愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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フィオレンティーナ-インテル

2008-10-30 21:15:42 | セリエA
観戦日 10/30(木)       
 
愛丸’s チェック        
首位と勝ち点1差までつめてきたヴィオラ。
カンピオナートではなんとか調子を上げることができたが、CLとなるとまだまだ。
インテルはCLで戦ってるチームよりも間違いなく強い。
ここでいい試合ができれば、来週のバイエルン戦に弾みがつくはず。
ジラが故意のハンドでのレテで2試合の出場停止は痛いが、ここはパッツィーニにがんばってもらおう。
インテルはお得意のお家騒動でチーム内がごたごた。
夜遊び、遅刻でモウリーニョにばっさりいかれてアドリアーノ。
前節、不甲斐無いプレーを見せたJ・クルス、バロテッリ、オビンナにも戦力外通告を。
これでどう戦っていこうと言うのか。
モウリーニョの新しい采配に注目していこう。

ヴィオラは主力を欠きながらも、なんとか勝ち点1を奪うことができた。
全く迫力のないインテルに勝つチャンスはいくらでもあったが、負けなかっただけ良しとしよう。
もしジラがいたら、しっかりレテできてたシーンもいくつかあったが・・・。
パッツィーニではまだまだ。
トニの代役を務めた昨シーズンはそこそこの活躍ができてたが、この男が持ってるもんなのは、まだまだでかい。
ティロに問題があるわけでもなく、ポストに難があるわけでもない。
おそらくメンタル面だと思うが・・・。
この試合、このパッツィーニとオスバルドの2トップ。
右にサンターナがいて、いつもの4-3-3ではなかった。
オスバルドの活躍で、何度もチャンスは作ったが、オスバルドに元気がなくなってきたら、攻撃も尻すぼみに。
誰かに頼ってるサッカーだと、ほんとに強いチームとは呼べない。
誰が出ても、コンスタントに結果が出せるチームだとは思うんだが・・・。
ヨベティッチがオスバルドに代わって投入されたが、この男が見せ場を作ったシーンは一度だけ。
左から中にドリブルで仕掛け、難しい体勢でティロしたときはさすがと思わせた。
こういうプレーを見ると、もっと長く見てみたい気もする。
立て込んだ日程で、休養ってこともあるんだろうが、若いし、もっと経験を積ませた方がいい。
大事に使うのも必要だとは思うが、プレッシャーのかかる試合でプレーさせるのも大事だと思う。
違いを出せる選手だし、意外性もある。
まだ相手チームに知られてないだろうし、順位を争うライバルにぶるけるにはもってこいだったはず。
守備ではズラタンにいいようにやられることもなく、サイドプレーヤーも押さえることができた。
フレイもしっかりプレーできてたし、この試合での守備は安定してた。
ここまでやれたんだから、ヴィオラはこの試合に勝利するべきだった。
インテルは前節のドロー劇をまだ引きずってる。
チーム内もごたついてるし、いつものインテルが戻ってきたって感じ。
モウリーニョに一度切られてしまった選手たちがしっかり反省して戻ってくればいいが、反発してしまったら、取り返しのつかないことになる。
今のインテルは4-3-3がしっくりきてない。
ズラタンは孤立してるし、マンシーニ、オビンナのサイド攻撃も機能してない。
その証拠に、両サイドプレーヤーに代えて、クレスポ、ビエラを投入して、4-4-2にしてから、いい攻撃ができるようになってきた。
マイコンのオーバーラップも果敢になったし、インテルはこうでないと。
ズラタンもクレスポとの2トップの方がしっくりきてるみたいだし、才能ある選手を活かすには4-4-2が正解かも。
デルビーに負けてからなんだか調子を落とした感のあるインテルはここで一発チーム改革をした方がいい。
もっとやれるチームだし、強いインテルが戻ってくることを期待する。
ズラタンが気持ちよくプレーできるシステムが一番。
この試合でも可能性を感じたはズラタンだけだし、ここが機能しないと、点は取れない。
守備には安定感があるし、点さえ取れれば、なんとかなるはず。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
コルドバ(この男の守備の安定感ったら。ここまでしっかり守られるとパッツィーニもどうもできない。アジャラのようなCBになってきた)

インテル-ジェノア

2008-10-28 22:28:53 | セリエA
観戦日 10/28(火)       
 
愛丸’s チェック        
カンピオナートで定位置にやっと戻ってきたインテル。
前節はローマに4-0の圧勝劇。
ここで点を取りすぎたのか、アノスソシスとのCLでは1-0の辛勝。
これが今シーズンのインテルか。
ジェノア相手のこの試合、はたしてどちらのインテルが顔を出すか。
やっと1位になったんだし、そうやすやすと他のチームにこの座を明け渡すことはないだろう。
ジェノアは完全に内弁慶のチーム。
ホームではしっかり結果を出せるが、アウエーではさっぱり。
ひとつも勝ててない。
それを考えると、この試合も強豪インテルには歯が立たないはず。
D・ミリートがサラゴサでのプレーを思い出してくれれば、なんとかなるかもしれん・・・。

