愛丸のサッカー観戦記

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インテル-ウディネーゼ

2009-10-04 14:22:57 | セリエA
観戦日 10/4(日)       

愛丸’s チェック
CLで2戦連続のドローと結果が出せないでいるインテル。
カンピオナートでもサンプに負けたりと、どうも戦前の予想とは違った展開に。
モウリーニョもまだはっきりチームの方向性を見出せてないのかも。
基本はスネイデルをトレクァルティスタの置いての4-3-1-2なんだろうが、点がほしい状況での4-3-3がいまいち。
あれだけのメンバーが揃ってるんだから、どうにでもなりそうなもんだが、事はうまく運ばない。
ウディネは好調をキープ。
ディ・ナターレはここまで8得点。
チームが10得点で、そのうちの8割をこの男が決めてることに。
ここ3試合は無失点試合を続けてるし、あのミランも押さえ込んだ。
今、サンプについでセリエで好調さをアピールしてるチームだろう。
この勢いで、インテルにも土をつけたいはず。

インテルはまたまたドローかと思われた試合をスネイデルが救ってくれた。
この男を獲得したことがどれだけチームにためになったか。
もし、この男がいなかったら、トレクァルティスタを置かないままの布陣で戦ってたかも。
この試合も、最後に点を取ったこともすごかったが、試合でもここでしっかり起点が作れる。
パスの精度も高いし、今、インテルにはなくてはならない存在に。
問題は、D・ミリートがけがしてからの前線。
エトーはバロッテリを誉めてはいるが、コンビとしてはまだまだ。
あきらかにD・ミリートが戦線離脱してから、パフォーマンスは落ちた。
バロテッリがパスを出すのか、そのまま仕掛けるのか、この辺の見極めが難しいから、うまく動き出せてない。
D・ミリートのけががどれくらいのものかわからないが、復帰するまではバロテッリとのコンビになるはず。
後半、またまた点が取りたくて3トップにしたんだが、このふたりプラススアソ。
エトー、バロッテリの2トップよりも、この3トップは機能しなかった。
スアソが見せ場を作ったシーンは皆無。
これはもうモウリーニョの頭の中からは削除されただろう。
この試合、マイコンがサスペンションで出場できなかったんだが、代わりに入ったサネッティはもうかつての切れが感じられない。
ウディネの左サイドの攻撃をケアしてたからなんだろうが、オーバーラップが少なすぎ。
これではサイドからの組み立てがひとつもできない。
この試合のインテルに足りなかったのはサイド攻撃で、こうなると、ウディネのDF陣は中をケアすればいいだけで、しっかり守れてた。
あのメンバーを要しながら、攻撃に厚みがないのはちょっと問題。
中盤のムンタリを除く選手たちが好調だから、ここがもっと活き活きするような周りの動きがあれば、強いインテルが戻ってくるはず。
ムンタリがベンチに下がるとき、インテルの選手たちがかなりムンタリに気を使ってるように見えたが、かなりスタンドから野次が飛ばされてたのか。
そうなってもおかしくないような出来だったのは間違いない。
ウディネは勝ち点1が目の前でこぼれていった。
しっかりした守備でなんとか耐えてたが、スネイデルの一発に屈した。
サイドからの崩しが少なかった分、守りやすかったんだろうが、そうそう危ない場面は作らせなかった。
チームとしてはインテルよりもはるかに上。
中盤も底のhたりがしっかり守備をやってくれるし、両ワイドは自分たちの仕事がしっかりできてた。
サンチェスなんかかなり自由を与えてもらい攻撃で違いを生み出した。
この動きにしっかりペペも連動できてたし、これにトップのF・フローレスとディ・ナターレも及第点の動き。
個でどうにかしようってサッカーではなく、グループでしっかり崩すことを念頭に置いてるように思えた。
この試合でもディ・ナターレは得点し、これで9得点目。
まだ10月に入ったばっかりで9得点だと、スクデットが決まるころにはいったい何点取れてるのか。
アズーリでもFWのファーストチョイスになれそうだし、今のディ・ナターレはなかなか止められないだろう。
ただ、この試合は負けたわけで、ここからずるずるいかないことを願う。

スコア 2-1

<得点者> 
インテル    スタンコビッチ、スネイデル
ウディネーゼ  ディ・ナターレ    
~愛丸's MVP~
スネイデル(すっかりインテルの攻撃陣を牽引するリーダーに。今、この男が欠けるようなことになると、インテルはずるずる行ってしまいそう)