愛丸のサッカー観戦記

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アストンビラ-チェルシー

2009-10-17 22:52:59 | プレミアリーグ
観戦日 10/17(土)       

愛丸’s チェック
インターナショナルマッチウイークが明けた一戦。
ビラの方が選手を代表に取られてる人数は少ない。
ってことは、この一戦に向けて、しっかり準備はできてるだろう。
昨シーズンはチェルシー相手にダブルを喫してるし、今シーズンこそはここビラパークでは結果を出したいところだろう。
ビッグ4になかなか結果を出せないビラだけに、どこまで自分たちのサッカーがやれるかどうか。
チェルシーは、過酷な代表戦を戦ってきた選手が多い。
W杯を決めたチームの選手ならいいが、プレーオフに回った選手やら、予選突破がならなかった選手など、モチーベーションと疲労ってところが心配。
ただ、プロの集まりはわけで、ここは気持ちを切り替えてくるはず。
ウィガンに敗れてるし、この段階での2敗目は避けたいところ。

ビラが苦手なビッグ4相手に、ここで結果を出した。
この戦いができたら、ビッグ4の一角を崩すことも可能。
先制され、厳しい状況だったが、セットプレーからの2発で見事な逆転勝利。
なんといっても、最後まで集中を切らさなかったDF陣が見事。
プレミア最小失点は伊達ではなかった。
あの先制ゴールも、フリーデルの力を持ってしたら、簡単に止められるようにも思えたが、思いのほかボールが落ちて、バウンドして伸びたんだろう。
ミスと言えばミスだが、この後は、フリーデルは神がかったセーブでゴールを許さなかった。
この男の的確なポジショニングと飛び出しで、チェルシーのシュートはほぼ正面に。
アネルカがスルーに抜け出して、股抜きを狙ったシュートもすばやい反応で、セーブしてみせた。
このフリーデルよりもディフェンス面で貢献したのが、コリンズ。
高さ勝負であれって思われた立ち上がりだったが、しり上がりの調子を上げてきた。
フリーのドログバのシュートをからだを張ったスライディングで止めたシーンは圧巻だった。
あのプレーがなかったら、点は決められてたはず。
コリンズはCKから逆転ゴールを奪ったし、攻守でチームに貢献。
ディフェンスでリズムをつくり、それを得点につなげた。
同点弾はダンが奪ったし、この勝利はCBふたりのおかげと言っても過言ではない。
守備面ではCBだけでなく、両SBもしっかりやれてた。
クージャルはほとんどオーバーラップすることなく、守備に専念。
前のミルナーとうまく連動してチェルシーの左サイドを封じ込めた。
左のウォーノックもいつもよりもオーバーラップを控え、中へのカバーリングに力を入れてた感が。
ボジングワとの勝負にも負けてなかった。
ここまでDFラインがしっかり仕事できてれば、チェルシーを最小得点に押さえ込める。
連動したあの守備はなかなか崩せないだろう。
チェルシーは、ビラの倍以上のシュートを放ちながら奪った得点はドログバのミドルのみ。
確かにあのシュートはいいシュートだった。
シュートにいく前のトラップでディフェンスを抜き去ったシーンがこれまた見事。
ドログバがフィニッシュに効果的に絡めたのが、これぐらいで、もっとゴール前にいってもよかったはず。
泥臭さが感じられなかった。
これはアネルカも同じ。
状態がいいから、きれいにやろうって感じなのかもしれんが、負けてる状況だったら、どんな形でも点がほしいはず。
きれいに崩して点を取ろうってし過ぎだった。
デコが狙ってるのがスルーだったし、こうなるのもわからんでもないが・・・。
サイドを押さえ込まれて、なかなかクロスって展開にならなかったのも点が取れなかった証拠か。
今のチェルシーに足らない攻撃。
あのシステムだと、サイドの攻撃はSBに頼ることが多くなる。
左はまだマルダがいるからなんとかできそうだが、この男も中への傾向が強くなってきた。
右は完全にボジングワ頼み。
そのボジングワがけがでイバノビッチに代わったから、ここからの攻撃ってのが期待できない。
ビラに追いつくことができず、この段階で早くも2敗目。
ユナイテッドが走ってしまうことだけは避けてもらいたいが・・・。

スコア 2-1

<得点者> 
アストンビラ   R・ダン、コリンズ
チェルシー    ドログバ    
~愛丸's MVP~
コリンズ(出だしは不安を抱かせるプレーがあったが、経過とともに安定感が増した。決定機を止めたシーンに決勝ゴール。攻守で活躍)