愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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CSKAモスクワ-セビージャ

2010-02-25 22:50:11 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/25(木)       

愛丸’s チェック
GLの最終節、ベジクタシュにアウエーで勝利し、決勝トーナメント進出を決めたCSKA。
ロシアリーグがまだ開幕してない状況で、コンディションには不安が。
本田が加わり、新戦力がどこまで機能するか。
今年に入っての公式戦はこれが最初で、フレッシュさはあるだろうが、これだけで勝てるほどCLは甘くない。
地の利を活かせるかどうか・・・。
セビージャは、この試合の直前にL・ファビアーノがケガで離脱。
この男がいないと、攻撃の厚みがかなり低下してしまうセビージャ。
リーガでも格下に敗れることもしばしばで気持ちが入ってないと並のチームに成り下がってしまう。
CLという舞台だし、メンタルに問題があるとは思えないが、極寒の地でいつものサッカーができるか。

CSKAはジャゴエフの離脱で、本田がトップ下で先発。
どこまでチームにフィットしてるのか楽しみだったが、フィット感ってことだけみると、まだまだ。
周りとうまく絡めてるとは言いがたかったが、その分、自分でチャンスがあったら仕掛けようってプレーは多くみられた。
前半、CSKAの時間が多かったんだが、ここで惜しいミドルも放ったし、うまく、味方を使おうって気持ちは伝わってきた。
もっと時間をかけ、このチームにフィットしてくれば、まだ輝ける選手。
日本のためにも、もっとこのCLという世界最高の舞台でプレーしてもらいたいし、中盤の攻撃的な位置で、ライバルたちに食らいついてもらいたい。
この試合、CSKAが自分たちのペースで試合を運べてるときは本田も活きてきたんだが、劣勢に回ると、消えてる時間が多い。
こういうときこそ、うまくボールを引き出す動きができてくれば。
今シーズンのCLで、CSKAの試合を見たのは初めてだったんだが、もっとクラシッチって選手はやれるもんだと思った。
インパクトでいえば、本田よりも下だったし、コンディションに問題がありそう。
これが公式戦をやってない弊害なのか。
3月になると、リーグも開幕するし、サンチェス・ピスファンではもと暴れるクラシッチ見れることだろう。
アキンフェエフのまずいプレーで失点し、攻めても攻めても点が入らない状況だったが、これを打開してくれたのが、M・ゴンサレスの左足。
リーガでやれた選手がどこでプレーしてるかと思ったら、ロシアの地にいた。
ドリブル突破で魅せれるシーンはなかったが、セビージャがペースを握り出した時間に炸裂したあのロングシュートが見事だった。
なんとか最悪の結果だけは免れた形に。
2シーズン前だと、アキンフェエフがあんなプレーで失点したとは思えないんだが、こちらも試合勘が鈍ってたのか。
J・ナバスの低いクロスに飛び出して対応しようとして触れず。
こんなアキンフェエフは見たことがない。
こちらもリーグが始まれば状態もアップするだろうし、2legには期待しよう。
セビージャは、このロシアでの1legをとにかく守ってドローでもOKとはなから決めてたような。
その証拠に、左のサイドにはペロッティでもD・カペルでもなくアドリアーノを起用。
ラテラルで使われることが多いこの男が、攻撃的な位置に入ったんだから、ヒメネスのやりたいサッカーがここでわかった。
守備に重点を置いての戦いの中、ラッキーな形で先制し、これはセビージャがこのままものにすると思われた。
それが後半、色気が出たのか、前がかりになったところでのロングシュート。
パロップが一歩も動けないもので、これはどうしようもない。
カヌーテをネグレドに代えて投入したが、ここで違いは生み出せなかった。
ただ、追いつかれてのドローは痛いだおるが、1-1という結果だけみると、そう悲観的になることはない。
サンチェス・ピスファンでは強さを発揮できるだろうし、こんな守備的な布陣はひいてこないはず。
J・ナバスをもっと輝かせるようなプレーをしてくるだろうし、すでないと、ここで消えてしまう。
パロップのファインセーブがなかったら、負けてたかもしれんし、また違った気持ちで2legを戦ってもらいたい。

スコア 1-1

<得点者> 
CSKAモスクワ M・ゴンサレス
セビージャ    ネグレド   
~愛丸's MVP~
パロップ(取られた点はどうしようもないし、それ以上にいいセーブが目立った。やっぱりこの男は頼れるキャプテン。最後尾でチームを鼓舞した)

インテル-チェルシー

2010-02-25 21:12:59 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/25(木)       

愛丸’s チェック
苦しみの苦しんでGLを突破したインテル。
この苦しみが決勝トーナメントではいい方に出るかもしれん。
ただ、相手は優勝候補のチェルシー。
モウリーニョがあれだけ口撃を仕掛けたってことはそれだけ怖さの現われなんだろう。
カンピオナートでの疲労が気になるが、そういうのが関係なく、力を出せるのが、このCL。
ホームでは是が非でも勝ちたい。
チェルシーは、ここをうまく立ち回って、スタンフォード・ブリッジで試合を決めればいい。
インテルをなめてるとは思わないが、それでも力は上だと思ってるはず。
CLを知り尽くしてるアンチェロッティだし、インテルのこともよくわかってるだろう。
チームとしていつものように振舞えれば、ここをドローで終えることは不可能ではない。

