愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ククタ-サントス(リベルタドーレス杯)

2008-05-29 21:43:42 | その他
観戦日 5/29(木)       
 
愛丸’s チェック        
1legはサントスのホームで2-0。
この段階でだいぶサントスが有利。
いくらククタが昨シーズンベスト4まで進出したからといって、力の差は歴然。
ククタは昨シーズンのメンバーが3、4人しか残っておらず、ホームとは言え、ちょっと苦しい。
とにかく2点以上取らないといけないわけで、攻撃的に振舞わなければならない。
それにカウンターも注意しなければならないわけで、普通にやるだけでは結果は残せそうもない。
サントスは2点リードをしっかり守ればいいだけ。
勝手に攻めてくるんだから、カウンターを狙えばいい。
ウェズレイの出場停止はちょっと痛いかもしれんが、さほど問題にはならないだろう。

ククタサポーターの熱い歓迎にサントスの面々はやりずらそうだったが、ここは南米のチーム、しっかり対応できてた。
CK時、ひさびさ盾で守られながら蹴るシーンを見た。
やっぱり南米のサッカーはこうでないと。
ククタの面々がなかなかうまく立ち回れないのを、サポーターがどうにかしようと必死だった。
昨シーズン、あれだけやれたわけだから、サポーターの期待も大きいんだろうが、国内リーグでもたついてるってことで、ここに賭けるしかなかったのか。
どうにかして点を取ろうって気持ちは伝わってきたが、技術の面でサントスの足元にも及んでなかった。
いいとこまで進入できっても、あっさりDF陣の餌食になるし、決定機を作り出せなかった。
キープしてても持たされてる感が強く、サントスがカウンターを狙ってるのがみえみえだった。
決定機はサントスの方が多く、この面でもサントスの力が上ってことを証明してみせた。
サントスのいい攻めはカステリャノスがなんとかセーブして失点せずにがんばってたが、これも長くは続かなかった。
リマがフリーで打ったシュートはそのカステリャノスがなんとか反応したが、そのこぼれをクレーベル・ペレイラが強烈に叩き込んだ。
もうこのアウエーゴールでこの試合は決まった。
アグリゲイトスコアで3-0になり、なおかつアウエーゴールまで取られたもんだからククタは勝ち上がるのに4点が必要になった。
ここまで見ててどう考えてもククタが4点も取れるわけないし、このゴールで全てが決まった。
ここからなんとかしようとがんばってたククタだったが、途中出場のアリアガのプレーだけが見れたぐらいで、夢は2年連続ってわけにはいかなかった。
サントスはリマ、クーレベル・ペレイラ、モリーナの3人だけで攻めて、何度決定機を作ったことか。
この3人の個人能力はけっこう高い。
次はこれにウェズレイも加わる。
そうなると、もっと質の高い攻撃が見れそう。
本来ならフラメンゴとのブラジルリオ-サンパウロ対決が見れたはずだったのに、フラメンゴが逆転負けを喫して、相手はクラブ・アメリカに。
ベスト8で2つもリオ-サンパウロって熱い対決を期待してたのに・・・。
サントスはサンパウロよりもいい攻撃ができてたようには思うが、やっぱり守備の方に魅力がある。
ブラジルはこういう傾向にあるのか。
しっかりした守備があっれば、そうそう点を取られるわけではないので、こういうトーナメントでは強さを発揮する。
サントスではほんとに中盤のモリーナが効いてる。
カウンターの起点になってもいいし、そこからフィニッシュに絡んでもしっかり仕事をする。
守備を疎かしてる風でもなく、この男、近い将来ヨーロッパに出ていきそう。
それと気になったのが、途中出場してきたFWのトリポディ。
ボカユース出身のアルゼンチン人。
この男のゴールでサントスはGLを突破できたみたい。
まだ若いし、荒削りな部分はあるが、自分でなんとかしようという熱い気持ちは持ってる。
海外で経験を積んで、アルゼンチンに戻ったときは、そりゃ偉大なアタッカンテに成長してることだろう。

スコア 0-2

<得点者> 
サントス   クレーベル・ペレイラ、リマ
~愛丸's MVP~
モリーナ(なかなかいいものを持ってる選手。中盤の攻撃的な位置で違いを生み出せる男。パス、ドリブル、シュート、どれもいい)

サンパウロ-ナシオナル(リベルタドーレス杯)

2008-05-28 15:43:35 | その他
観戦日 5/28(水)       
 
愛丸’s チェック        
1legはナシオナルのホームでスコアレス・ドロー。
ここモルンビーでの結果で上に行けるかどうかが決まる。
サンパウロはとにかく勝たないといけない。
何点取ってもいいわけで、ここは必死になって攻めてくるだろう。
アドリアーノがどれぐらいの切れなのか楽しみだが、サンパウロはなんだかんだ言って守備のチーム。
鉄壁の守りでナシオナルにチャンスを与えず、最小得点で勝ち上がったりして・・・。
ナシオナルは点を取ってのドローでいい。
先に取れればいいが、取れなくてもPK戦に持ち込める。
点をやらなければなんとかなりそうだが、ここはモルンビー、そう簡単にことはうまく運ばないだろう。

