愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

チェルシー-サンダーランド

2012-01-17 13:56:44 | プレミアリーグ
観戦日 1/17(火)       

愛丸’s チェック
年末はかなり不安定な戦いが続いたチェルシー。
マンチェスターの2チームだけでなく、ロンドンのライバルスパーズにも離されての4位。
下のアーセナル、リバプールとも1試合の結果でひっくり返る状況だし、ここからは全ての試合が大事になってくる。
ホームでの試合は、相手がどこであれ落とすわけにはいかない。
サンダーランドはシティに土をつけたり、M・オニール体制になって絶好調。
ここまで監督が変わっただけで、結果が伴うってもそう多くあることではない。
諦めない力を全面に押し出し、10位まで順位を上げてきたから、その勢いに乗って、ここでも勝ち点3を狙うサッカーを展開してくれるはず。

チェルシーはラッキーゴールを最後まで守り抜いて、泥臭く勝ち点3をゲット。
形はどうであれ、勝ち点3に変わりはないんだし、今はこれで十分だろう。
ラッキーゴールとは言え、それはランパードだけのことであって、右からのクロスをジャンピングボレーで合わせたF・トーレスはさすがだった。
これがクロスバーに当たって、そのこぼれが立ってたランパードに当たって入ったもの。
このF・トーレスのシュートなんかを見てると、この男はだいぶ状態が良くなってきてそう。
ドリブルでの突破にもキレが感じれたし、ようやく、この地で本来の姿を披露できるようになった。
まだまだスペースを与えられて、周囲との連携が取れてくれば、まだ輝けるはず。
いろんな人間が、この男の復活を望んでるだろうし、ヴィラス・ボアスもこの男を中心にしたチームを作ってもいいはず。
そうなると、マタは欠かせない選手。
同じスペイン人だし、この男のコンビってのはなかなか光るものがあった。
ただ、ランパードが前へ前へきてしまったら、F・トーレスが使いたいスペースが消されてしまい、ここは、まずはF・トーレスありきでプレーしないと。
あの得点シーンではF・トーレスがファーに流れたところを、中に詰めてきてのゴールだったし、こういう連携は問題ない。
中盤、もしくはサイドの選手がボールを持ったとき、F・トーレスの動きに合わせて、周囲が連動できれば、また違った攻撃が展開されるはず。
ここで問題が、中盤でパスを出せる選手がいないってこと。
エッシェンが戻ってきたが、この男もランパードに近いタイプだし、R・メイレレスもいいパサータイプではない。
こうなったら、いち早くマクイクランをインサイドハーフで起用し、ここから攻撃kを組み立てるサッカーってのもありかも。
それか、マタをトップ下に置く4-2-3-1。
リバプール時代、F・トーレスが最も輝きたのがこれだし、今のF・トーレスだったら、期待に応えてくれるはず。
この試合、アンカーのロメウの気の効いたプレーが目立った。
前線に顔を出すこともなく、周囲の動きをしっかり把握し、バランスを取るプレーに終始。
この男の安定感があるから、インサイドハーフのふたりは攻撃に専念できてるし、ここまで早くチームにフィットするとは思わなかった。
ミケルを完全にベンチに追いやったし、これからの成長が期待される。
どんな形であれ、チェルシーは、勝ち点3を積み上げていくしかない。
サンダーランドは、不運な形での失点1つだったが、チェルシーのゴールをこじ開けれなかった。
決定機の数はチェルシーよりも多かったし、これのどれかひとつが決まってたら、勝ち点を持ち帰れたんだが・・・。
一番決定機を不意にしたのが、左サイドのマクリーン。
いい形で中に入ってきて、フィニッシュに絡むシーンがちらほら。
S・ラーションの突破からのクロスが、ここに通ったが、うまく左足に合わせられず枠を捉えず、オフサイドなしで裏に抜け出してもコントロールが雑になってシュートまだ持ち込めず。
このどちらのプレーも1点ものだった。
ベントナーにもウィッカムからのスルーパスに抜け出しフィニッシュまで行けどもボールはクロスバーの上。
サンダーランドはいい形を作ってもフィニッシャーに問題が。
うまく守れてたし、またしても終了間際に諦めない気持ちで攻め込んでも点には繋がらなかった。
セセニョン、S・ラーションには個人技があり、マクリーンも左サイドからの仕掛けってことではいいものがある。
この武器を最大限に活かし、中で決定的な仕事をしてくれる選手の層が増してくれば、EL圏も狙えるチームに。

 
スコア
1-0
<得点者> 
チェルシー   ランパード                

~愛丸's MVP~
ロメウ(まだまだ若い選手だが、ベテランみたいな振る舞いでチームをうまくコントロール。攻め上がるシーンは皆無で、まずはバランスを取ることに専念。これから経験を積んでいって、ここから攻撃の起点になるようなパスを身につければ大化けするかも)