愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

チェルシー-マンチェスターC

2007-10-31 00:58:57 | プレミアリーグ
観戦日 10/30(火)       
 
愛丸’s チェック        
なかなか調子の上がらないチェルシー。
それでもモウリーニョ解任のショックからはだいぶ立ち直ってきてそう。
テンカーテがコーチでやってきて、この沈んだチームをどう立て直すかも見もの。
現在3位と絶好調のシティ。
若手がしっかり仕事をし、チームとしてのまとまりもいい。
この勢いでチェルシーをスタンフォード・ブリッジで叩きたいところ。

試合は思わぬ展開になった。
昨シーズンまでだったら思わぬなんて表現はしなかったはずだが、今シーズンだけを考えるとこうなった。
チェルシーはドログバをトップに右J・コール、左カルーの4-3-3。
やっぱりこれが一番しっくりきてる。
攻撃もスムーズ。
ランパードも元気にプレー。
この男がいなかった時期が一番どん底だったことを考えると、チェルシーを支えてたのはランパード。
故障もせず、連続出場を続けてたから強いチェルシーが持続できてた。
代えのきかない選手。
この試合でもシュートこそハートに止められたが、このこぼれから2得点。
枠を捉えるシュートの重要性がわかった。
これにエッシェン、ミケルの3センターは文句の付けようがなかった。
テリーがいなかったDF陣もこの試合は全員が最高のパフォーマンス。
右のベレッチ、左のP・フェレイラ、攻守にわたって活躍。
こんないいSBの攻撃参加は、今シーズンのチェルシーでは見られなかった。
ここからがチェルシーの本番か。
最後の最後にシェバもゴールでき、とりあえず役者はそろった。
この大勝がチームに与えた影響は非常に大きいと思う。
シティはちょっと不甲斐無かった。
シティオブマンチェスターではあれだけの強さを発揮できるのに、アウエーとなるとなかなかあのパフォーマンスができない。
何が原因なのか。
使う選手をそんなにいじることもなく、やるサッカーも同じなのに。
この試合ではトップは好調E・ムペンザではなく、サマラス。
悪くない選手なんだが、ビアンキをベンチにってなら、こっちを使った方がおもしろかったかも。
途中で出てきたが、魂が感じられた。
この試合でシティの問題点がちらほら。
1つはエラーノのポジショニング。
高い位置でプレーしてるときは、サマラスが孤立することもなく、2トップに近い型で相手にそれなりの脅威を与えることができてたが、下がってプレーするとサマラスは孤立。
エラーノには自由が与えられてるんだろうが、もっとトップに近い位置で自由に動いてもらいたい。
そうしないとチャンスが不意になる。
2つ目はDF陣の横の距離感。
特にM・リチャーズとガリードの間。
何本スルーを通されたことか。
通されただけならまだいいとしても、それが点につながったとなると大問題。
エッシェンは絶えずこの門を狙ってた。
M・リチャーズが早い時間からかなりイライラしてたのにも問題がある。
もっと冷静にプレーしないと、ビッグクラブが相手ならまんまとやられることになる。
若手中心のいいチームなんだが、この試合ではその若手がピリッとしなかった。
先に述べたM・リチャーズ、アイルランド、M・ジョンソンといつものプレーができてなかった。
これをいい経験に、もっと上を目指してもらいたい。
エリクソンならどうにかしてくれるはず。

スコア 6-0

<得点者> 
チェルシー  エッシェン、ドログバ×2、J・コール、カルー、シェフチェンコ
~愛丸's MVP~
エッシェン(先制点でチームに勢いをつけた。攻撃で光る部分、守備で光る部分、どちらも申し分なかった)

バルセロナ-アルメリア

2007-10-30 22:18:24 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/30(火)       
 
愛丸’s チェック        
ビジャレアル戦を落とし、レンジャース戦はエンパテ・ア・セロ。
ここにきてまた調子を落としつつあるバルサ。
デコがけがしたみたいで、更に状況は悪化。
それでもトゥーレ・ヤヤ、ザンブロッタ、マルケスと復帰する面々も出てきて、どっちに転がるか。
相手は昇格のアルメリア。
現在9位とまずまずの成績。
カンプ・ノウでそれなりのパフォーマンスができれば、自信につながりそうだが。