試合はサンパウロの試合巧者ぶりだけが目立った。
しっかり守ってナシオナルに決定機を与えることはなかった。
R・セーニが守備で目立ったシーンは皆無。
もっとR・モラレスの高さに四苦八苦するかと思われたが、この高さも一切問題にしなかった。
この守備はリベルタのベスト16に残ったチームの中ではナンバー1だろう。
これを崩すのは生半可なことではない。
ただ、攻撃となると、あまり見応えのあるものではなかった。
たしかにアドリアーノというビッグネームはいるが、イタリアで怪物のように振舞ってた頃の面影はなく、ちょっとだけレベルの高い選手って程度。
この試合でしっかり点を決めることはできたが、これといって見せ場があったわけでもない。
この攻撃に厚みがないのは、中盤でゲームを作る選手がいないから。
中盤は誰もが守備専門って感じだし、うまくボールがトップに入ってこない。
ドリブルで仕掛けるような選手も見当たらず、このままだと、得点力不足で優勝なんてとうてい無理。
ジョルジェ・バグネルという中盤で違いを生み出せる選手がおるんだが、それがナシオナルとの1legでけがをしたみたい。
この男がいてくれたら、もっと見応えのある攻撃をしてくれるかもしれん。
腐ってもサンパウロなんだし、このまま守備のチームってだけで、このリベルタを戦っていくとも思えないし。
そんなジョルジェ・バグネルがいない中、後半、ダ・ゴベルトという選手がサンパウロの攻撃に流れを変えた。
この男の魅力はなんといってもドリブル。
右にいても左にいても、どこにいても選択肢はまずドリブル。
これがかなり効果的だった。
ナシオナルに疲れが見えてきた頃に投入され、ほとんどの仕掛けが有効的だった。
本来はトップの選手みたいだが、サンパウロの台所事情により、中盤で起用されてたが、アドリアーノとの2トップとなると更におもしろいかも。
左にいると、中に入ってきてフィニッシュまで行くし、右では縦に突破してクロス、シュートってのがある。
早くジョルジェ・バグネルに帰ってきてもらって、アドリアーノ、ダ・ゴベルトの2トップってかたちで攻撃でも見せるチームになってもらいたい。
こうなると、ほんとに優勝候補って呼べるんだろうが、今のままだとまだそこまでの評価は・・・。
この勝利でクォーター・ファイナルはフルミネンセとの対戦。
リオ対サンパウロという構図になり、かなり盛り上がりそう。
ナシオナルはこの試合だけにると、ここまでが精一杯だったか。
なんとか押さえるのは押さえてたが、押されっぱなしだったし、自らチャンスも作れてなかった。
せめて1legのホームで勝ってればよかったんだが、スコアレス・ドローって段階でほぼ勝負あり。
高さを活かせず、個人の能力も活かせない。
攻撃の糸口が見つけられないまま、退場者まで出して、もう白旗状態。
ウルグアイ国内ではペニャロールとの2強ってことだが、南米全体で考えると、ちょっと弱さは隠せない。
なにかこれといった特徴を見出さないと・・・。

スコア 2-0

<得点者> 
サンパウロ   アドリアーノ、ダ・ゴベルト
~愛丸's MVP~
ダ・ゴベルト(サンパウロのだらっとした攻撃をひとりでぴりっとしたものに変えた。11月以来の得点も挙げ、これからもっと乗ってきそう)

イタリア-日本(トゥーロン国際セミ・ファイナル)

2008-05-28 11:33:47 | 日本代表
観戦日 5/28(水)       
 
愛丸’s チェック        
GLを3連勝でここに上がってきたイタリア。
この大会に出てる外国のチームで本気でオリンピックの前哨戦と踏まえてるのはこのイタリアと日本だけ。
イタリアのメンバーはかなりの本気モード。
セリエAでレギュラーを張る面々が数多くスタメンに顔を連ねる。
この本気のイタリアが日本相手にどんな試合を見せてくれるか。
日本はやっと本気の相手と試合ができる。
かなりレベルが高いし、ここでいい試合ができるようだと日本にとってはそうとう自信になるはず。
ここが反町ジャパンの集大成か。
個人のレベルではとうてい及ばないから、どれだけ組織で立ち向かえるか。

