愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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マンチェスターC-ニューカッスル

2007-09-30 00:12:41 | プレミアリーグ
観戦日 9/29(土)       
 
愛丸’s チェック        
好調シティの試合を初観戦。
想像以上にしっかりしたチームになってた。
新加入組とこれまでシティを支えてきた選手たちがよく融合していた。
これもエリクソンのおかげか。
ベテランに頼るとこは頼り、若手に任すとこは任せてる。
ベテランのモチベーションが下がることもなく、若手は自信がつく。
エリクソンのいいとこは、ベンチを飛び出して、試合中に大声を出さないとこ。
ピッチに送り出した選手を信用してる。
こうだと、選手たちはしっかりやるだろう。
この試合、ビアンキがどんな動きをして、周りと絡んでいくかが楽しみだったが、出場せず。
代わりはムペンザ。
あのスピードとスタミナはビアンキにはないもの。
チームとしてのバリエーションが増える。
このトップを活かすのは、トップ下のエラーノと両サイド、アイルランドとM・ペトロフ。
この2列目の選手たちは今のシティの攻撃を支えてる。
エラーノは動く範囲がそうとう広い。
下がっての組み立てもあれば、トップの位置にいてのフィニッシュもある。
あまりにも自由なため、ムペンザが孤立してるシーンもちらほらあったが、それでもチームへの貢献度は大きい。
エリクソンは今シーズン、この男と心中するみたい。
調子を上げてきてるのはM・ペトロフ。
あの左サイドを駆け上がるスピードはびっくりした。
トップスピードなのにも関わらず、クロスはしっかりしたものを上げてくる。
得点にも絡んできてて、けがさえなければいいが。
アイルランドはもうちょっとキックの正確性がほしい。
イマジネーションと戦術理解度はかなりのもんがあるから、あとは経験と日々の練習。
右からも左くらいチャンスが作れれば、もっと得点できるはず。
守備ではなんといってもM・リチャーズ。
シティではCBを任されてるが、的確なカバーリングと判断力、とても今までSBだったとは思えない。
エリクソンにしっかり鍛えてもらえば、代表でもCBを任されるかも。
この男、CKからのカウンターのチャンスがあると、誰よりも先に走り出してる。
1回だけ、フィニッシュにまで持ち込んだシーンがあったが、シュートがうまくフィットせず、得点にはならなかった。
この試合の3点目、エラーノがスーパーFKを魅せてくれた。
ボールの芯を叩いたストレートの弾道が、左の上隅に突き刺さった。
さすがのギブンもどうすることもできなかった。
今のシティは得点のバリエーションが多い。
この快進撃はフロックではない。
ニューカッスルはオーウェンがまたまたけがで離脱。
ビドゥカとのコンビもだいぶよくなってきたとこだったのに。
マルティンスがオーウェンの代わりを務めたが、個人の力ではそこまで見劣りしないが、コンビプレーとなると雲泥の差がある。
シュートも雑だし、もうちょっとていねいにボールを扱ってもらいたい。
この試合、前節と中盤のフォーメーションを変えてきた。
スミスをセンターに、右ミルナー、左ジェレミ。
右、左逆でもいいように思うが、これはビッグ・サムが決めたこと。
何か意図があるんだろう。
ニューカッスルのサッカーを支えてるSBの攻撃参加が、この試合、鳴りを潜めた。
こうなるとつらい。
ただ、今シーズン、シティ・オブ・マンチェスターで最初に点を取ったチームに。
たいした自慢にはならないが、全くダメだったわけではない。
ギブンも帰ってきたし、これかもうちょっと安定した戦いができるだろう。
一刻も早くオーウェンが復帰するのを願う。

スコア 3-1

<得点者> 
マンチェスターC   M・ペトロフ、ムペンザ、エラーノ
ニューカッスル    マルティンス
~愛丸's MVP~
M・リチャーズ(完全にDFリーダーに。相手につくのか、リトリーブしてボールに行くのか、その辺の判断がお見事)

R・マドリー-ベティス

2007-09-29 21:13:08 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/29(土)       
 