インテルが昨シーズンの教訓を生かしたのか、攻撃的に出て、先制し、追いつかれても慌てず、突き放した。
こんなサッカーを強豪相手にできるとは。
インテルは弱い相手には、めっぽう強いが、ちょっと強い相手になると、途端に自分たちのサッカーができなくなる。
それが、この試合では違った。
攻撃的に出て、早い時間に先制したのもチームに勇気を与えたか。
あのD・ミリートのシュートはこの男の好調さがもたらしたもの。
テリーを子供扱いでマークを外し、ツェフのニアサイドを抜くシュート。
今のインテルは、この男が攻撃の中心を担ってる。
エトー、スネイデルがこの試合影が薄く、いつものプレーができてなかったが、このD・ミリートの先制点が攻撃陣を救った。
インテルは、2-1とリードした段階で、バロッテリが準備。
ここで、エトーが外されるもんだと思ったが、なんとモウリーニョは中盤を一枚下げて3トッププラススネイデルという布陣に。
これがまたチームへのメッセージに。
攻撃的にいくだけでなく、チーム全体でしっかり守りなさいってことも含まれてた。
バロッテリは攻撃よりも守備に奔走する時間が多かったし、やっとこの男にフォア・ザ・チームの考えが芽生えたか。
アウエーゴールを取られはしたが、しっかり勝利したわけで、この結果は満足なはず。
この勝利を呼び込んだのは、カンビアッソを含めた守備ブロック。
カンビアッソは勝ち越しゴールも決め、アンカーでの守備もかなり効いてた。
これにDFラインもきっちり仕事し、チェルシーの攻撃陣を封じ込めた。
ドログバが、ここまで何もできなかったのは久しぶりのこと。
プレミアであれだけやれてる怪物CFを、インテルのCBふたりは止めてしまった。
このDFラインの出来を見てると、ひょっとしたら、セリエのチームがプレミアのチームを食うことができるかも。
この集中力と、あのフィジカル能力が、2legでの発揮dけいれば、チェルシーをスタンフォード・ブリッジで黙らせることができる。
チェルシーは、インテルの守備陣に最後まで苦労し、とうとう追いつくことができなかった。
1度は追いついたが、その後すぐ突き放され、守備力が高まったインテルになす術なし。
ドログバはルッシオ、サムエルを突破できず終いだったし、アネルカも下がってのプレーばっかりが目立った。
カルーに代わったスタリッジは明らかに力不足。
ランパードに惜しいチャンスはあったが、J・セーザルのファインセーブに阻まれた。
バラックもぱっとしなかったし、攻撃がちぐはぐだった。
それでもアウエーゴールをひとつ上げ、これが2legにどう影響するか。
この試合、アンチェロッティはケガのA・コールの代役で、なんとマルダをここで起用した。
対峙するのがマイコンなのはわかってるんだろうが、あえて攻撃的な選手を使ってきた。
果敢な攻め上がりはよかったんだが、効果的な攻撃には繋がらず。
マイコンがそうオーバーラップしてこなかったから、守備での破綻はなかったが、もうこれは通用しないだろう。
チェルシーでよかったのはイバノビッチ。
守備の人のように思われてたが、この試合はこの男のドリブルでの持ち上がりがいいアクセントになった。
攻撃的な選手が不甲斐無かったから、この男が目立ったんだろうが、ここまで積極的なイバノビッチを見たことがなかった。
ツェフが足の故障で途中交代したが、痛がりっぷりを見ると、長引きそうなケガになりそう。
イラーリオがどこまでこの穴を埋めることができるか。

スコア 2-1

<得点者> 
インテル   D・ミリート、カンビアッソ
チェルシー  カルー   
~愛丸's MVP~
ルッシオ(この男の気合の入り方は半端じゃなかった。ドログバに90分何もやらせなかった。2legでのそうだが、W杯でもこのままドログバを押さえ込めるかも)

オリンピアコス-ボルドー

2010-02-24 23:53:46 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/24(水)       

愛丸’s チェック
GL最終節にアーセナルに勝利し、この決勝トーナメントに進出してきたオリンピアコス。
ホームでの強さはぴか一のギリシャのチームだし、この1legは是が非でも取りたいところ。
攻撃的な選手たちが持ち前の力を発揮できれば、このミッションも不可能ではない。
守備ではセットプレーに細心の注意を払い、これを凌ぐことができれば。
ボルドーは、ユーベ、バイエルンと同居したグループをなんと1位で突破。
あの組み分けが出たとき、まさかボルドーが1位通過するなんて思わなかった。
それが蓋を開けてみたら、強さだけが目立った形に。
この勢いで、決勝トーナメントを突き進んでもらいたい。
幸いにいい相手を引き当てたし、このアウエーでの1legをいい形で終えれれば、突破は間違いないだろう。