この試合を見る限り、ジェノアは全く内弁慶のチームではなかった。
あのインテルと真っ向勝負。
引いてただ我慢して守りきるのではなく、同じように打ち合ってくれた。
ミランには土をつけ、インテルからはジュゼッペ・メアッツァでスコアレスドロー。
ひじょうに見応えのある、スコアレスドローだった。
インテルはズラタン、アドリアーノの2トップ。
これにクアレスマが左サイドを起点に攻撃を組み立ててた。
が、これがなかなか機能しない。
アドリアーノは何度かいい攻撃を披露したが、目立ったのは守備面で、一生懸命さは伝わってきたが、アドリアーノにはこれを望んでるわけではない。
ズラタンとのコンビはだいぶよくなってきたが、レテできないことには・・・。
クアレスマはまだモウリーニョが求めてるようなサイドアタッカーではない。
ポルトでやれてたときとは大違い。
この男からのチャンスは皆無だった。
もっともっとやってくれないと、インテルがやりたいサッカーは体現できないのでは?
このふたりに比べると、ズラタンはさすが。
フィジカル、テクニック、どれも申し分ない。
ただ、これだけ切れてそうなズラタンも点は取れなかった。
マイコンの攻撃参加の少なさが影響したか。
この男がどんどんオーバラップして決定機に絡んでくるときのインテルの破壊力ったら、どのチームも止めることはできない。
ここまでおとなしいマイコンはセレソン・ブラジレイラでだけしか見れないと思ってたが・・・。
後半、オビンナ、J・クルス、バロテッリとズラタンの4-2-4気味のシステムに変更して点を取りにいったが、結果は出せなかった。
バランスの悪い攻撃陣ではなかったが、焦る気持ちが前に出すぎて、連携した攻撃が少なかった。
これだと、ひじょうに気持ちのこもった、組織っだったジェノアDF陣を打ち崩せない。
モウリーニョがアレだけ声を荒げてたのもわかる気がする。
ユリッチが退場し、数的優位だったにもかかわらず、これでは、インテルの名が廃ってしまう。
せっかくローマを下して定位置に戻ってきたのに、これではどうなることやら・・・。
迫力のある攻撃でも点が取れないと意味が無い。
インテルをココまでくるしめたのはジェノアのできがあまりにも良すぎたから。
出足の鋭いディフェンスに、インテルの面々は苦労してた。
D・ミリート以外、守備の局面になると、誰もが狙ってた。
この姿勢は見事としか言いようがない。
ガスペリーニ監督の指導の賜物か。
高い位置で積極的にプレスをかけ、そこから得たボールを早く展開するショートカウンターは見てて心地よかった。
D・ミリートにボールが入ると、しっかりキープできるし、周りは安心せて攻めあがることができる。
D・ミリートはポストプレーだけではなく、ティロも正確で、J・セーザルじゃなかったら、レテできてた。
この試合、中盤でT・モッタがバルサで見せたことのないような活躍ぶりで、チームにこの勝ち点1をもたらした。
最後まで疲れを見せることがなく、最後の最後はあわやのFKを蹴ってみせた。
この男がジェノアの核となる日も近い。
これだけのサッカーができたら、ジェノアはそうとういい位置でフィニッシュできそう。
ホームでは無類の強さを誇ってるし、アウエーで勝ち点を稼げれば、UEFA圏も夢ではない。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
T・モッタ(この男、スペインでプレーするよりもイタリアでのプレーがあってそう。もっと早いうちに移籍してれば、まだまだ輝けてた)

ウエストハム-アーセナル

2008-10-28 20:19:53 | プレミアリーグ
観戦日 10/28(火)       
 
愛丸’s チェック        
アプトン・パークでのロンドンダービー。
ゾラ体制になってだいぶ日も経ってきた。
しかし、ここ2試合は連敗。
このアーセナル戦の後はユナイテッド戦で、ここが正念場か。
ホームでのダービーだし、こkは意地を見せてもらって、なんとか勝ち点3をゲットしたい。
アーセナルはCLで大味な試合で快勝。
けが人も気になるが、それでもアーセナルのサッカーはしっかりできてる。
今節は上位チームがつぶし合いをしてるわけで、ここは勝ち点差を詰める絶好のチャンス。
熱いハマーズサポーターを前にしての試合で、そう簡単ではないが、力の差は十分にある。
いつものサッカーができれば問題ない。