結果から言うと、PK戦で惜しくも日本は敗退。
それでも胸を張れる試合内容だった。
しっかり組織で戦うことができ、ただ引いて守ってるだけでもなかった。
90分しっかり動き回ることもできたし、この戦いができれば本番のオランダ、ナイジェリア、アメリカも怖くない。
この試合でのイタリアはそうとう本気だった。
ほんとよくあのメンバー相手にゼロに押さえたもんだ。
イタリアは間違いなくジョビンコを中心にしたチーム。
このジョビンコは得意の左にポジショニングし、ここから縦だったり、中にだったり、自慢のテクニックでかなりチャンスを作った。
このジョビンコと相対してたのが中村北斗。
J2でプレーしてる選手が、デル・ピエロ2世と呼ばれる今後のユーベを背負って立つようなファンタジスタとなんとか渡り合うことができた。
ただ引いてマークするだけでなく、機を見てオーバーラップもしてたし、この試合での北斗はかなり評価できる。
それ以外でもボランチ、DFライン、どれも守備は集中してイタリアを押さえ込んだ。
GKの西川もキックミスがひとつあったが、的確なポジショニングでゴールを奪われることはなかった。
このイタリアの攻撃を押さえ込んだのはここまで反町ジャパンの守備に関する決まりごとが間違いではなかったってことを証明してる。
何度も言うが、ゼロに押さえたことはかなり立派なこと。
4-5-1と言うシステムが世界の強豪に通用することがわかったし、後は少ないチャンスをいかにものにできるか。
森本にひとつ惜しいシーンが訪れたが、これはバッシのファインセーブに阻まれた。
さすがイタリアのGK。
中盤でのプレッシングにそうとうイタリアは手を焼き、だいぶイライラを募らせ、自分たちのサッカーができてなかったところを見ると、本番も基本はこの4-5-1で戦うべきかも。
かなり厳しいグループだし、まずは守備から入っていくだろう。
この大会を通して反町監督はかなり守備に重点を置いてる。
この課題はしっかりこなすことができただろう。
このシステムに合う攻撃陣もある程度見えてきたはず。
PK戦では水野が外して惜しくも破れはしたが、このPKもしっかり蹴れてる選手が多く、技術の高さはそれなりに発揮することができた。
っこれでこの大会が終わるわけではない。
まだ3位決定戦を戦うことができる。
今度は守備よりも攻撃に重点を置くサッカーを見せてもらいたい。
守備での自信はついただろうから、後は点の取り方ってのを確定させてもらいたい。
この試合、途中でアバーテというスピード豊かなサイドアタッカーが出てきたんだが、この男にけっこうやられてたのは気になる点。
オランダ、ナイジェリアにはこの手のタイプの選手がけっこういるので、この対応は本番までにどうにかしないと。
イタリアはしっかりした守備に、技術力の高い攻撃陣で本番でも優勝候補。
ブラジル、アルゼンチンにもひけをとらない布陣。
ただ、点が期待できるプリマプンタがいないのはちょっと気になる。
アクアフレスカでいくかと思われたが、セリエBが主戦場の選手の2トップ。
噂ではピッポがオーバーエイジでオリンピックに出たいなんて言ってるみたいで、このポジションにはこの世代では輝ける選手がいないかも。
PK戦で水野が外した次のキッカーがカンドレーバだったんだが、この男、なんとクッキアイオで決めてみせた。
この余裕っぷりが日本と世界の差か。
カシラギ監督、ゾラコーチの元、アズリーニは本番でどこまでやれるか。

スコア 0-0(PK5-4)

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
本田拓也(ジョビンコの折り返しにペッレが合わせた1点もののシュートを体を張ってストップ。このディフェンスがこのスコアレスドローを呼んだ)

日本-パラグアイ

2008-05-27 22:16:01 | 日本代表
観戦日 5/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
コートジボアールとの緒戦はなんとか1-0での勝利。
手放しで喜べる勝利ではないが、勝ったってことには意義がある。
この試合には俊輔が合流。
果たして岡田はどこにこのファンタジスタを組み込むのか。
いまさら3-5-2のトップ下ってのもないだろうし、セルティックでプレーしてる右サイドに置くのか。
松井、山瀬、遠藤、長谷部あたりとどんな感じで絡めていくのか。
本気で来てないパラグアイにはさくっと勝って、今後のW杯3次予選に備えてもらいたい。

全くもって見るべきとこのない試合だった。
たまにワンタッチのパス交換でおおっと思わせるシーンは作れたが、これが決定機に繋がることはなかった。
日本がチャンスを作ったのは左でためを作って、その間に闘利王がオーバーラップ。
そこに俊輔がピンポイントのクロスを上げ、ヘッドしたシーンだけが日本の唯一の決定機だった。
これが決まってればよかったんだが、しょっぱいGKにセーブされてしまった。
自分たちのボールになったときはいつもこんな感じで攻めれればよかったんだが、いいとこでミスが出たりでほとんどフィニッシュまで持ち込めず。
シュートしないことには点は入らない。
この試合でのスタメンは巻の1トップにその下に左から遠藤、山瀬、俊輔。
鈴木と憲剛のダブルボランチで、DFラインは左から長友、寺田、闘利王、阿部。
岡田はどうしても山瀬を使いたいからこのシステムを採用したのか。
これだとまずは遠藤がいらない。
前半で引っ込められたところを見ると、これには岡田もちゃんと気づいたんだろう。
俊輔がいれば、似たような遠藤は全く必要がない。
いくらがんばったって遠藤は俊輔のバックアッパーでしかない。
巻は1トップだったんだから、もっとキープすることを考えてもらいたかった。
しっかりボールを受け、2列目、3列目の上がりを待つ。
ここにはそれなりの選手がいたんだから、ここを活かすようなプレーに終始してもらいたかった。
こういうのを考えると、やっぱり日本は2トップでやった方がいい。
前は誰が2人組むかわからないが、中盤の攻撃的なポジションに俊輔と松井、ボランチは憲剛と守備ができるだれか。
鈴木の状態も万全ではないだろうし、いっそのことここに闘利王でもいいのでは?
CBには中澤、寺田、阿部といるし、浦和で花開いた闘利王のボランチ起用もありだと思うが・・・。
クラブと同じポジションをやらせた方が選手たちもやりやすいはず。
6月の3次予選でダラダラしてるようだと、W杯の本大会なんか見えてこない。
こんな戦いばっかりだと、勝てる試合も勝たなくなってしまう。
それなんりの選手はそろってるんだから、監督が人選を誤らなければ、楽々この3次予選は突破できる。
もっと余裕をもって戦ってもらいたい。
日程がどうの、移動がどうのって甘いことばっかり言ってるが、世界はもっと厳しい。
その世界を知ってる選手たちがこのだらけた日本を引っ張っていってもらいたい。
岡田はそんなチームつくりをするべき。
ほんとうは岡田じゃない方が理想なんだけどな・・・。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
中村俊輔(万全のコンディションじゃなくてもあれぐらいはできる。後半消えたのは体調の問題。本番はこの男にかけるしかない)

