愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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バレンシア-レクレアティーボ

2008-02-26 22:27:34 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/26(火)       
 
愛丸’s チェック        
ここ3試合2勝1分けでやっとクーマンの改革が実を結びだしたバレンシア。
アルベルダの裁判問題でまだチームはごたついてるが、ピッチの上ではそういう内紛劇を感じさせないようなプレーを見せてもらいたい。
4-3-3が機能してきて、やるべき選手がしっかり仕事すると自ずと結果はついてくるはず。
前節ビジャがロハをいただき今節サセペンシオンなのはちょっとした不安点。
レクレも監督交代から2連勝。
いい方にチームが変わってきてる。
守備陣にサスペンシオンが多く、どこまで好調バレンシアの攻撃に耐えれるか。
攻撃はシナマ・ポンゴル頼み。

試合はバレンシアが魅力溢れる攻撃サッカーを展開。
ここまでポセッシオンを高めた攻撃を今まで見たことがない。
バレンシアといえば、カウンター主体のリアクションサッカーが売りだったのに、クーマン色が色濃く出てくるとポセッシオンを高めるサッカーに変身。
オランダ人っぽいサッカーに。
このサッカーにしっかり対応できる選手がそろってるのもたしか。
テクニシャンにドリブラー、あのオランダが得意とする4-3-3にぴったりの選手が多い。
ホアキン、マタ、ビセンテのサイドプレーヤーに、中盤でしっかりキープでき局面を打開できるD・シルバにバネガ。
アンカーにはマドゥロ、マルチェナでもアルビオルでもここは対応できる。
このサッカーがこの日は完璧に機能してた。
バネガからのほれぼれするようなパスが両サイドに展開され、そこからクロスあり、中への仕掛けありで、見ててわくわくした。
先制点もバネガからのエンジェルパスがマタに通り、落ち着いた左足シュートでゴール。
このときは後何点取れるか楽しみでしょうがなかったが・・・。
ゴールネットを揺らしたシーンは何度もあったが、ことごとくオフサイド。
抜け出して、これは決まったと思ったシュートもソレンティーノのファインセーブで得点にならず。
ジキッチをうまく使って攻撃できてたのは事実だが、ここはやっぱりビジャがいないと。
ジキッチはフリーでのカベッサを外してるし、ここしか売りがないのに、その売りの部分で見せれなかった。
取るべきところで取ることができず、なんだかんだでゴラッソミドルで追いつかれ、そこから攻めども攻めどもゴールできず、終わってみたらエンパテ。
勝ち点2を取りこぼしたかたちではあるが、あれだけのサッカーを見せてくれたら満足。
希望は持てる内容だった。
あれだけ苦しい時間を過ごしたんだから、ここから楽しい時間を与えてもらいたい。
大きな痛みを伴った改革だったが、どうやらこの改革は間違いではなかったようだ。
レクレはバレンシアの一瞬の隙を突いての同点劇。
あのC・マルティンスのミドルはスーペルゴラッソだった。
どんなGKもあのシュートは止められないだろう。
サスペンシオンで急造のDFラインだったが、最後の最後のところでしっかり守れた。
からだを張ったディフェンスが目立った。
それとオフサイド。
これはラインがそろってる証拠。
この点はとても急造のディフェンスラインとは思えなかった。
監督交代でほんとに流れに乗ってきた。
降格がちらついてるわけではないが、まだほっとできる勝ち点でもない。
近い順位のチームに取りこぼしせず、カーサではビッグクラブにも臆することなくぶつかっていけば、楽に残留は決めれそう。
欲を言えば、シナマ・ポンゴルともうひとり頼れるFWがほしい。

スコア 1-1

<得点者> 
バレンシア    マタ
レクレアティーボ C・マルティンス
~愛丸's MVP~
ソレンティーノ(このGKさえいなかたらバレンシアの大勝だった。それだけ何度もシュートを防いだ。イタリア人GKのレベルの高さがうかがえた)

リバプール-ミドルスブラ

2008-02-26 20:47:39 | プレミアリーグ
観戦日 2/26(火)       
 
愛丸’s チェック        
インテルに圧勝したリバプール。
アンフィールドでの強さをまざまざと見せつけた。
プレミアでもがき苦しんでる姿はCLでは見ることができなかった。
やっぱりこのチームは一発勝負のトーナメント戦に強いとこを発揮した。
このいい流れでプレミアでも勝っていきたい。
現在5位で来シーズンのCL出場を確保できてない。
CLも大事だが、やっぱりプレミアも大事。
ボロはそれなりの戦力なのに、順位はボトムテン。
冬の移籍でA・アウベスまで獲得して、どこまで攻撃陣に厚みをもたせるのか。
あとはこれをサウスゲイト監督がうまく使いこなせるかどうか。
中盤以降がちょっぴり不安なのが気になるが・・・。