ダービーといってもロンドンにはチームが多すぎる。
ハマーズが一番のライバルとしてるのはチェルシーだろうし、アーセナルはスパーズとが一番盛り上がる。
それでも同じロンドンのチームには負けたくないところ。
ただ、ゾラはチェルシー時代、一度もアーセナルに勝ったことがないらしい。
ここでもそのジンクスが勝ったりしたら・・・。
ハマーズはグリーンの大活躍でなんとか踏ん張れてはいたが。
その我慢も75分までだった。
それも最初の失点はOG。
ほんとについてない。
あのアデバイヨールのシュートはただ見逃せば、間違いなくゴールには飛んでなかった。
それでもベントナーが詰めてたわけで、ここはフォベールも足を出してしまうのは仕方ない。
このOGは誰も責められない。
守備面ではここまで我慢できてたことから、そう悪いものではなかった。
昨年の12月以来のスタメン出場になったCBのコリンズは英国のCBらしい魂とフィジカルのディフェンスでよくやってた。
ベントナーに高さ勝負で負けてなかったし、ミスらしいミスもなかった。
ブランクを全く感じさせないできだった。
このままハイタワーがひとりだけだったら、なんとか押さえ込めたかもしれんが、アデバイヨールの登場でそうもいかなくなった。
ビッグクラブの選手層ってものえお痛感したことだろう。
最後の最後にダメ押し点を奪われはしたが、この試合でのハマーズの守備はそう悪いものではなかった。
ただ、攻撃ではそうも言ってられない。
C・コールのプレーにはいささか問題があった。
せっかくスピードのある2シャドーがいるのに、ここを活かすポストプレーができてない。
タッチ数が多いし、これではディフェンスにつつかれてチャンスも台無しにしてしまう。
ゾラはこの男のシュート精度の低さを嘆いてるらしいが、それは自分がしっかり教えてるとのこと。
この試合ではその教えを発揮できるシーンは訪れなかった。
ディ・ミケーレ、ベラミの2トップの方が、このチームのいいとこがより発揮できるかも。
強いトップを使いたいなら、アシュトンの復帰を待った方がいい。
アーセナルはアデバイヨールを休ませ、ベントナー、V・ペルシの2トップ。
このコンビではなかなかハマーズのゴールを割ることができなかった。
ただ、惜しいシーンはたくさんあったし、グリーンが当たってなかったら、3点は取れてた。
それにウォルコットのスピードもしっかり活かせてた。
今のイングランドで一番早い選手。
フィジカルの強さも増してきたし、ここからウォルコットの時代が訪れるかも。
当たってGKを前に、このメンバーでなんとか点を取りたかったんだろうが、エースの登場でしっかり点が取れるあたりはさすが。
やっとアーセナルが波に乗れてきたか。
チェルシー、リバプールがつぶし合いをしてくれてる間に、勝ち点3を取ることができた。
トップとの差も縮まったことだし、CLも余裕があるし、ここからうまく選手を使っていって、厳しい12月を乗り越えないと。
まだまだプレミアとCLのダブルを視野に入れて戦える位置にいる。

スコア 0-2

<得点者> 
アーセナル   OG、アデバイヨール
~愛丸's MVP~
アデバイヨール(投入されて、しっかり監督の期待に応える、これぞエース。ベントナーも早くここまで行ければいいが・・・)

レクレアティーボ-バレンシア

2008-10-27 23:16:22 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/27(月)       
 
愛丸’s チェック        
カーサでいまだ勝ち星のないレクレ。
昨シーズンは最終節でなんとか残留を決めたが、今シーズンは昨シーズンよりもメンバーは小粒になってるような・・・。
中小クラブは与えられた資金でなんとかやりくりをしていくしかない。
バレンシア相手にいい試合ができれば、カーサのサポーターも満足するだろうし、チームに力をくれるはず。
バレンシアはここまで戦いができれば、問題なく勝てる試合。
UEFA杯もお休みだったし、コンディションにも問題ないはず。
気持ちが緩むことがなかったら、やるべき選手がしっかり仕事をしてくれるだろうし、ミスをすることもないはず。
相手のペースではなく、自分たちのペースで試合を進めることが一番。
この試合でも強いバレンシアが見たい。

レクレがカーサで意地を見せた。
なかなかカーサで結果が出せてなかったレクレだが、バレンシアを相手に全く負けてなかった。
先制したのもレクレだし、終了間際の猛攻も見事だった。
後半の立ち上がり、陣形をコンパクトにし、更に高い位置からのプレッシングで見事に先制。
この攻撃はこの順位にいるようなチームの攻撃ではなかった。
裏をつくスピード、周囲の連携、バレンシアがこの攻撃を披露してもおかしくないような攻撃だった。
ただ、このレベルのチームによくあることだが、先に点を取ると、途端に引いてしまう。
ここで畳み掛ける攻撃ができてたら、この試合でのバレンシアなら、そのまま追加点が取れたかもしれん。
一気にDFラインが下がり、プレッシングの位置もバイタルエリア付近まで下がってしまった。
これではバレンシアに攻め込まれてしまう。
ここでのチーム戦術の選択ミスがエンパテって結果を生んだような・・・。
ただ、このエンパテはレクレにとって自信になるはず。
とくに攻撃陣。
先発のJ・ゲレーロとルベン、後半途中でのコンビ、アドリアンとエルセン。
どちらのコンビも自分たちの持ち味を出せてたように思う。
どの組み合わせでもおもしろそうだし、今後のレクレには期待ができそう。
バレンシアはどこかに油断があったはず。
メスタージャで披露するようなチームが連動した攻撃はあまり見ることができなかった。
レクレになら勝てるって軽い気持ちがあったのでは?
簡単にボールを奪われるシーンがあまりのも多かった。
これではあの攻撃ができなくなってしまう。
ビジャにボールが収まって、それをホアキンが追い越し、フリーでループを狙ったシーンなんか、今シーズンのバレンシアの攻撃だったが、これが決まらなかった。
このシーンを見たときに嫌な予感がした。
ホアキンに決めてやるって意志がなかった。
リエスゴの好守に何度も阻まれたが、1点しか取れなかった相手ではなかった。
このエンパテに追いついたゴール、ホアキンが右を突破し、深い位置からのクロス。
これを中でフリーになったマタがカベッサ。
リエスゴがスーペルセーブでこれを防いだが、ここにしっかりビジャがつめていた。
ここから勢いに乗るはずだったが・・・。
なぜかこの後、サイドを攻略せず、中に中にの展開に。
右にはホアキン、ミゲウ、左はビセンテ、モレッティとスペシャリストがいたのに。
これまで、ピボーテにM・フェルナンデスがいて、いい感じでボールを散らしてたんだが、バラハ、マルチェナになってから、この散らしが減った。
バラハにはM・フェルナンデスよりもパス能力は長けてるような気がするが、けが上がりってのと、年齢からくるもので、もうM・フェルナンデスには及ばないかも。
バレンシアのいいときを知ってるのは強みだし、バックアッパーとしてチームを支えてもらいたい。
なんとかエンパテで終わることができ、まだリーガでは負けなし。
ビジャレアルもエンパテだったことを考えると、しっかり格下からは勝ち点3が欲しかったが、長いシーズン、こういうこともあるだろう。
厳しい日程がそこまできてるので、ここで一回コンディションを整えたいところ。