オリンピアコスは、最後の最後にいい攻撃を展開したが、エンジンがかかったのが遅かった。
ルア・ルアが中でのプレーが多くなってからチャンスは増え、これをもっと早くやれてれば。
トップで先発したミトロゲルがノーインパクトで、ここが起点にならないと、どうにもならなかった。
ルア・ルアがサイドでスピードを活かすサッカーをやろうとしたんだろうが、この男はやっぱりCFで活きてくる。
プレミアでやってたときも2トップの一角としてのプレーで魅せれた選手だし、このサイドアタッカーでの起用が失敗だった。
リーグでは通用するかもしれんが、これはCL。
選手の持ってるものを引き出せるシステムじゃないと、いい結果は生まれない。
これなら、ダービシャーとの2トップでやった方がしっくりきたかも。
実際、後半の途中から、このシステムになり、チャンスが多かったことを考えると、2legはこれでいくべき。
ダトロが違いを生み出すようなドリブルを見せても単発だし、マレスカの展開力、レデスマのダイナミズムも鳴りを潜めた。
ガジェッティあたりがいてくれたら、このバラバラの攻撃陣をまとめることができたかもしれんが、いない人間に頼っても・・・。
守備ではニコポリディスがいいところでビッグセーブを見せ、流れの中ではなんとかメルベリを中心にまとまることができたが、やっぱりセットプレーにやられてしまった。
前半のATに失点したことを考えると、あそこは集中を切らしてたのかも。
CLの決勝トーナメントで、こういったプレーを見せてるようでは上にはいけない。
まだ1legが終わっただけだが、得意のホームゲームを落としてしまっては、次はなかなか苦しい。
セットプレー時の守備に重点を置き、2トップで相手の嫌がる攻撃が展開できれば、まだ目はあるかもしれんが・・・。
ボルドーは、0-1アウエーゴールを挙げ、なおかつゼロで抑えたんだから、最高の結果で1legを締めくくった。
後半の終了間際のオリンピアコスの猛攻も、カラッソのビッグセーブで、これを全て防いだ。
ボルドーの十八番を奪うかのように、セットプレーからかなりのチャンスを作られたが、こちらは守備で集中力を欠くことはなかった。
カラッソだけでなく、CKでライン上に守ってたトレムリナスが必死のクリア。
この1点もののシュートを止めた段階で、この試合の勝利はほぼ決まった。
唯一の得点は、自慢のセットプレーから。
CKの精度も高かったが、うまくマークを外してフリーでヘディングしたシアニのプレーも見事だった。
シアニは攻撃でもチームに貢献し、守備でも身体能力の高さで、いいプレーを披露。
裏をつかれてもすぐに追いつくことができるし、高さ勝負にも強い。
プラニュスとの関係もいいし、ここがしっかりしてカラッソがあのプレーを見せてくれたら、ここは簡単に突破できそう。
攻撃ではなかなかグルキュフ、シャマフが目立つ展開にはならなかったが、ベンデウの個人技でうまくアクセントはつけれた。
プラシルとのパス交換で、プラシルのミドルまで持ち込んだシーンはチームとして攻撃できてたが、それ以外ではこういったシーンが少なかった。
前半のうちに1点を奪い、これを守ることを第一に考えた試合展開になってたし、これはこれでいいのかも。
ボルドーはブランがこうするといったサッカーをしっかり体現できるのが強み。
もっと上までいけるチームなのは間違いない。

スコア 0-1

<得点者> 
ボルドー   シアニ   
~愛丸's MVP~
シアニ(ここまで能力の高いCBだとは思わなかった。守備でも貢献し、セットプレーでも貢献。このレベルでプレーできれば、もっと上のチームでプレーできそう)

シュツットガルト-バルセロナ

2010-02-24 21:47:12 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/24(水)       

愛丸’s チェック
なんとかGLを突破したシュトッツガルト。
それで引き当てたのが絶対王者のバルサ。
せっかく突破できて、この決勝トーナメントに進出してきたが、相手に恵まれなかった。
ブンデスでもやっと調子が上がってきたみたいだが、昨シーズンの勢いはない。
バルサに対して、熱いものを持ってるだろうフレブ、レーマンがどこまでハイパフォーマンスを見せてくれるか。
バルサはアトレチコに敗れたショックを見せることなく、週末のリーガではラシンを圧倒。
いい状態で、このCLの再開を迎えることができた。
ケガ人がいるにはいるが、カンテラーノが力を付けてきてるし、主力もいいパフォーマンスを見せれてる。
いつもの力を発揮できれば、アウエーでもバルサペースの試合に。

シュツットガルトは、前半のハイパフォーマンスが響いたか、最後は息切れしてしまった。
中盤センターのケディラは2回も足をつってた。
それだけ、この試合にかけてたんだろう。
カンプノウでは押されっぱなしになるのはわかってるし、このホームでなんとか次に繋がる結果を出したかったはず。
その気持ちは十分に伝わってきた。
ただ、気持ちだけではバルサ相手に結果は残せない。
先制したまではよかったが、その後のチャンスに点を取れなかったのが響いたか。
前半は、ほんとバルサよりもチャンスの数は多かったし、これが活かせてれば・・・。
目立ったのは、FWのカカウ。
スピードもテクニックもフィジカルも申し分ない。
元がブラジル人だし、これぐらいはやれる選手。
運動量も豊富で、下がってボールをもらっても仕掛けれるし、これは重宝される選手。
バルサのDF陣の集中力にも問題はあったが、あそこまで慌てさせればたいしたもん。
チーム全体が後半バテたように、この男も、試合の経過とともに、消える時間が多くなった。
あれだけ前半から飛ばせば、こうなるのは目に見えてる。
2legはここをどう改善していくか。
ここで負けてるわけではないし、まだ試合は終わってない。
そう思うことがdけいるかどうか。
レーマンも気持ちの入ったプレーでいくつもピンチを防いだ。
メッシのドリブルシュートはコースをついたいいものだったが、なんとか反応してセーブ。
ボール後ろに転がったが、ポストが救ってくれた。
運も味方につけたかと思ったが、失点したシーンでは運に見放された。
ズラタンの至近距離のシュートを一度は止めたが、このこぼれがまたまたズラタンの前に。
これが違ったところに転がってれば・・・。
1-1というスコアだし、そう悲観的になることもないんだろうが、力の差は歴然だった。
フレブもどこか空回りだったし、この男がもっと力まずプレーして、チームの核になれれば、カカウも輝けるだろうし、ひょっとしたひょっとする結果を生むことができるかも。
バルサはこの間、手に入れたかに思えた、トゥーレ・ヤヤとブスケツの同時起用だったが、この試合では不発。
ケガが長引かず、この試合に戻ってきたチャビとどうもうまく絡めてない。
ブスケツはもっと前に出てプレーできるはずなんだが、トーゥレ・ヤヤと同じようなポジションで守備的に振る舞い過ぎ。
こうなると、中盤から前でのパスコースが限定されるし、相手にも読まれやすい。
スマルカルメントの動きで、あっさりボール奪取されるシーンがそれなりにあったし、これはいつものバルササッカーではなかった。
後半、アンリを投入し、イニエスタを中盤に下げて、トーゥレ・ヤヤを外してからはいつものバルササッカーに戻ったが、アンリが輝けず。
どこかをいじるとどこかがダメになる悪循環だったが、それでも、ズラタンがゴールを奪い、最低の結果は手にすることができた。
マルケスの軽いプレーも酷かったし、ピケもいつものパフォーマンスではなかった。
いつもに比べて、酷い試合内容だったが、負けない強さは出せたわけだし、これはこれでよしとしないと。
カンテラーノを使わずだったし、今、勢いに乗ってる選手たちを起用すれば、もっとバルサらしいサッカーで相手をねじ伏せてくれるはず。
ここで消えることはないだろうが、もしそうなったら、CLがつまんなくなる。