試合はカラガーのいないリバプールDF陣のだらしなさを突いてボロが先制。
FKからだったんだが、リバプールはオフサイドを取りにいくわけでもないのに、3人もフリーの選手を作ってしまった。
どういうディフェンスをしたああなるのか。
インテル相手にあれだけ守れたDF陣の面影はこの試合では見られなかった。
カラガーが出れない状況になると、こういう事態に陥るかもしれん。
シュクルテルというCBを獲得したはいいが、1試合出ただけで、さっそくけが。
新しい選手が使えないとどうにもならん。
こんなだらなしないチームを救ったのがエースのF・トーレス。
代表戦でハムストリングを痛めたときはどうなるかと思ったが、CL再開と同時にしっかり戻ってきた。
この試合でもスピード、強さ、切れ、どれも完璧だった。
相手のミスに漬け込んでのゴールってのもいい。
これぞストライカー。
自力での見事なミドルも叩き込み、プレミアに移籍して2度目のハットトリック。
アトレチコで燻ってた姿をイングランドで見せることはなかった。
これだけ計算できるFWがいるとチームは助かる。
守備でいくらミスが出ても、エースが3点も取ってくれればしっかり勝ち点3をとることができる。
この日は間違いなくF・トーレスのおかげで勝つことができた。
だらしなかった守備陣だが、ヒューピアとアルベロアのCBコンビ。
アルベロアはどう考えてもSBの選手だし、プレミアのこのクラス相手だとそこそこだが、ビッグクラブ相手だったりCLだったりでは使えない。
アッガー、シュクルテルの早期復帰が待たれる。
ボロはけがから復帰したトゥンジャイがなかなかの動き。
けがしてなかったら、ボロの中心選手としてもっと働けてたはず。
所詮トルコリーグで活躍するような選手だと思ってたが、この試合を見る限りアリアディエールよりは使えそう。
FK時に先制点を挙げ、なおかつ2-1とリードされた状況で、同点ゴールかと思われる肩シュートも披露。
たしかにあのシュート、肩に当たってるとは思うが、手を出してのものだったからハンドの判定も仕方ない。
頭でもいけたはずだし、惜しまれる。
ボロはこのほかにミド、A・アウベスといいストライカーがいて、うまく使いこなせば得点力は間違いなくアップしそう。
ボロはリバプール同様、中盤以降の守備に難点が。
ウッドゲイトがいなくなったCBに安定感がなく、センターハーフの守備も心もとない。
J・アルカの不用意なバックパスで失点したり、シュオゥーツァーとCBの連携が取れず決められたりと、これではどうにもこうにも。
もっと順位を上げれるとは思うが、この守備陣だとこの辺の順位が妥当か。
もう来シーズンに目を向けた方がいいかも・・・。

スコア 3-2

<得点者> 
リバプール   F・トーレス×3
ミドルスブラ  トゥンジャイ、ダウニング
~愛丸's MVP~
F・トーレス(これぞエース。プレミアでここまで輝けるとは思ってなかった。ここかの大事な試合でもさらに輝いてもらいたい)

ACミラン-パレルモ

2008-02-25 22:44:28 | セリエA
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
CL明けでターンオーバーで戦うミラン。
ベテランが多いチームなだけに、しっかり休養を取らないと、今後、どこかでがたがくる。
ミランのカンピオナートの目標は4位以内。
これを達成するにはどうしてもホームでの試合は勝ち点3が必要。
パレルモとの対戦ではアウエーとはいえ、3-1で完敗。
その頃よりもチーム状態は良くなってるはずだが、疲労という点では今の方がたまってるはず。
パレルモはうまく先制して、しっかり守りぬきたいところ。
スコアレスドローでも御の字。
来シーズンのヨーロッパ戦出場を目指すなら、こういうビッグクラブとのアウエー戦での勝ち点1は貴重。

試合はパッとしないミランをよそに、ラッキーな形でパレルモが先制。
引いて守るパレルモに全く攻撃の糸口を見つけれなかったミラン。
そんな中での失点だっただけに、だいぶ参ったはず。
それでもミランはミランだった。
ジラ、アレッシャンドレ、カカに頼る攻撃から、ここを囮にしての2列目からの飛び出しをメインにしてからだいぶ攻撃が活性化してきた。
この攻撃の最大の功労者はアンブロジーニ。
同点レテを上げたのもそうだが、どれだけフィニッシュに絡んだことか。
引いて守ってたパレルモもここだけは捕まえきらなかった。
カカにいつもの切れがあれば、独力で突破できたんだろうが、最近どうもお疲れのご様子。
アレッシャンドレが代わりに動けてるからいいが、ここが止められると、ミランの破壊力は半減する。
ホナウドが今季絶望だし、ジラが相変らずの不甲斐無さっぷり、ピッポも全てに全力投球できないから、今後にミランが心配。
カカの状態さえ戻れば問題ないが、今はちょっと苦しいか。
アーセナル戦の2legまで思い切って休ませた方がいい。
カンピオナートをないがしろにできない状況もわかるが、若いふたり、アレッシャンドレとパロスキのヤングパワーに賭けてみるのも手か。
中盤のベテラン勢にはむ死ぬ気でやってもらうしかないが、CL連覇のためには仕方ない。
ピルロの疲れも気になるが、ここの代わりがいないからどうすこともできない。
たまにはピルロを外した4-4-2を試してみたら?
グルキュフの成長も感じられず、ミランの中盤の層の薄さにはビッグクラブとは思えない貧しさがある。
パレルモはプラン通りに先制し、しっかり引いて守るってことができてたが、2列目からの攻撃に対応できなかった。
怖い攻撃陣を押さえ込んでも、それだけではビッグクラブを葬り去ることはできない。
ここで失点したが、そこからまたチームをコントロールし、鉄壁の守備を貫いたことは誉められる。
アマウーリ以外ほとんどが守備に重点を置いてた。
アマウーリのパートナーカバーニも精力的に動き回り、前線からの守備でチームに貢献。
攻撃でチャンスがなかったわけでもなかったが、たまに訪れるチャンスにかなり力んでた。
バイタルエリアでフリーなって、前がぽっかり空いたあのときのミドルをサクッと決めれるような選手に成長してほしい。
それだけのポテンシャルは持ち合わせてる。
90分までしっかりプラン通り勝ち点1を持ち帰るってサッカーができてたんだが、アディショナルタイムになった途端、ピッポにやられてしまった。
最も注意しなきゃならない選手を一瞬フリーに。
こうなるとこの男は仕事をする。
90分しっかりやれてもあの場面で気が抜けてるようだとどうしようもない。
ほんとに惜しまれるシーンだった。
このピッポにクロスを上げたのがグルキュフってのもパレルモには不運だった。
ここまで消極的で全く仕事ができてなかった男にボールが渡ったから気が抜けてしまったのか。
こういう細かい点を改善しないと、ヨーロッパ圏内は厳しい。