愛丸’s チェック        
苦しみながらもマドリーしっかり勝ち点3をゲット。
この日もしっかり休ませる選手は休ませれた。
ニステルは完全休養。
トップはラウルとサビオラのコンビ。
左にはスネイデル、右にイグアイン。
ドブレピボーテは固定のグティとディアラ。
シュスターはここは絶対いじらないらしい。
特にグティへの信頼度はかなり高いもの。
これぐらい監督に信頼されてもおかしくない選手。
ガゴってこれまた優れた選手がいるが、ひょっとしたら、もうマドリーでは日の目を見ないかもしれない。
バックアッパーではもったいない。
この試合、前節かなりやられたM・サルガドは外された。
代わりに右SBに入ったのは今季初出場のM・トーレス。
カペッロにはあれだけ重宝されてたのに。
このメンバーで戦ってたが、ベティスの必ず2ラインで守る堅い守備網をなかなか崩すことができなかった。
この守備、さすがクーペルって感じ。
高い位置ではプレッシャーをかけず、マドリーボールになったら一目散に自陣に戻る。
ベティス陣内では全くスペースがなかった。
これでも、ラウルのオフ・ザ・ボールの動き、グティのスルーなんかでチャンスはいくつか作ったが、決定機は訪れず。
スネイデルのFKが唯一の決定機。
ベティスはとにかく勝ち点1を狙ってた。
純粋なCFを置かず、R・ソビスとエドゥの2トップ。
R・ソビスはなかなか思うような攻撃ができず、かなりイライラしてた。
クーペルはベティスを守備だけのチーム仕立てていきそう。
マドリーはこんなベティスにかなり手こずったが、やっぱりこういう苦しいときにはラウルがやってくれた。
途中出場のロッベンが個人で突破し、エリア内のラウルへ。
ここでもラウルが個人で仕掛けたところを、たまらずリバスがフアルタ。
こういう引いた相手には個人技が効いてくる。
ホビーニョ、ロッベンと個人で打開できる選手がいるのはマドリーの強み。
暫定ではあるが、これでマドリーは依然首位をキープ。
それにまだ負けてない。
どこまでこの勢いでいけるか。
一方、守りばっかりのベティスは未だ未勝利。
クーペルももう時間の問題か。
いい補強ができてたように思うが、守備ばっかりに力をさくようだと・・・。
エストゥディアンテスで攻撃の核だったパボーネをどうして使わない。
トップにパボーネを据えて、右にR・ソビス、中にエドゥ、左にM・ゴンサレス。
かなり魅力的だと思うが。
点を取られないだけでは試合に勝てない。
点は取るもの。
クーペルのサッカーはもう時代遅れ。
CLの出場権を得た、あのシーズンを思い出してもらいたい。
ベティコもそれを願ってるはず。
セビージャに置いていかれないように頑張れ!
話はちょっと変わるが、サビオラ、イグアインが同時に交代させられたとき、ちょっとさみしい気持ちになった。
リーベルがしっかりやらないから・・・。

スコア 2-0

<得点者> 
R・マドリー   ラウル、バチスタ
~愛丸's MVP~
ラウル(苦しい試合だったが、この状況を変えたのは偉大なカピタン。マドリディスモ全開でチームを引っ張っていってる)

インテル-サンプドリア

2007-09-29 18:05:25 | セリエA
観戦日 9/29(土)       
 
