's MVP~
ジャコブ(前線の選手のファンタジーも捨てがたいが、ここはメキシコに点を与えなかった立役者がMVP。バネガとのコンビもばつぐん)

スペイン-チェコ(U-20W杯QF)

2007-07-18 09:58:00 | 各国代表戦
観戦日 7/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
ベスト16で優勝候補筆頭ブラジルを破ったスペインと日本をPKの末破ったチェコの戦い。
この両チーム、3月に親善マッチをしてたらしい。
結果はスペインが3-1で勝利。
ヨーロッパの予選でも無類の強さでスペインが優勝したため、この試合もスペインの華麗な攻撃サッカーで勝利するものと思っていた・・・。
チェコはこれまで90分勝利が1つしかないし、日本でも2点を奪えたわけだから、スペインならって誰もが思ったはず。
そしたら・・・。
試合は予想通り、チェコががちがちに引いて守る展開に。
2ラインがバイタルエリアより後ろに位置し、スペインはなかなか攻撃の糸口を見出せなかった。
トップのマタにいいボールは入らないし、カペルがいい仕掛けでひとりかわしてもまだ後ろにはDFがいる状態。
ハイボールでは勝負になんないし、スルーを通す隙間もない。
ミドルを打ってもなかなか枠にいかず、スペインはイライラが募るばかり。
DF陣が攻撃参加した時はチャンスの目が広がったが、自分でって意識が強く、ゴールを奪えない。
ここで、もっと周りとうまく連動して攻撃ができてたら。
それとサイドチェンジ。
縦の攻撃とクロスには強さを見せたチェコだったが、左右の揺さぶりには問題があったように思う。
日本はチームとしての連動とこの左右の揺さぶりであれだけやれたわけで。
スペインは個に頼りすぎたか。
確かにいい選手はたくさんいた。
カペル、トニ・カルボ、グラネロ、アドリアン・ロペス、もってるものはすばらしい。
この中盤のチャンスメーカーたちが、もっとマタと絡めたら。
それと終了ちょっと前に訪れた決定的シーンをアドリアン・ロペスが決めてたら。
ただ足に当てさえすればゴールってシーンで、ポストって。
この後すぐ交代させられ、今後の活躍がどうなるか。
ディポルはこの逸材をしっかりケアしないと。
両チーム、90分で点が取れず、延長に入った。
ここでチェコのフィジカルがものをいった。
なかなかばてることがなかった。
守備一辺倒ってわけでもなく、サイドで起点を作って、トップのフェニンへのクロスで何度かチャンスは作った。
チェコはただフィジカルが強いわけでもなく、なかなかうまい。
これはチェコの伝統で、これにあの強さが加わったってことは、今後またチェコの時代がやってくるかも。
で、先制はチェコ。
CKからのこぼれをカロウダが豪快なダイレクトミドルを叩き込んだ。
これはゴラッソだった。
これで決まるかの思われたが、スペインも意地を見せた。
延長後半、ブエノのミドルがポストに当たり、そのこぼれをマタがつめて押し込んだ。
これで試合はPK戦に。
こうなると1回経験してるチェコが有利で、PK戦に関してはチェコの圧勝だった。
GKペトルの反応は全て同方向。
最後はスペインのカピタンG・ピケが止められ試合終了。
SFではチェコはオーストリアとの対戦。
このサッカーができればファイナルも夢ではない。
色気を出して攻撃的に行ったりしたらわからないが・・・。
正直、もっとスペインの試合が見たかった。

スコア 1-1(PK3-4)
<得点者> 
スペイン   G・ピケ
チェコ    カロウダ
~愛丸's MVP~
ペトル(スペインのシュートがそう多くなかったが、危険なシュートは完璧にセーブ。ツェフの後釜になれるかも)