愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ユベントス-フィオレンティーナ

2009-10-20 10:25:06 | セリエA
観戦日 10/20(火)       

愛丸’s チェック
カンピオナートで3戦勝ちがないユーベ。
前節はアウエーではあったがパレルモの2-0と完敗。
CLでも未だ勝ちがないし、勢いのあった開幕当初のできはどこへやら。
ただ、悪いできではないように思う。
取るべき選手がしっかり仕事をしてくれれば、この勝てない地獄から抜け出せるだろう。
逆にヴィオラは好調をキープ。
前節はラツィオ相手にスコアレスドローだったが、ここ3戦は2勝1分け。
CLでもリバプールに圧勝と、勢いが出てきた。
お互いのチームでプレーしたことのある選手が多く、移籍で因縁のある両チーム。
熱い戦いになるだろう。
代表戦の疲れを引きずってないチームに軍配があがりそう。

ユーベ、ヴィオラにサッカーの質で劣りながらもなんとかドローに持ち込めた。
守備陣がしっかり踏ん張ったから。
カンナは久しぶりにピッチに戻ってきたが、ジラにぴったり張り付き、この男に仕事をさせなかった。
エリア内ではほとんど自由を与えず。
こういうプレーを見ると、まだまだやれるのかと・・・。
レグロッターリエだったら、何度かジラに振り切られたはず。
戻ってきたカピターノが守備陣をまとめれば、そう失点はしないはず。
ただ、ジラを押さえ込むことができたが、ヨベティッチにはかなり手を焼いた。
先制点もヨベティッチが左を突破して、ここからスピードに乗ったドリブルを止められず、中へ入ってきたバルガスにスルー。
戻って対応したのがポウルセンだったし、このときのDF陣は?
とにかく、今は右サイドの守備と攻撃をどうにかせんと。
もっと攻撃的に振舞える選手がいたら、相手を押さえ込めるだろうし、守備に安定があれば、ここをそう簡単に突破されない。
ユーベがスクデットかビッグイヤーを狙うのであれば、冬のメルカートで、ここをしっかり補強しないと。
攻撃ではヤクインタの強さをうまさが目立った。
代表戦の疲れもあるんだろうが、しっかり働くことができた。
点にはならなかったが、エリア内での強さからティロを放つシーンは多かったし、アマウーリのレテをアシストしたシーンも見事。
スルーに抜けて、フレイの飛び出しを見ての中への折り返し。
しっかりアマウーリの上がりも確認できてのことだろうし、今は、この男に攻撃を託すしかない。
期待のヂエゴが消えてる時間も多いし、決定的なドリブル、パスってのが少なかった。
そうなると、前線で踏ん張れる選手が頼りに。
この試合、1-1の状況で、フェラーラはシソコに代えてカモ、ヤクインタに代えてデ・チェーリエ、ヂエゴに代えてトレゼゲと、何か不可解な選手交代を。
カモ、トレゼゲはわかるが、ヤクインタとデ・チェーリエの交代が・・・。
4-4-2へのシステム変更なんだろうが、点が欲しい状況ならジョビンコでも・・・。
これがユーベ伝統の守備的選手交代って言えばそれまでだが、結果が出せてないし、それにここはトリノ・オリンピコ。
積極的にいかないと、どんどんインテルに置いていかれてしまう。
ヴィオラははるかにユーベより魅力的な攻撃を展開。
ダイレクトのパス交換も多いし、空いたスペースへの飛び出しも積極的。
ヨベティッチが好調で、ここを起点にしっかり攻撃できてるからだろう。
これも、ボランチのふたりの安定感によるものか。
中盤の守備をしっかりモントリーボ、ザネッティでやれてるから、その前の選手がのびのびプレーできる。
よくを言えば、もっとモントリーボには攻撃に目を向けてもらいたい気もするが、ここでバランスを崩すよりは・・・。
ヨベティッチがピッチを後にしても、攻撃の質がそう落ちてないし、これがヴィオラの好調な要因か。
守備でもガンベリーニ、ダイネッリのCBコンビがユーベの2トップと対等に渡り合えたし、SBもオーバーラップを抑えながら、守備をこなした。
ただ、機を見てのオーバーラップは効果覿面だったし、DFライン全てを見ると、ユーベよりもできはよかった。
これが、今の状況を表してる。
どちらもミッドウイークにCLを控えてるが、ヴィオラは問題なく入れそう。
ユーベは・・・。
マッカビ・ハイファだからここでCL初勝利になるはず。

スコア 1-1

<得点者> 
ユベントス     アマウーリ
フィオレンティーナ バルガス    
~愛丸's MVP~
カンナバーロ(けがで欠場してたが、出てくるとしっかり仕事をする。1トップを押さえることにかけてはまだ一日の長が。ただ、スピード勝負になると・・・)