愛丸’s チェック        
CLでの敗戦を引きずることなく、次節のローマ戦へ向けて、ジュゼッペ・メアッツァで快勝。
っていっても、なにもかもズラタンのおかげ。
この男がいてくれたら、インテルもそれなりに勝ち点は稼げる。
けが人が多いって言っても、あの陣容が組めるんだから、いろいろ文句は言えないだろう。
たしかに、攻撃は問題ない。
あとは守備。
マテラッツィの離脱はほんとに痛い。
キブも脱臼でまだ復帰には時間がかかりそう。
それでも、コルドバ、サムエル、ブルディッソといるわけで。
マンチーニもそんなに心配せず、いるメンバーでしっかり戦っていけばいい。
セリエではマイコンが3試合出場停止なだけで、いくらでもやっていける。
CLではそうないかないが・・・。
中盤での守備を考えても、ダクールがしっかり働いてる。
危険なエリアではいつもダクールが潰しにかかる。
ここでなぞなのが、ビエラの処遇。
レ・ブルーでは全開のプレーを見せてるのに、どうしてインテルではピッチにいない?
チームとビエラの関係はどうなってるのか。
ここが拗れて、いつものインテルにならないことを願う。
最初にも書いたが、ほんとズラタンは絶好調。
あの決定力とそれに至るまでのプレー。
今FWとしては世界一かも。
マンチーニがズラタンと心中しようとしてるのも納得がいく。
パートナーを選ばないのもこの男の強み。
現状ではクレスポが一番のような気がするが。
この試合の2点目のズラタンは圧巻だった。
DF3人に囲まれた状況で、右足のアウトを使って、いとも簡単にこの3人の網を突破。
で、きっちり落ち着いてレテ。
インテルは多少、中盤が荒れてても、ズラタンにボールを渡すことができれば、しっかり得点できる。
サンプはモンテッラがミステルともめたみたいで、この日はベンチにも入らず。
カッサーノもまだ体調が万全でないのか、ベンチスタート。
頼みはカラッチョロ。
これじゃ、そんなに得点が期待できない。
確かに、長身のわりには足元の技術は優れてるかもしれないが、決定力になさと当たりに弱いのを考えると、ボナッツォーリがいいように思う。
それにデルベッキオ。
なんでベンチスタートなの?
得点力のある中盤は使ってもおもしろいのに。
サンマルコとの中盤センターでは守備が心もとないからか。
左のサイドにいたツィークラーに注目してたが、これといってインパクトは与えられず。
サンプは早く点を取る形を作らないと。
誰を軸にするか、それが問題。
選手と監督がけんかするようなチームが上位にいけるわけがない。

スコア 3-0

<得点者> 
インテル   イブラヒモビッチ×2、フィーゴ
~愛丸's MVP~
イブラヒモビッチ(今、絶好調。あのテクニックに決定力はチームを一発で救ってくれる。どのチームもこんなFWが欲しいことだろう)

アーセナル-ダービー

2007-09-29 15:04:37 | プレミアリーグ
観戦日 9/29(土)       
 
愛丸’s チェック        
アーセナルが今季絶好調。
アンリ、ユングベリの放出が間違ってないことを証明してる。
昨シーズンのユナイテッドのように補強をしないって強みで、プレミアの首位にたってる。
この開幕ダッシュが後々きいてきそう。
アンリが抜けたことで、全員のモチベーションが上がってる印象。
チーム全体で戦おうっていう意識が全面に押し出されてる。
今季のアーセナル、けっこうやってるサッカーが変わってる。
今まではパスをつないで、つないで崩せるだけ崩してからのフィニッシュってパターンが多かったように思うが、今はそうでもない。
個々のパス技術が高いのはそのままだが、積極的にフィニッシュに持って行ってる。
そのいい例が、先制点。
ディアビが左サイドから中にドリブル。
個人技で何人かを交わして、エリアのちょっと外目からの見事なミドル。
今までは、あのエリアでは3、4人でパス回しってパターンが多かった。
打てばいいのにって思うことが多々あった。
それが、積極的にミドルを狙ってくるチームになってくると、相手は非常にやりにくくなるはず。
相手がダービーだったからってわけではない。
どのチームとやるときにも、この戦術は効いてくるはず。
シュートも狙え、パスも回せる。
こんないいチームは他にない。
若い選手が多いから、乗ってきたら、最後まで驀進するかも。
アンリがいなくなって、セスクがチームの中心としての自覚が出てきて、アデバイヨールもあのしょっぱさがなくなってきてる。
身体能力をいかんなく発揮できてる。
こいつがしっかりしてると、ロングボールで崩すという攻撃パターンもできる。
アーセナルはほんとアンリを出して正解だった。
もうアンリがいればなんて思うシーンは出てこないだろう。
ロシツキ、フレブ、G・シウバがいなくても、その他の若手でしっかりやれることをこの試合で証明した。
開幕前はどうなることかと心配したが、けっこうな選手層。
エドゥアルド、サニャと数少ない新加入選手もけっこうチームにフィットしてる。
チェルシー、ユナイテッドがまだまだ本調子にならない今、こことの差を広げるだけ広げたいところ。
ダービーはレベルが低すぎる。
ちょっとプレミアで戦っていけるだけの陣容にない。
降格候補の一番手か。
ミラーとバイウォーターぐらいしか、通用する選手はいなさそう。
アーンショウを獲得してるみたいだが、この試合では顔を見せず。
この男とミラーのコンビならまだ、点が取れそうなイメージは沸いてくるが・・・。
チームから魂はなんとなく感じたから、頼みはそこだけ。
ニューカッスルはこんなチームに負けて、何をやってたんだか。
奇跡が起こらない限り、残留は厳しい。