スコア 2-1

<得点者> 
ACミラン   アンブロジーニ、F・インザーギ
パレルモ    ブレッシアーノ
~愛丸's MVP~
F・インザーギ(あの場面で、あの仕事ができるってのはさすが。途中出場だったが、ピッポらしい動きで相手を翻弄した)

カリアリ-ラツィオ

2008-02-25 20:48:24 | セリエA
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
まだ最下位に沈むカリアリ。
それでも19位とは3ポイント差で、その上とは6ポイント差。
ホームでの試合を大事に戦っていって勝ち点を積み上げたい。
いくら格上だといってもラツィオは今シーズン昨シーズンほどの強さは感じない。
降格したくないって気持ちでぶつかっていってもらいたい。
劇的な試合が多いカリアリだけに、期待できる試合。
ラツィオは現在12位。
勝ち点だけを考えると、そううかうかできるものではない。
あの2トップが健在ならなんとかできそうだが、どちらかが壊れたりすると目も当てられない状況に陥りそう。
ビアンキが全くフィットしてないから、ロッキ、パンデフにかかる期待は大きい。

試合はフィニッシュの少ないこじんまりした試合に。
カリアリはフォッジャの感性、スピードに周りがほとんどついてこれない。
トップのラリベイは落とすだけ落として、フォッジャに絡もうとしない。
ラツィオDF陣がフォッジャにかなり苦労してたので、ラリベイやらジェダがもっとここに積極的に絡めたら、チャンスは広がったのに。
フォッジャを全く活かしきれてない。
GKとDFラインの間にどれだけいいボールを配給しても、これに飛び込んでくる選手がいない。
ここはやっぱりライベイのできにかかってくる。
できというか、この男のポテンシャル。
持ってるものが小さいと、フォッジャのパートナーは務まらない。
ここはいつも後半から出場して、しっかり働くマトリを先発で起用することはできないのか?
カリアリはフォッジャを活かせず苦労してる状況で、フィーニが一発ロッソで10人に。
ここでカリアリベンチはフォッジャを下げた。
一番可能性がある選手をどうしてと疑問の選手交代。
これはもうこのまま10人で守り抜くというベンチからの無言のアピール。
このミッションはしっかり遂行することができ、なおかつ劇的なドラマも演出した。
カリアリはほんと最近こういう試合が多くなった。
88分にカウンターから左SBのアゴスティーニが決死のオーバーラップ。
ここからいいクロスが入ってきて、途中出場のマトリが完璧なヘッドでレテ。
ナポリ戦でもそうだったが、もっと早い時間からこんな攻撃ができてたら楽になるのに。
ラツィオ相手にこの勝ち点3はでかい。
最下位脱出もそう遠くないはず。
早くフォッジャを活かすサッカーが確立できれば残留も夢ではない。
ラツィオは自分たちの時間を多く作り、なおかつ数的優位にたちながらも得点を奪えず、それでいて点まで取られ敗戦。
ベーラミは右SBでの先発だったが、フォッジャを抑えることが全くできず、後半は中盤の左にコンバート。
ここで思う存分暴れることはできたが、惜しいティロはストラーリにセーブされた。
前半、フォッジャにやれっぱなしで相当ストレスが溜まってたんだろう。
この男、中盤で攻撃的に振舞った方が活きてくる。
ロッキ、パンデフの2トップのコンビのできが悪いわけでもなく、中盤が機能してなかったわけではない。
ボールをポゼッションしてるあまり、攻撃できてると勘違いし、気が緩んだか。
相手が10人になり、いつでも取れる感が大きくなり、気の緩みが更に大きくなった。
サッカーはそんなに簡単なもんじゃない。
パンデフを下げてビアンキを投入したが、やっぱり機能しなかった。
この男がラツィオに溶け込むまで相当時間がかかりそう。
この敗戦は油断からきたもの。
下でもがき苦しむチームがそろそろ死に物狂いで戦ってくる時期にさしかかった。
なめてかかると、この試合のラツィオみたいな犠牲者がでてくる。