バルサはこの試合、メッシを温存。
代わりはドス・サントス。
メッシほどの安定感とキープ力はないが、個人で突破しようと意気込みは感じられた。
まだ若いし、トップチームに合流して日が浅いため、周りとの連携には難があるが、使われ使われで良くなっていくだろう。
1つこのドリブルからPKを得たわけで、合格点を与えてもいい。
合格点を与えられるのはあとはイニエスタぐらい。
先発はデコの代役、トゥーレ・ヤヤが下がってからはアンカー。
こんなユーティリティな選手はそうはいない。
それにどのポジションもハイレベルにこなす。
この試合でもボールを奪われるシーンはほとんど見られなかった。
けががちなプジョル、コンディションが上がらないホナウジーニョ、輝きがないチャビ、今までバルサの象徴だったこの男たちに代わって、メッシとふたりでこのバルサを引っ張っていってる。
ほんとに欠かせない存在になった。
イニエスタのいないバルサはおそらく輝くことができないだろう。
イニエスタがいたら、ホナウジーニョはいらない。
この試合、パスをカットされるシーンが多すぎた。
周りとの連携が取れてない。
アンリとのコンビもお世辞にもいいとは言えないし、消えてる時間も多い。
チームがボールを奪って、まずホナウジーニョにってサッカーではなくなった。
あの笑顔も見られないし、長い休養が必要かも。
ボージャン、ドス・サントスと人間はちゃんといるからもうホナウジーニョに頼らなくてもいいだろう。
ライカールトは決断を迫られてる。
アルメリアは思ったより攻撃的で見ていて清々しかった。
カンプ・ノウってことで気後れするかに思われたが、積極的だった。
トップのネグレド、左のクルサと見ててこれはと思わせる選手もいた。
ネグレドはマドリーカスティージャの出身で、このバルサ戦にかける意気込みが他と違ったのだろう。
トップで起点になり、なおかつフィニッシュにも絡んで、惜しいシーンも多々あった。
まだ若い選手だし、もっと経験を積めば面白いFWになりそう。
F・メロがもうちょっとやってくれたら点は取れたかも。
攻撃的にいってはいたが、どこか中途半端。
バルサ相手ってことを一番意識していた選手。
他の選手ぐらいガツガツいってくれてたらよかったのに。
それなら、ビダンゴシが見たかったな~。
ビジャレアルに移籍って話だったが、まさかアルメリアにいるとは・・・。
リーガで暴れるシーンを早く見てみたい。

スコア 2-0

<得点者> 
バルセロナ   アンリ、メッシ
~愛丸's MVP~
イニエスタ(ホナウジーニョを超えた存在に。今、バルサで一番必要な選手。ドリブル、パス、どちらも切れきれ)

ACミラン-ローマ

2007-10-30 20:02:51 | セリエA
観戦日 10/30(火)       
 
愛丸’s チェック        
サン・シーロで全く結果が出せないミラン。
CLでの調子がセリエで出せないのはどうしてか。
結果を出せないどころか、勝ち星をあげれない。
カカがしっかり仕事をしてくれないと、今のミランは全く怖くない。
ローマはトッティを欠く厳しい状況。
CLもあり、なおかつ、次節はローマデルビー。
この過酷な日程をどう乗り切るか。
ここでいい結果が出せるようだと、ローマは一気に上昇気流に乗れそう。

