愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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バルセロナ-R・マドリー

2010-11-30 10:27:44 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/30(火)       

愛丸’s チェック
雨のエル・クラシコ。
今年はカタルーニャ州の選挙があり、この月曜の夜の開催に。
月曜でもカンプノウは最高の盛り上がりを見せた。
バルサは、ここにきて調子を上げており、マドリーに次ぐ2位。
勝ち点差も1Pしかないし、ここで勝利すれば、クリスマスを前に首位に躍り出ることができる。
マドリーは、ここ4試合のクラシコに全て敗戦。
ただ、今シーズンのマドリーは明らかにこれまでのマドリーと違う。
モウリーニョのサッカーが浸透してきたし、ここはきっちり守備から入るサッカーでバルサを苦しめることだろう。
ミランとのCLでしか強豪と呼ばれるチームとの対戦がないのは気になるが、それでも、今のマドリーなら何かやってくれそう。

バルサが、ここカンプノウでフエスタを開催。
バルサに関わる全ての人が、幸せな夜を迎えたことだろう。
終わってみたら、首位のマドリー相手に5-0の大勝。
マドリーに全くサッカーをやらせず、なおかつ90分、自分たちのサッカーを貫いた。
個人のサッカーをチームのサッカーが完全に打ち崩した試合になった。
ハイプレッシャーで、マドリーにボールをコントロールさせず、いい位置でボールを奪ったら、高いパス能力をもった選手たちが意気揚々と活躍。
パスだけに頼ることなく、ここってところでは個人の高い技術で、マドリーのDF陣を翻弄。
ペップがモウリーニョのサッカーを上回った。
ここまで力の差がるとは夢にも思わなかったが、やっぱりチームでサッカーをやるチームが強いってこと。
連動性ではマドリーはバルサの足元にも及んでなかったし、チーム全体の意識の高さが、この試合で発揮された。
クラシコに賭ける気持ちもバルサの方が強かったし、このカンプノウの雰囲気もバルサに味方した。
とにかく、マドリーをしっかり研究し、マドリーがこれまで食らったことないような攻撃を展開。
ミラン戦で、ピッポにやられたシーンがペップには頭にあったんだろう。
この試合は、DFラインの裏のスペースを狙った攻撃で得点を重ねた。
まずはイニエスタのスルーパスからチャビが先制ゴール。
マルセロがカバーしようとしたが、まだこの男のディフェンス能力ではこれを止めることはできなかった。
2点目はビジャの左からの仕掛けを止めれず、折り返され、それをペドロが詰めてゴール。
これもマルセロがペドロを最後まで見てれば、あれだけフリーでは中に入ってこさせなかったはず。
4点目、5点目はメッシ、ビジャのコンビでDFラインの裏をついての得点。
メッシが仕掛けると、どうしてもR・カルバーリョがここについていくため、DFラインにギャップが生まれ、それをうまくつかれる形に。
頭ではわかっててもそれをなかなか実行できないのが普通のチームなんだが、バルサはいとも簡単にやってのけてしまう。
ここにもバルサの強さが。
最後はクラシコデビューになるジェフレンが、ボージャンの右からのクロスにダイヤゴナルに走りこんできっちり決めてみせた。
取りも取ったり5得点。
バルセロナの街は眠れない夜になることだろう。
この勝利で、リーガはバルサを中心に廻ることに。
マドリーは、成す術なく、カンプノウで散った。
モウリーニョの率いるチームが、ここまで完膚なきまでに叩きのめされたことが近年あっただろうか。
今シーズンのマドリーならカンプノウでも勝負になると思ったんだが、何もできなかった。
C・ロナウドは前半のうちにイライラが募り、ボールを渡さないペップを突き飛ばす始末。
このシーンでどれだけうまくいってないか、世界に知らしめることに。
エジルも輝けないまま前半でピッチを後にした。
前半は、ベンゼマを1トップにいつもの4-2-3-1だったが、2失点を喫したからか、中盤をトリボーテに変更し、4-3-3に。
このシステム変更も意味をなさず、ここまでモウリーニョの采配が機能しなかったことが果たしてこれまであっただろうか。
L・ディアラはなんとか中盤でボールを奪おうと必死に動いたが、これも空回るだけ。
バルサのパス回しに何もできなかった。
失点を重ねるにつれ、モチベーションが下がっていくのはわかるんだが、そのイライラから相手を壊すようなプレーに走るのは間違い。
S・ラモスはATにロハを頂戴したが、こういうプレーをやってるようだと、いつまでたってもバルサの上にはいけないだろう。
マドリーの敗因は、明らかに個人に頼ったサッカーに終始したこと。
これまでは相手が格下だったから、うまくチームとしてやれてるように感じてただけで、強豪相手にもチームとして崩しをやれないと、こんな結果に。
守備も安定してるように感じてたのは、これまでの相手が弱かったからか。
ほんとにバルサのサッカーの前に何もできなかったし、果たしてこれからモウリーニョはどうチームを改善してくるか。
次節も難しいバレンシア戦だし、ここで立て直さないと、バルサとの差が開いてしまう。
 

スコア
5-0

<得点者> 
バルセロナ   チャビ、ペドロ、ビジャ×2、ジェフレン         

~愛丸's MVP~
メッシ(またまたモウリーニョのチームの前に無得点だったが、アシストでしっかり見せた。この男の仕掛けでマドリーのDF陣を崩壊させたし、点を取らなくてもこのプレーができれば十分)

トットナム-リバプール

2010-11-30 09:08:54 | プレミアリーグ
観戦日 11/30(火)       

愛丸’s チェック
前節、ノースロンドンダービーをエミレーツで逆転でものにしたスパーズ。
CLでもしっかり勝利し、グループの突破を決めた。
ケガ人が出てるにも関わらず、この調子だから、ほんとに強いチームに変貌を遂げてきた。
これがベストのメンバーで戦えるようになると、来シーズンのCL出場も簡単に決めれるだろう。
まだ、首位のチェルシー6P差だし、優勝ってことも。
リバプールは、あの頃の泥沼からは這い出したが、まだ本調子とは言えない。
こちらもケガ人の影響でベストの布陣が組めてないが、ホジソンは、未だにどのシステムがこのチームに一番フィットするのか見出してない感じ。
解任かと思われると、いい試合をしたりするから、つかめないチーム。