スコア 1-0

<得点者> 
カリアリ   マトリ
~愛丸's MVP~
ストラーリ(この男のセービングがチームを救った。スペインから戻ってきてからもあの輝きは失われてなかった)

R・マドリー-ヘタフェ

2008-02-25 18:36:45 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
これもデルビー・マドリー。
ヘタフェは新興チームなだけにそこまでの対戦はない。
ここサンチャゴ・ベルナベウでは3戦してマドリーの2勝1分け。
公式戦2連敗中のマドリーだが、カーサでは未だ全勝。
悪いサッカーを展開してるわけだはなく、ロッベン、ドレンテのこれまで控えだったメンバーも好調さをアピール。
カーサでの強さをいかんなく発揮してこれまでの悪い流れを払拭してもらいたい。
ヘタフェはUEFA杯でスペイン勢唯一の勝ち残りチーム。
コパ・デルレイでも結果を残しており、カップ戦ではその強さを十分に発揮できてる。
開幕当初はなかなか勝てず、M・ラウドルップ監督の手腕が問われてたが、ここにきて監督の評価はうなぎのぼり。

試合はマドリーがペースを握った。
アンダルシア、カタルーニャでフエスタが行われたが、ここマドリーでもお祭り騒ぎを見れるか。
と思ったが、マドリーは完全に流れに乗れなかった。
いいとこまでは攻めきれるんだが、フィニッシュにまで至らない。
高いボールポセッシオンで攻めきれてる感じになってるからか、どこか危機感ってのが薄かったように思う。
これは最近のマドリーに見られる傾向。
攻めてるからいつか点が取れるだろうと、軽い油断があったのか。
グティのパスセンスは相変らず切れ味ばつぐんだし、ホビーニョの不在を感じさせないぐらいロッベンも切れてる。
ラウルも泥臭くゴールを狙う姿勢はいつも通りだし、ニステルもエリア内での威圧感はばつぐん。
これでどうして点が取れない。
ちょっとずつ何かがずれてるんだろうな~。
それに運が味方してくれない。
特にこの試合はアルビトロに不満たらたらだろう。
ミドルシュート時にラウルはオフサイドポジションにいたが、このシュートのこぼれにそのラウルが反応し、中への折り返し。
フリーのロッベンが決めて、やっと先制したと思ったときにオフサイドの判定。
ラウルがパスを出すときに笛が吹かれてたら、何事もなかったシーン。
笛が遅かったばっかりにマドリーの選手たちはロッベンを中心に喜び出した。
ここでヘタフェの早い仕掛けからのカウンターがまんまと決まり、なんとヘタフェが先制。
副審の旗がどうなってたかわからないが、マドリーは踏んだり蹴ったり。
ゴールを取り消され、なおかつ失点。
これが決勝点になり、マドリーは今季カーサ初黒星。
公式戦3連敗でバルサとの差も2になった。
どうやってここから立ち直れるか。
まだ首位なんだし、落ち込むことはないと思うが、CLもこの調子だと危ない。
ヘタフェは我慢強くまもって、しっかり点が取れた。
あの場面でいち早くリスタートしたのには高い集中力を感じる。
DFラインを高く設定し、ボールポセッシオンでは完全に劣ってても、最後はしっかりDFできてた。
ほんとにM・ラウドルップはいいチームに仕上げた。
デ・ラ・レッドやグラネロが元マドリーの選手ということで出場できず、けが人も多い中、3つのコンペティションでよくやってる。
ミッドウイークに試合をこなしてるのはヘタフェも同じなわけで、疲れどうのがマドリーの言い訳にならない。
こんな素敵なチームを作ったM・ラウドルップは近い将来ビッグクラブを率いることになるだろう。
攻撃がウチェ頼みになってる点は気になる。
もうひとり頼れるパートナーがいるともっと得点力は上がる気がするが・・・。
非常に疲れてる時期だとは思うが、充実感の方が強くて、このいいパフォーマンスを続けられてると思う。
リーガではもうちょっと順位を上げて、コパ・デルレイは本気で取りに、UEFA杯もリーガの代表として戦ってもらいたい。
メンバーが揃えばそれも可能。

スコア 0-1

<得点者> 
ヘタフェ   ウチェ
~愛丸's MVP~
P・エルナンデス(中盤を広範囲に動き回り、チャンスを演出。欲を言えば、2トップともうちょっとうまく絡んでほしかった)

バルセロナ-レバンテ

2008-02-25 16:55:57 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
なんだかんだで勝ち点を積み上げ、マドリーとの差を詰めてきたバルサ。
CLのセルティック戦でもアウエーでしっかり勝利。
運も味方につけ、あとはあのポセッシオンサッカーが戻ってくれば。
エトーがアフリカネイションズカップから復帰し、攻撃陣は厚みが増した。
追う立場の強みをここから出してもらいたい。
レバンテは給料未払い問題で選手たちが試合がボイコットするかもとよからぬ噂が。
チーム内がごたついてるといい試合ができるわけがない。
最下位脱出する日がいつになるやら。
リガのスピードだけが頼りになるか。