リーベル-サン・ロレンソ(リベルタドーレス杯)

2008-05-27 19:49:49 | その他
観戦日 5/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
サン・ロレンソホームでの1legは2-1。
リーベルは負けはしたが、しっかりアウエーゴールをゲットした。
ここは1-0の勝利でOK。
シメオネリーベルが果たしてこのミッションを遂行するために守備的に振舞うのか、それともしっかり攻撃に転じて力でサン・ロレンソをねじ伏せるか。
攻撃的に振舞うだけの選手は揃ってるだけに、弱腰の試合は見たくない。
サン・ロレンソはドロー以上の結果ならクォーター・ファイナルに進めることができる。
こちらも守って、守っての試合はしてこないはず。
アルゼンチンらしい激しく攻撃的な試合になることを期待する。

試合は予想通り激しいものになった。
リーベルは立ち上がりから猛攻に出た。
トップ下のブオナノッテを中心に、こ気味いいパス回しでサン・ロレンソゴールに迫った。
この170cmもない小柄なテクニシャンは19歳とは思えない根性の持ち主で、やられたらやり返すといいた具合に相手に向かっていった。
これぐらいの選手じゃないと、リーベルでトップ下が務まるわけがない。
ほんとに足元もしっかりしてるし、視野も広い。
もうピークをとっくに過ぎてるオルテガなんかに頼らなくても、この男がしっかり仕事をしてくれる。
ここを起点にしながらもアブレウの高さも活かし、これにファルカオが絡む攻撃も見応えがあった。
ただ、サイドからの攻撃がちょっと不甲斐無く、時間の経過とともにサン・ロレンソは守りやすくなってきてた。
こんなときにセットプレーから先制し、これでまたリーベルペースに。
このまま終わればリーベルが突破できたんだが、ここからまだまだリーベルは攻めの手を緩めなかった。
こうなるとサン・ロレンソの選手はどんどん熱くなり、イエローが頻繁に出されるゲームに。
前半でシンコのポジションで攻守に貢献してたリベロがドブレで退場になり、後半、必要のない肘打ちでボティネリが一発ロハ。
これで2人少なくなり、更にこのファールがPKを取られ、2-0になってしまった。
この時点で誰もがリーベルの勝ち抜けを確信したはず。
モヌメンタルの盛り上がりは異常なものだった。
11対9でなおかつ2点のビハインド。
サン・ロレンソはなんとか1点取れれば、アグリゲートスコアで同点になり、PK戦に持ち込めるが、いかんせん人が2人も少ない。
奇跡でも起こらない限り、ここでの敗退は決定的。
だったが、サン・ロレンソはなんとここから自力で奇跡を起こしてしまった。
諦めない心の重要性がいやと言うほど思い知らされた。
とても9人になったとは思えない攻撃をここからやってのけた。
数的優位でしっかり守ればなんてことなかったリーベルがサン・ロレンソの熱い気持ちに押され、ずるずる下がる始末。
リーベルは誰かがリーダーシップを取り、チームを引き締めれれば問題なかったんだろうが、それをやる選手がいなかった。
どこかに油断があったのかも知れん。
サン・ロレンソは守ってからのカウンターって作戦は取らず、なんとボールをしっかりキープしリーベルゴールに迫った。
この攻撃の起点になったのがダレッサンドロ。
古巣相手に、モヌメンタルから盛大なブーイングを浴びながらも、しっかり仕事をこなしてた。
熱くなるシーンがなかったわけでもなかったが、どちらかと言えば、周りをなだめる役に徹してた。
この男がこれだけ落ち着いてプレーできればなにかやってくれる。
1点返したときもこの男が右で起点になり、ボールをつないでつないで逆サイドでフリーになってたベルヘッシオが落ち着いてゴールし、同点弾もこの男のCKをニアでまたまたベルヘッシオがカベッサ。
なんと3分で2-2のドローに。
まさに奇跡。
モヌメンタルはこの3分間何が起きたのか全くわかってないような状況になってた。
天国から地獄とはまさにこのこと。
この後、リーベルは怒涛の攻撃を見せたが、ポストだったり、わずかに枠を外れたりと、一回逃したつきが戻ってくることはなかった。
これでクォーターファイナルにはサン・ロレンソが進出。
相手はLDUキト。
高地での戦いになるが、ここはサン・ロレンソにしっかり戦ってもらいたい。

スコア 2-2

<得点者> 
リーベル    アベライラス、アブレウ
サン・ロレンソ ベルヘッシオ×2
~愛丸's MVP~
ベルヘッシオ(あの状況で諦めることなくなおかつ落ち着いての2ゴール。ただならぬ精神力の持ち主)

フルミネンセ-A・ナシオナル(リベルタドーレス杯)

2008-05-27 17:33:23 | その他
観戦日 5/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
フルミネンセはこれが23年ぶりのリベルタドーレス。
チームとしての意気込みは並々ならぬものがあるみたい。
しっかり補強をおこない、この大会に全てを賭けてそう。
で、この試合はA・ナシオナルホームでの1legを終えての2leg。
その1legは1-2でフルミネンセが勝利。
かなり有利な状況でマラカナンでの2legを戦える。
A・ナシオナルは2点を取って、なおかつフルミネンセを0に押さえないと次のラウンドに進めない。
アウエーだなんだって言ってられず、開始早々から全力で向かっていかないと・・・。

