愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ラシン・サンタンデール-バレンシア

2009-10-07 11:09:21 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/7(水)       

愛丸’s チェック
なかなか結果が出せないでいるラシン。
今シーズンも残留を目標に戦うことになりそう。
ジキッチという前線の起点がいなくなったが、ここはチテがなんとか踏ん張ってくれるだろう。
バレンシアには相性がいいし、カーサでの試合だし、ここは負けられない一戦か。
バレンシアは、毎度のごとくこの時期に負のスパイラルへ。
勝てそう試合をエンパテに持ち込まれたり、全くいいところなく破れさったり。
そこでいての苦手ラシンとの戦い。
厳しい試合になることはわかってる。
EL明けで、コンディションにも問題はあるだろうし、なんとか勝ち点1でも取れれば御の字かも。
ビジャがいてくれれば、なんとか点は取ることができるだろうし、守備陣が踏ん張ってくれさえしてくれれば。
ELがよかっただけに、その流れで、この試合に挑みたい。

ラシンは何度もチャンスを作りながら、それを活かすことができなかった。
ムニティスとチテの縦関係の2トップは、バレンシアDF陣をかなり慌てさせることに成功。
ほとんどバレンシアの守備陣は機能してなかった。
これに左からO・セラーノがうまく絡んだときはいつ点が入ってもおかしくない状況に。
これでも点が入らなかったのは運がなかっただけか。
欲を言えば、もっとラテラルが攻撃参加してきて、攻撃に厚みが持たせられれば、簡単にいったかも。
バレンシアの両ラテラルが不安定だっただけに、ここが悔やまれる。
それと、中盤で試合を組み立てる選手もいなかった。
前の3人頼みってことが多く、コルサあたりがうまく試合をコントロールできれば。
ただ、この男もそういったタイプのピボーテではないし、パス能力に長けたピボーテが一枚いたら、順位も上がってくるはず。
1点ビハインドの状況で、L・ガルシア、ヘイホと投入し、ここでもバレンシアを押し込んだが、点にならず。
ヘイホなんか高さ勝負もできるし、強さにスピードもある。
スペースを見つけての飛び出しもなかなかのものだし、常時使えないであろうムニティスの代役にはうってつけか。
チテとのコンビもよかったし、この2トップを基本軸にすえてもおもしろいかも。
問題はDF陣。
D・シルバが投入されて、あのダイレクトプレーについていけてない場面が目立ち、この辺を改善しないことには。
唯一の失点もバックパスをジキッチに拾われてのものだし、こういうミスがあったら、攻撃陣ががんばっても試合には勝てない。
まずは失点をしないサッカーに心がければ、なんとか勝ち点は拾っていける。
熱いサポーターの声援もあるし、これに答えないわけにはいかないだろう。
バレンシアは苦手相手のフエラ戦で、なおかつひどいチーム状況だったが、なんとか勝つことに成功。
この勝ちは非常に大きいかも。
ここ数年、このエル・サンディネーロでバレンシアが勝つことなんてなかったのに・・・。
ミスを点に結びつけたジキッチを誉めるしかないか。
ラシンで輝いたこの男の今シーズン移籍初ゴールってのも皮肉なもんだが、これが勝負の世界。
ほんとは喜び爆発なんだろうが、気持ちを抑えたところにジキッチの人柄が伺えた。
誉められたのはここだけで、後は酷い内容だった。
今シーズンに加入した選手ばっかりでのDFラインはスピードに全くついていけておらず、マークの受け渡しもピリッとせず。
不安定なままの90分だったが、セサルの活躍なんかで、なんとか無失点で切り抜けた。
これが自信に繋がるとも思えないが、結果が出せたことは誉められる。
D・シルバが前半はベンチで、この試合はビジャとミクの2トップ。
期待の若手ミクだが、この試合はノーインパクト。
ビジャとの絡みもなかったし、ボールを引き出すような動きもなかった。
この試合だけ見てると、どこがセールスポイントなのか全くわからなかった。
ただ、ビジャがこの試合でハムストリングを痛め途中退場で、得点源がいなくなってしまった。
こうなると、ミクにも出番が廻ってきそうだが、ビジャの代わりなんて到底無理。
ジキッチがファーストチョイスになるんだろうが、ここからまた試練の試合が続きそう。
インターナショナルマッチウイークで2週間開くが、ここでどうチームを改善できるか。
次節がバルサ戦で、ビジャがいないとなると、かなり厳しい戦いになることは間違いない。