スパーズが、この試合でも勝負強さを発揮した。
自分たちのペースで試合を進めても、どこか切れが感じられず、前半でケガでふたりの選手交代を余儀なくされる不運もあった。
ラフィが戻ってきたかと思ったら、前半の10分で使えなくなり、30分過ぎには、最近好調のカブールも失ってしまった。
この窮地の中、後半、2得点を挙げ、またまた逆転勝ち。
この強さは本物かも。
G・ベイル、レノンの両サイドのスピードスターもリバプールにうまく対応されてたかのように思われたが、ここってシーンで輝くことができた。
G・ベイルはゴールに直結するようなプレーが少なかったが、それでも、相手にイエローを出させる仕掛けができ、これでチームに貢献。
やっぱり、この男のスピードはスパーズの最大の武器に。
それと、レノン。
スピードに乗った突破や抜け出しは、なかなか発揮できず、後半も時間が経過するにつれ、存在感が消えてたんだが、最後に仕事をやってのけた。
点を取るまでは、レノンに代えてクラニチャルを入れた方が攻撃は活性化すると思ったんだが、この交代はしなくてよかった。
クラウチへのロングボールを攻撃の主に切り替えて、ここで、このこぼれをレノンが狙うって形が見事にはまった。
レドナップはこうなることを予測してレノンを引っ張ったのかどうかわからないが、これがずばり的中。
逆転ゴールはレノンの速さ、強さ、うまさ、全てが発揮されてのゴールだった。
CLでもそうだったが、今のスパーズはいかにモドリッチが攻撃に顔を出せるかにかかってくる。
ラフィがいてくれたら、前線でのパス、シュートと高性能なものを持ってるからいいんだが、このファンタジスタがいないと、攻撃の起点になるセントラルの選手がいない。
サイドのスピードだけでは対応されてしまうし、そうなると、中でアクセントをつけれる選手が必要。
それができるのがモドリッチ。
スピードもテクニックもあるし、この男が高い位置で攻撃に絡めればチャンスは広がる。
ジーナスがケガでパートナーがパラシオスになったことで、より高い位置を取れるようになり、この男の良さが活きてくる。
ラフィが戻ってきても、モドリッチにはこの姿勢を貫いてもらいたいし、より魅力的な攻撃が展開できるはず。
CLも残ってるし、プレミアでも4位以内と言わず、ビッグ3を苦しめる存在になってもらいたい。
リバプールはジェラードがいない中、この試合はF・トーレス、エンゴグの2トップを採用。
ホジソンは、エンゴグは、この2トップで輝くと断言してたが、この試合でその輝きは見られなかった。
カイトを右、左にM・ロドリゲス、セントラルにはR・メイレレスとルーカスのコンビ。
悪くない布陣ではあるが、R・メイレレスの攻撃参加が少なすぎる。
ここがスパーズと違った点。
この男も高い得点能力があるし、フィニッシュに絡めんでなんぼの選手。
これを活かすようなシステムを組んでもいいはず。
ダイレクトでのパス回しや、オフ・ザ・ボールでの献身的な動きがチームとしてできてるし、もうひとつ上の段階にいくには点を取れる選手をゴールの近くでプレーさせること。
せっかくデフォーがPKを外して運も味方につけたかと思われたが、スパーズの勢いに最後は屈してしまった。
カラガーが肩の故障でピッチを去るシーンで、ベンチの交代選手の対応が遅すぎて、カラガーが怒ってたシーンが、まだリバプールの甘さを伺わせた。
デリケートな時間でCBがケガをしたわけで、ここは治療の間にすぐさまキルギアコスには準備をさせないといけなかった。
ケガしたカラガーがそれに気を配るってのはおかしな話。
まだまだリバプールは浮上できないかも。
 

スコア
2-1

<得点者> 
トットナム   OG、レノン
リバプール   シュクルテル         

~愛丸's MVP~
モドリッチ(プレミアでの指折りのセントラルMFに。ヨーロッパの舞台でもやれることを証明したし、これからこの男がより輝くとスパーズももっと強くなる)

バレンシア-アルメリア

2010-11-30 00:18:54 | リーガエスパニョーラ
観戦日 11/29(月)       

愛丸’s チェック
バレンシアは前節のデルビー・バレンシアを意表をつく3バックで1-1のエンパテ。
フエラでのデルビーだったし、この勝ち点1は価値がある。
ただ、この3バックも強豪相手のオプションだろうし、CLで大勝を収めたサイドを使った4-4-2が今のベストか。
このアルメリア戦も4-4-2でいくだろうし、メスタージャってことを考えれば、マドリー戦を前に弾みを付けたい。
アルメリアはリージョからオルトラに監督が交代。
まだ1勝しか挙げてないチームだし、この交代劇もいたし方ないか。
監督が代わった最初の試合はキニエラは買いって格言もあるし、ひょっとしたら、チームがいい方に変わってるかも。