スコア 1-1

<得点者> 
レクレアティーボ  カムニャス
バレンシア     ビジャ
~愛丸's MVP~
リエスゴ(何度スーペルセーブを見せてくれたことか。M・フェルナンデスのミドルにマタのカベッサ。この男がいたからエンパテで終われた)

チェルシー-リバプール

2008-10-27 21:36:50 | プレミアリーグ
観戦日 10/27(月)       
 
愛丸’s チェック        
1、2位の直接対決。
ここまで両チーム、まだプレミアで負けがない。
チェルシーがこの位置にいるのはわかるが、リバプールがここまでやってくるとは。
ただ、ここはスタンフォード・ブリッジ。
ここでチェルシーに勝つことは容易ではない。
けが人が復帰しつつあるチェルシーはCLでもローマを下し、勢いに乗ってる。
デコを中心としたパスサッカーが爆発すれば、首位をキープすることは間違いないはず。
リバプールはなんとか守りきって勝ち点1でもゲットしたい。
CLではチェルシー相手に勝つこともできるんだが、プレミアではなかなか勝つことができない。
それは昨シーズンまでの話で、今シーズンはどこか違うリバプール。
F・トーレスがけがでいないのは相当な痛手だが、代わりの選手たちがどこまで奮起してくれるか。

プレミアホーム無敗記録が86でストップ。
ここスタンフォード・ブリッジでなんと、リバプールがチェルシーを下した!!
いい試合になりのはわかってたが、まさかチェルシーがスタンフォード・ブリッジで破れるとは。
ドログバ、バラックは不在だったが、守備陣はレギュラーで戦えたし、デコ、ランパードは健在。
そこまでメンバーが落ちてるわけでもなく、完全にリバプールの守備陣に押さえ込まれた。
言い訳のできない敗戦。
モウリーニョ、グラントとここで敗戦を経験してないのに、フェリポンがやらかしてしまうとは。
ただ、悪い試合内容ではなかった。
今シーズンのチェルシーサッカーを象徴するようなパスサッカーは展開できた。
よくボールも動いてたし、いいところまでは進入できた。
ここからの一工夫が・・・。
サイドからクロスを放り込んでも、リバプールのCB陣に跳ね返されるし、中央突破もエリア付近でつぶされる。
アネルカをもっとうまく使えればよかったんだが、この男の目立つシーンが少なかった。
ドログバみたいに単独で局面を打開できず、もっと人と絡むべきだった。
そうなると、カルー、マルダでは弱すぎる。
J・コールでもいてくれたら別だったんだが。
何度も同じ攻撃で攻め込み、跳ね返され、ここから何か手を変えることはなかった。
1トップを2トップにしてみたりもしたが、これが機能したとはとても言いがたい。
こういう状況をどう乗り切るかが、今後のチェルシーの課題。
点を取りに行くオプションが少なすぎる。
この無敗記録のストップがチームにどんな影響を及ぼすか。
気落ちしてしまうのか、それとも肩の荷がおりて、リラックスして戦うことができるのか。
今後のチェルシーに注目。
リバプールはユナイテッド戦の逆転劇以上の大きな勝利をゲット。
ユナイテッドもアーセナルもなし得なかった偉業をやってのけた。
やっぱり今シーズンのリバプールは一味も二味も違う。
このプレミアに賭ける意気込みがこれまで感じたことのないようなものになってる。
この試合、エースのF・トーレスがいなかったにもかかわらずの勝利。
X・アロンソのミドルがリフレクトしてのゴールという運も味方につけ、この虎の子の1点を全員で守りきった。
この試合での守りを見てたら、イスタンブールでのCLのファイナルを思い出してしまった。
あのときの魂がこの試合でも垣間見えた。
あそこまで鬼の形相ではなかったが、カラガーからはなんとしてでも守り抜くって熱い気持ちが伝わってきた。
ジェラードが戻って守備してるシーンもあの試合みたいだった。
いい時間に先制し、それを全員で守り抜く。
ハラハラの展開のように感じられるが、大きなピンチはほとんどなかった。
どれも未然に防ぐことができ、この試合での守備は満点だった。
リバプールはこのまま突っ走っていきたいところ。
魂を感じるサッカーができてるときはこのチームは強さを発揮できるので、このままの順位にいると、自ずと気持ちは入ってくるはず。
あとはアーセナルを下せば、ほんとにプレミア制覇が見えてくる。
この集中力が持続できれば、強いリバプールを絶えず堪能できそう。

スコア 0-1

<得点者> 
リバプール   X・アロンソ
~愛丸's MVP~
カラガー(ミランを倒したあの激闘でのカラガーがそこにいた。あれ以来なかなか見れなかった魂がこの試合では全開だった)

ユベントス-トリノ

2008-10-27 19:22:11 | セリエA
観戦日 10/27(月)       
 