試合は予想通り、A・ナシオナルが仕掛けてきた。
それでもフルミネンセは気持ちの余裕からか、これをしっかり受け、自分たちの攻撃でこれを迎撃。
フルミネンセのトップには浦和で活躍したエメルソンがいる。
ども最近スランプみたいで6試合連続でゴールがないみたい。
この試合ではドドーとの2トップだったが、ドドーがしっかり動いてチャンスを作ろうとしてるのに、エメルソンからはそれが伝わってこなかった。
トップに張って決めるとこで決めればいいって仕事なのかもしれんが、調子が悪いならそれをどうにかするような工夫が必要なのでは?
何もできないまま交代させられたが、この交代時にはマラカナンからはブーイングが聞こえてきた。
いけてないトップを他所に、中盤、DFラインはしっかりやれてた。
4-5-2の両ウングバックがかなり積極的で、ここでの仕掛けは有効的だった。
右のガブリエウ、左のジュニオール・セーザルと高い個人技にスピード、うまくここを活かす攻撃ができれば、上に行ってもそれなりに戦っていけそう。
それとトップ下のコンカもいい働きをしてた。
テクニックはそうとうなもんがありそうだし、果敢にフィニッシュに絡む姿勢もよかった。
ただ、トップのふたりとの絡みが少なく、うまく絡めれば、もっとチャンスも増えただろうし、点も取れたはず。
このチームで中心にならなければならない、チアゴ・ネーベスの動きがいまいちだったのがちょっと残念。
この男がどれぐらいやるのか楽しみだったが、時折いいパスを見せてくれたぐらいで、並の選手だった。
サポーターもこれには不満だったらしく、もっとやれるはず。
なんとかセットプレーからのいいアシストは見せてくれたが、この得点も相手のマークミスがあったから。
流れの中で輝くようなプレーができる選手なはずなんだが・・・。
3バックはしっかり安定し、ベテランのホージャなんかは全く危ないシーンを作らせなかった。
点を決めたのもこの男だし、こういうベテランがチームの支えになってるってのはでかい。
なかなかチームワークだし、おそらく次はサンパウロとの対戦になるだろう。
ここに勝つことができたら、初のリベルタ制覇も見えてくる。
そのためにもワシントンとチアゴ・ネーベスの奮起に期待。
A・ナシオナルは1legを落としており、是が非でも点が欲しかったんだろうが、どこか攻撃は空回り。
いいとこまで攻め込めてもパスにずれが生じたり、味方をうまく使えなかったりと、ここってときのミスが目立った。
右サイドのスニガなんか何度チャンスを作ったことか。
この男には何か感じるものがあった。
スピードに乗ったドリブルも魅力的だったし、中に切れ込んでのミドルも強烈なものを持ってる。
もっともっと見たい選手ではあるが、ここで姿を消したわけで、次はいつ見れることやら・・・。
10番を付けてたアルーウェって選手もセンスは感じられたが、そこまで決定的な仕事ができたわけでもない。
が、いいミドルを放ったり、ドリブルで突破したりとまずまずのプレーは見せてくれた。
もうちょっとチームとして機能すれば、ここでもなんとかなったかもしれんそに・・・。

スコア 1-0

<得点者> 
フルミネンセ   ホージャ
~愛丸's MVP~
ホージャ(守備での安定感もさることながら、しっかり攻撃でも貢献し、まさにチームの顔)

チリ-日本(トゥーロン国際)

2008-05-26 12:31:19 | 日本代表
観戦日 5/26(月)       
 
愛丸’s チェック        
グループ1位を賭けた戦い。
どちらもこのGLの突破は決めており、そこまで1位にこだわるってこともなさそうだから、どんな試合になるのか。
セミファイナル、それに勝てばファイナル、負けても3位決定戦があるので、この試合を含めてまだ3試合は戦える。
北京を見据えてこの大会に挑んだ日本にとって、これだけ試合を重ねれることはかなり貴重なこと。
課題を見つけたらしっかりここで解決していってもらいたい。
この大会、日本だけがU-23代表で、その他はユース世代で戦ってる。
ってことは、これだけやれて当然と言えば当然か。
それでも圧倒できてないのは・・・。

この試合、オランダ戦で出たメンバーが主だった。
トップは李とエスクデロの2トップ。
これが試合開始早々からいいチャンスを作った。
それもだいたいがエスクデロの個人技から。
この男、この世代では群を抜いてテクニックがある。
前線でしっかりキープできるし、相手を簡単に抜き去ってチャンスを広げることもできる。
高い位置でボールを奪い、そこからうまくエスクデロにボールが繋がれば、ここに多くの選手が絡め、厚い攻撃ができてたんだが・・・。
ここでチャンスまでは作れたんだが、シュートまでなかなか持ち込めない。
エスクデロのキープまではいいんだが、近くに選手がいても、ちょっとパスがずれたり、うまく攻めきれてなかった。
ここはこれからの課題になるか。
ここまで見てて、前線はエスクデロを中心にメンバーを考えた方がいい。
そうすると、今回が初召集だったわけで、これからコンビネーションを高めていかないと。
まだこの大会は2試合戦えるわけで、そこでなんとか形だけは作ってもらいたい。
パートナーは森本でも李でもいいし、1トップにしたら、その下に梅崎を置いてもおもしろい。
サイドは水野と本田圭で十分。
まだコンディションが上がってきてないが、本番までにはなんとかしてくれるだろう。
スコットランド、オランダでどれだけ力を上げたかここから見せてもらおう。
DFライン、ボランチの守備はそれなりに安定してたように思うが、ここから攻撃の起点になるってことがあまりにもできなさすぎ。
せっかくボール奪取できても、そこから前線に繋げないと、この守備力も活きてこない。
せっかくチャンスになりそうなのに、自らそれを放棄するようだと、点が取れるわけがない。
ボランチの1枚に気の利いたパサータイプがいてくれればいいんだが・・・。
チリのモラレスみたいな選手が理想。
このままだと、このポジションにオーバーエイジを使った方がよさそう。
中村憲剛、小野伸二あたりが理想だが、この辺を連れてくるかどうか。
DFラインは的確なポジショニングと高さではそれなりに結果を出せた。
この試合、誰がコンビを組んでもそれなりの守備力は発揮できてる。
雨でピッチが酷い状態になっても滑ったり、足を取られたりするシーンはなく、安心して見られた。
が、後半、ちょっと疲れが見え隠れしてきたときに、相手のテクニックに翻弄され、振り回されるシーンが多くみられた。
こんな中の2失点はDF陣の今後の課題。
きついときにどれだけがんばれるか。
本番では相手も本気でくるし、なおかつもっと優れた選手が数多く出てくる。
しっかりした技術は身に付けてるから、あつはフィジカルの向上と、気持ちの問題。
最後は気持ちがものを言うはず。
若い世代にはその気持ちって部分が欠けてる気がするから、ここをどうにかして反町監督が植えつけてもらいたい。