スコア 0-1

<得点者> 
バレンシア   ジキッチ    
~愛丸's MVP~
セサル(ベテランらしいプレーっぷりで不甲斐無いDF陣をしっかりカバー。若いモヤもこの男が控えでいてくれれば安心だろう)

ビジャレアル-エスパニョール

2009-10-07 01:51:00 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/6(火)       

愛丸’s チェック
ELも含め、4連敗中のビジャレアル。
リーガでの順位もなんと19位。
未だ白星なしで、いつになったら浮上してくるのだろうか。
監督の交代が、ここまでチームを変えてしまうとは。
戦力的にダウンした部分はないし、CLにも挑戦しな今シーズンは上の2チームを追うチームになるべきだった。
それが・・・。
アトレチコ同様、開幕からここまで期待を裏切ったチーム。
エスパは、まだチームのシステムを決めかねている感じ。
あの攻撃的な選手たちをどう使いこなしていくか、ポチェッティノの手腕にかかってる。
2トップは採用しないみたいだし、ここだけは決まってる。
ただ、使われる選手が固定されてない。
ターンオーバーをしなければならいほどの試合数でもないし、そろそろ固定して戦った方が・・・。

ビジャレアルももう悪霊に取りつかれたみたいに、打てども打てどもシュートが決まらない。
チャンスは多く作った。
前半の20分過ぎから数的有利になったにもかかわらず、終わってみたら、エンパテ・ア・セロ。
たしかにカメニが当たりに当たってが、それでも点は取れた。
何が悪いってわけではなかったが、とことん運がなかった。
S・カソルラのアイデアだったり、仕掛けだったり、代表でプレーする以上にいいものを見せれてたし、M・セナも存在感はあった。
ピレスもいいところでフィニッシュまでいけてたし、G・ロッシも点を取ろうと気持ちは入ってた。
ただ、このパートナーのニウマールに切れが感じられなかった。
まだスペインになれてないのか、インテルナシオナルで輝いてたニウマールではない。
セレソンでもしっかり結果が出せるのに、それが・・・。
もうちょっと時間がかかりそう。
あれだけの攻撃が展開できてるのに、点が取れないのはどうしてだろう。
運って言葉だけで済ませていいものかどうか。
どこかに問題があるんだろうが、フィニッシュがポストだったりクロスバーだったり、GKのスーペルセーブだったり、やっぱり運なのか。
おそらく、ここまで結果を出してないから、慌てることもあるんだろうが、ほんとに攻撃は悪くない。
切れが感じられないのもニウマールぐらいだし、これがF・ジョレンテだったら、点は取れそうだが・・・。
ペジェグリーニ時代ともそう攻撃は大きく変わってもないし、ひとつ結果が出れば。
このままこの順位ってことは絶対にないはず。
守備面では、そう見せる部分はなかった。
エスパが引いて守ることを選択し、攻撃に転じなかったのが幸いだったか。
このDFラインも昨シーズンと変わってないし、安定した守備ができるはず。
ほんとにひとつ勝てれば、とんとん拍子でいける。
このままで終わるチームではない。
エスパはフォルリンの一発ロハが響いた。
あのG・ロッシの抜け出しは完璧だったし、あのフアルタがなければ間違いなく1点だった。
退場になって痛いのは痛かったんだろうが、ビジャレアル相手にフエラで勝ち点1を取れたことを考えると、これはこれでよかったのかも。
守備陣はしっかり最後まで集中できてたし。
ただ、10人になる前に得点チャンスはあった。
カウンターから俊輔がボールを持って上がり、右に開いた選手にパス。
このパス自体が悪いわけではなかったが、もっと引き付けてのパスでもよかった。
それで、問題はこの後。
俊輔は、この折り返しをもらいためにニアに詰めないと。
パス出して終わりって感じでちんたらダラダラ前に。
これでは点は取れない。
泥臭くいくことも必要。
かっこよくプレーしたいんだろうが、ここではそれでは通用しない。
パスセンスはデ・ラ・ペーニャにかなわないし、得点を取ろうって気持ちもベルドゥ、L・ガルシアに及ばない。
俊輔はもっとリーガになれていかないと。
やるべきプレーをやらないと、周りからの信頼もなくなってしまう。
CBが欠け、ひとり削る選手が俊輔だったことが全てを物語ってる。
この試合、カメニさまさまで勝ち点1をゲットできたが、まだエスパは自分たちのスタイルを見出せてない気がする・・・。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし    
~愛丸's MVP~
カメニ(この試合のカメニは神がかった。ピレス、G・ロッシ、S・カソルラのシュートは決まってもおかしくなかった。飛び出しのタイミングが格別によかった)