ミランはマルディーニが左SB、カフーが右SBとベテランに頼る布陣。
攻撃陣はいつものパターン。
最近調子が上がりつつあるジラのワントップ。
CLでの2ゴールをあげ、ここでも期待されてたんだろうが・・・。
確かに切れのあるヘディングをいくつか見せてたが、これがゴールに結びつかない。
ただ、いいティロをするだけだと、そこら辺のFWでも出来る。
一流のストライカーならしっかり点を取んないと。
カカはそれなりに動いてチャンスを演出したが、いつもよりフィニッシュに絡むシーンが少なかったような。
強引なドリブル突破もなかなか見れなかった。
これはローマのDF陣がしっかり対応してたから。
こうやってカカが押さえられたとき、輝いて欲しいのがセードルフ。
そのセードルフがパッとしなかった。
ここはローマDF陣が押さえたというより、セードルフ自身のコンディションがいまいちだった。
この日のサン・シーロはミラニスタの声援が非常に大きかった。
いつもはおとなしいイメージだったが、こうも不甲斐無い試合ばかりだと、大声も出したくなるか。
取れるときに取れず、先に点を取られる最悪の展開。
これで、セリエが開幕して5試合あったホームゲームは3分け2敗。
インテルの姿が遠のくばかり。
セリエはもう諦めたほうがいいかも。
一方ローマは攻撃の軸トッティを欠きながらもいいサッカーを披露し、アウエーで勝ち点3をゲット。
ペロッタの状態もいまいちだったが、それでもチーム全員で戦っての勝利。
誰かに頼るサッカーではなく、チームとして戦うこのローマサッカーだったから、多少のけが人が出てもパフォーマンスがそう落ちることはない。
左サイドにトネット、カッセティとSBの選手を並べた守備的布陣も功を奏した。
さすが策士スパレッティ。
トッティの代役、ヴチニッチが全く代わりを務められずにいたが、いいとこで点を決めることができた。
シシーニョのクロスをニアに走りこんでのダイビングヘッド。
ネスタの前に入ったとこで勝負あり。
このゴールはトッティでは無理。
なんとか違いを見せつけることが出来た。
でも誉められるのはこのシーンのみ。
まだまだこれだと満足できる内容ではなかった。
このローマの勝利はメクセスとフアンのCBコンビの安定感がもたらしたもの。
フアンはカカを見事に押さえ込み、メクセスは気の利いたカバーリングに魂のディフェンス。
熱くなることもなく冷静に90分プレーできてた。
カッとすることがなかったら、メクセスは世界でも指折りのCB。
このディフェンスが常時できると、ローマはそうは失点しないはず。
この勝利で、気持ちよくローマデルビーを戦えるだろう。
昨シーズンは勝つことができなかったから、今シーズンこのデルビーにかける意気込みは並々ならないものがあるだろう。
流れるようなローマサッカーを見たい。

スコア 0-1

<得点者> 
ローマ   ヴチニッチ
~愛丸's MVP~
シシーニョ(かなりのアップダウン。カフーに引導を渡すかのような出来だった。だいぶチームにもフィットし、パヌッチをベンチへ)

R・マドリー-ディポルティボ

2007-10-29 23:28:58 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/29(月)       
 
愛丸’s チェック        
開幕当初の勢いが薄れつつあるマドリーだが、CLでの勝利でまた上昇モードに。
一方ディポルはそれなりのサッカーをしているが、結果がついてこない。
うまく若手中心にシフトチェンジができれば以前みたいにおもしろい存在になりそうだが。
マドリーを撃破できれば、勢いづくのは間違いないが・・・。
マドリーもサンチャゴ・ベルナベウで無様なサッカーはできない。
どんなサッカーを披露してくれるか。

マドリーはけが人が何人か出て、ここはターンオーバー。
ニステルのパートナーにはサビオラが。
期待して見てたんだが、なかなかうまく試合に入り込めてない。
ニステルが中心なのはわかってるが、もっとそれに絡んでいけるようになんないと、チームからの信頼が得られない。
裏をつく動きも大事だが、もっとボールに絡まないと。
後半途中にラウルと交代させられたが、このラウルがマドリディスモ全開で勝ち越し点を取ったもんだから、サビオラの株は下がっただろう。
ここで終わる選手じゃないから、もっと奮起してもらいたい。
休みなくグティはピボーテで輝きまくり。
ディポルは決してグティを甘くみてるわけではないはずだが、いとも簡単にフリーになり、いとも簡単にスルーを通してた。
あの危険な位置でグティをフリーにしたら、どのチームでもやられる。
ほんと今がピークかも。
信頼されて使われ続ければ、これぐらいやれる選手。
もっと昔からピボーテで固定して使ってれば、マドリーの停滞期はなかったかも。
ほんと、今のマドリーはラウルとグティが支えてる。
このふたりのコンディションがずっと好調ってわけはないので、その時をどう乗り切るか。
ここがうまくいったら、連覇は間違いない。
ディポルは開始1分に先制し、幸先いいスタートを切ったが、耐えることはできなかった。
前半は両サイドが攻撃的に振る舞いチャンスを多く作ったが、ここで点が取れなかったのが響いた。
M・パブロに元気が戻ってき、左のフェリペもなかなかの動き。
SBがうまく攻撃に参加できれば、いつかは点が取れる。
これにグアルタードがもっと輝けば申し分ないんだが・・・。
この日は今までほどの切れは感じられなかった。
それとトップ。
チスコは先制点を取ったわけで、不合格ってわけではないが、前節いい仕事をしてたボティポを先発させた方がよかったような。
昨シーズンをけがで棒にふったこの男のやる気が違うはず。
リーガで結果を残せてるから、使っても失敗しない。
この試合を見る限り、ディポルは今の順位にいるチームではない。
これを続けれれば、必ず結果はついてくる。
カーサでの強さは証明してるから、あとはフエラをどう乗り切るか。
1つ勢いがつけば、とんとんと上がっていける。
楽しみに見ていくとしよう。