スコア 1-1

<得点者> 
シュツットガルト  カカウ
バルセロナ     イブラヒモビッチ   
~愛丸's MVP~
カカウ(全てのプレーを高い次元でこなしてた。足元も器用だし、高さ勝負もできる。パートナーを選ばないところも魅力的。ドイツの市民権を持ってるし、今後が楽しみ)

R・マドリー-ビジャレアル

2010-02-23 22:27:52 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/23(火)       

愛丸’s チェック
CLでは脆さを露呈してしまったマドリー。
気持ちの切り替えができてるかどうか。
この新ガラクティコスは爆発するときは破壊力満点なんだが、相手にしかっかり守られると、途端に機能しなくなってしまう。
ただ、誰もが独力で試合を決めれる選手ばかり。
システムうんぬん言わなくても点は取れそうなんだが・・・。
C・ロナウド、カカが持ち前の力を発揮できるようになれば、無敵のチームに。
ビジャレアルはバルベルデが辞任し、新しいチームに。
今シーズンは目標をELに定めたのか、リーガではなかなか調子が上がってこない。
なかなか試合を見るケースがないんだが、あのデルビー・バレンシアを見る限りではいつものビジャレアルではない。
後半戦に強さを発揮するチームなんだが、果たして今シーズンはどうなるか。

マドリーがCLの鬱憤を晴らすかのようなフエスタを披露。
取るべき選手がしっかり得点し、取りも取ったり6得点。
PKがふたつ含まれてはいるが、このPKを得たシーンでは相手を完璧に崩してたし、このPKも誉められたもの。
それにしても、相手のDF陣がちょっと脆いと、ここまで点を奪ってしまうのが今のマドリー。
あれだけの選手がいるんだから、これぐらいは当たり前のことかも。
C・ロナウドが気持ちよくプレーできれば、しっかり仕事をしてくれるし、カカもミラン時代ほどの輝きではないが、周りに合わせようとプレーしてる。
どれで結果を出せればそれでOKだろう。
C・ロナウドがいるおかげでカカのプレーエリアがかなり制限されてるが、今のマドリーはC・ロナウドを中心にしたシステムだし、レギュラーとしてやるにはいくらのカカでも、これに従わなければならない。
かなり我慢のプレーだとは思うが、ここはカカの人間性なのか、黙々とプレーしてる印象が。
X・アロンソもPKではあったが、移籍後初ゴールをゲットし、やっとこれで、X・アロンソもこの流れに乗れるだろう。
攻撃陣が自分の仕事をこなし、点を奪えた影にL・ディアラの貢献が。
前線に顔を出す機会はかなり少なかったが、マケレレを彷彿とさせる、中盤での守備でチームに安定感を与えた。
ビジャレアルの時間になることもしばしばあったが、これを防いだのは中盤のこの男。
DFラインがお世辞にも安定してるとは言いがたい状況で、この中盤での守備がどれだけ助けになってることか。
ペペがいてくれたら、まだ安定感も増すんだろうが、今はS・ラモスがこの穴を埋めてる状況。
ピレス、ニウマールにエリア内でボールを回され失点したシーンはDF陣が不甲斐無いから。
ここは早く改善しないと。
もうひとり、この試合で目立ったのが、右のラテラルに入ったアルベロア。
中盤の前が全く守備をしないから、ひとりで前での守備からDFラインでの守備を運動量豊富にチームを支えた。
C・ロナウドに決定的なパスも出せてたし、こういう影の功労者を称えるべき。
ただ、ペレスという会長は、こういう仕事人タイプを評価しない傾向に。
L・ディアラ、アルベロアが第2のマケレレにならないといいが・・・。
ビジャレアルはカンタラーノを3人起用し、新しい力でなんとかしようと試みたが、これがいい方に出ることはなかった。
酷かったのがCB。
今シーズン、ラシンから獲得したマルカーノとカンテラーノのムサッキオのコンビだったが、これが全くマドリーに歯が立たず。
あの攻撃陣を前に始まる前から負けてた感じが。
ラインの統率もできてないし、どれだけ裏を取られたことか。
マルカーノにいたっては途中で交代させられる始末で、このCBコンビだったら、結果も出せない。
攻撃的な位置でプレーしたM・ルベンとマケージャもノーインパクト。
ピレスを投入し、多少流れが変わった時間もあったが、1点差に詰め寄るのが精一杯で、あとはボロボロ。
どうにかしてチームを変えようってkとなんだろうが、このカンテラーノの起用は、マドリーに対してはただ無謀なだけだった。
M・セナがFKで見せ、流れの中でもひとり気を吐いてたが、これがチームにいい影響を与えることはなかった。
このままだと、来シーズンのヨーロッパ戦圏内も危ない状況で、ちょっと今後も心配になる試合内容だった。

スコア 6-2

<得点者> 
R・マドリー  C・ロナウド、カカ×2、イグアイン×2、X・アロンソ
ビジャレアル  M・セナ、ニウマール   
~愛丸's MVP~
アルベロア(左のラテラルで起用されるより、やっぱり右での方がこの男の良さを十分に引き出せる。カウンターから裏を付くロングパスもけっこう精度が高い)