スコア 2-0

<得点者> 
チリ   カルモナ、モラレス
~愛丸's MVP~
モラレス(ピボーテの位置からの高精度なパス配給は見事だった。前線に上がっていくタイミングもすばらしい。日本にもこういう選手がいてくれると・・・)

フランス-日本(トゥーロン国際)

2008-05-23 21:42:40 | 日本代表
観戦日 5/23(金)       
 
愛丸’s チェック        
この大会、両チーム中一日での2戦目。
日本はオランダBチームに守り勝った。
フランスは2点のリードを守りきれず、チリに逆転負け。
この大会4連覇中で、この日本戦を落とすことになると、5連覇どころかGL敗退もある。
こんな親善試合でも地元の大会で不甲斐無いところは見せられないはず。
ここは必死でくるだろう。
だから、日本にとってはいい経験になる。
本気のフランスとどこまで渡り合えるか。
やっぱり世界との差を痛感することになるのか、それとも自信に繋がって北京へのいい足がかりになるのか。

この試合でも日本はやってくれた。
フランスはなんだかあせる気持ちばっかりが前に出てた。
それでもテクニックにフィジカル、どちらも日本よりは上。
日本は個人能力で劣ってる部分をしっかりチームでカバーすることができた。
フランスが落ち着いて、いつもの実力を発揮できたのなら、もっと日本は苦しんだだろうし、1失点ではすまなかったはず。
日本はこの試合、森本と岡崎の2トップ。
中盤、DF陣とオランダ戦でもスタメンを張ってたのは伊野波だけ。
その伊野波もオランダ戦では右SBでの先発だったが、この試合では左SBに入ってた。
これは反町監督がこの男にそうとう期待してる証拠。
守備的に振舞うなら、この男をどちらかのサイドで使いたいはず。
内田と安田の両方を使うことは考えてないみたいで、どっちかの逆にこの男を置いてバランスを取るはず。
そうでもないと、どっちのサイドでも試すわけがない。
右で使われるより、左の方がよく攻撃に出てたが、そんなに目立った攻撃参加は見られなかった。
この試合でのCBコンビは青山直と吉田。
このふたり高さではフランスに仕事をさせなかった。
ただ、テクニックで勝負してきたペントコート、ケルシア、ムニエには多少手を焼いてた感が。
悪かったわけではないが、オランダ戦でのCBコンビが安定感はあった。
それでもこの誰もがコンビを組んでも、それなりのディフェンスは披露してくれるはず。
ここまでの2試合で、しっかりした守備は見せてくれたから、あとはどうやって点を取るか。
森本にしっかりボールが入ればキープしてくれるんだが、ここにうまくボールが入らない。
効果的なロングボールっていうのが日本には皆無。
ボランチあたりからいいボールを配給してもらいたい。
誰かここでいい仕事ができないかな~。
その前でしっかり仕事をするパサーはそれなりにいるんだが、スペインで言うとこのピボーテタイプが望まれる。
こういうサッカーができないとなると、やっぱり梅崎みたいなテクニシャンを介してそこからってパターンになるか。
この試合、梅崎はかなり警戒されてたのか、かなり厳しいマークにあってた。
酷いプレーもされ、多少切れ掛かったところもあったが、先制点を挙げれたし、2点目もこの男の素敵なスルーから。
本田圭、水野あたりとうまくマッチングすれば、魅力的な攻撃を展開してくれそう。
森本と組んで、泥臭いプレーで前線から守備に貢献してた岡崎がけがで退場したのは気になる。
テクニシャンが多いこの世代で、これだけ汗かいて動いてくれる選手は貴重だったのに、本番まで間に合うかどうか・・・。
その代わりといってはなんだが、エスクデロがこの試合にデビュー。
2点目は戻しのパスを右足のアウトでトリッキーなシュートをしたのが効いた。
このこぼれを森本がしっかりつめたものだが、このふたりのFWはおもしといかも。
2戦を終え、ヨーロッパの強豪相手に連勝。
それも2チーム分試すことができた。
3戦目のチリ戦をどうするのかわかないが、もっといろいろ試せそう。
決勝トーナメントからはしっかり勝つことを意識したチームで挑んでもらって、なんならこの大会で優勝してもらいたい。
北京へいい足がかりになった。