スコア 3-1

<得点者> 
R・マドリー   V・ニステルローイ、ラウル、ホビーニョ
ディポルティボ  チスコ
~愛丸's MVP~
グティ(過密日程の中、あの切れは衰えてない。ただいま絶好調。リーガでナンバー1のピボーテに。あのスルーは芸術品)

リバプール-アーセナル

2007-10-29 21:07:07 | プレミアリーグ
観戦日 10/29(月)       
 
愛丸’s チェック        
CLでかなりの窮地に追い込まれたリバプール。
逆に、CLでもプレミアでも絶好調のアーセナル。
全く正反対のチームコンディションの両チーム。
アンフィールドの力を借りて、この試合を上昇のきっかけにしたいリバプールと勢いのまま叩きたいアーセナル。
魂とテクニックのぶつかり合いのなりそう。
リバプールはけが明けのふたりがどう働いてくれるかが鍵になりそう。

試合はホームのリバプールが早い時間に先制。
ボールを支配されてる時間が多かったが、ひとつのチャンスをしっかりものにした。
いい位置でのFKをジェラードが豪快に決めてみせた。
リーセが動かしてからのシュートだったが、アーセナルは壁を割ってはいかん。
ひとつ動かしてるから、チェックに行くのもわかるが、キッカーがジェラードってことを考えると、しっかり壁で防げたはず。
この手痛い壁のミスがなかったら・・・。
リバプールはこの試合、はなっからカウンターを狙うサッカーを。
そうだったら、右のサイドにはバベルが適任だったように思う。
ボロニンもしっかり守備をする選手だが、スピードがない。
トップで使うならまだ良かったが、サイドってプレーヤーではない。
ラファはけっこうお気に入りみたいだが、もっとF・トーレスの近くでプレーさせた方がいい。
そのF・トーレスだが、けが明けの影響か、しっかりポストプレーができてなかった。
どうも何かを気にしてた。
ジェラード、X・アロンソから出たパスへの反応が鈍い。
このFW、いいパートナーがいて活きてくる選手。
このままワントップで使うと、アトレチコ時代の燻ってたころに戻りそう。
リバプールは2トップでいった方が破壊力が増すはず。
アーセナルはアンフィールドでも自慢のパスサッカーを十分に披露してた。
チーム状態がほんとにいい。
選手全員が同じ方向に向かってしっかりプレーできてる。
パスの成功率は世界でナンバー1のチームかも。
ただ、自陣で回すってわけではなく、相手が嫌がる一発でチャンスになるエリアでおもしろいようにパスが回る。
それも少ないタッチ数で。
このパスサッカー、セスクの成長とアデバイヨールの気持ちが支えてる。
セスクはチームの中心としてのキャプテンシーみたいなものが芽生えた。
アデバイヨールはアンリがいなくなって、俺の出番とばかりに技術が向上した。
これはいい気分でプレーできてる証拠。
これにつられる様に周りも活き活きとプレー。
このパスサッカーに、最近よく見られるようになったミドルもあるもんだから、リバプールDF陣はかなりあっぷあっぷに。
魂だけでのDFになってた。
こんないいアーセナルだが、この試合ではなかなか点が取れず。
ポストに当たったのがふたつ、このこぼれを狙って枠に飛ばなかったのもふたつ。
これのどちらかが決まってれば、勝てた試合だった。
この辺は昨シーズンまでのお茶目なアーセナル。
それでもセスクがうまい2列目からの飛び出しで同点ゴールを上げ、負けないとこはあの無敗優勝したシーズンと同じ匂いがする。
今シーズンのアーセナルはひょっとすとひょっとするかも。
そういえば、プレミアだけ見ると、リバプールも無敗を継続中。

スコア 1-1

<得点者> 
リバプール   ジェラード
アーセナル   セスク
~愛丸's MVP~
セスク(とても20歳とは思えない落ち着きぶり。冷静なパス回しに、効果的な攻め上がり。それにいいミドルも打てる。もうトッププレーヤーの仲間入り)

CSKAモスクワ-インテル

2007-10-24 08:52:15 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/24(水)       
 