愛丸’s チェック        
熱狂的なトリノ・デルビー。
ユーベ、トリノ、いくら差があっても、このデルビーだけは違う。
トリノの本気度に期待したい。
ユーベはCLでマドリーに快勝したはいいが、カンピオナートでは2連敗中。
勝利も3節以来ない。
それに点が取れない。
7試合で、6得点。
これはあまりにも少なすぎる。
トレゼゲがいないってこともあるんだろうが、アマウーリはそれなりに結果を出してるし、デル・ピエロも切れがないわけではない。
ヤクインタやらジョビンコやらいるわけで、ラニエリ采配に問題があるのでは?
トリノも未だ降格圏近くをうろちょろ。
毎年、それなりの補強をするが、これが結果につながってこない。
こちらも監督の采配に問題がありそう。

局面、局面での激しさは何度か見られたトリノ・デルビーだったが、試合自体はだらっとしたものに。
どちらも攻撃に厚みがない。
ユーベもあれだけのメンバーがいるにもかかわらず、これって攻撃を仕掛けられない。
頼みは身体能力の高い選手たちだけ。
チームで崩す場面は全く見られなかった。
けが人が多いってのもあるんだろうが、ラニエリはうまくチームを纏め上げれてない。
デル・ピエロのテクニック、アマウーリ、シソコの高い身体能力に全てを託すしかない状態。
セントラルMFにフィジカル重視のインコントリスタをふたり並べるシステムでは魅力的な攻撃は仕掛けられない。
サイドの選手がサイドを突破するシーンも見られず、間延びした攻撃だけが目立った。
この試合、セントラルMFはネドベドとシソコのコンビだったが、ネドベドはやっぱり左サイドで活きてくる。
シソコもボールを持って自ら仕掛けてチャンスを広げるだけで、パスで局面を打開することはない。
運動量でだけの勝負なら、ある程度のチームは耐えることができる。
こんな攻撃だったら、そりゃ1点取れるかどうかの試合を繰り広げることだろう。
ジョビンコって活きのいい若手がいるわけで、もう攻撃をこの男を中心に組み立ててもいいはず。
デル・ピエロ、アマウーリの2トップにトレクァルティスタにジョビンコってパターンで1度やってもらいたい。
もうネドベドみたいなベテランはオプションでいいはず。
ユナイテッドを見習ってもらいたい。
あのチームは若手を中心にしながらも、ギグス、スコールズみたいなベテランもうまく使いこなしてる。
ユーベもこれができるはずだが・・・。
監督の違いってことか。
迫力のない攻撃陣を助けてるのがDF陣。
ブッフォンのけがでマニンガーがゴールマウスを守ってるが、この不安点もなんとかDFラインがカバーしてる。
ひょっとしたら、ラニエリはこういうサッカーがしたいのかも。
いつまでもイタリアの伝統にしがみついてるようだと、勝てる試合も勝てなくなってしまう。
ただ、このデルビー、アマウーリの個人技でなんとか勝つことができた。
ユベンティーノには不満はないだろう。
逆にトリノのティフォージは不満たらたらだろう。
あのユーベ相手なら、アウエーとは言え、勝てた試合だった。
もっともっとビアンキにボールを集めるべきだった。
何度か入ったロングボールはしっかりキープできてたし、ユーベの攻撃に厚みがなかったんだから、ビアンキ、ロジーナをもっと高い位置に張らせてもよかった。
あまりにもユーベを意識しすぎ。
試合の流れを見極めて、そこでプランを変更するのもしっかりやっていかなくてはならないところ。
DFラインを下げて、ただただ守るだけなら、点は取られないかもしれんが、点も取れない。
独力でなんとかしてくれるプリマプンタがいるわけでもないのに。
それにどうして1点ビハインドの状況でロジーナを下げたのか。
唯一、この男にだけ可能性を感じれたたのに・・・。
こういうことをしてるようだと、今シーズンも降格争いに巻き込まれることになる。
このデルビーで上昇気流に乗ることに失敗し、どこで浮上していくのか。

スコア 1-0

<得点者> 
ユベントス   アマウーリ
~愛丸's MVP~
シソコ(第一の守備者として、攻撃での中心として、この男にかかる負担が大きすぎる。フィニッシュの精度がもっと上がれば申し分ない)

R・マドリー-A・ビルバオ

2008-10-27 16:52:52 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/27(月)       
 
愛丸’s チェック        
CLで最大のライバル、ユーベに敗戦を喫したマドリー。
S・ラモスがチーム批判をしたりで、どうもしっくりきてない。
リーガではなんとか結果を残せてるが、まだあの頃の強さが出せてない。
サモラ賞を獲ったカシージャスも連続失点中だし、どうもDF面に不安がある。
攻撃陣にもそんな厚さを感じないし、誰かがこけると、痛い目に合うかも。
マドリーは今が我慢の時期か。
ビルバオは今シーズン初観戦。
バスク純血主義を貫くこのチームが、マドリーみたいな強大な敵に向かっていく姿には感動さえ覚える。
それでいて、ここサンチャゴ・ベルナベウで番狂わせでも起こしてくれるもんなら、興奮は倍増。
若手とベテランがしかり融合できれば・・・。