バレンシアはCLでのいい流れそのままに自分たちのペースで試合を運ぶことができた。
アルメリアに押し込まれる時間がそれなりにはあったが、これがバレンシアの戦い方。
ポセッシオンで、相手を上回ると、なかなかいい部分が発揮できないし、カウンターに賭ける、この戦い方がベスト。
サイドでのスピードも活かせるし、2トップもそれに対応できる。
低い位置でボールを奪っても、そこからのポジティブ・トランジションが早いし、チームに共通理解がある。
ホアキンは縦への突破、マタはうまく周りを使って中でプレー。
左で空いたスペースにはJ・アルバがオーバーラップを仕掛け、きっちり左も使うことができる。
これがエメリにやりたかったサッカーだろう。
ブルサ戦で、あれだけ点も取れたし、攻撃陣は今絶好調。
その中で群を抜いて調子がいいのがソルダード。
CLでも得点し、この試合でも2得点。
先制点は、テクニックを駆使してのゴールで、こんなプレーができる選手だとは思わなかった。
たしかに、点を取る術は高いものがあるが、誰かがソルダードに合わせてくれるって形が得意なんだが、単独でふたりのディフェンスをかわしてのシュートなんてあまり見たことがない。
これを好調を言わずして、なんと言うんだろう。
この個人技に入る前、ロングボールを後頭部でトラップした形になったんだが、これはラッキーだった。
これが狙ってのものならブラジル人も真っ青だろう。
運もこの男に味方してる。
2点目は、チームできっちり相手を崩して奪った点。
ホアキンが低い位置から右サイドへのパス。
これを流れたアドゥリスが受けて、中へグラウンダーのクロス。
左から中に入ってきてたマタがヒールで流して、これをソルダードがきっちり決めて見せた。
前線の4人がうまく絡んでのゴールで、こういうゴールが生まれてるうちはひどい試合はしないだろう。
マタがここにきて左サイドではなく、中でのプレーに磨きがかかってきたのがこの好調の要因かも。
2トップが組めない状況だったら、トップ下で使ってもいいし、ユーティリティ性が高まってきた。
ここまでやれれば、D・シルバの移籍は痛いものにはならないし、ビジャの後釜は、2トップでまかなえばいい。
この大事な時期に差しかかって、ようやく昨シーズンまでのチームを越えれるような気がするし、今シーズン、このまま負のスパイラルに陥ることなく突っ走ってもらいたい。
GKにケガ人が相次ぎ、グアイタがゴールマウスを守る状況だが、これもそう問題はない。
いいプレーもできてたし、セサルが戻ってくるまでは、このままいけそう。
アルメリアは、何度もいい形を作るんだが、それを点に結びつけることができなかった。
ラストパスの精度が低かったり、シュートが雑だったり、ここまで得点力不足に悩んでたのがわかった試合だった。
崩しまではそう悪くないし、きっちりチーム全体で攻めることもできてる。
それが、最後の詰めの段階がおろそかになると、この結果に。
なんとかATにCKからウジョアの強さで点が奪えたが、これが次に繋がるゴールだとは思えない。
D・アウベスのビッグセーブがなかったら、この試合も前節に引き続き大量失点を喫するところだった。
いいGKがいるんだし、ここからDFラインをきっちり再編し、攻撃もうまくサイドを使って中での精度を高めれれば、勝ち試合も増えてくるはず。
これはこれからオルトラがどうチームをまとめるかにかかってくる。
 

スコア
2-1

<得点者> 
バレンシア   ソルダード×2
アルメリア   ウジョア         

~愛丸's MVP~
ソルダード(ここにきてゴールを量産できるようになってきた。アドゥリスとのコンビもいいし、この男の切れもいい。CLで自信をつけたのか、次節も古巣相手にゴールを奪ってもらいたい)

アストンビラ-アーセナル

2010-11-29 08:47:54 | プレミアリーグ
観戦日 11/29(月)       

愛丸’s チェック
ビラは、ウリエ体制になってまだ2勝しか上げれてない。
ユナイテッド戦もいい試合をしながら2点のリードを守れなかったし、どこか勝負弱さを露呈してる。
ケガ人が多いってのもその要因のひとつだろうが、うまく監督がチームを作れれば、なんとかなるはず。
強豪相手に結果を出せてないし、今シーズンは目標をいつもよりも低く設定すべきだろう。
アーセナルはノースロンドンダービーを逆転負け、CLでもブラガに2-0と敗戦、公式戦2連敗中。
大事な試合を落としてるし、ちょっと気がかり。
セスクもブラガ戦でケガしたみたいで、ここが正念場かも。
逆に、チームのリーダーを欠いたことで、チームとしての結束力が生まれるかもしれんが、アーセナルはそんなカラーのチームではない。

ビラは、前半があまりにも悪すぎた。
このスタメンが間違いで、トップ下のピレスが全く仕事ができてなかった。
この男を起用した意味をウリエに聞いてみたい。
ベテランの経験に賭けたのかもしれんが、アーセナルみたいにボールを動かされるチーム相手に、さすがにこの運動量では太刀打ちできない。
ボールを奪ってカウンターになっても、スピードが足りてないし、カリューとふたり、ノーイパクトに終わった。
アグボがいてくれれば、また違った攻撃が展開できたのかもしれんが、フィジカル勝負に持ち込むだけのパフォーマンスになかった。
中盤のセントラルのふたりがまだ若い選手だし、ここからの展開ってことよりも守備に時間と手間をかけることが多く、とにかく、アーセナルのあのパスサッカーに振り回されただけ。
前半のうちに2失点を喫し、この段階で試合は終わったかと思った。
それが、後半、ピレスに代えてデルフォンソを投入し、流れが一変。
自分たちのペースで試合を進め、その時間に1点を返し、これでいけるってムードに。
ただ、この直後、曖昧な守備からまた1点を取られ、この1点が重くのしかかった。
クラークがこの日2点目を上げて、また1点差に追いついたが、ここまでが精一杯だった。
終了間際にはダンを前線に上げ、パワープレーで打開しようと試みるも、これもうまくいかなかった。
前半をうまく戦うことができれば、今のアーセナルにはもっといい勝負ができたかもしれんが、あれではどうしようもない。
オルブライトンもケガだったし、サイドでの悩みも伺えたし、フィジカルで勝負するのか、スピードを活かして戦うのか、中途半端な采配が、この敗戦を招いてしまった。
ビラは、今が我慢の時期。
12月のハードスケジュールをいかに乗り切るかで、今後が決まってきそう。
これまでみたいにビッグ4を苦しめるようなシーズンにはならないだろう。
アーセナルは、前半のうちに2点を挙げ、今度こそは楽に試合を終わらそうと思ったはず。
それが、後半の早い時間に1点を返され、ノースロンドンダービーの悪夢再びかと思われた。
ただ、あの経験が生きたのか、この試合では、すかさず追加点を奪い、なんとか逃げ切りに成功。
この試合、アーセナルらしいパスサッカーを存分に堪能できたんだが、先制点は、ファビアンスキからのロングボールが起点。
これにアルシャビンが抜けて、左サイドをドリブルで持って上がり、個人技で奪ってみせた。
あれだけパスを繋いで、華麗なサッカーを展開しても点を取るのは個人の能力。
あの攻撃があったからこそ、個人も活きてくるわけで、セスクの不在を感じさせない攻撃が展開できてた。
ロシツキ、ナスリとセスクに劣らない能力を秘めた選手がいるし、もうそこまでセスクに頼らなくても戦うだけの戦力にある。
ウィルシェアも存在感を出してたし、ナスリ、アルシャビンがピッチを後にしたら、この男がしっかりチームをコントロールできてた。
一度は嫌な展開になりはしたが、もう2点を逆転されるような試合はやってこないだろう。
上のチームもまだ本調子にないし、連敗さえしなければ、まだまだ優勝争いには絡めるはず。
この12月はどのチームも苦しいわけで、ここをうまく突破したチームが優勝に一歩近づく。
そのためにも、アーセナルは、この試合の感じを忘れず戦えれば、勝ち点は積み上げられる。
CLがネックになってくるが、その戦力と、相手関係を考えれば、そう問題はない。
ここまでの嫌な流れは断ち切ったはずだし、あとは、ケガから戻ってきた選手を今のチームにどう組み込むか。
これがうまくいけば久しぶりの戴冠もある。
 