スコア 5-0

<得点者> 
アーセナル   ディアビ、アデバイヨール×3、セスク
~愛丸's MVP~
セスク(テクニックが更に上昇。ミドルの精度も上がってる。完全にアーセナルの中心選手に。バルサに戻ってもレギュラーでいける)

フィオレンティーナ-ローマ

2007-09-29 12:25:27 | セリエA
観戦日 9/29(土)       
 
愛丸’s チェック        
好調なチーム同士の戦い。
ローマはかなり厳しい日程の真っ只中。
CLやって、ユーベとやって、週末はインテル、ミッドウイークにはCLのユナイテッド戦。
全く休まるひまがない。
こんな中、休むならここと、トッティ、ペロッタ、アクイラーニ、フアンはスタメンから外れた。
トップはヴチニッチ。
トップ下にはジュリで、デ・ロッシのパートナーはピサロ、CBにはフェラーリが入った。
こう考えると、今シーズン、理にかなった補強ができてる。
トッティがトップに入るゼロトップシステムほど、この陣容だと、後ろからわんさか人は沸いて出てこない。
まずはヴチニッチがしっかり楔を受けてから攻撃が始まる。
トッティがいるときみたいなウノ・ドゥエはなかなか見られない。
ヴチニッチをトップで起用するときはピサロがレジスタのポジションにいると、両選手が活きてくる。
あの長いパスがかなり効果的だった。
こんなローマ、皮肉なことにタッデイがけがして、ジュリが右、トップ下にアクイラーニが入ってからが、より攻撃がスムーズになった。
トッティがトップにいるときはアクイラーニはもうひとつ下のポジションの方が活きてきそうだが、ヴチニッチのときはこのポジションがしっくりきてそう。
ほんと、この若手がけがから復帰したのはローマにとってかなりでかい。
各ポジションでしっかりターンオーバーできてたが、ひとつだけ、うまくいかなかったポジションが。
それはフェラーリが入ったCB。
メクセスへの負担がかなり大きそうに見えた。
同点になるリゴーレを与えたのもフェラーリ。
この男を使うなら、パヌッチをCBで起用したほうがうまくいきそう。
スパレッティもこのポジションのターンオーバーには今後頭を悩ませそう。
ヴィオラは前半、ローマにやられっぱなしだった。
モントリーボも守備にまわる機会が多く、決定的なパスがなかなか前線に供給されなかった。
それにセミオーリ。
キエーボで輝いてたほどの切れが全く見られず。
4-3-3の3の右前より、4-4-2の中盤のサイドでってのがいいように思う。
プランデッリもこの辺を考えたのかどうかわからないが、後半、4-4-2にシステム変更。
これが見事にはまった。
中盤が3から4になり、ローマのチェックがずれ始めたら、モントリーボが輝きだした。
ボールを触る回数が断然増え、決定的なパスにミドル、いい仕事ができてた。
セミオーリもだいぶ機能しだし、ムトゥも広範囲に動けるように。
ヴィオラの時間が大半を占めてたが、なかなか点が取れず、ここでパワープレー。
ビエリを投入し、見事に同点に。
俺が、俺がタイプのビエリがチームプレーに徹してるの見て、新しい何かを感じたが、あの強引さが減ってきたのにはちょっとがっかり。
点にはならなかったが、ムトゥに出したスルーは見事だった。
が、DFを突き飛ばしながらの左足ティロも見たかった。
現在イタリアを代表する名将同士の戦いは、かなりの好ゲームだった。
こういう試合を数多く見たい。
両チーム、よく動いてた。
試合後、爽快感だけが残ったいい試合だった。

スコア 2-2

<得点者> 
フィオレンティーナ  ガンベリーニ、ムトゥ
ローマ        マンシーニ、ジュリ
~愛丸's MVP~
フレイ(見事なセービングで何度ピンチを救ったか。雨が降る難しいコンディションもなんのその。クペがけがしてる今レ・ブルーの正GKになれる!)