スコア 1-2

<得点者> 
フランス   ケルシア
日本     梅崎、森本
~愛丸's MVP~
梅崎(前線で違いを生み出せる選手。ひとつ下の世代だが、このチームでも主役になれる。フランスもそうとう警戒してた)

マンチェスターU-チェルシー

2008-05-22 21:31:22 | チャンピオンズリーグ
観戦日 5/22(木)       
 
愛丸’s チェック        
07~08シーズンラストマッチ。
モスクワでのCLファイナル。
プレミアでも覇権を争った両チームの激突になった。
手の内がわかってるチーム同士の戦いで、下手したら相手のいいとこを消すことに終始するような戦いになるかも。
雨の影響で最悪のピッチコンディションみたいだが、ここはそんあんこと言ってられず、全力を出し切ってもらいたい。
ユナイテッドはここでもチェルシーの上に立って、ダブルを達成したいはず。
チェルシーはプレミアでの借りをここで晴らしたいはず。
オーナーの母国でもあるし、ひょっとするとこれがチェルシーに有利に働くことがあるかも・・・。

前半は完全にユナイテッドペース。
チェルシーはこのままずるずるユナイテッドの後塵を喫したままシーズンを終えるかに思えた。
それだけ前半のユナイテッドはすばらしかった。
しっかりポゼッションできてたし、スコールズの散らしがかなり有効的だった。
ハーグリーブスも不慣れな右サイドをしっかりこなしてたし、相変らずルーニー、テベスの運動量は豊富。
C・ロナウドも対峙してたエッシェンを完全に子供扱い。
ブラウンのクロスからC・ロナウドのヘッドで先制したとき、ユナイテッドの2度目のビッグイヤーは確定したかに思えた。
ただ、これだけよかったユナイテッドでも気になる点が。
いつもは頻繁にポジションチェンジを行う攻撃陣がなかなか自分の持ち場から離れない。
C・ロナウドなんか左でしかプレーしてなかったし。
これでもしっかり戦えてるからいいかと思ったが、前半終了間際、エッシェンのシュートが2度リフレクトし、なおかつこれに反応したV・デルサールが足を滑らせ、ランパードに同点弾を叩き込まれた。
ここから後半は終始チェルシーペース。
前半、後半、これだけ攻守が逆転するのも珍しい。
後半、チェルシーは攻めに攻めた。
惜しいシュートも何本も放った。
ドログバの体勢を崩しながらの身体能力だけで放ったシュートはポストだったし、ランパードがエリア内で放った振り向きざまのシュートはクロスバー。
このどちらかが、決まってれば、そのまま逆転勝利もあったのに。
リオが最悪のピッチに悪戦苦闘し、足をつるアクシデントもあり、チェルシーはここでもっと攻め込むべきだった。
ユナイテッドがなんとか耐えてた印象だったが、どこか運も味方してたような・・・。
このまま90分は終了。
延長になると、多くの選手が足を気にしだし、ここの状態がどれだけ悪いかが浮き彫りになった。
PK戦を踏まえてなんとなく守り合うみたいな展開にはならず、どちらも出せるものを全て出し切った感じ。
これだけ懸命に戦う両チームの面々を見てると、このまま両チーム優勝でもいいのかななんて日本人的な感情にもなったが、これは勝負の世界。
選手の状態がどうであれ、きっちり白黒つけないと。
延長までの戦いもかなり見応えのあるものだったが、PK戦でもドラマが待ってた。
前々回のアフリカネイションズカップのカメルーン-コートジボアール戦に近いPK戦になった。
キーになる選手が失敗するとそのチームが負けるんじゃないかと勝手に予想してはみたが・・・。
ユナイテッドは3人目のC・ロナウドが変なフェイントを入れたばっかりにツェフに止められ失敗。
一方チェルシーは4人しっかり決め、最後のキックをキャプテンのテリーが決めれば初優勝だったが、ここでもピッチが悪さをした。
軸足を滑らせ、なんと左のポストに当て失敗。
どちらもキーになる選手が失敗してしまった。
ここからも死闘が続いた。
途中交代の選手たちがうまく決めていったユナイテッド、プレッシャーをかなり浴びながらでも決めていったチェルシー。
どkまでいくかとと思われたが、アネルカがV・デルサールに止められた段階でユナイテッドが2度目のビッグイヤーを手にした。
120分プラスPK戦、全く目を離すことなく、十分楽しめたファイナルになった。
両チームの気力と体力、フィジカルの強さとメンタルの重要性、どれもすばらしかった。
C・ロナウドとテリーの涙の意味は全く違うものだったが、どちらもとても感動するものだった。
今シーズンを締めるにふさわしいゲームだった。
もうこれで、プレミア勢同士のファイナルってのはおなかいっぱい。
来シーズンは違う国同士の戦いが見たい。
そのためにもイタリア、スペインにはもっとふんばってもらわないと。
ここで最後にひとつだけ自分に沸き起こった謎を。
延長後半も終了直前、チェルシーはベレッチをユナイテッドはアンデルソンを投入したが、これは明らかにPK戦要員だったはず。
ベレッチは5人に中に組み込まれしっかり決めたが、アンデルソンは6人目で登場。
もし、5人で決着がつきてたらアンデルソンは何のために出てきたの?
サー・アレックスは何を考えたのか。
もしかしたら、5人では決着つかないことがあの人にはわかってたとでも言うのか。
さて、これはどういうことでしょう・・・。