スコア
2-4

<得点者> 
アストンビラ   クラーク×2
アーセナル    アルシャビン、ナスリ、シャマフ、ウィルシェア         

~愛丸's MVP~
アルシャビン(この男の個人技が光った試合。パスを繋ぐサッカーの中、この男のあの個人技はかなりのスパイスになる。点も取れたし、ここからこの男がやってくれるだろう)

レンジャース-マンチェスターU

2010-11-27 10:35:02 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/27(土)       

愛丸’s チェック
レンジャースは勝ち点5Pで3位。
バレンシアの結果を見ながらの戦いになるが、ここでドロー以下だと、グループ突破がかなり苦しくなる。
最終節にブルサとの試合だから、ここでの勝ち点3は計算できるが、まずは、この試合をものにしないことには。
オールド・トラッフォードではドローだったわけで、ホームではなんとかそれ以上の成績を残したい。
ユナイテッドはまだ突破を決めたわけではないが、1位だし、かなり有利な状況なのは間違いない。
ここも全力で戦う必要もないし、ドローでも御の字だろう。
そういう試合をやらせれば強さを発揮するチームだし、レンジャースにやられるってシーンは想像しにくい。

レンジャースは、いつもの5バックでとりあえず失点しないサッカーを貫いた。
この点に関しては、問題はなかった。
ただ、守るだけでは、勝ち点3は奪えない。
果たしてそれがわかってたのかどうか・・・。
勝たないと先に進めないし、ここでユナイテッドを押さえるだけではどうしようもない。
どこかでリスクを犯して攻めに転じないといけなかった。
それが70分前の選手交代だったんだろうが、バイスを代えただけでは、それがゴーサインだとは思えなかった。
バレンシアが前半に4点もリードしてる情報は入ってたんだろうから、後半の頭からでも、攻撃的にいくサッカーに変えないといけなかった。
このCLでは超守備的な布陣で挑んでるレンジャースだが、国内のリーグ戦ではもっと攻撃的にやれてるはず。
それを後半からでも見せてもらいたかった。
たしかに、あの5バックは、このCLでも機能し、相手を苦しませることはできてるが、勝ち点3が取れたのはブルサ戦だけ。
ブルサのレベルを考えれば、それは当然の結果であり、バレンシアとの連戦で勝ち点1しかゲットできなかった段階で、何か切り替えるべきだった。
このグループではなっから3位狙いってことなら、この守備的なサッカーも納得するんだが、グループ突破を目標に戦ったはず。
それなら、この大事な第5節は、違った何かを見せて欲しかった。
ホームでの試合だし、ユナイテッドをゼロに抑えるだけでは、サポーターも満足しないだろう。
そのゼロに押さえるってこもできなかったわけで、このサッカーが間違いだったことを証明してしまった。
ユナイテッドが一軍半のメンバーで守備陣は2軍だったことを考えたら、もっとミラーの強さを出してもよかったし、ネイスミスのスピードを活かしてもよかった。
あのふたりのCBコンビだったら、ちょっとの工夫で崩せたはず。
ユナイテッドは、この試合を完全に調整試合と位置づけしてた感じ。
ルーニーも戻ってきたし、守備陣もレギュラークラスは完全休養。
中盤はいつもターンオーバーしてるから、また違った組み合わせだったし、これで勝ち点3が取れるんだからたいしたもの。
ルーニーは、PKではあったが、久しぶりのゴールを決めることができたし、ここからルーニーの今シーズンが開幕することだろう。
点を取ってから、動きもだいぶよくなってきたし、後はチチャリートとのコンビが高まってくれば、おもしろいコンビになりそう。
12月はプレミアがかなりのハードスケジュールだし、ここでこのメンバーで戦って勝ち抜けを決めたのはでかい。
最終節がバレンシア戦だし、ここまで突破が決まってなかったら、さらに厳しい12月になるところだった。
相手に合わせて試合を進め、ここってシーンで点を取る。
これは強いチームしかやることはできない。
なんだかダラダラ感も感じられるが、それでも結果は出せてるし、このままユナイテッドがダブルってなんてもなんらおかしくない。
ケガ人もそう多くないし、プレミアのライバルチームが負けがこんできてるし、ここでユナイテッドがするするとトップに立つだろう。
ベテランもしっかりアピールできてたし、久しぶりにスタメンで起用されたファビオもPK獲得の立役者に。
ここにコンディションを合わせてきたサー・アレックスはさすがとしか言いようがない。
 