マドリーはCLでの敗戦を引きずってはなかった。
オランダ人たちの見事な連携でしっかり得点できた。
とくにアヤックスユースからの仲間である、ラフィとスネイデルのコンビは抜群。
ふたりの動きの連動で崩すことができる。
ボールを持ってない状態での動きが見事。
先制点なんかまさにその典型。
ラフィのオフ・ザ・ボールの動きでディフェンスの注意をそらし、その空いたスペースにスネイデルが走りこむ。
ここにエインセから見事なスルーが出てきて、これを受けたスネイデルが左足一閃。
見事な連動性からの見事なゴールだった。
こういう崩しができるようになると、マドリーの攻撃に不安な点はない。
追加点も攻撃陣の連動性で生まれた。
中央からの楔のパスをラフィが受け、右にラウル、左にイグアインが流れ、ラフィは左へのヒールパス。
これをイグアインがしっかり決め、2-0とリード。
この段階でマドリーの勝利がほぼ決まったかに思えたが、不安な点がここから出てきてしまった。
問題の守備面で、まだまだ課題が。
気を抜いてるわけではないんだろうが、ジェステ、エチェのコンビで1点を返されてしまった。
このときのジェステはスライディングしながら、諦めなかった結果のスルーパスで、ここをしっかり集中してクリアできてれば・・・。
ここってときにどうも気が緩んでるような。
いくらのカシージャスでもそうそう神がかってくれるわけではない。
抜け出したエチェも2列目からの飛び出しで、ここをしっかり見てる選手がいなかった。
まだ1点返されただけと思っててんだろうが、次の1点は不運なPK。
こういうことになるんだから、守れる状態では集中して守らないと・・・。
ただ、この不安な守備面を好調な攻撃陣が救ってくれた。
今シーズン、最高の状態をキープしてるイグアインがガゴのスルーに抜け出して落ち着いてゴール。
こういうプレーをアルゼンチン代表でも見たいものだ。
この試合もなんとかものにしたマドリーだが、この守備面での不安が解消されないと、リーガとCLのドブレってのは無理がある。
やっぱりCBにカンナがいないと、まだまだ不安。
ビルバオはよく2点のビハインドから追いついてみせた。
ベストメンバーではなかったが、ここまで得点力不足に悩んでたチームとは思えなかった。
なんとか守備で持ちこたえてたチームがマドリー相手になかなかその本領を発揮できなかったが、バスクの魂は感じることができた。
2-2の状況で、勝ち点1だけを狙いにいくのではなく、フエラで勝ちにいった。
時折、荒れた様相を呈してたが、これに屈することなく、正面から立ち向かっていった。
ジェステをもうひとつ高い位置で使いたい気もするが、これはJ・カパロスが決めたこと。
J・マルティネスがベンチにも入ってなかったところを見ると、けがなんだろうし、この男が復帰してきたら、いつもポジションでジェステは大いに輝くかkもしれん。
状態はすこぶる良さそうだった。
エチェもあの頃のスピード、切れはさすがに感じられないが、ベテランのうまさってのが身についてた。
早くこれに若手がうまく融合できれば、点も取れるはず。
F・ジョレンテもやっと大器と騒がれた実力を発揮できそうだし、スサエタ、バレンシアガなんかのサイドプレーヤーにも可能性を感じる。
ここからビルバオがおもしろいサッカーを展開してくれるはず。

スコア 3-2

<得点者> 
R・マドリー   スネイデル、イグアイン×2
A・ビルバオ   エチェベリア、イラオラ
~愛丸's MVP~
スネイデル(この男の復帰で、マドリーの攻撃力が更にアップした。ファンタジーに溢れたラフィとのコンビは見てて楽しい)

ビジャレアル-A・マドリー

2008-10-27 15:10:59 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/27(月)       
 
愛丸’s チェック        
どちらもミッドウイークにCLを消化。
ビジャレアルは格下オールボーとの一戦で、6得点の圧勝劇。
J・ジョレンテのハットトリックなんかで攻撃では申し分なかったが、3失点はいただけない。
守備での安定感が売りでもあるビジャレアルが、ここまで失点してしまうとは・・・。
それでもチーム状態はかなり上向いてるはず。
問題はアトレチコ。
リバプール戦はなんとかカーサで最低条件の勝ち点1をゲット。
リーガではセビージャ、バルサ、マドリーに3連敗中。
相手に恵まれてないのはあるが、優勝やらCL圏内やらを狙うのであれば、負けっぱなしってのはよろしくない。
リバプール戦でのドローを弾みに、ここはフエラとは言え、なんとか結果を出したい。