今シーズンはこれでひとまずは終了。
喜んだ人もいれば自分みたいにがっかりだった人もいるでしょう。
来シーズンはもっともっと楽しく、喜びいっぱいでサッカーを堪能したものです。
まだまだリベルタもあるし、トゥーロン国際では反町ジャパンも奮闘中。
6月7日からはEUROも開幕。
オリンピックのサッカーも気になるし、なんだかんだ言ってるうちに08~09シーズンは始まってしまいます。
この夏の移籍市場はひじょうに活発なものになりそうだから、来シーズンは何か違ったサッカーが堪能できそう。

スコア 1-1(PK6-5)

<得点者> 
マンチェスターU  C・ロナウド
チェルシー     ランパード
~愛丸's MVP~
ヴィディッチ(リオが足をつるコンディションに見舞われながらもこのパートナーしっかりカバー。高さで負けるシーンは見られなかった)

サントス-ククタ(リベルタドーレス杯)

2008-05-21 20:04:21 | その他
観戦日 5/21(水)       
 
愛丸’s チェック        
ペレがいた時代にこのタイトルを獲得して以来、全く縁がないサントス。
ヂエゴ、ホビーニョを要した時代もカンピナート・ブラジレイロを制したのみで、南米のカンピオーネにはなってない。
昨シーズンもGLを完全勝利で勝ち上がり、優勝候補ナンバー1に押されたが、ベスト4で敗退。
今シーズンこそは日本に期待はず。
ブラジル、アルゼンチンが交互に優勝してることを考えると、ここはブラジルの番か。
サンパウロには負けたくないはず。
ククタは昨シーズンリベルタ初出場ながらベスト4と大躍進。
あのメンバーが全員残ってるわけではないが、自信はあるはず。
この1legをうまく乗り切れれば、サントスに一泡吹かせることができるかも。

この両チーム、GLでの同居しており、今年に入ってこれがもう3戦目になる。
ククタホームでの初戦は0-0のドロー、サントスホームではサントスが終了間際になんとか勝ち越して2-1で勝利。
果たしてこの3戦目は・・・。
サントスがGLから全力投球だったとは考えられず、ここはもっと力の違いを見せつけてくれるはず。
試合は前半からホームのサントスがペースを握った。
左のラテラウクレーベルが果敢にオーバーラップし、ここからの攻撃で何度もチャンスを作った。
このラテラウ、ラテラウと言うか、もう左のサイドアタッカー。
深くえぐってのクルザメントもあれば、中へ入ってきてのシュッチもある。
ククタはここを押さえるのに精一杯だった。
ここばかりに目が行くと、右ではウェスレイがドリブルで仕掛け、ここからもチャンスを作った。
トップにはクレーベル・ペヘイラが虎視眈々と狙っており、2日前にチーム合流したリマもそれなりの働きができた。
このふたりのコンビがもっと完成度が上がってくると、念願のリベルタ制覇も夢ではないだろう。
右でというか、中盤を自由に動きまわってたウェスレイだが、どことなくホビーニョを彷彿とさせる動き。
ドリブルの仕方なんかとくに似てた。
まだ20歳と若いし、ホビーニョがサントスでバリバリやってた頃を幼少の頃に見て育ったんだろう。
ベダラーダみたいな技は持ち合わせてなかったが、果敢にドリブルで仕掛けるとこなんか、あの偉大なクラックに追いつき追い越そうっと必死な感じだった。
ただ、このウェスレイ、やってはならことをやってしまい、一発ロハ。
そんなにイライラするようなシーンはなかったと思うが、倒れてる選手にボールを蹴りこんでしまった。
まっ南米の試合だし、映像では伝わってこないなにかがあったから、こういう暴挙に出たんだろうが、2legのことを考えると、こういう無駄な退場劇は避けないと。
まだまだ若いってこと。
いい時間に先制し、ククタが攻めに入った後半のこれまたいい時間に追加点と、勝つためにはこうするって試合運びで10人になったが完勝だった。
この2-0とスコアを受けて、ククタはホームでの2legに挑むわけだが、このままの戦いだとサントスから3点を取るのはかなり困難。
高さを活かした守備でリズムを作ってるような感じで、ボールをポゼッションして相手に襲い掛かるような攻撃は持ち合わせてなさそう。
サントスが出てきてくれればいいが、2点リードしたアウエー戦でそんなに攻撃的に振舞うとは思えない。
そうなると、どこに攻撃の活路を見出すか。
このリベルタが終わると、チリの名門コロコロに移籍が決まってるトーレスって中盤の攻撃の要の選手の切れにかけるしかないか。
この試合では全く存在が消えてたから、どこまでの選手かわからないが、チーム史上最高額での移籍みたいだし、期待は持てそう。
これにトップのアマリージャがいい感じで絡んでくれば得点の匂いはしてきそう。
このアマリージャ、ククタで唯一輝いてた選手。
テクニックはかなりのもんだし、仕掛けるタイミングもいい。
ただ、スタミナに問題があるが不安な点。
2legはそんなこと言ってられないから、必死で戦い抜いてもらいたい。
ククタがクォーター・ファイナルに進むのはそうとう困難なことだろう。

スコア 2-0

<得点者> 
サントス   リマ、モリーナ
~愛丸's MVP~
クレーベル(守備でのレベルがどれほどかわからないが、攻撃センスはかなりのもん。クロスの精度もまずまず)