スコア
0-1

<得点者> 
マンチェスターU   ルーニー         

~愛丸's MVP~
ルーニー(まだ完全にこの男の力を発揮できてるわけではないが、それでも、PKではあったが、貴重な得点をゲット。その後いい動きができてたし、エースの復活は間近)

バレンシア-ブルサスポル

2010-11-25 22:30:45 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
現在勝ち点7で2位のバレンシア。
突破のライバル、レンジャースとの連戦を1勝1分けで乗り切ったのはでかい。
この第5節は、開幕節にアウエーの地で0-4と圧勝したブルサとの戦い。
相性はいいだろうし、力の差も歴然。
ここも圧勝して、ユナイテッドがレンジャースとドロー以上の成績なら、この2チームがグループを突破することに。
この段階で突破が決まれば、12月はリーガに集中することができるんだが・・・。
ブルサは、ここまで1点も奪うことができず全敗。
CL初出場で、なんとかして点を取りたいところ。
全敗で勝ち点が0でも、ここから2連勝するkとができれば、ひょっとしたら3位まで上がれる。
今の目標はこの3位ってことになるだろう。

バレンシアが、ここまで点が奪えるチームだとは思わなかった。
いつもどこかダラダラしてしまって、相手が弱いにもかかわらず、ポカをやることが多いんだが、開幕節でのいいイメージが残ってたんだろう。
取りも取ったり6得点。
こんなに点を取った試合はいつぶりなんだろう。
見ててスカッとする試合だった。
これだけ点が取れた要因は、ブルサのレベルが低いってこともあるが、マタの状態がすこぶるよかったのが一番の要因。
4-4-2の左サイドが基本形なんだろうが、左で縦に抜け出してチャンスメイクするシーンはそう多くなかった。
トップ下的に振舞って、決定的なラストパスを送るシーンが目立った。
このプレーの精度が高く、見事なラストパスをいくつも通して見せた。
ここまでこのポジションで輝けるマタを見たのは初めてかも。
ビジャ、D・シルバが抜けて、この男にかかる期待はかなりのもので、シーズンの初めはどこかから回りしてる試合が多かったが、ここにきて、このプレーができるのはバレンシアにとってでかい。
4-2-3-1のトップ下でもいいし、2トップならこの左から中に入ってのプレーでもいい。
やらないとは思うが、中盤をロンボにして、その頂点でプレーすることも可能。
マタがこの調子をキープできれば、バレンシアの未来が開けてくる。
これに2トップがうまく反応し、ソルダードは2得点。
アドゥリスも先制点となるPKを獲得し、その後に得点も決めた。
2トップが点を取ってると、チームの状態もよくなる。
ホアキンも縦への突破を見せるだけでなく、パスでチャンスを作ったり、自分が裏に抜け出す動きをしたり、こちらもここにきてプレーの幅が広がってきた。
P・エルナンデスの調子が上がってこないし、右はこの男に頼るしかないか。
途中出場で、ドミンゲスが今シーズンの初ゴールをゲットできたし、欲を言えば、イスコにも点を取ってもらいたかった。
さすがにそこまで贅沢なことも言ってられないし、素直にこの大勝を喜ぶべきか。
この攻撃をこれからももっと見せてもらいたいし、デルビーでやったような3バックは、もう封印してもらいたいんだが・・・。
守備ではほとんどピンチらしいピンチはなかったが、なんとブルサにCL初得点を献上。
これだけはいただけなかった。
いいグラウンダーのクロスにオフサイドぎりぎりで飛び出されて合わせられたものだが、あそこはしっかりゴールしたバタージャを誰かがケアしてないと。
油断があったのは間違いない。
この1失点で何か局面が変わるわけではないが、後味はよくない。
この試合で、モヤが試合中にケガしてGKがグアイタに代わったんだが、セサルもケガだし、このポジションで今後悩まされるかも。
DF陣も万全の状態じゃないし、守備が崩壊しないことを願う。
レンジャースの結果がどうかわからないが、ここはなんとかしてユナイテッドにがんばってもらって、この大勝をもってグループ突破を決めててもらいたい。
ブルサは、1点取れたことだけが収穫の試合。
力の差は歴然だった。
とにかく、チームとしてのまとまりがない。
ボカから加入したインスーアが身振り手振りで怒ってるシーンが多かったし、ここがうまくスムーズに攻撃できるようじゃないと、勝ち点は奪えない。
残り1試合だが、なんとかして歴史的な勝ち点1でも奪いたいだろう。
中盤のサイドはなんとかこのレベルでもやれる気がするし、DF陣が踏ん張って失点を抑えることができれば、もしかしたら最後に勝ち点は奪えるかも。
多くは望めない気もするが、ブルサにとって、今シーズンのCLがい経験になればそれでいいはず。
 

スコア
6-1

<得点者> 
バレンシア   マタ、ソルダード×2、アドゥリス、ホアキン、ドミンゲス
ブルサスポル  バダージャ         

~愛丸's MVP~
マタ(この試合のマタは光輝いた。チャンスメイクさせればバレンシアでナンバー1の選手に。この調子が続けばバレンシアの攻撃は破壊力を増していく)

トットナム-ブレーメン

2010-11-25 20:44:21 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
スパーズは前節、ここホワイト・ハートレーンでインテルを完膚なきまでに叩きのめした。
これで勝ち点が7Pでなんと首位。
昨シーズンのチャンピオンを抑えての首位だし、これは価値がある。
ただ、まだ突破を決めたわけではないく、ここでブレーメンに勝つことができれば、最終節を前に突破を決めれる。
プレミアは12月はかなりのハードスケジュールだし、ここで突破を決めたいだろう。
ブレーメンは、グループ最下位の勝ち点2P。
ドローがふたつあるだけで、未だ勝ち星はない。
ブンデスでも調子が上がっておらず、エジルの移籍をまだ引きずってる感じ。
これを解消できす、なおかつケガ人も多数。
シャーフはケガ人でチームを作れるなんて言ってるが、それはチームのフィジカル担当に問題があるのでは?