とんでもない、ものすごい試合になった。
こういうゲーム展開を見たのは始めてかも・・・。
不調の真っ只中にいるアトレチコが前半の3分になんと先制。
それも流れるようなワンタッチでのパス交換から、最後はシモンの右足ミドル。
チームで取ったゴラッソなゴールだった。
こうなると、ビジャレアルは前がかりになり、どんどん攻めに出てきた。
これをリーガデビューのCBドミンゲスがあっぷあっぷになりなりがらも、ハイティンハのがんばりなんかで、なんとか守りきることができた。
この段階ではレオ・フランコも当たってたように思えたが・・・。
このドミンゲス、なんとリバプール戦がトップチームデビューだったみたいで、まだまだフィットしきれてないし、この舞台に慣れてない。
こんな状況にアトレチコの苦しさがうかがえる。
守備での不安をこの試合では攻撃でカバーできた。
カウンターからシモンが左を突破し、中への折り返しを、フォルランがゲット。
なんと前半で0-2にしてしまった。
アトレチコは間違いなく苦戦すると踏んで観戦してただけに、この展開には驚かされた。
アグエロを休ませてる状況で、前半をこの状態で折り返せたのはひじょうに大きかった。
ただ、デルビー・マドリーに引き続き、前半で退場者を。
それもドブレ・アマリージャでの退場で、もうちょっとこの辺は対応していかないと。
前節はA・ロペスで、この試合ではバネガ。
10人で戦うのがどれだけ苦しいことか、これが後半で証明された。
後半の立ち上がりにM・セナの放ったミドルが反撃の狼煙を上げた。
このシュート、無回転の見事なミドルではあったが、レオ・フランコがハンブルしてゴールに吸い込まれたもので、どうにかできたはず。
中途半端な体勢でキャッチしようとしてたし、簡単に外へ弾けば点にはならなかった。
このミスで一気に流れが変わった。
この得点からそんな時間がかからず、J・ジョレンテがスルーに抜け出して落ち着いてのエンパテゴール。
0-2で折り返したものの、後半の10分までの2-2になってしまった。
こうなるとアトレチコはずるずるいくばっかりで、もうビジャレアルのハーフコートゲーム。
得点がいつ入ってもおかしくない状況で、その通りにアトレチコは失点。
CKから流れたボールのクロスに3人がフリーになり、最後はG・ロドリゲスがゴール。
オフサイドを取りそこなった時は、たいていドミンゲスが残ってた。
連携不足と、経験のなさからくるもの。
これはどうしようもなかった。
その後、G・ロッシの個人技で得点を重ねたビジャレアルが最近の爆発的な得点力を見せつけ、4-2とリード。
たいていはカーサでこんな逆転劇を演じると、このままタイムアップなんだが、この試合にはドラマがあった。
なんと、アトレチコでまだ諦めてなかったシモンがなんと、ここから2得点に絡む活躍で4-4に追いついてみせた。
3点目はシモンがスルーに抜け出し、スピードとうまさを見せつけたドリブルからシュート。
4点目はシモンのFKをR・ガルシアがカベッサ。
こんなことがあるのかとびっくりしてしまった。
ビジャレアルの面々に油断が生じたのと、まだまだ戦うぞという不屈の精神があったアトレチコ。
ビジャレアルはこれを教訓に最後まで集中を切らさず戦っていくだろうし、アトレチコは諦めないことのすごさで今後戦っていくだろう。
両チームにとって大きく意味を持つ試合になったはず。

スコア 4-4

<得点者> 
ビジャレアル   M・セナ、J・ジョレンテ、G・ロドリゲス、G・ロッシ
A・マドリー   シモン×2、フォルラン、R・ガルシア
~愛丸's MVP~
シモン(アトレチコの4得点全てに絡む大活躍。この男の諦めなかった精神が不調のどん底にいたチームを救った)

バレンシア-ヌマンシア

2008-10-20 23:07:21 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/20(月)       
 
愛丸’s チェック        
今季絶好調のバレンシア。
昨シーズンみたいにハラハラ、イライラすることもなく、落ち着いて観戦ができる。
ラファ・ベニテスが率いて、UEFA杯とリーガの2冠を達成したときに似た雰囲気がある。
ただ、まだ強豪との対戦がひとつもないのは気になる。
格下にも足元をすくわれっぱなしだった昨シーズンよりかはいいが、まだ不安な点がる。
それでも取るべき選手がしっかり取って、守備も安定してるし、このままいけるとこまでいってもらおう。
ヌマンシアはバルサに勝ち、マドリーともあわやの試合展開、強豪相手にはそこそこやれる。
ただ、マジョルカ、オサスナ、デポルとの3連戦でひとつもゴールが奪えてない。
この試合でも無得点で終わるのか・・・。

バレンシアが強い!!!
リーガで首位を走ってることはある。
バルサよりもマドリーよりも安定してるし、しっかり点も取れる。
選手たちの充実度もバレンシアが上のような。
全員がベストのコンディションで戦えてるかというとそうでもなく、D・シルバの復帰は年明けとも伝えられてる。
それでも、この試合でも4得点。
この得点力はどっからきてるのか。
ビジャが絶好調なのもあるが、モリエンテスとのコンビもよく、ホアキン、マタの両サイドも切れがある。
それに両ラテラルがかなり積極的。
ミゲウなんか、昨シーズンとはまるで別人。
この試合でも何度も右サイドを駆け上がった。
ここからのクロスでもいいし、ホアキンとの絡みで中に入ってのフィニッシュも見せた。
やっぱりスペインのサッカーはこうでないと。
エメリがバレンシアにスペインサッカーを植えつけてくれた。
これまではいいサイドのプレーヤーがいても、それを活かしきれないフォーメーションでパッとしなかったが、ここを最大限に活かしてくれてる。
自分たちのペースのときは、両サイドをうまく使った攻撃で、相手を惑わせ、それでいて、バレンシアの伝統のカウンターも切れ味を増してる。
1点目はしっかりボールをキープし、回してからの得点で、後の3点は全てカウンターから。
もう見事としか言いようがなかった。
今のバレンシアを見ると、ほんとあの頃のよかった頃のバレンシアを堪能できる。
これにD・シルバが戻ってきたときのことを考えると・・・。
ファンタジー溢れるポセッシオンサッカーと、相手の攻撃をしっかり受け止めた後の切れ味鋭いカウンターを主としたリアクションサッカーの両面が堪能できる。
UEFA杯とリーガのドブレも夢ではない。
このままの勢いがどこまで続くかわからないが、もう突っ走ってもらいたい。
今のバレンシアの好調さは両サイドの充実と、ビジャの好調さ、それに一番の原因はドブレ・ピボーテの安定感からきてる。
3センターハーフみたいな慣れないことをやったり、このポジションの第一人者アルベルダを戦力外にしたバカな監督がいなくなってくれてほんとによかった。
ドブレ・ピボーテをアルベルダ、M・フェルナンデスに固定して、バレンシアのサッカーに安心感が生まれた。
しっかりバランスを取ってくれるアルベルダがいるから、M・フェルナンデスは果敢に攻撃参加ができる。
パス出しもいいし、守備もしっかりこなす。
こんな選手をどうして昨シーズンの冬にレンタルなんか出したのか。
この中心選手たちがけがなく、戦ってくれたら、11月の下旬から12月にかけてのビッグマッチもいい結果で乗り切れそう。
ヌマンシアはバルサ、マドリーを相手に見せたハイパフォーマンスをここメスタージャでは披露できなかった。
左で起点になってたベルビスがバレンシアとの契約問題で出場できなかったのが響いたか。
それなら、スタメンからケロを使ってた方がよかったように思うが・・・。
ここで攻撃的に振舞えなかったから、ミゲウに好き放題オーバーラップされた。
ケロは見てて可能性を感じるし、遅い時間に投入されてよかった・・・。

