愛丸のサッカー観戦記

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R・マドリー-ACミラン

2009-10-22 09:39:12 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/22(木)       

愛丸’s チェック
大量得点でここまで2連勝のマドリー。
リーガではセビージャに敗れて敗戦を喫してるが、このCLではまだそうはいかないだろう。
相手は、難敵のミラン。
カンピオナートで調子が上がってなくても、前節、サン・シーロでチューリッヒに敗れてても、やるには嫌な相手。
古巣相手にカカがどんなプレーを見せてくれるか。
ミランはカンピオナートでのローマ戦で何かつかんだはず。
あの後半のサッカーを今後の基本軸にしていけば、結果は出るだろう。
ホナウジーニョにも輝きが戻りつつあるし、アレシャンドレも開幕戦以来のゴールを決めた。
中盤の守備の負担が大きくなるが、ここは経験値でなんとかカバーするか。
もうこのGLで負けは許されない。
サンチャゴ・ベルナベウとは言え、ドロー狙いではなく、勝ちにいくサッカーをしないと・・・。

マドリーはどこかしっくりこない攻撃を展開。
ミランのDF陣を最後まで崩せなかった。
2点を取ったとは言え、先制点はジダの凡ミスからだし、2点目もドレンテのミドルシュート。
ミランを崩しきってのゴールはなかった。
個人であのDF陣を打開できるだけの力はあるはずなんだが、どうしても、最後のところで止められてしまう。
ワン・ツーとか、ここってところでのスルーが少なかった。
大きい展開はX・アロンソからあるんだが、これが崩しの決め手にはなってない。
ベンゼマも個人での突破を狙っても突破できないし、ここでうまくラウルと絡めればよかったんだが・・・。
ラウルが広範囲に動くから、ベンゼマに渡ったときに、近くにいなかったりする。
やっぱりベンゼマはニステルと組んだ、あの試合でのプレーが一番のびのびプレーできてた。
カカもミラン時代はもっといけてたはず。
古巣に遠慮したわけではないんだろうが、この男には強引さが足りなかった。
今まで一緒に練習をしてきた相手だったし、弱点みたいなものは知ってると思うんだが、これは相手にも同じ状況。
それでも、それを突破できるのがカカだろうし、もっと強引にいってもいいはず。
こうれを考えると、やっぱりC・ロナウドの不在が響いてるのか。
ただ、この試合、イグアインもラフィも使わず終い。
逆転された段階で、ペジェグリーニはもっと攻撃的な手を打つべきだった。
ドレンテの突破が効かなかったわけではないが、これだけでは、ミランもなんとか守りきることができる。
攻撃も物足りなかったが、守備もやっぱり完成度が低い。
ピルロのミドルはしょうがないにしても、アレッシャンドレの2発は、どうにかできたかも。
2失点目は、明らかにアルビアルとカシージャスの連携ミス。
アルビオルとマルセロで最後までアレッシャンドレを挟み込んでいたら。
カシージャスの飛び出しも早すぎたかも。
3失点目はマルセロがアレッシャンドレを離しすぎ。
あそこで中のケアよりも、アレッシャンドレをしっかりマークしとくべきだった。
マドリーの守備は連携とマルセロに問題あり。
CKかたノーゴールになったが、T・シウバには完璧に決められてたし・・・。
ミランはあのローマ戦の後半で、何かをつかんだ。
4-3-3にして、ホナウジーニョが息を吹き返した。
この試合でも自分で仕掛けるシーンが多かったし、笑顔も戻ってきた。
セードルフが攻撃参加してきたら、必ずチャンスにつながったし、このプレーができてると、これまで見たいな無様な試合は展開しないだろう。
よくを言えば、前線のポジションチェンジが多くなると、もっとチャンスも増えるんだろうが、ホナウジーニョはおそらく左でのプレーばっかりになるはず。
守備ではジダの信じられない凡ミスで先制を許したが、これ以外はしっかりマドリーを封じ込めた。
ネスタには往年の輝きが戻ってきたし、T・シウバとのコンビももう長年やってるみたいに安定してる。
オッド、ザンブロッタもここを突破されるシーンは少なかった。
完全に崩されたシーンはなく、守備陣にもかなりやれるって自信がついた試合になっただろう。
やってもたいたい選手が結果を出し始めたミラン。
けが人さえ出なかったら、このまま好調をキープできるはず。
これからミランのサッカーがおもしろくなっていくはず。

スコア 2-3

<得点者> 
R・マドリー   ラウル、ドレンテ
ACミラン    ピルロ、アレッシャンドレ×2    
~愛丸's MVP~
アレッシャンドレ(CLでの初ゴールをゲット。右に開いてからのプレーがだいぶ板についてきた。得点も取れるようになったし、ここからさらに輝きを増しそう)