マンチェスターC-リバプール

2010-02-23 21:02:59 | プレミアリーグ
観戦日 2/23(火)       

愛丸’s チェック
CL圏を争うチーム同士の直接対決。
消化試合が1つ少ない状況で、リバプールよりも上の4位にいるシティ。
このホームゲームをものにできれば、ライバルを引き離すことができる。
マンチーニは落ちついたコメントを残しており、この試合を是が非でも取りにいく姿勢ではなかった。
もっとチームに火を着ける感じでもいいような気もするが、まずはチームの平静を保つことを優先したか。
リバプールは逆に、この試合を死に物狂いで取りにいく体勢。
ラファは、ここを勝って順位を4位に上げたいと目論んでる。
ここで結果を出せば、自身の進退も安泰だろうし、チームも勢いに乗るはず。
ケガ人も続々と復帰してきており、やっと本来のリバプールの戦いができそう。
やっとこさ4位に入るようなチームではないんだが・・・。

シティは最後まで慌てることなく、守備を安定させ、リバプールをゼロに押さえることができた。
コロ・トゥレを温存しての完封だから、これは手放しで喜んでもいいかも。
ミッドウイークに試合をしたってことで、休ませる選手は休ませ、今後に備えた形に。
これがマンチーニのやり方、考え方んだろう。
この4、5位の直接対決も大事だが、それよりもシーズン全体を考えてのこの選手起用。
ベラミーと練習中に口論になり、この男を3ヶ月使わないなんて報道もあったみたいだが、それもただの噂に過ぎなかったみたい。
しっかり後半、勝負をする場面でこの男を使ってきた。
この試合、アデバの1トップで、トップ下にアイルランド、右にS・W・P、左にA・ジョンソンだったんだが、このサイドアタッカーがよくポジションチェンジを繰り返してた。
A・ジョンソンは左利きで、左では縦への突破からクロス。
右に回ると、切れ込んでのシュート、インスイングのクロスを武器が豊富。
冬にボロから獲得した若手なんだが、マンチーニがこの男をかなり重宝してる。
それだけのプレーを見せてるし、今後のシティを背負って立つプレーヤーになりそう。
S・W・Pはこのポジションチェンジってのにはあまりに慣れてないご様子。
右のサイドプレーヤーだし、左でのプレーでは切れが全く感じられない。
この試合でターンオーバーをやってきたマンチーニだし、これまで通り、S・W・Pには信頼を置いてないのかも。
中盤のアンカーでデ・ヨンクの活躍が目立った。
G・バリーとの連携もいいし、DFラインへのカバーリングも見事。
単独でのボール奪取能力も高いし、今のシティの守備の安定感を支えてるのはこの男。
オランダ代表にもこれは朗報だろうし、この男がいてれれば、シティの守備はそうそう崩れない。
点を取れずにスコアレスドローだったが、シティにとって、これは痛手ではない。
休ませるべき選手は休ませることができたわけで、リバプールに追い越されたわけでもない。
まだまだシーズンは続くわけで、最後までこの順位をキープできれば。
リバプールは、この試合をどうしても物にしたかっただろう。
ジェラードがだいぶ攻撃の起点になってたが、ここが決め手にはならなかった。
やっとエンゴグをスタメンから外し、カイト、バベル、M・ロドリゲスがポジションを固定しないで、攻めるあの布陣はなかなか魅力的だった。
ジェラードがトップを追い越すような動きもあり、ゼロトップになったりもした。
ただ、全員がそれなりの動きをしてはいるんだが、これがシティを慌てさせることはなかった。
どのぐらい練習したシステムなのかわからないし、これを完璧なものにするにはまだ時間がかかりそう。
この流動的な3トッププラスジェラードを成熟させなくても、F・トーレスが戻ってきたし、いつものシステムでやっていけそう。
復帰したばかりのF・トーレスは後半途中にピッチに投入されたが、まだまだ本来のできにはなかった。
これからもっと試合を重ねていけば、トップフォームに戻るだろうし、この男が完全復活を遂げたら、チームも結果を出せるとうになるだろう。
いいところで、ルーカスにボールがわたることが多かったんだが、ここからいい展開が生まれず。
もっと積極的にプレーしてもいいように思うんだが、どうもまだ何かに遠慮してる感が。
X・アロンソとの比較なんかで精神的にも参ってるだろうし、誰かがしっかりケアしないと、このままの選手で終わってしまいそう。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし   
~愛丸's MVP~
デ・ヨンク(この守備の安定感はなかなかのもの。気の利いた守備とはまさにこのこと。危険察知能力も高いし、カバーリング能力にも長けてる。今のシティに欠かせない存在に)

インテル-サンプドリア

2010-02-21 18:57:39 | セリエA
観戦日 2/21(日)       

愛丸’s チェック
ここ2試合ドローが続いてるインテル。
ローマがどんどん追いかけてくる状況で、ちょっとした焦りでも出てきたのか。
このサンプ戦、サンプホームでは、今シーズン初黒星を喫してる。
ここは、負けるわけにはいかにだろう。
ただ、ミッドウイークにはCLのチェルシー戦を控えており、そっちに目がいってしまうかも。
そうなると、穴も出てくるだろうし、もしかしたらって展開も。
サンプは王者インテルからダブルを狙ってくるだろう。
カッサーノがケガで離脱した試合から4連勝。
カンサーノがいた時期も悪くなかったんだが、それより増していい状態にある。
順位も5位まで復活してきたし、インテルからシーズンダブルとなると、更に勢いがつく。
相手の気持ちがここになかったら、モウリーニョのホーム無敗記録を止めることができそう。