バレンシア-ヘタフェ

2007-09-28 23:18:34 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/28(金)       
 
愛丸’s チェック        
バレンシア、この勝利で公式戦6連勝。
開幕戦のデルビー・バレンシアを不甲斐無い結果で落としたときはどうなることかと思ったが・・・。
あれが、いい薬になったのか。
それでも、なんかすっきり、強いって試合はなかなか見せてない。
この試合もそんな感じだった。
攻めていても、なかなか点が入る気がしない。
D・シルバ、ホアキンがいい仕掛けをしてもフィニッシュの面での不安が。
あれだけの決定力を持ってるビジャが、ここまで無得点。
これが、その不安さか。
その不安いっぱいのビジャに今季リーガ初ゴールが生まれた。
得意のカウンターで、アルベルダからのいいスルーに反応して、ウスタリのポジションを確認し、見事なループ。
このちょっと前に完璧なチレーロをスーペルセーブで止められてるだけに、このゴールは気持ちよかったことだろう。
この後も、何度か得点のチャンスはあったが、ここで決めれなかったのには不満。
とりあえず、1本決まったから、いつものビジャに戻ってくることだろう。
この試合、ひさびさにドブレピボーテがバラハとアルベルダ。
現状を考えると、バラハより、M・フェルナンデスの方が安定感がある。
アルベルダと組むと、攻撃性が活きてくる。
ここはバラハには申し訳ないが、もう一線を退いてもらって、M・フェルナンデスをこのポジションの中心に据えてもらいたい。
最近のバレンシアを見てて、CKの守備がパッとしないのが気になる。
CKから失点が少ないというか、何年も無失点できていた守備とは到底思えない。
フリーになってる選手が多すぎる。
格下が相手だから、なんとか耐えてるが、この試合でも危ない場面が多すぎた。
アジャラがいなくなったからというわけではないだろうが、あの安定感を早く取り戻してもらいたい。
ヒルデブラントのコーチングにも問題があるかも。
言葉の壁なのか。
ヘタフェは未だに勝ち星なし。
そんな感じには思えなかったが。
魅力的な攻撃はできてた。
ただ、ウチェのサポートが少なすぎる。
P・エルナンデスが右からちょくちょく顔を出してたぐらい。
終了間際のあの猛攻がもっと早い時間にできてたら、今季初勝利ができたかも。
フリーでのミドルのシーンで誰も力が入りすぎ。
勝てないプレッシャーなのか。
ヘタフェはアボンダンシエリがけがで、その控えがウスタリってアルゼンチンのファンなら涎が出るような布陣。
こんな代表のまんま。
ウスタリは横、高さの反応はぴか一。
この試合でもスーペルセーブを連発してた。
ただ、凡ミスも目立つ。
1点目もグラウンダーのクロスをポロっとしたとこをつめられ、2点目も前に出たのが早すぎる。
せっかく、アボンダンシエリとチームメイトになったんだから、この辺のポジショニングなんかをしっかり学んでもらいたい。
CBにディアスもいて、いい環境でプレーできるはず。
ウスタリには期待してる。

スコア 2-1

<得点者> 
バレンシア   D・シルバ、ビジャ
ヘタフェ    ブラウリオ
~愛丸's MVP~
アルベルダ(高い守備能力はさすが。M・フェルナンデスの能力もうまく引き出せてる。2点目のアシストも見事だった)

ユベントス-レッジーナ

2007-09-28 20:45:12 | セリエA
観戦日 9/28(金)       
 