スパーズが、ここでも強さを発揮して、この第5節でグループの突破を決めた。
CL初出場で、ここまであっさり決めてもいいものか。
インテルとのアウエー戦で、4-3というスコアでの負けってのが、自信に繋がったんだろう。
それでいて、前節はそのインテルに圧勝だし、この強さは本物かも。
この試合でもブレーメンを全く寄せ付けなかった。
いい時間に先制し、そこから自分たちの時間を続け、前半の終了直前に追加点。
この2点目が大きかった。
後半もブレーメンに主導権を渡すことなく、ダメ押し点までゲットして、終わってみたら3-0。
ここまで力の差がでるかとは、開幕節では思いもしなかった。
この試合、ラフィを欠いた試合になったが、4-4-2のシステムで自分たちのサッカーを展開。
2トップはクラウチとパブリュチェンコ。
左にG・ベイルで、右にレノン。
レノンの状態がだいぶ上向きになってきたし、こうなると、両サイドからスピードで仕掛けることができる。
まだレノンは全盛期の動きではないが、それでもいいプレーは何度か披露できた。
この試合ではG・ベイルよりもレノンのサイドからのアシストで得点できてるし、これは収穫。
G・ベイルもだいぶ研究されてくるだろうから、逆のサイドで同じような仕掛けができれば武器になる。
それと、この試合で感じたのは、モドリッチの攻撃参加の重要性。
貴重な追加点は、この男が上げたものだが、やっぱり高い位置でプレーすると、何かやってくれる選手。
ジーナスが前半の20分にケガで離脱し、パラシオスが代わりに投入されたが、守備的なパートナーが入ったことで、モドリッチが攻撃的に振舞えることに。
ただ、パスを出すだけでなく、フィニッシュに絡むことで厚みが出る。
それができる選手だし、ここってシーンでの、この男の攻撃参加はかなり重要になってくる。
守備に関しては、この試合は楽な90分だっただろう。
ゴメスが慌てるシーンは皆無だったし、ここまで戦いながら休めた試合もそうないはず。
ギャラスはマリンとのスピード勝負に負けてなかったし、カブールは、守備より攻撃で見せることができた。
この段階で突破を決めれたし、決勝トーナメントはどこと当たっても、相手を苦しめる存在になりそう。
うまく厳しい冬場を乗り越えて、疲労のないまま2月を迎えたいだろう。
ブレーメンは、エジルがいないと何もできないチーム。
攻撃での見せ場がひとつもなかった。
じゃあ、守備で見せれたかと言えば、それも3失点もしたわけで、サイドで仕掛けられると、左右で混乱に陥ってた。
もうシャーフはこのチームを立て直すことはできないだろう。
マリンもエジルと同じくらい騒がれてた選手だが、完全に置いて行かれた感が。
スピードだけ見ても、スパーズのふたりに劣ってるし、テクニックもそう高いものがあるわけではない。
フントのトップ下にも限界があるし、ここはもうトップ下を置かないシステムを構築した方がいい。
F・クロースもT・クロース同様、今節のCLでは輝くことができなかった。
この敗戦でグループ敗退が決まったわけだが、まだ3位に上がることが閉ざされたわけではない。
最終節は、勝ち抜けが決まったインテル戦だし、なんとかここで勝ってトウェンテの結果を待ちたいはず。
ヨーロッパの舞台でやれるチームだし、このままずるずるいくチームではない。
果たしてシャーフは、このチームを変えることができるか。
 

スコア
3-0

<得点者> 
インテル   カブール、モドリッチ、クラウチ         

~愛丸's MVP~
モドリッチ(中盤センターで守備に翻弄することなく、攻撃に重点を置いてプレーできれば、いい働きをしてくれる。この得点シーンみたいにもっとフィニッシュに絡んでもいい)

インテル-トウェンテ

2010-11-25 17:41:35 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
このグループ、スパーズ、インテルが勝ち点7で1位と2位。
トウェンテは、勝ち点5で現在3位。
インテルはセリエで連敗中で、ここ7試合で勝ち試合がひとつしかない状況。
CLでも前節はスパーズに3-1と破れ、今、一番流れが悪くなってる。
この流れを断ち切るには勝利しかないし、ここで勝つことができれば、流れも取り戻せるし、グループの突破も決めることができる
トウェンテは、なんとかドロー以上の成績を残して最終節まで望みを繋ぎたい。
スパーズが負けることがあれば、まだ今節で終わることはないが、他力本願は望まず、なんとか自力で突破の夢を手繰り寄せたいところ。
それができるチームだと思うし、今のインテルになら臆することなく向かっていけるはず。