愛丸’s チェック        
なかなかCLで結果が出せないCSKA。
負傷で出れてなかったD・カルバーリョの復帰は大きいニュースだが。
これで攻撃に関してはと思いたいところだが、V・ラヴがチームへの合流が遅れたみたいで召集外。
点取り屋がいないと・・・。
それとアキンフェエフ。
この偉大なる守護神の欠場が今のCSKAの不安定さを招いている。
インテルはセリエほどの安定感と強さをCLでは感じない。
サスペンション組が戻ってきて初めてインテルとして機能するのか。
いつまでもズラタンにばっかり頼ってると・・・。

今のモスクワはもう真冬並みの寒さみたいで、ピッチコンディションは最悪。
ホームのCSKAの選手たちも足元を気にするシーンが多かった。
この試合、どうしても勝ち点3が欲しいCSKAは前にって気持ちがよく伝わってきた。
が、これが気持ちだけで結果として出てこない。
D・カルバーリョ、ジョーとなんか個人でのプレーに終始。
このふたりがうまく絡めたのは1回だけで、これが得点に繋がったから、もっとふたりのコンビネーションが高かければ、インテルの守備網を突破できたかも。
この点が非常に惜しまれる。
それと左サイドのクラシッチ。
スピードもテクニックも高いものを持っているが、クロスとなると並みの選手。
いい位置までボールを運ぶことができても、チャンスにならない。
昨シーズンからCSKAの試合をいくつか見てるが、攻撃に関しての連動性はなかなか感じられない。
ここがCLで伸び悩んでる原因か。
この試合はいなかったが、V・ラヴ、ジョー、D・カルバーリョが組織として動ければ、得点力はアップするはず。
ドゥドゥはいつもけがで途中交代してるイメージがあるが、これはなぜ?
こんな計算しずらい選手ならスタメンで使わなければいいのに。
それと、やっぱりGK。
ヨーロッパの舞台でCSKAが輝くにはアインフェエフじゃないとダメ。
2失点目のマンドリキンの対応には口をあんぐりするしかなかった。
あまりにもお粗末。
このGKが守護神を務める限り、CSKAのGL突破はない。
インテルはやっぱりセリエほどの好調感が感じられない。
ズラタンもここは小休止だったか。
それでも相手のミスに付け込み、しっかり逆転するあたりさすがインテル。
取れないまま試合が終わるってことはなくなった。
この試合では誰がどうって印象はなし。
全員がそれなりの仕事をこなした。
このパフォーマンスでも、GLは必ず突破できる。
あとは選手が戻ってくるだけ。
気になったのはビエラ。
やっと戻ってきたかと思ったら、前半15分で負傷退場。
この15分間も何をしてたのか全くわからなかった。
インテルはもうこのチェントロカンピスタには見切りをつけた方がいいのでは?
ダクール、カンビアッソ、スタンコビッチ、サネッティ、代わりはいくらでもいる。
チームの輪を乱しかねない選手は早々に切るべき。
そうしないと、いつものインテルに戻ってしまうかも。

スコア 1-2

<得点者> 
CSKAモスクワ  ジョー
インテル      クレスポ、サムエル
~愛丸's MVP~
クレスポ(ズラタンより動きは良かったように思う。さすがクレスポって動きも多く披露。相手のミスから落ち着いて決めた同点弾はさすが)

エスパニョール-R・マドリー

2007-10-23 22:10:07 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/23(火)       
 
愛丸’s チェック        
ただいま絶好調のエスパニョール。
前節はメスタージャでバレンシアを撃破。
スペイン代表にも3人を送り出し、全てがうまく廻ってる。
デ・ラ・ペーニャを欠いてる状態だが、今のところは穴という穴は見つからない。
マドリーは首位をひた走ってるが、開幕当初の勢いは失われつつある。
ラウル、グティが元気だとチームも乗ってくるが、このふたりが止められるようなことがあると・・・。
スネイデルあたりがチームを引っ張っていけるようになればいいが。
それはまだ時期尚早か。