前日、アンダルシアのサンチャス・ピスファン、この日はカタルーニャのカンプ・ノウでフエスタが行われた。
エトーの復帰とともにあのバルサが戻ってきた。
アルビトロに助けられることもなく、実力でしっかり得点を重ね、見事までの圧勝劇。
ここまでの快勝ぶりをリーガで披露したのはいつ以来か。
バルサのトップはやっぱりエトーじゃなきゃだめ。
メッシの状態もセルティック戦で一段と良くなり、このふたりがうまく絡めば問題なく点が取れる。
ひさびさにオリジナルトリデンテでの試合だったが、もうひとりのクラックは全く必要なかった。
メッシのドリブルにスルー、エトーの決定力、完璧だった。
メッシはドリブルでの仕掛けで相手を自分に集中させ、空いたスペースにエトーが入り込んで、そこへスルーって形が見事にはまった。
メッシは更に進化を遂げてる。
このままもっともっと成長してもらって、アルゼンチンの英雄D・マラドーナを超えてもらいたい。
中盤のチャビ、イニエスタも効果的な動きでバルサのポセッシオンサッカーを支えた。
こういうカンテラ出身者がチームの屋台骨を支えてるってのはバルサの強み。
だらしないサッカーを展開してたときは、この辺がうまく機能しなかった。
個人での突破ばかりが目立ち、チームで戦ってる印象が全くなかった。
チャビが自身のシーズン最多ゴールで幕を開け、エトーのハットトリックに、メッシの見事な左足。
取りも取ったり5得点。
強いバルサがそこにはあった。
ただ、ホナウジーニョだけが蚊帳の外。
フリーでシュートを外した場面からチームに暗雲が立ち込めたが、チームメイトのおかげでなんとか勝つことはできた。
仕掛ければ止められるし、有効的なパスも通せない。
得点シーンに絡めないし、いてもいなくてもどっちでもよかった。
前節PKで点を取ったとはいえ、まだまだ本調子にはほど遠い。
ホナウジーニョ抜きでこのサッカーができたんだから、もうこのクラックは必要ないかも・・・。
レバンテはチーム内でバタバタしてるわりにはよくやった。
1点ビハインドの段階で追いつけたのは立派。
しっかり攻め立て、チャンスは何度も作った。
あのレバンテの時間に流れの中で点が取れればもっとチーム状態がよくなったはずだが、これは仕方ない。
戦う姿勢は十分に見せることができた。
でもいかんせん選手個々の能力に差があるすぎる。
デスカルガはホナウジーニョを押さえることに成功したが、その他はほぼやられっぱなし。
給料未払い問題でベテランの主力選手がこの冬にごっそり抜けて厳しい状態だからやられても当然。
そういう点を踏まえれば、5失点したが、よくやれてた。
順位の近いチームにこの戦いができたら、勝ち点を伸ばせるかもしれん。
右サイドのフアンマ、トップのリガには見るべき点も多く、もっとやれる選手。
頼る選手にはどんどん頼って、気持ちで負けないように戦ってもらいたい。
それにしてもやっかいなチームが復活を遂げた。
リーガがこれからおもしろくなりそう。

スコア 5-1

<得点者> 
バルセロナ   チャビ、メッシ、エトー×3
レバンテ    リガ
~愛丸's MVP~
エトー(ひさびさのスタメンでハットトリック。メッシとのコンビはばつぐんだった。ここからエトーが本領発揮する)

ニューカッスル-マンチェスターU

2008-02-25 15:26:20 | プレミアリーグ
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
2月9日から試合がないニューカッスル。
この試合にしっかり準備してきたはず。
試合感ってところに問題があるかもしれんが、練習を積んで、あのだらしないニューカッスルはここにはいないはず。
キーガン監督になって、そろそろ結果を出したいところ。
疲れてるはずのユナイテッドを叩くならここしかない。
ユナイテッドはリヨンと1-1のドローでフランスから帰国。
ポジティブな気分でこの試合に望めるはず。
休ませる選手をしっかり休ませ、調子の上がらないニューカッスルを一蹴したいはず。
この相手に梃子摺るようだと、プレミアの連覇はない。