インテルがひやひやした展開ながら、なんとかここで突破を決めることができた。
ラファは自分のサッカーに限界を感じたのか、エトーを左のサイドで起用。
それでいて、この男に守備もしっかりするように指示してたみたい。
この試合でのエトーはモウリーニョ時代のエトーだったし、このプレーをやってくれれば、選手たちからの信頼も取り戻せるだろう。
確かに点は奪えてたが、チームで孤立してるケースが多く、これを打開するのは、こうするしかなかったのか。
ゴールから遠い位置でのプレーで、チャンスメイクはできるが、得点に絡むようなプレーが少なく、この最小得点ってことに繋がったのかも。
パンデフがトップに入り、右にはビアビアニーだったが、どうもこれでは小粒感は否めない。
D・ミリートでもいてくれれば別だが、エール・ディビジのチームにここまで守られるようなレベルだと・・・。
いち早くケガ人が戻ってこないと、昨シーズンのような戦いはできない。
スネイデルもFKでは惜しいシーンがあったが、どうもコンディションがイマイチだし、疲れがピークなんだろう。
この後インテルはクラブW杯もあるし、まだまだ休むわけにはいかない。
気持ちがこもったいいプレーを披露したのがボランチのふたり。
カンビアッソが戻ってきてれたのは大きい。
守備でも相変らずチームに貢献できてたし、得点もこの男。
FKで壁に当たってこぼれたボールにすばやく反応して、左を振りぬいた。
あのゴールがなかったら、インテルはえらいことになってた。
それと、スタンコビッチ。
気持ちをこめて戦うと宣言してたように、この男から一番魂が感じられた。
シュートのミスはあったが、それをカバーするぐらいの運動量で攻撃にも守備にも全力でプレー。
途中で足が動かなくなって走るのを止めてたビアビアニーには、こういうベテランの魂溢れるプレーを見習ってもらいたい。
チームが苦しいときにそれを気持ちで支えてくれるベテランがいてくれるのは、チームにとっての宝。
この男がチームを救うシーンは今後も増えてきそう。
DF陣もちょっと汚いプレーは目立ったが、それがインテルの守備だし、失点をしなかったから、これはこれでいいだろう。
コルドバも足をつりながら最後までからだを張ったプレーができてたし、ここが崩壊しない限りまだインテルはやれるはず。
トウェンテは、前半の立ち上がりの猛攻をしっかり凌いで、自分たちの時間も作ることができたんだが、ここで得点できなかったのが響いたか。
前半の終わり頃は、トウェンテに得点のチャンスが多く訪れたし、決定機もいくつかあった。
これをインテルが最後の最後に阻んで得点できず。
トウェンテは最後まで自分たちのプラン通り試合を運ぶことができ、流れの中からは失点しなかった。
それを考えたら、あのFKをうまく対応できてれば・・・。
運がなかったとしか言いようがない。
ヤンコ、シャドゥリ、B・ルイス、デヨンクの攻撃に転じたときに連動性はインテルにも負けてなかったし、ほんと最後の詰めだけ。
ヤンセンの左足も相変らず冴えてたし、中盤の底ではブラマがしっかりカバーできてた。
よくまとまったチームだし、なんとかしてこの3位はキープしてもらいたい。
スパーズの結果がどうかわからないが、なんとか最終節まで戦えることを願う。
それがダメでもELがあるし、まだヨーロッパの舞台で試合を重ねて、経験を積んでもらいたいチーム。
デヨンク、B・ルイスあたりは、来シーズンもここでプレーしてるかどうかわからないが、なんとかして、このチームを強化してまだ暴れれるはず。
 

スコア
1-0

<得点者> 
インテル   カンビアッソ         

~愛丸's MVP~
スタンコビッチ(熱い魂で、攻守に活躍。倒れた相手選手に激しく言葉をぶつけたシーンで、この男のこの試合賭ける意気込みを感じた。この魂がインテルを救ってくれるはず)

アヤックス-R・マドリー

2010-11-25 15:54:37 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
アヤックスは勝ち点4でミランについで3位。
ミランとは1P差だし、このホーム戦をうまく戦うことができれば、グループの突破も見えてくる。
マドリーが開幕節よりもはるかに強くなってるし、簡単にはいかない試合にはなるが、ここは熱い魂で望んでもらいたい。
アヤックスの伝統をここで復活させるつもりで。
マドリーは、すでにこのグループの突破を決めた。
ここまで簡単にグループの突破を決めたのはいつ振りだろう。
もう2試合を消化試合にしてもいいんだが、モウリーニョはまだチームができあがってないって宣言してる。
ターンオーバーをしないらしいが、ここはどうしてもリーガでのクラシコが念頭にあるのは確か。
さすが、ベストメンバーで挑むことはないだろう。

アヤックスは、マドリーの前になす術なしだった。
攻撃してもきっちり守られるし、守備面でもマドリーの攻撃にうまく対応できなかった。
激しいプレーで、なんとかマドリーの面々をイライラさせようと必死だったが、それも功を奏することはなかった。
今のリーグの差もあるだろうが、完全に力負け。
開幕節から、ここまでにかなり差が開いてしまった。
ミスからの失点もあったし、完全にやられての失点も。
ここまで完璧にやられたら逆にこれを引きずることはないだろう。
ミランがオセールに勝ったことにより、アヤックスはこの敗戦で、グループの突破は夢と消えてしまった。
失点をする前まではなんとかからだを張ったディフェンスで耐えることができたんだが、これが長く続くことはなかった。
エジルのファンタジーには手も足もでなかったし、C・ロナウドが本気で仕掛けると、ファールでしか止められない。
ワン・ツーでの突破も簡単に決められるし、これをケアするあまり人に激しくいけなくなり、そうなると、マドリーの個人技にやられるだけ。
いいところがまるでなかったアヤックスだった。
ひとつだけ、スアレスだけは終了のホイッスルがなるまでなんとか得点してやろうと戦う姿勢を貫いた。
この気持ちがチーム全体にあればよかったんだが・・・。
全体とまではいかず、エル・ハムダウィ、スレイマニにだけでも伝われば、2人も少なくなったマドリーからは点が取れたかも。
この前の3人の連携がひとつもなかったから、惜しいシーンも作れず、エル・ハムダウィは完全に押さえ込まれた。
ここでボールをキープする術をなにか見出せば、まだチャンスはあったかもしれんが、そのレベルにないってこと。
アヤックスは、最終節に3位の座を賭けてミランに挑む。
オセールもこの3位という順位を狙ってくるから、まだ、ここでアヤックスのCLは終わってない。
マドリーはCBをこの試合はS・ラモス、アルビオルのコンビで組んできた。
これは初めてのこと。
さすがにモウリーニョもこの試合よりもクラシコを重要視してるってこと。
ディ・マリア、ケディラもベンチで代わりにP・レオンとL・ディアラが先発。
P・レオンはミラン戦ほどの活躍はできなかったが、L・ディアラは、この試合で高いレベルで中盤の守備を披露。
X・アロンソととの互換性も高いし、これから守備的に試合をやりたいときは、ケディラよりもL・ディアラでいった方が安定しそう。
また一枚マドリーのオプションは増えた。
守備でいいところを披露したのはマルセロも同じ。
アヤックスのサイドアタックを完璧に封じてみせた。
モウリーニョの指導の賜物か、この短期間でかなり守備が向上。
この指導力、かなり高いものがある。
あれだけざるで、このサイドが穴だったのが、今は全くその感じは受けられない。
アヤックスの生命線のサイドアタックをここまで止めたことが、無失点ってことに繋がった。
ただ、マルセロはセレソンの召集をケガを理由で断ったのに、マドリーの練習に参加してるのがバレて、このままカナリア色のユニフォームは着れないかも。
今なら、セレソンに必要なパーツなんだが・・・。
いい感じでこの試合を終えれたし、X・アロンソ、S・ラモスは、この試合で2枚のイエローをちょうだいして退場。
これは次節にサスペンションで累積を解消させるものだろう。
これもモウリーニョの指示も元だろう。
無駄な遅延行為でのカードだったし、果たしてこれが正当なものかそれは疑問。
クラシコにはいい形で挑めそうだし、来週の月曜が楽しみに。
 