モンジュイックでの試合ってこともあり、エスパニョールが開始早々から攻めたてた。
攻撃陣が元気いっぱい。
代表に呼ばれた疲れは感じられず、充実感というか、いい方に気持ちが出てた。
代表3人組プラスバルド。
このカルテットはリーガでも屈指の攻撃陣。
特にいいのが、タムードとリエラ。
“本物のラウルはタムード!”って横断幕のように、この試合ではラウル・タムードがラウル・ゴンサレスを上回った。
攻撃の起点になるだけでなく、フィニッシュにもよく絡み、仕掛けるとこはしっかり仕掛ける。
マドリーDF陣、特にメッツェルダーはてんやわんやだった。
これにリエラ、L・ガルシア、バルドと絡んでくるもんだから、メッツェルダーだけでなく、その他のDF陣もかなり手を焼いてた。
開始早々に先制し、後半に入って、タムードのスーペルループで突き放す。
この上ない展開。
このループが決まったとき、バルベルデは「ゴラッソ!」って言ってたような。
球際を激しくって守備も好感がもてる。
早い段階で攻撃の芽を摘み、マドリーに決定機を作らせない。
バレンシアがはまったようにマドリーもこのエスパニョールのサッカーにはまってしまった。
そのマドリー、CLでのラツィオ戦を見てるかのように覇気が感じられず。
アルビトロはマドリー寄りに笛をふいてたように思ったが・・・。
グティの位置が低すぎたことと、サイドの攻撃が右ばっかりだったのが、エスパニョールDF陣を崩せなかった原因。
グティにはもっと高い位置を保ってもらいたかったが、なかなかそうもいかなかった。
それならスネイデルがその役割をはたせればよかったが、ここもしっかり押さえられた。
後はマルセロ。
効果的なオーバーラップは1度もなし。
セレソンでこの男を初めて見たときは攻撃が特徴のラテラルだと思ったのに、いつの間にか守備に重きを置くように。
シュスターはこれが望みなのか?
これに見かねたのか、後半途中にスネイデルに代えてドレンテを投入したが、この男もまだまだ。
たった1シーズンエールディビジで活躍したぐらいで、リーガでも同じようにやれるかっていったら大間違い。
プレーがあまりにも雑。
このポジションはロッベンの復調を待つしかない。
この左サイドの若手ふたりはまだマドリーで戦っていくレベルにはない。
やっぱりグティ、ラウルが押さえ込まれると、マドリーは元気がなくなる。
ニステルの爆発もないとなると、頼るところがない。
もうひとりぐらい計算のできる攻撃陣がほしいところ。
サビオラやらバチスタやらこの辺の選手はいったい何をしてるんだろう。
このままずるずる行くマドリーではないと思うが・・・。

スコア 2-1

<得点者> 
エスパニョール  リエラ、タムード
R・マドリー   S・ラモス
~愛丸's MVP~
タムード(あの2点目のスーペルループは今シーズンナンバー1ゴール。あまりにもゴラッソだった。ただいま絶好調のFW)

エバートン-リバプール

2007-10-23 20:11:54 | プレミアリーグ
観戦日 10/23(火)       
 
愛丸’s チェック        
グディソン・パークでのマージーサイドダービー。
プレミアでも1、2を争う激しいダービー。
昨シーズンは3-0でエバートンが圧勝したが・・・。
国際Aマッチウイークの影響でリバプールの選手は11人が各国の代表に召集。
この疲れがどう出るか。
ミッドウイークにはCLも控えており、状況的にはエバートンが有利だが。

試合はダービーらしく、中盤で潰し合う激しいものに。
どちらもなかなかFWにいいボールが入らない。
リバプールはカイト、ボロニンの2トップ。
最近、FWの核になりつつあったF・トーレスは代表の練習でけがした模様。
だいぶチーム、リーグにも馴染んできていたところで、この離脱はちょっと痛い。
中盤はひさびさジェラードを右に。
左にはベナユン、センターはマスケラーノとシソコ。
CLでのマルセイユとの試合で、みっともないプレーに終始していたシソコをラファは見捨ててなかった。
確かに身体能力は半端じゃないものがあるが、基礎的なものが欠如している。
この試合でもパスの成功率の低いこと。
ボールをカットしたり、激しいタックルにいったりといったシーンも少なかった。
こうなるとただの人数合わせ。
ジェラードをセンターに右にはバベルかペナントでいいように思うが・・・。
これがラファの言うところのターンオーバーなのか。
先制されたが、カウンターからPKを獲得し、なおかつここでファールを犯したヒバートが退場し、10対11の状況になったにも関わらず、五分の戦い。
攻撃面では今のリバプールは問題が山積み。
後は選手交代も謎が。
どう考えてもルーカスを投入するならシソコとの交代のはずが、ジェラードとの交代。
逆転している状況ならまだしも、1-1の状態で一番可能性のある選手を代えるか?
CLを見据えてのもんなんだろうが・・・。
結果、勝ったからよかったが、ラファはこのマージーサイドダービーを甘く見てる気がする。
プレミア制覇を目指してるって言葉と矛盾している。
エバートンはけが人が多いなかよくやってた。
特に光ってたのはレスコット。
イングランド代表にも呼ばれ、今一番脂が乗ってる。
見た感じはいかにもイングランドのディフェンダーって感じだが、なかなか足元の技術に長けてる。
強さも兼ね備え、特殊なタイプのSB。
よくフィニッシュのシーンにも絡んできてた。
あとはアルテタ。
一度ラ・レアルに戻ったときは、スペインじゃ全く通用しない選手だったが、プレミアではあのテクニックは十分通用する。
あの頃より上達したんだろうが、今はエバートンの中心選手。
ケイヒルが復帰すれば、わくわくするようなプレーが見られそう。
トップも同じ。
今はヤクブがひとりで引っ張っていってる。
A・Jがけがから復帰すれば、破壊力抜群の2トップになるはず。
エバートンはPK2発にやられて負けはしたが、魂はリバプールを上回ってた。
けが人が多いこの時期を我慢できれば、上位も狙えるはず。
この熱い魂を今後も期待。