試合は荒れたものになってしまった。
インテルは前半30分にサムエルが一発ロッソ、37分にコルドバが2枚目のジャッロでCBふたりを欠く事態に。
この試合を休ませたかったルッシオをスクランブルで使うことになり、もうひとりはカンビアッソが務めることに。
前半のうちに2人少なくなることに。
これで、モウリーニョのホーム無敗記録も終わったと思われた。
この9人体制になって、かなりバタバタした状況が続いたが、サンプの攻撃がいまいちだったことで、これでしっかり守れることに。
時間が経てば、どういう状況にも慣れていくもの。
インテルの選手たちは能力も高いし、これをいとも簡単にやってのけた。
D・ミリートを1トップに、エトー、スネイデルのふたりは中盤の選手として守備に重点を。
スタンコビッチがアンカーでにらみを利かせ、DFラインはびっちり引いて守った。
2人も少ないとは思えなくなり、さすがインテルと思わせるプレーを見せてくれた。
エトーなんかは戻るときのスピードが半端じゃなかったし、スネイデルも慣れない守備ではあったが、チームのために奮闘した。
攻撃面でもサンプより決定機を作ったが、これを決めることができなかったのは残念。
エトーに2度決定機が訪れたが、守備での負担が大きかったのか、しっかり蹴ることができず。
いつもだった簡単に決めれたかもしれんのに・・・。
カンビアッソも能力の高さを存分に発揮。
いつもCBをやってるかのようなプレーで、高さで負けることはなかったし、フィジカルの強さも見せつけた。
パッツィーニ、ポッツィは、このMFに手を焼いて、チャンスすら作り出せず。
なんとか無失点で切り抜け、最低の結果である勝ち点1は手に入れることができたインテルだが、疲労は半端じゃないだろう。
攻撃陣の負担がとくに大きそうだし、これがチェルシー戦に響かなければいいが。
DF陣もいつも以上にメンタルをすり減らしてるだろうし、運動量も多かったはず。
この試合を放り出さず、最後まで集中して戦ったインテルは賞賛に値するが、CLのことを考えたら、もうちょっといい選手交代ができたかもしれん。
サンプはあれだけ長いこと2人も多い状況だったのに、チャンスはインテルよりも少なかった。
これでは点も取れるはずがない。
トップの選手たちは動きが少ないし、サイドの攻撃も中盤とSBが連動してない。
インテルのあの状況を考えると、もっと中盤で数的優位を作りだし、DFラインから誰かを引き出すことができれば、簡単に点は取れたかもしれん。
カッサーノがいないこの状況だと、攻撃の創造性が少なすぎる。
ポーリなんかがもっと前線に顔を出してもいいし、セミオーリもSBとの連携でサイドを突破してもよかった。
マンニーニが投入されてから、セミオーリは左に廻ったが、ここでツィークラーとの連携は皆無。
どちらも突破は試みるんだが、マイコンに跳ね返されるだけ。
マンニーニも得点を期待されての投入さったんだが、元はサイドの選手。
ここでも単独での仕事に終始し、試合に入り込めないで終了のホイッスルを。
そうこうしてるうちにパッツィーニがもらわなくてもいいジャッロをもらい、これが2枚目で退場。
アルビトロはどうにかして人数の調整をしようとするもの。
それがわかってればパッツィーニは相手のエリア付近でファールなんて犯さなくてよかった。
チーム全体の考え、プレーが甘く、取れた勝ち点3、インテル相手のシーズンダブルをみすみす逃してしまった。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし   
~愛丸's MVP~
カンビアッソ(もう長いことCBでプレーしてるような落ちつきぶりで、ピンチを防いだ。こんな守備のユーティリティをどうしてマラドーナは招集しないんだろう)

ウォルバーハンプトン-チェルシー

2010-02-21 14:14:59 | プレミアリーグ
観戦日 2/21(日)       

愛丸’s チェック
降格圏で苦しんでたウルブスが、前節、スパーズに勝利し、勝ち点を24Pに。
これで順位は16位に。
ただ、19位とは差がそうないし、取れる勝ち点はどんどん積み重ねていきたい。
スパーズに勝てたことがだいぶ自信に繋がってるとは思うが、この試合、相手はチェルシー。
この試合よりもインテル戦に気持ちが向いてるだろうし、ここを突けるかどうか。
チェルシーはこのちょっと前にユナイテッドが負けたことがわかってるはず。
ここで2位のチームを突き放すチャンス。
前節、エバートンに負けはしたが、ユナイテッドもビラとドローだったし、まだ首位に踏み止まってる。
この幸運をここで活かさないと。
あまりCLのことばっかり考えず、目の前の試合に集中してれば、ここは簡単に勝ち点3が奪える。