愛丸’s チェック        
ユーベ、この試合はメンバーを落としての戦い。
ベテランは軒並みお休み。
デル・ピエロ、ネドベドはベンチ。
ヤクインタはスタンドからの観戦。
そんな中、トレゼゲとブフォンはスタメンに名を連ねてた。
トレゼゲとパートナーを組むのはパッラディーノ。
この若手がどれぐらいやれるのかはまだ未知数。
相手がレッジーナってこともあり、のびのびプレーできてた。
トレゼゲがしっかり落としてくれるってのも心強かったろう。
あのトレゼゲのポストプレーは天下一品。
何度も唸らせられるような落としを披露してくれた。
こういうシーンを見てると、今シーズンの調子良さをうかがえる。
しっかり点も取れ、チームのための動きもさぼることなく、しっかりこなせてる。
今までのトレゼゲは簡単なシュートをいとも簡単に外すシーンをよく見られたが、今シーズンはそんなことない。
決めれるとこをしっかり決めてる。
この段階で宣言するのは非常に早いかもしれないが、セリエの得点王はけがさえなければ、トレゼゲで決まりのような気がする。
中盤で期待されて入ってきたチアゴがこの日初スタメン。
ラニエリはこれがテストだと言ってたらしい。
コンディションに問題があるらしく、ここさえクリアできれば、常時スタメンをはれる力はある。
この日は相手にも恵まれ、リヨンでやれてたぐらいの動きは披露してた。
ザネッティ、ノチェッリーノとのコンビもまずまず。
前線への効果的なパスもいくつか通してた。
この動きならラニエリも合格点を出すことだろう。
トリノデルビーを前にいいことずくめだったユーベだが、守りの面での不安材料が。
アンドラーデが大けがしたばっかりなのに、この日はブフォンが途中交代。
詳細は全くわからないが、大事にいたらないことを願う。
ユーベでもアズーリでも代えが効かない選手。
今後のユーベを占う意味でも、このセンターラインの早期復帰が鍵になってきそう。
レッジーナは昨シーズンの奇跡的な活躍は全然見られなかった。
前半をゼロで押さえたのは誉められるが、これはカンパニョーロがしっかりセーブできてたから。
チーム全体が機能して守れてたわけではない。
点を取れる気配もなく、今シーズンは残留できるかどうか不安。
ビアンキの放出は痛かった。
チームが新しく変わったばっかりだから、まだ言い訳もできそうだが、これがしっかり機能するとも思えない。
プロビンチャ同士の戦いをいかに落とさず勝ち点を稼げるか。
でも、やっぱり厳しいのに変わりはない。

スコア 4-0

<得点者> 
ユベントス   レグロッターリエ、サリハミジッチ、トレゼゲ、パッラディーノ
~愛丸's MVP~
モリナーロ(キエッリーニほどの強烈なキックを持ち合わせてるわけではないが、果敢なオーバーラップとあのタイミングの良さは目を見張るものがあった)

バルセロナ-サラゴサ

2007-09-27 22:45:57 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/27(木)       
 
愛丸’s チェック        
バルサのフエスタ。
カンプ・ノウのバルセロニスタも大満足だったろう。
セビージャ、サラゴサと難敵が相手だったにも関わらず、この2試合できっちり勝ち点6をゲット。
エトー、プジョルに続き、ホナウジーニョもけがで欠く厳しいチーム状況だったが、バルサにはメッシがいる。
3トップの2つがいなくなっても、メッシが切れてるうちはなんとでもなる。
それに、イニエスタも絶好調。
ホナウジーニョの位置でプレーしてるが、本家に遜色ない。
ディオゴを完全に子供扱い。
この男、やられるとかっかする一方で、もうしっかりした守備どころではなくなる。
げんにこの試合、途中から中盤にポジションチェンジ。
あれだけイニエスタにやられると、どんな監督でもはらわたが煮え返るだろう。
メッシ、イニエスタだけでなく、デコも良かった。
これがリーガ100試合目だったみたいだが、気持ち良さそうにプレーしてた。
チャンスの場面には必ずと言っていいほど、デコの姿があった。
メッシとのコンビはぴか一。
このふたりのプレーは見ていてほんとに楽しかった。
デコの調子も良さそうだし、ホナウジーニョはもういらないのでは?
中盤がしっかり攻撃に参加できるのも、ヤヤ・トゥレがしっかり中盤の底で守備をしてくれるから。
あの安定感はもう何年もバルサでプレーしているよう。
マツザレムを削ったあのタックルは誉められたもんではないが、気持ちは十分伝わってくる。
これだけ、べた褒めのバルサだが、アンリに得点が生まれなかったのはがっかり。
動き自体はだいぶチームにフィットしてきた。
それに昔のアンリに戻りつつある。
ほんとにあとは点を取るだけ。
何度も、何度もチャンスはあったのに。
C・サンチェスはアンリに対してはバカあたりだった。
アンリのリーガ初ゴールは近いうちに見れそうな予感がする。
サラゴサはもうメッシの2ゴールでどうしようもなかった。
1-1に追いついたまでは良かったが。
あの同点ゴールは流れるようなパスから最後はサパテルのゴラッソミドル。
このシュートをアシストしたアイマールのエンジェルパスはお見事だった。
サラゴサの見せ場はこれだけ。
あとはもう見てられなかった。
特に守備はひどいもん。
パボンの代わりがアジャラだったにしろ、結果はそんなに変わらなかったはず。
ただ、アジャラが一発メッシに睨みをきかせてたなら、あそこまでやられなかったかも。
サラゴサはUEFA杯も戦うわけだが、こんな感じでは先が思いやられる。
G・ミリート、G・ピケが抜けた穴はけっこうでかい。
それに中盤のシステムに問題が。
ある程度の強豪あいてにロンボってのはどうだろう。
これが、しっかりトリボーテとして機能すれば、しっかり守れるんだろうが、守備はリュクサンにまかせっきり。
ここはしっかりドブレピボーテでいくべき。
それとダレッサンドロ。
アイマールとのダブル司令塔があれだけ機能してたのに、どうしていじる必要があるのか。
マツザレム、サパテル、リュクサンでピボーテを回すってのはダメなのか。
攻撃サッカーのV・フェルナンデスだから、こういう布陣なのかな~。
まだまだシーズンは始まったばっかり、期待して見ていこう。