スコア 1-2

<得点者> 
エバートン   OG
リバプール   カイト×2
~愛丸's MVP~
マスケラーノ(いけてないシソコの穴をしっかり埋めることができた。この男ひとりへの負担が多い気がするが・・・)

ビジャレアル-バルセロナ

2007-10-22 23:58:36 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/22(月)       
 
愛丸’s チェック        
エル・マドリガルでいい試合がなかなかできないバルサ。
今季、絶好調のビジャレアルがカーサでどうバルサを迎え撃つか。
2位、3位の対決。
ビジャレアルはここまで引っ張ってきたG・ロッシが累積でサスペンシオン。
攻撃での戦力ダウンが気になるが・・・。

試合はそのG・ロッシの代役と言っては失礼だが、G・ブランコがワントップで、なかなかの動き。
自らの得点は無かったが、ボールを受ける動き、ポストプレー、高水準でこなしてた。
ここにボールが入ると、しっかり攻撃できた。
その下には左からS・カソルラ、ピレス、カニ。
両サイドは攻守に渡ってチームに貢献。
高い攻撃力もさることながら、SBとの連携での守備も光った。
先制点はS・カソルラとG・ブランコのワンツーから。
ふたりの能力の高さから生まれた得点。
G・ブランコのヒールでの落としには、あのプジョルもただただ見てるしかなかった。
この後からは攻撃ではピレスにつきる。
果敢なドリブル突破が2つのPKをゲット。
サイドでプレーするより、今はトップ下でのプレーが一番しっくりきてそう。
守備の負担を軽減し、攻撃に専念することができれば、まだまだ働ける選手。
フアルタのもらいかたもベテランの味を出してる。
今、第2の春を、ここスペインで謳歌している。
強さ勝負のディフェンス陣もなんとか、あのバルサのテクニック、スピードを活かした攻撃を押さえ込むことができた。
先にも述べたが、中盤とDF陣との連携された守備がばつぐん。
これだけ組織だった守備ができれば、ある程度の強豪チームの攻撃は押さえ込めるだろう。
今シーズンのビジャレアルはなんかやってくれそうな予感。
バルサはホナウジーニョが召集外。
代表戦があったからだろうが、どうも何か匂う。
巷で噂されてるようなライカールトととの確執はほんとのことのように思うが・・・。
トゥーレ・ヤヤがけがしてるため、イニエスタはアンカーで使わざるを得ない状況で、ホナウジーニョの位置にはボージャンがリーガ初先発。
スペインU-21に飛び級で召集され、点まで取った好調ぶりはこの試合でも伺われた。
うまくポジションチェンジもできており、末恐ろしい17歳。
ただ、初先発し、いい動きを見せただけでなく、点まで取ってみせた。
メッシからのスルーをうまく受けて、ビエラの位置をしっかり確認し、ニアサイドを抜く落ち着き払ったシュート。
このゴールはバルサでは最年少記録。
リーガで見ても第3位。
メッシ、ボージャン、ジオバニの3人が今後のバルサをしょって立つだろう。
と、明るい話題はこれだけ。
前半で3失点し、後半はあの3-4-3の布陣に。
点を取りたいがためのシステム変更だったんだろうが、これが全く点が取れる雰囲気がない。
ライカールトはまだ懲りずにこれを試すのか。
気持ちのこもったプジョルのオーバーラップも実ることはなかった。
けが人が多いから、こんな試合になったんだろうが、中盤の3人の元気がないのがちょっと気になる。
チーム、代表と休む暇もなく働き続けており、ここがターンオーバーできないのは後々響いてきそう。
魅力的なあのポセッシオンサッカーはいつ復活するか。
使い続けてる若手もいつかへばってくるはず・・・。