試合間が空いて、しっかり準備してきたはずのニューカッスルのはずだが、全くもって酷いもんだった。
キーガンの無能さだけが浮き彫りになった。
攻撃、守備での決め事ってのがぜんぜん見えてこない。
チームとしての連動性に欠けすぎ。
能力のある選手にお任せのサッカー。
現在、こんなサッカーをしてるチームが結果を残すことは不可能。
北のチーム特有のあの熱い魂も伝わってこない。
サンダーランドとのダービーではまだ熱いなにかがあったような気がしたが、ちょっと強い相手との戦いになると、途端に縮こまる。
とにかく中途半端なプレーが多すぎ。
チェックもぬるいし、マークもずれてる。
クリアがしっかりできなかったり、パスもつながったりつながらなかったり。
ユナイテッド相手にこんなサッカーで勝負しようってよくもまあ考えたもんだ。
気持ちが入らないってことはありえない。
この無能な監督を一刻も早く交代させるべき。
ビラ戦でもそうだったが、ギブンのパフォーマンスがちょっとでも悪いとすぐGKを代える。
ここで交代のカードを1枚使うってのは考えられない。
キックの精度に問題があり、あの頃の安定感がないギブンをスタメンで使わなければいいのに。
ユナイテッドはベテランを休ませても、このメンバーでしっかり勝つことができた。
ただ勝つだけでなく圧勝。
ルーニー、C・ロナウドが2発に、調子を落としてるサハもゴール。
ルーニーもなかなかゴールを決めれずにいたが、やるときにはしっかり仕事する。
特に先制点の場面は見事だった。
左のスペースに流れてC・ロナウドが中えお見てのクロス。
ニアにはナニ、ファーにルーニーが入ってきて、ファーのルーニーがインサイドでの完璧なボレー。
崩しも完璧ならクロスも完璧。
入ってきたところも完璧ならシュートも完璧。
やるべき人間がしっかりやれればこんな素敵なゴールが生まれる。
この先制点でユナイテッドはぐんと調子を上げ、ニューカッスルは意気消沈。
3試合ゴールがなかっただけで、調子を崩してきたとちゃちゃを付けられてたC・ロナウドもしっかり見せつけることができた。
ゴールもさることながら、ドリブルの切れ、パスの精度も世界最高峰。
カカが調子を落としてる今、今世界一のプレーヤーはこの男かも。
プレミアでの得点王はもう手中に収めたか。
ユナイテッドはテベス、C・ロナウドの2トップにルーニーがトップ下でチャンスメイクってシステムなのかも。
って言うか、ポジションなんてあってないようなもん。
これだけ流動的に動かれると、相手にとってはたまったもんじゃない。
プレミアであれれって思う試合が続いてたユナイテッドだったが、FA杯でのアーセナル戦が上昇のきっかけになったのは間違いない。
相手に退場者が出たにしろ、4-0ってのはすごいこと。
それもあのアーセナルに。
トレブルって目標がある今季、ユナイテッドは本気でこれを狙ってくるはず。
このサッカーができてるなら目標達成も夢ではない。
気の緩みだけが最大の敵か。

スコア 1-5

<得点者> 
ニューカッスル  ファイ
マンチェスターU ルーニー×2、C・ロナウド×2、サハ
~愛丸's MVP~
ルーニー(あの先制点で全てが決まった。自身2点目のゴールも狙いすました見事なゴールだった。やるときはやる男)

セビージャ-サラゴサ

2008-02-25 12:46:56 | リーガエスパニョーラ
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
イスタンブールで死闘を演じたセビージャ。
疲れてないわけがない。
サンチェス・ピファンでの試合、フエラに弱いサラゴサ相手とは言え、厳しい戦いになることは必死。
どこまでターンオーバーでメンバーを休ませることができるか。
好調2トップがしっかり働けば、この試合の最中にも選手を休ませることができるが・・・。
サラゴサは前節不可解な判定でバルサに敗戦。
いい試合をして、なおかつおりもしないハンドでのPKが決勝点に。
このもやもや感を疲れてるであろうセビージャ相手に晴らしてもらいたい。
リーガ最強2トップ決定戦。

試合はセビージャから疲れのつの字も感じられなかった。
イスタンブールでのアウエー戦を勝利で飾ってたら、疲れもそんなになかったんだろうが、負けて帰ってきてる。
それでもアウエーゴールを2つ上げてきたってことがモチベーションの高さに繋がったか。
サラゴサのだらしない守備に助けられ、この日はフエスタになった。
取るべき人間がしっかり得点し、魅せる選手がしっかり魅せた。
開幕当初のだらしないセビージャの姿はここになかった。
昨シーズンまでの輝きはなったセビージャがここにいた。
自慢の右サイドは個人突破も連携プレーもどれも見事。
J・ナバス、D・アウベス、とてもミッドウイークにCLを戦ったとは思えないようなコンディションの良さだった。
仕掛ければクロスまで持っていけるし、ふたりのコンビで中央突破も縦突破もおもしろいように決まってた。
これがセビージャの右サイド。
中にはピイッチ争いで単独トップのL・ファビアーノ、アフリカ最優秀選手のカヌーテがどっしりと待ち構えてる。
いいボールが入れば、しっかり決めてくれる。
頼れるFWがいると周りもつられて良くなるもん。
リーガ最高の2トップは点を取る能力も高いが、周りを使う能力にも長けてる。
しっかりチームとして戦えてる。
これに今季はD・カペルという切れ味ばつぐんの左サイドアタッカーが成長してきた。
もうプエルタ不在を嘆くことはない。
前任者を完全に越えた。
見る試合、見る試合でどんどんどんどん良くなってる。
対応してたディオゴはイライラを募らせるいっぽうで、あくどいフアルタで一発ロハ。
今、D・カペルを止めれるDFはいないのでは?
この自慢の攻撃陣に中央のふたりS・ケイタ、マレスカがこれまたばつぐんに良かった。
マレスカは攻撃時も守備時もいてもらいたいところに必ず顔を出してた。
イタリアに帰るって話も出てたが、マレスカはリーガでのサッカーに合ってる。
ラッキーボーイ振りを発揮してた昨シーズンより、この試合でのできがはるかに良かった。
疲れもへったくれも関係なく、セビージャが完全復活した。
一方サラゴサは酷いの一言。
イルレタ新体制になって守備が安定したとか言われてるらしいが、セビージャの攻撃の前に完全崩壊。
セルヒオの負傷退場が響いたんだろうが、セルヒオがいたとしてもこのセビージャを押さえ込むことは不可能だっただろう。
セルヒオの代わりに入ったパボンがこれまたどうしようもなかった。
ジダネス&パボネス計画ってマドリーがカンテラ出身の象徴のようにパボンを持ち上げた時期があったが、CBとしては3流以下。
プリメイラで戦うレベルではない。
あんな簡単にかわされ、フィジコでもかなわないCBは全く必要じゃない。
セルヒオのけがが長引くようなことがあるとサラゴサはもっと順位を下げることになるかも。
アジャラもこれにつられるようい醜いプレーを連発した。
あのアジャラがって思うと、悲しくなった。
セビージャの2トップに対抗できるD・ミリートとR・オリベイラの2トップは足元にも及ばなかった。
周りと連動できるセビージャと個人でしかどうにかできないサラゴサ。
能力が高いと周りと使えると書いたが、周りがパッとしないとどうにもならない。
アイマールの不在が痛すぎる。
この状況をイルレタはどう改善していくか。