スコア 4-1

<得点者> 
バルセロナ   メッシ×2、イニエスタ、マルケス
サラゴサ    サパテル
~愛丸's MVP~
メッシ(あの左脚にボールが吸い付いてるようなドリブルは誰も止めることはできない。今が一番絶好調なのかも)

バジャドリー-R・マドリー

2007-09-27 09:07:59 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/26(水)       
 
愛丸’s チェック        
今シーズン、マドリーの試合を初観戦。
やっと放送してくれました。
期待いっぱいで、新生マドリーの活躍を見たかったのですが・・・。
CL明けということ、相手が昇格のバジャドリーってことで、マドリーはターンオーバー。
スネイデル、ペペ、エインセ、ロッベンはベンチ。
それでもこの試合の陣容は他を圧倒するもの。
ここまで好調のラウル、グティのマドリディスモがどのくらいほとばしってるかも楽しみだった。
確かに、気持ちは前面に出てたように思うが、この日のマドリー以上にバジャドリーが良かった。
このカーサのスタジアムが満員になるのは21年振りらしい。
相手がマドリーってのあったのだろうが、このサッカーをやってるチームだったら、サポーターはしっかりついてくる。
開始早々からのフォアチェック。
こんな1試合丸まる持つわけがないってくらい全員が動きまわってた。
前半良かったのはコメとシシ。
サイドで仕掛けたり、中で基点になったり、ドリブルもよし、パスもよし、このふたりの動きは申し分なかった。
このふたりに左のJ・セスマ、O・サンチェス、右のP・ロペスがうまく絡んで、マドリーの両サイドを完全封鎖。
今季初登場のM・サルガドはてんてこ舞いだった。
とてもベテランとは思えない対応。
あれだけマドリーの右サイドを担ってきたこの男ももう潮時なのかも。
後半は、コメ、シシに疲れが見え始め、ここをすぱっと交代させ、ここからJ・セスマがかなり目だってきた。
高い位置からのチェックでチャンスを多く作ったが、トップのジョレンテがいまいちで点にならず。
この男がもうちょっとキープしたり、シュートが正確だったりしたら、早い段階での得点もできたはず。
ホビーニョにあたられ倒れてるようなCFにはあまり期待はもてない。
今のバジャドリーでこの点が解決できれば、残留どころか、UEFA圏を狙えそうなチーム。
それにしても、右SBのP・ロペスの先制ミドルはスーペルゴラッソだった。
マドリーはこれだけやられてても、カンナ、S・ラモスのCBコンビ、カシージャスが慌てたシーンはなかなか見られなかった。
センターラインはしっかりやれてた。
ここが破綻しなかったのが、エンパテに持っていけた要因か。
グティが目立ったのは、あの同点ゴールのあのスルーのみ。
あれはさすがグティって感じのスルーだった。
ためてためて、相手と味方をしっかり見てからの一撃必殺のスルー。
ニステルがしっかり反応し、フリーのサビオラへ。
後半の42分に追いつくあたり、昨シーズンの後半戦を見てるみたいだった。
こういう試合ができてると、今シーズンもマドリーが行くような予感。
イグアインにもっと積極性が出てくれば、更にチーム状態はアップしそう。
持ってるものは大きいものがあるから、リーベルで輝いてたときを思い出してプレーしてもらいたい。
がんばれ、イグアイン。