スコア 4-0

<得点者> 
バレンシア   ビジャ×2、マタ、ビセンテ
~愛丸's MVP~
ヘナン(攻撃陣ばっかりに目がいきがちだが、守護神が守護神としての働きをしてくれるから今のバレンシアがある。偉大なカニサレスを越える日はもう近い)

アーセナル-エバートン

2008-10-20 21:25:26 | プレミアリーグ
観戦日 10/20(月)       
 
愛丸’s チェック        
プレミアでもう2敗してるアーセナル。
昨シーズンはトータルで3敗しかしてないチームがこの時期に2敗ってのはどうか・・・。
ホームでハル・シティに負けたの誤算だったか。
何が悪いのかわからないが、点が取れてるときはしっかり勝てるわけで、いつもこのパフォーマンスなら。
CLでの好調さをプレミアにも持っていきたい。
エバートンはリーグ杯もUEFA杯もすでに敗退。
プレミアでも結果を出せてないし、このままずるずるいくようだと、モイーズの進退にかかわってきそう。
いいシーズンの次のシーズンはだいたいこんな感じだし、最後は帳尻を合わせてくるんだろう。
この試合で何かのきっかけが掴めればいいが・・・。

見事な崩しから先制点を許したときは、またアーセナルがやらかすかと思ったが、毎度毎度そんなへまは犯さない。
ホームで連敗なんてことになると、もうプレミアの制覇は諦めざるをえない状況に。
強いチームってのはそんなへまはしない。
前半を0-1で折り返した時点では、もうアーセナルも終わったかと思ったが、点が取れてなかっただけで、攻撃の流れは悪くなかった。
V・ペルシが決めきれないシーンが目立ってたが、この男はたいていこんなもん。
決めれるときと決めきれないときの差が激しい。
いいとこまで行って決めきれないと、チームの流れが悪くなる。
これがアーセナルが波に乗れなかった原因か。
しっかり崩して、いい位置で待ってて、見事なシュートってシーンで決めることができなかったが、逆転のゴールはこのV・ペルシ。
セスクのシュートをハワードがセーブしたボールが、V・ペルシのところに飛んできて、それをヘッドで押し込んだ。
こういうとこの運は持ってそう。
FWたるもの、どんなかたちでも点を取れればいいわけで、これでアーセナルは勝利を確信した。
決めるべき選手が決めると、こういうことになる。
それにしても、ひとりひとりがボールを持つ時間が長くなると、アーセナルの攻撃は魅力が半減。
ダイレクトや2タッチぐらいでパスが廻りだすと、強さが倍増する。
これがアーセナルのサッカー。
いつもいつもこれができればいいんだが、どうしてかできないときがある。
相手の問題なんだろうが、レベルの低い、イングランド色の強いチームが相手になると、それが顕著に出る。
どうにか改善しないと。
前半のアーセナルはそれに近いものがあった。
しかし、後半はいつものアーセナルサッカーができてた。
エリアの中でもまだパスを回して相手の隙をつくとこなんか、見ててしびれた。
早く打てばいいのにって思うシーンもなくはなかったが・・・。
自分たちのパターンに持ち込んでの逆転劇はお見事。
強豪相手にこれができたときに、アーセナルは本来の姿に戻るはず。
エバートンは先制しても守りきれず、またまた敗戦。
完全に負のスパイラルに陥ってしまった。
見事な崩しで先制したときはもしかしたらアウエーでアーセナルに勝利かとも思ったが・・・。
どのコンペティションでも結果が出せてないチームが、アーセナル相手に1点のリードだけではどうしようもない。
毎試合失点してるし、ここは守りきることを選択するのではなく、追加点は果敢に狙いにいくべきだった。
カウンターに最適なヤクブが前線にいたわけで、もっとここめがけてのロングボールでもよかった。
これがアーセナルの弱点でもあるわけで、同じようなサッカーをしても勝てるわけがない。
アルテタ、オズマンとクオリティの高い中盤がいるし、そこからの攻撃でここまできたんだから、なかなかそこを変えるってのは難しいんだろう。
ただ、ビッグ4みたいな強豪を相手にするときは、いかに相手の嫌がることをできるかで、結果は変わってくる。
もうプレミアに集中できる状況になったんだから、ここからしっかり戦ってもらいたい。

スコア 3-1

<得点者> 
アーセナル   ナスリ、V・ペルシ、ウォルコット
エバートン   オズマン
~愛丸's MVP~
ウォルコット(後半、この男が投入されてから、いつものアーセナルサッカーができた。ってことは今はこの男がチームには必要不可欠な存在だってこと)