ウルブスはチャンスがなかったわけではなかった。
惜しいシュートをいくつも放ったが、ツェフの好セーブだったり、テリーのエリア前でのクリアだったりで、終わってみたら無得点。
力の差を考えれば、これは当然の結果なんだが、チェルシーが不甲斐無かったことを考えると、ドローはあってもおかしくなかった。
前節、スパーズに勝利した布陣のままで挑んだが、ウルブスはもっと使える選手がいるはず。
中盤で違いを生み出せるミリアシュをどうして使わないのか。
こおっからの展開で、ドイルも活きてくるだろうし、サイドも有効に使える。
飛び道具も持ち合わせてるし、ケガじゃないなら、もっと使ってもらいたい。
降格を免れるには、違いを生み出せるミリアシュが必要だと思うが・・・。
それと、後半から投入されたハルフォード。
流れの中でいいプレーを披露してくれたわけではないんだが、この男、デラップ並のロングスローがある。
実際、この男のロングスローで、ツェフが飛び出してキャッチできず、ゴールにボールが向かうシーンがあった。
流れの中でなかなかチャンスを作れないんだから、こういう特殊なセットプレーを武器にするべき。
ストークがデラップのロングスローであれだけチャンスを作れてるんだから、ウルブスもこれをやっていけば、もっと得点機は増えるはず。
1失点目はチェルシーの華麗なパス回しにやられ、これは仕方ないが、2失点目は、しっかりドログバについてれば防げたはず。
ツェフからのロングフィード一発だったし、注意力が欠けてた。
ハーネマンとCBとの連携もまずかったし、こういうところをしっかり修正しないと、せっかく降格圏から脱しても、また元に戻ってしまう。
いい形を作り出せる要素はあるし、守備面を改善できれば、FLCに逆戻りすることもないと思うが・・・。
チェルシーは、この試合に全く集中しきれてなかった。
気持ちの入ってるプレーを見せたのはツェフだけだし、あとは心ここにあらずといった感じ。
前半40分になんとかチェルシーらしさで点が取れたが、これまではとてもプレミアで首位を走るチームのプレーとは思えなかった。
ドログバもアネルカも気合のかけらもなかったし、J・コールも持ち味の個人技を発揮でいない。
中盤でもダイナミズムさがなかったし、パスを出すだけの展開に終始。
オフ・ザ・ボールの動きもなければ、2列目の飛び出しも少なかった。
ランパードがいたら、また違った展開にはなったと思うんだが、それでも、この内容は酷すぎた。
ユナイテッドも負けてるし、ここを全力で取りいいかなくてもなんてかなると甘い考えもあっただろうし、やっぱり気になるのはインテル戦なんだろう。
テリーも、エリア手前で失点を防ぐシーンはあったが、豪快にクリアしようと空振りしてみたり、ピンチの場面を作り出してた。
最近のテリーは、こういうミスが目立つ。
あの不倫報道はかなりこの男に影響を与えてそう。
ツェフがここまで目立つような相手ではないんだが、この男がしっかり集中してくれてたおかげで、無失点で済んだ。
CLを見据え、選手交代をもっとしてくるかと思ったが、代えずに最後までいったのはアンチェロッティの何かのメッセージなのかも。
このパフォーマンスならインテル戦は心配でしょうがないが、こうならないのがチェルシーだし、いい試合をやってくれるだろう。

スコア 0-2

<得点者> 
チェルシー   ドログバ×2   
~愛丸's MVP~
ツェフ(集中するのが難しい相手だが、DF陣の不甲斐無さで最後まで集中しなければならない展開に。この男の好セーブがなかったら、この試合どうなってたか)

バルセロナ-ラシン・サンタンデール

2010-02-21 12:25:57 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/21(日)       

愛丸’s チェック
前節、アトレチコにリーガで初めて破れたバルサ。
この敗戦をどう捕らえてるか。
意気消沈してるのか、それとも肩の荷が降りてリラックスして戦えるのか。
ミッドウイークにはCLのシュツッツガルト戦も控えてるし、ここは無理せず戦いたいはず。
チャビが2週間ほどのケガをしたのは気になるが、選手層に不安はない。
ラシンは、このバルサ戦より、次節のアルメリア戦に全てを賭けてるのか、チテ、ムニティス、コルサが前節でタルヘタ・アマリージャをもらい、この試合はサスペンシオン。
カンプノウでのバルサ戦で結果を出そうと必死で戦うより、近い順位の相手との一戦に賭けてきた感じ。
そうなると、ここは不甲斐無い試合をしなければいいってことか。

バルサは試合が始まってまもなくして点を取り、苦しむことなくこの試合をものにした。
前節の敗戦は全く影響してなかった。
ズラタン、チャビ、D・アウベスと主力がいなくても、このラシンにならしっかり結果を出すことができる。
前半で3点を奪い、ここからはテストの場。
右のラテラルに入ってたプジョルを下げ、ジェフレン。
アンリに代えてペドロ。
トゥーレ・ヤヤに代わってT・アルカンタラを投入。
ペドロに関してはもういろいろ言うことはないが、ラテラルで起用されたジェフレンにはほんとにテストの意味があったんだろう。
もともとは攻撃的な選手で、ここが本職ではないんだが、ラシンの攻撃があまりにも不甲斐無いから、持ち前の攻撃性を買っての起用になったんだろう。
その割には、なかなか攻撃で顔を出すことはなかった。
これをペップはどう捕らえるだろうか。
守備を意識することはない展開だったが、起用されたところがラテラルってことで、こちらにも気を回しすぎたんだろう。
3トップの前では物足りないし、中盤での起用も難しい。
となると、ラテラルってことになるんだろうが、今のバルサで、ここでレギュラーってのはちょっと難しいかも。
よかったのは、T・アルカンタラ。
バルサの中盤という戦術的理解力と、攻撃性、守備と全てを兼ねそろえてないとできないポジションで結果を出した。
やっぱりあの得点だろう。
メッシがラインぎりぎりでの仕掛けからパスをくれると信じてのポジショニングから、実際がパスがきての落ちつたトラップからのシュート。
そのトラップが足の裏を使って、打ちやすい位置に置くもの。
とてもカンテラから上がってきたばかりの選手とは思えない落ちつきぶり。
今後に期待が持てそう。
ブスケツ、チャビ、イニエスタと目標にできるカンテラ出身者が多いし、もっともっと勉強して、トップチームへ固定されるような選手になってもらいた。
交代枠を全て使い切ったとき、前の3人、中盤の3人、全員がカンテラ出身者で、右のラテラルにピケ、V・バルデスと、11人中9人がカンテラ出身。
こんなチーム、世界を見てもそういない。
それでいて、いつもと変わらないサッカーを展開できるバルサってやっぱりすごい。
これが世界的な基準になってくれれば、自国の選手がいないチームなんて存在しないんだが・・・。
イタリアの青と黒の縦じまのチームやら、プレミアのロンドンの赤いチームにも見習ってもらいたい。
あとはスペインの最大のライバルチームも。
ラシンは主力がこぞってサスペインシオンで試合をやる前から、この試合の敗戦は決まってた。
ここを捨てて、前節にタルヘタ・アマリージャをもらうって、これでいいのか。
たしかに力は違いすぎるし、目標をしてるものも違うから、それぞれの考えがあって当たり前なんだが、ラシンのサポーターもちょっとはやってくれることを期待するはず。
見るべき選手がカナーレスしかおらず、それもひとりでなんとかできるレベルではないし、それなら主力クラスの力が必要。
マドリー行きが決まってるとは言え、もっとカナーレスを輝かせるようなサッカーを展開できれば、上に行けるはずなのに。
ムニティスなんんか今のカナーレスには必要な選手。
試合開始から気持ちが入ってなかったし、これってプレーも最後までチームで披露できなかったラシン。
ここでこうだと、いくら近い順位のチームとの試合に全力を賭けても結果は出せないだろう。