スコア 1-1

<得点者> 
バジャドリー   P・ロペス
R・マドリー   サビオラ
~愛丸's MVP~
J・セスマ(サルガドを完全にこども扱い。あそこまでやられるサルガドをあまりみたことがない。トップがしっかりやれたら、この男ももっと輝いた)

ローマ-ユベントンス

2007-09-25 01:25:55 | セリエA
観戦日 9/24(月)       
 
愛丸’s チェック        
今シーズンのセリエで最初のビッグマッチ。
やっぱりユーベはAにいないと。
こういうビッグマッチの数は多い方がいい。
セリエの試合だと、守備重視で堅い試合になる傾向があるが、今のローマが絡んでくるとそういう風にはならない。
今シーズンもあのゼロトップは健在。
トッティをトップに置いてはいるが、トッティを追い越してくる選手の多いこと多いこと。
ペロッタ、マンシーニ、タッデイが追い越すのはもう当たり前のこと。
デ・ロッシがフィニッシュに絡んできてもなんら不思議ではない。
今は右のSBがトッティとのワン・ツーを決めて、フィニッシュまで持ち込んでくる。
カセッティだけでなく、途中出場のシシーニョまでもやってくれた。
ここまでくると、新しいサッカーのシステムの完成。
全員が連動して動くこのサッカー、選手が元気なうちはいくらでも攻撃できそうだが、疲れがたまってくるとどうなるか。
まだシーズンの序盤、いくらCL明けでもまだまだやれる。
これがどんどんシーズンが進むとどうなるか。
しっかり戦力補強をしたとはいえ、トッティの代わりはいない。
今のうちに取れるだけ取っておかないと。
それが、この試合、しっかり逆転し、デル・ピエロがPKまで外してくれたのに、最後に追いつかれるとは。
途中、取れるシーンは多々あった。
ここにサッカーの怖さが出た。
試合をいくら優位に運んでも、取れるうちに取れないと酷いことになる。
ここにローマの弱点があるかも。
気を抜くわけでもないんだが、どうも、うかれてる傾向があるような。
楽しそうにプレーしてるように思えたが、相手はユーベ。
3点、4点のリードがあるならまだしも、1点しかリードしてない。
この試合、ドローになったことが後々響かないならいいが・・・。
ユーベは酷い流れの中、よくドローに追いつけた。
先制したまでは良かったが、あとはあのローマの攻撃に翻弄されっぱなし。
アンドラーデまでけがする始末で散々な状況。
それにデル・ピエロ。
PKもそうだが、流れの中で決めれるシーンはいくつかあった。
ヤクインタがそうとう目立ってるから、ラニエリも勝つためにどこかで決断が必要になってくる。
今回の4-3-3、これだとなかなかネドベドが目立たない。
何度かエリア付近で仕事をすると、しっかりこなす。
PKをもらったのも、ネドベドのドリブル。
ここを活かすならやっぱり4-4-2の左でプレーさせるのが一番。
そうするとトップをふたりに。
高い得点能力を今シーズン発揮してるトレゼゲと、絶好調のヤクインタ、このふたりが現状ベスト。
この先どうなるユーベ。
守備ブロックもアルミロン、アンドラーデがけが。
若いノッチェリーノ、クリシートにかかる負担はかなり大きくなるが、ここでの経験があとあと大きくなりそうだから、ビッグクラブの重圧に負けずがんばってもらいたい。
後ろにはブフォンが控えてる。
この試合でもブフォンのセービングはぴか一だった。
さすが世界一。
このドロー、ヤクインタもよかったが、やっぱりブフォンのプレーが一番効いた。

スコア 2-2

<得点者> 
ローマ    トッティ×2
ユベントス  トレゼゲ、ヤクインタ
~愛丸's MVP~
ブフォン(取られた2つはどうしようもない。その他でのビッグプレーがあったからこのドローが生まれた。次へのプレーへの反応の速さには驚いた)