スコア 5-0

<得点者> 
セビージャ   L・ファビアーノ×2、OG、S・ケイタ
~愛丸's MVP~
マレスカ(チャンス、ピンチ、どこにでも顔を出してセビージャの中心選手として振舞った。攻撃的に行く試合ではこの男が必要)

フルアム-ウエストハム

2008-02-25 11:12:31 | プレミアリーグ
観戦日 2/25(月)       
 
愛丸’s チェック        
未だ降格圏を彷徨うフルアム。
夏も冬もそれなりの金を使って補強してるのにこの結果。
監督も代えてみたはいいが、これもなにかの特効薬になってる感じはしない。
そこそこの選手選手層だし、しっかりチームになればこの順位から抜け出すことができると思うが・・・。
ハマーズはもう降格の心配はない。
後はもっと順位を上げてヨーロッパ戦への出場を狙いたい。
ただ、トップがどうも駒不足。
しっかり点を取れるトップの選手が欲しい。
カービッシュリーはアシュトンをファーストチョイスに考えてないみたい。
ポテンシャルは高いものがあるのに。

試合は順位通りアウエーでもハマーズが主導権を握った。
ただ、フルアムもそんなに悪かったわけではない。
細かいミスは多少あったが、完全に力負けって感じではなかった。
ロンドンダービー4連敗中という悪いデータに選手たちもナーバスになってしまったか。
トップのマクブライドになかなかボールが入らず、中盤でボールを回すシーンが多かった。
ここに当てて2列目の攻撃参加で得点をってパターンがどうもフルアムにはないらしい。
しっかり中盤でポゼッションしてからの崩しがフルアムのサッカーか。
確かにブラード、デンプシーアンドレアセンといい動きはできてたように思う。
パスセンス、トラッピング、この辺は問題ない。
ただ、フリーランニングが少なすぎる。
足元へのパスばかりだと相手は守りやすい。
宝の持ち腐れと言うか、この選手たちを活かすようなサッカーができてない。
それにパスセンスは感じられるが、ミスも多い。
その能力に酔いしれてるのか、相手を思いやってのプレーが少なすぎる。
やっぱりサッカーはチームスポーツ。
連動して攻撃できてたときはしっかりチャンスになってたわけで、こういうプレーを増やしていかないと。
守備に絶対の自信があるわけでもなく、得点しないことには勝ち点は稼げない。
ハマーズはしっかり攻撃を受けながら、自分たちも行くとこは行くで危なげないサッカーを展開。
余裕と落ち着きがあった。
C・コールにもっと決定力があれば前半で試合を決められた。
確かに身長のわりに足元も器用で、それなりの強さを持ってるのは認めるが、点が取れない。
フリーで打てるシーンを何度不意にしたか。
頭でも足でも決めることはできなかった。
自分が不甲斐無くなったのか、後半途中からは周りが見えなくなってきており、ボア・モルテとポジションがかぶるシーンが多々。
この男には冷静さも必要か。
ハマーズでよかったのが、ユングベリとノーブル。
久々切れのある動きを披露してくれたユングベリ。
サイドであれだけ活き活きとプレーしたのはどれぐらい振りだろう。
切り替えしもズバズバ決まり、決定的なクロスを上げれてた。
せっかくベテランがここまでがんばってくれてたのに、トップのC・コールがあれだとどうしようもない。
中盤センターのノーブルは今をときめく87年組。
ひとりで局面を打開できるパス能力がある。
機をみての飛び出しのタイミングもすばらしいし、ソラーノがいないといいFKも披露してくれる。
守備もしっかりこなすし、イングランド代表で輝いてくれる選手かも。
スコールズの後釜はこの男しかいない。
ハマーズのアカデミー出身だし、今後の期待が楽しみ。
FWが点を取ることはできなかったが、いい時間にソラーノが魂のこもったゴールで、ロンドンダービーを制した。
GKチャージを取られてもおかしくないプレーだったが、ソラーノの気迫勝ち。
降格圏のフルアムにはこういう熱い気持ちも薄れてる。