ここで、ちょっと話は変わりますが、Nさん、イングランド負けましたね。
イングランドがEUROに出れないって事態は避けてもらいたいですが・・・。
11月が勝負っすね。

スコア 3-1

<得点者> 
ビジャレアル   S・カソルラ、M・セナ×2
バルセロナ    ボージャン
~愛丸's MVP~
ピレス(ただいま絶好調。あのドリブルにはまだ切れがある。ベテランの味もいかんなく発揮。試合後のアンリとのユニフォーム交換はなんだか新鮮だった)

デンマーク-スペイン

2007-10-16 00:33:55 | 各国代表戦
観戦日 10/15(月)       
 
愛丸’s チェック        
このEURO予選でなかなか調子が上がってこないスペイン。
スウェーデンとの一戦で観客が暴れて無効試合で勝ち点が伸びなかったデンマーク。
このホームでの一戦での勝利が予選突破の最低条件。
しっかり守ってからのカウンターでなんとか活路を見出したいが・・・。
高さ勝負なら明らかにデンマークが上。
スペインのテクニックを押さえ込めれば。
試合はホームのデンマークペース。
スペインは守りに回るケースの方が多かった。
4-1-4-1のシステムで中盤を厚くし、その対応はまずまず。
ほんとはトップにビジャをって考えだったんだろうが、エスパニョール戦でのけがで召集されず。
F・トーレスも練習中にけが。
ここでワントップに指名されたのがタムード。
追加召集だったが、よく動いて起点になり、貴重な先制点もゲット。
イニエスタのクロスを190cm級のCB陣に挟まれながら、角度があまりない位置からGKの頭上を越す技ありカベッサ。
スペインの新聞の言う通り、スペインの救世主に。
地味な選手だが、必ず結果は残してくれる。
この大事な試合での活躍で本選へのメンバーに入れるかどうか。
バックアッパーとしても重宝しそうだし、個人的にはメンバーに入れてもらいたいのだが・・・。
おじいちゃんはどう考えてるのか。
決定機の少ないスペインだったが、手にしたチャンスは高確率でゲットした。
なかなかの決定力。
セスク、イニエスタ、チャビの共存も実現し、守備を重視する場合のシステムも完成した。
この勝利で本選出場をほぼ手中に。
あとは選手選考。
ラウルの復帰が望まれるが、本選が始まる来夏まで今の調子を保ててるかどうか。
この状態をキープできてるのであれば、間違いなくスペインを高みまで引き上げてくれる選手。
デンマークはちょっと高齢化しすぎ。
両サイドはグロンケアにロンメダール。
右SBはヘルベグ。
いつ時代の選手たちだ?
こんなベテランに頼らざるをえんデンマークはやっぱり厳しい。
両サイドはそれなりの動きはできてたが、スピードで突破するシーンは全く見られなかった。
ここが活きてこないと、チャンスは広がらない。
後半、ベントナーを投入しトマソンとの2トップにしてから、だいぶ攻撃がスムーズに。
こういう若手がしっかり台頭してこないことには。
ベントナーは190cmを越える長身だが、足元の技術も高いものを持ってる。
このため、広範囲に動きまわってたが、どんと中央に構えて、高さ勝負を挑んでも良かったのでは?
この下にトマソン、カーレンベルグが絡んできたら、点は簡単に取れたかも。
流れを変えるまではできたが、点が取れないと意味がない。
デンマークはこの敗戦でEUROの本選出場はほぼ絶望的。
これで代表に若返りが図れるだろう。
ベントナー、カーレンベルグ、アッガーと中心となれる選手はいる。
後はここにうまく肉付けができれば。
目標は2010年。
デンマークにはぜひ出場してもらいたい。

スコア 1-3

<得点者> 
デンマーク   トマソン
スペイン    タムード、S・ラモス、リエラ
~愛丸's MVP~
カシージャス(難しいボールも危なげなくセーブ。この男がゴールマウスを守ってるとスペインはそう失点はしないだろう)