スコア 4-0

<得点者> 
バルセロナ   イニエスタ、アンリ、マルケス、T・アルカンタラ   
~愛丸's MVP~
ブスケツ(普段のアンカーでの起用ではなく、いつもはチャビがやってるポジションでプレー。チャビみたいな試合を決めるパスは出でなくてもまた違った味でチームに流れを)

エバートン-マンチェスターU

2010-02-21 10:46:09 | プレミアリーグ
観戦日 2/21(日)       

愛丸’s チェック
マージーサイドダービー、チェルシー戦、そしてこのユナイテッド戦と、厳しい3連戦のエバートン。
マージーサイドはリバプールの魂に屈した形になったが、チェルシー戦ではなんと逆転勝利。
この勢いに乗って、ユナイテッドも苦しめてくれるだろう。
順位は9位と、まだヨーロッパ圏に手が届かないでしるが、この調子で最後まで戦えたら、もっと順位は上がってくるはず。
ユナイテッドは、前節、ビラに痛恨のドロー。
あれを勝利してれば、首位に躍り出ることができたのに・・・。
勢いに乗ってるエバートンが相手で、そう簡単な試合にはならないだろうが、CLでの勝利で、こちらも勢いはついてるはず。
コンディション面でも、先週末には試合をしてないし、そう悪くないだろう。

エバートンが、またまた上位陣を苦しめることに成功。
かなり厳しい日程の中にあるんだが、それをもろともしなかった。
首位、2位のチームを立て続けに破ることに。
こんなチーム、なかなかプレミアには存在しない。
この2試合、先制されながらの逆転勝利だし、この点でも賞賛に値する。
サハの1トップで中盤を厚く攻勢してるんだが、この中盤の選手たちは守備が本職ってタイプを誰も置いてない。
これがこの結果を生んでるのかも。
いけるときは全員が前に出て、守備になったら、全員でしっかりカバーする。
このチームとしての連動性が見事。
モイーズの移動の賜物だろう。
冬にドノバンを獲得できたのも大きいし、アルテタがけがから復帰してきたのも大きい。
ドノバンにはドリブル、アルテタにはパス、これでチームにいい流れを与えれるし、これに絡むピーナール、オズマン、ビリャレトディノフがアクセントになる。
誰でも仕掛けられるてところがこのチームの強み。
守備も安定してるし、前節の勝利がそうとう自信に繋がってるんだろう。
この試合、スタメンで使われた選手たちも及第点の働きだったが、それ以上にモイーズの選手交代ってのが鍵を握った。
まずはゴスリング。
点を取ったビリャレトディノフに代わって投入されたんだが、右のサイドで果敢なプレーを披露。
左に回ったピーナールからのグラウンダーのマイナスのクロスを、エブラをうまく離して逆転ゴールをゲット。
次にロドウェル。
おそらく時間の関係で守備と運動量で投入されたんだろうが、終了間際、センターサークル付近でボールでもらい、そこからドリブル。
エリアまで進入し、コースを狙った見事なゴール。
これでユナイテッドに引導を渡した。
ここまで選手交代がはまると、モイーズも監督冥利に尽きるだろう。
全てがうまくいってるエバートン、今後どこまで順位を上げていくか楽しみ。
ユナイテッドは、CLでのミラン戦でそうとう疲労したのかもしれん。
どこか元気のないプレーが目立った。
ベルバトフの先制ゴールで、やっぱりユナイテッドはあの勢いのままかと思われたが、そこからが繋がっていかなかった。
チャンスがなかったわけではなかったが、いつもの迫力が感じられなかったし、気持ちも入ってなかったような・・・。
ミラン戦が難しい試合で、敵地での勝利をかなり力を使ったことは事実だが、この試合に出てない選手も多くいた。
そこがチームを引っ張ってくれればよかったんだが。
バレンシアのクロスからベルバトフのゴールなんて、CLに出てない選手たちで決めたもので、これを最後までやれれば。
ユナイテッドは、エバートンは正反対に、選手交代で結果を出せず。
スコールズ、オベルタンと2枚同時に投入したが、オベルタンはボールを持ったら取られるの繰り返しで、全くチームのためになってない。
切れきれのときは手が付けられないんだが、この試合でも並以下の選手。
スコールズのダイナミズムさもなかったし、いつもの主力に頼るのではなく、CLに出てないフェレッシュな選手はもっとピッチに置いててもよかった。
最後にオーウェンを投入したが、このかつてのライバル相手に何もできず。
ボールを触ったかどうかもわからない。
今ユナイテッドは、ルーニーが仕事をしてくれないと、結果を残せない。
また首位の一歩手前で、足踏み状態。

スコア 3-1

<得点者> 
エバートン    ビリャレトディノフ、ゴスリング、ロドウェル
マンチェスターU ベルバトフ   
~愛丸's MVP~
ピーナール(前半は中盤センターで、後半途中からは左サイドで、どちらでもハイパフォーマンス。でもやっぱり左でのプレーの方が輝きを感じた)