スコア
0-4

<得点者> 
R・マドリー   ベンゼマ、アルベロア、C・ロナウド×2         

~愛丸's MVP~
L・ディアラ(久しぶりの先発だったが、守備的な振る舞いをさせれば、このチームになくてはならものに。ここでの守備でかなりピンチの芽を摘んだ)

オセール-ACミラン

2010-11-25 12:05:12 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/25(木)       

愛丸’s チェック
このグループ、マドリーが勝ち点10で突破を決めてる。
ミランは5P、アヤックス4P、オセール3Pで、どのチームにもまだ突破の可能性が残ってる。
この試合で、オセールが勝つようなことになれば、ミランを勝ち点で上回り、最終節に全てを賭けることに。
組織だった守備でミランを封じ込め、カウンターから得点ができるようなら、目があるんだが・・・。
ミランは、最近のスタイルである、1点を取って守りきる戦いで、このアウエーの地で勝ち点3を狙ってくるはず。
攻撃陣にケガ人が多く、ズラタンに頼るサッカーになるだろうが、こちらも、守備は鉄壁になりつつあるし、そうそう失点しないだろう。
ロースコアの展開は必至だし、それをどちらが制することができるか。

オセールはプラン通りの試合運びができたはず。
前半は、ミランに決定機を作らせなかった。
守ることに関しては自信があるのが伝わってくる試合だったが、ただ、守るだけでは勝ち点3は奪えない。
攻撃の面ではやっぱりイェレンの不在が響いたか。
この男がトップにいてくれれば、なんとかキープしてくれるし、ここに周りの選手が絡んで、少ない手数で得点が狙える。
その前線の基点が存在しなかったから、どうも攻撃がちぐはぐに。
ちぐはぐと言うか、オセールの得意とする少ないタッチ数でのフィニッシュってのが実現しなかった。
選手ひとりひとりのボールを持つ時間が多かったしし、こうなると、ミランにきっちり守られてしまう。
ビルサ、オリエッチとテクニックとスピードを併せ持った選手がサイドで仕掛けても、どうしてもミランの厚い壁を打ち破れない。
コントゥ、サマリターノと縦関係の2トップもイェレンが担うような仕事はやれてなかったし、ここにこの敗戦の要因があったかも。
ペドレッティの高精度のロングフィードも武器にはなるんだが、いい展開ができるまで。
この先が繋がらず、最後までミランのゴールをこじ開けれなかった。
やりたいサッカーってのはよくわかるんだが、まだこのレベルで通用するチームではなかったってことか。
ただ、守備では、このグループでもそれなりの結果が残せたし、やられた2失点も完全に崩壊してやられたものではない。
最初の失点はセードルフのスルーパスをクリバリはよくカットできてたし、このこぼれが不運なところに飛んだだけ。
ズラタンへのいいパスになってしまい、豪快に叩き込まれてしまった。
ATの失点は、前がかりになったところで、ブラジル人ふたりの個人技にやられてしまった。
ホビーニョ、ホナウジーニョと、あのレベル選手たちが、気持ちよく仕掛けると、なかなか止めることはできない。
この敗戦でオセールのグループ突破の夢は叶わなくなってしまった。
アヤックスがマドリーに負けてることを祈りつつ、3位になってELを目指して最終節を戦ってもらいたい。
ミランは、ほぼいつも通りの試合運びできっちり勝ち点3を奪うことができた。
ここ最近アッレグリがよく用いる4-3-1-2を採用。
メンバーも中盤の3人はアグレッシブに守備をやってくれる3人。
相手がオセールでもまずは守備からって入り方をした。
前半は、ほとんどチャンスらしいチャンスも作れず、ラッキーな形で得点できたからよかった。
ピルロを後半から使うのも最近よくやることで、失点をしないサッカーをやるのが今のミラン。
これで結果を残せてるから、なんとも言えないが、もうちょっと攻撃的にやってもらった方が見てる人間的にはいいんだが・・・。
ただ、オセールの守備がよかったのも事実だし、これはオセールを誉めるべきか。
ネスタ、T・シウバのコンビは鉄壁だし、両SBの守備も問題ない。
この4バックがこのパフォーマンスだったら、なかなかミランから点は奪えないだろう。
ズラタンの得点力、ホビーニョ、ホナウジーニョの個人技で2得点を上げ、これで、ほぼグループ突破が見えてきた。
アヤックスの結果次第だが、マドリーとの戦いだし、モウリーニョは消化試合でも負けを好まない。
となると、ここで勝ち点差が開いてる可能性が大きいし、今節でミランの突破は決まるかも。
ミランは守備面では問題ないし、これから攻撃の形がチームとして確立されれば、もっともっと強くなるはず。
 

スコア
0-2

<得点者> 
ACミラン   イブラヒモビッチ、ホナウジーニョ         

~愛丸's MVP~
ネスタ(今のコンディションは最高なんだろう。最終ラインでオセールの攻撃を完璧にストップ。T・シウバとのコンビも完成されてきたし、ミランの好調を支えてる)