スコア 0-1

<得点者> 
ウエストハム   ソラーノ
~愛丸's MVP~
ノーブル(攻撃面での活躍もさることながら、守備面でも貢献。かなりセンスを感じる若手。やっぱりハマーズのアカデミーはすごい)

リヨン-マンチェスターU

2008-02-22 21:39:30 | チャンピオンズリーグ
観戦日 2/22(金)       
 
愛丸’s チェック        
どうもOLからここ数年のCLに賭ける意気込みが伝わってこない。
リーグアンの連覇の方に力を注いでる感が。
マドリーを全く寄せ付けることなく圧勝した一昨シーズンほどの強さもない。
それなりのメンバーがいるのにどうして?
ユナイテッド相手ってのも苦しい。
今、ヨーロッパで、いや世界でも1、2を争うぐらい完成されたチーム。
ホームでの1leg、きっちり勝ちきることが突破の条件。
プレミアで調子を落とし気味だったユナイテッドだったが、週末のFA杯では宿敵アーセナルに4-0の勝利。
これはチーム状態を上昇させるいいカンフル剤に。
CLの舞台でもC・ロナウドが爆発すればアウエーとはいえ勝ちきれる。
オールドトラッフォードに帰る前に早々に決めたいところ。

試合はユナイテッドがペースを握った。
メンバーの差を考えるとこれも必然か。
4-4-2を基本とするユナイテッドがこの日は4-3-3と言うか4-5-1。
相手に合わせてきた。
こういう流動性もユナイテッドの魅力。
どういうシステムだろうが、しっかり自分たちのやることを遂行できる。
だいぶ前の3人は押さえ込まれてたが、一瞬の隙を突いてOLゴールを脅かした。
ルーニーがうまくDFと入れ替わり、クペと1対1の場面が。
意外とこういう決めれるって場面でルーニーはやらかすことが多い。
確かにいい選手だと思うが、フリーの状態だったり、楽に決めれたりって場面ではあれ?ってシーンをよく見る。
こうなるとエースとは呼べないんだろうが、チームへの貢献度はぴか一。
ルーニーがいないとユナイテッドのサッカーは成り立たない。
C・ロナウド、ギグスもいい位置までは進入できても、最後の仕事はさせてもらえなかった。
これはアンデルソン、スコールズもそう。
OLはユナイテッドをしっかり研究してきた。
それでも敗戦濃厚になった時間に、点が取れるのが最近のユナイテッド。
テベス、ナニの投入が効いた。
サー・アレックスの采配ズバリ。
バックアッパーがこれだけ充実してればチームとしてかなり楽だろう。
こういうつきなんかも考えると、ひょっとしたらチーム史上2度目のトレブルが今シーズン見れるかも。
OLはユナイテッドの攻撃によく耐えた。
それに欲しかった先制点も取れ、これなら勝てて終われる試合だった。
最近のOLがどういうシステムで戦ってるのかわからないが、右の攻撃的な位置にクレルクってのには驚いた。
どう考えても守備的。
右には右SBがふたり並んでるようなもん。
C・ロナウド、ギグス、ナニとあれだけのサイドアッタカーがいると、ここまでやらんと押さえられないと思ったのか。
攻撃で対応できるとはふまなかったのか。
ホームだし、もっといってもらいたかった気がするが、これが悪かったわけでもなかったので良しとするか。
ゴブ右で左にベン・アルファが理想だった。
今をときめく花の87年組が前線で暴れまわる姿が見たかったな~。
ベンゼマはサー・アレックスの前でこれだけやれるぞとしっかりアピール。
OLの点はこの男。
エリア前でボールを受け、前を向いてかなり狭いシュートコースを見つけ左足を振りぬいた。
これが見事なシュート。
非凡な才能をまざまざと見せつけた。
ルーニーと組んでも、テベスと組んでも、はたまたこの3人が共存してもどれも魅力的。
サー・アレックスが欲しいと思ったものはたいてい手に入ってる。
来シーズンはもうOLにいないかもしれない。
レ・ブルーでもエースとしてやっていけそう。
それぐらいかなり切れのある動きを披露した。
OLはこのベンゼマのゴールの後、どうもこの1点を守ろうとしたのか、更にユナイテッドに点をやるまいと考えたのか、より守備的に。
ジュニーニョ・ペルナンブカーノを下げたのはイエローをもらわないためだとはわかるが、ベンゼマは最後までピッチにいてもらいたかった。
OLが得点をするなら、ジュニーニョ・ペルナンブカーノのFKかベンゼマの個人能力しかなかった。
いくらベン・アルファとフレッヂを投入しても格が違いすぎる。
こういうマイナスな考えが同点ゴールを喫した証拠。
もっと強気で戦ってもらいたい。

スコア 1-1

<得点者> 
リヨン      ベンゼマ
マンチェスターU テベス
~愛丸's MVP~
トゥララン(アンカーとして最高の仕事をした。特にカバーリングがすばらしい。昔はここまで守備の人じゃなかったのに)